信州⼤学発、蚕バイオテックのMorusが2億円をプレシリーズA調達

SHARE:
Image credit: Pixabay

蚕で健康課題の解決を⽬指す Morus は10日、プレシリーズ A ラウンドで2億円を調達したと発表した。このラウンドには、ANRI、DG Daiwa Ventures、SMBC ベンチャーキャピタル、⼋⼗⼆キャピタル、信⾦キャピタル、グロービスが参加した。なお、調達金額には、⽇本政策⾦融公庫からのデットが含まれる。

これは Morus にとって、2021年8月に実施した ANRI やサムライインキュベートから5,000万円を調達したシードラウンドに続くものだ。今回の調達を受けて、累積調達額は2億5,000万円に達した。今回調達した金額は、海外での本格的な事業展開、研究・開発の加速、チーム拡⼤に用いられる。

Morus は蚕のバイオ原料の供給と研究開発を行う信州⼤学発のスタートアップだ。蚕はタンパク質が高含有で、安く、高栄養、低環境負荷など、新たなタンパク質源として優れた特徴を持つ。同社は蚕原料の品種改良と量産によって、食・飼料・医薬品・化粧品業界向けに生産販売事業と、ゲノム編集の研究事業を行う。

蚕にフォーカスを当てたスタートアップとしては、リアルテックファンド、双日(東証:2768)、東京センチュリー(東証:8439)、ユーグレナ(東証:2931)らが支援する九州大学発の KAICO、アイビスパートナーズ、三井住友海上キャピタル、京葉ガスらが支援するエリー、レオス・キャピタルパートナーズ、三菱 UFJ キャピタル、ライトアップベンチャーズが支援する京都のながすな繭などがある。

via PR TIMES

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録