経産省、シリコンバレーに日本のスタートアップ拠点「Japan Innovation Campus」開所へ

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「Japan Innovation Campus」
Image credit: METI

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

経済産業省は、カリフォルニア州パロアルト市内にスタートアップ拠点「Japan Innovation Campus」の設置を進めており、12日、経済産業大臣の西村康稔氏を招いて、開所レセプションが開催された。レセプションには、パロアルト市長の Lydia Kou(顧錦珍)氏、元駐日アメリカ大使で現在は Geodesic Capital を運営する John Ruus 氏らが来賓に招かれ、現地の日本人投資家や起業家らも一堂に会した。

Japan Innovation Campus は、スタートアップを多く輩出することで知られるスタンフォード大学からも近く、市内の目抜通りである University Avenue から3ブロック入った便利な場所にある。経済産業省から受託する形で、森ビルやアクセンチュアが運営を行う。個室利用が可能なオフィスメンバーは5社程度、共用スペースが使えるコワーキングメンバーは50社程度(1社あたり3名までが利用可能)が採択される予定で、応募はすでに締め切られている。

この施設は、日本政府による「スタートアップ育成5か年計画」の一環として設けられ、経済産業省が進める日本人起業家を海外派遣するプログラム「J-StarX」の開催場所の1つにも指定されている。

日本の起業家や学生などを受け入れ、現地のアクセラレータや VC、大学、JETRO などの政府系機関を連携することで、日本のスタートアップの海外進出とエコスシステムの成長や発展の支援を狙う。また、イベントを通じて、日米双方向のオープンイノベーションの実現を目指す。

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