iFlytek(科大訊飛)が大規模言語モデル「SparkDesk(星火認知)」を公開など——中国スタートアップシーン週間振り返り(5月8日~12日)

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「SparkDesk(星火認知)」を発表する、iFlytek(科大訊飛)会長の Liu Qingfeng(劉慶峰)氏
Image credit: iFlytek(科大訊飛)

本稿は、Technode(動点科技)が、5月8日〜5月12日に配信した「News Feed」記事の中から主要ニュースを翻訳したものです。

協働ロボット開発の Jaka Robotics(節卡機器人)、146億円規模の IPO を申請(5月11日)

上海に拠点を置くスタートアップ Jaka Robotics(節卡機器人)は、中国のテック株特化市場「STAR Market(科創板)」での IPO の一環として、全体の少なくとも25%にあたる2062万株を売却する予定だ。上海証券取引所に提出された目論見書によると、同社はこの動きによって7億5,000万人民元(約146億円)規模の資金調達を目指しており、資金はスマートロボットの開発および研究開発に充てられるとされている。

上海、常州、深圳に施設を持つ協働ロボットに特化したこの企業は、過去6回の資金調達ラウンドで、シンガポールの政府系ファンドの Temasek、TrueLight Capital、Softbank Vision Fund II、サウジアラビアの Aramco Ventures が運営するファンド Prosperity7 Ventures といった投資家から支援を受けている。2014年に設立された Jaka Robotics は、2022年に2億8,100万人民元(約55億円)の売上を記録したと、地元メディアの 36Kr(36気)が報じた。36気

iFlytek(科大訊飛)が大規模言語モデル「SparkDesk(星火認知)」を公開、ChatGPT を凌駕すると主張(5月8日)

中国の音声認識ソフトウェア会社 iFlytek(科大訊飛)は6日、教育や企業用途で ChatGPT に挑戦する目的で、独自の人工知能言語モデル「SparkDesk(星火認知)」を発表した。iFlytek 会長 Liu Qingfeng(劉慶峰)氏は、SparkDesk は10月までには中国語理解で現在の ChatGPT のレベルを超え、英語における OpenAI の ChatBot の能力と相当すると主張した。

それより前に、このモデルは3回の主要な技術的アップグレードを経て、テキスト生成、知識ベースの質問と回答、数学的能力ですでに ChatGPT を凌駕していると Liuは 氏は主張した。現地メディアの Caixin によると、SparkDesk は Huawei の AI チップ「Ascend」をベースに開発されているとのことだ。財新

RED/Xiaohongshu(小紅書) 、インフルエンサーが投稿にショッピングリンクを追加できる新機能をテストか(5月6日)

中国の人気ライフスタイル共有アプリ「RED/Xiaohongshu(小紅書) 」は、e コマースに向けた取り組みの一環として、特定の商店がプラットフォームのインフルエンサーにおすすめコンテンツを投稿する際に、ショッピングリンクを付けることを許可していると、TechPlanet が5日に報じた。このリンクは、外部の e コマースプラットフォームではなく、Xiaohongshu 内の店舗に直接貼られる。

この機能は2021年1月に同プラットフォームの全クリエイターに開放されたことがあるが、満足のいかないコンバージョンレートを理由に、半年後に削除された。Xiaohongshu は Instagram とよく似ているが、ここ数ヶ月、e コマースに再び力を入れており、先月にはグループ購入機能をテストし、今年初めにはライブストリームショッピングで成功を収めている。Tech 星球

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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