核融合炉部品開発の京都フュージョニアリングは17日、シリーズ C ラウンドで105億円を調達したと発表した。これを受けて、同社の累積調達額は122億円に達した。このラウンドに参加した投資家は次の通り。
- JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ(JIC-VGI、リードインベスター)
- INPEX(東証:1605)
- SMBC ベンチャーキャピタル
- MOL PLUS(商船三井=東証:9104 の CVC)
- K4 Ventures(関西電力グループ)
- Coral Capital
- ジャパン・コインベスト(三井住友トラスト・インベストメント)
- ジャフコ グループ(東証:8595)
- DBJ キャピタル
- 電源開発(J-POWER、東証:9513)
- JGC MIRAI Innovation Fund(日揮とグローバル・ブレインが運営)
- 三井物産(東証:8031)
- 三菱商事(東証:8058)
- 三菱 UFJ キャピタル
- 三菱 UFJ 銀行
これは同社にとって、2020年10月の1億5,000万円(シードラウンドと推定)、2021年1月の1億1,600万円(シリーズ A ラウンドと推定)、2022年2月の13.3億円(シリーズ B ラウンド)の各調達に続くものだ。
JIC-VGI、ジャフコ グループ、DBJ キャピタル、JGC MIRAI Innovation Fund は前回に続くフォローオンでの参加、Coral Capital は前回と前々回に続くフォローオンでの参加。
京都フュージョニアリングは、京都大学エネルギー理工学研究所の小西哲之教授が中心となって開発した、核融合装置とエネルギー利用に関する事業を手掛けるスタートアップ。核融合はその発電過程で二酸化炭素を排出しないカーボンニュートラルの特徴を持ち、エネルギー問題と環境問題を根本的に解決できる究極的な技術として注目されている。
同社では今回調達した資金を使って、核融合炉周辺装置やプラントの研究開発を加速させる。また、アメリカやイギリスを拠点とした事業拡大をさらに強化し、世界におけるいち早いフュージョンエネルギーの実現と産業化を目指す。企業規模の拡大に伴い、ガバナンス強化にも取り組み、健全な企業経営に努めるとしている。
via PR TIMES
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