OpenAI、Anthropic、Googleに加え、Appleも……シリコンバレーのAI覇権争い加速——人気記事で振り返る6月のテックトレンド

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5月に引き続き、6月も日本国内外でAIの話題が注目を集めました。ベンチマークスコアやその処理能力の発展に関してだけでなく、AIとの関わり方自体にも関心が高いことが印象的なように感じます。こうした潮流の中、6月はどのような記事がよく読まれたのかトレンドを振り返ってみましょう。

よく読まれた記事トップ5

1:Anthropic「Claude 3.5 Sonnet」の新インターフェース「Artifacts」が、今年最も重要なAI機能になるかもしれないこれだけの理由

目まぐるしく変化する AI の世界では、モデル能力やベンチマークスコアの目まぐるしいパレードに夢中になりがちだ。しかし、OpenAI や Google のようなテック大手が処理能力やトークンの制限をめぐって争っている間に、Anthropic は AI との関わり方を完全に再定義する可能性のある機能を静かに発表した。「Artifacts」だ。(記事全文へ)

2:GoogleがGeminiの新版「パーソナルヘルス特化LLM」を発表、睡眠やフィットネス分野で専門家を凌駕するケースも

「Google Gemini」は誕生してまだ6カ月だが、セキュリティ、コーディング、デバッグなどの分野ですでに素晴らしい能力を発揮している(もちろん、重大な限界も示している)。(記事全文へ)

3:シリコンバレーのAI覇権争い、AppleとOpenAIの提携に微笑むMicrosoft

Apple は11日開催された WWDC(Worldwide Developers Conference)でOpenAIとの新たなパートナーシップを発表し、iPhone、iPad、Mac に高度な AI 機能をもたらすことを約束した。しかし、pple の派手な基調講演が一段落した今、最大の話題は Apple が AI を全面的に採用したことではなく、Microsoft とかつて AI の寵児だった OpenAI との距離が縮まっていることだ。(記事全文へ)

4:atama plus「苦悩の2年」の理由ーー“定額制通い放題”「AI 個別学習塾」オンライン・FC展開も本格開始へ

AI 教材「atama+」の開発・提供を行う atama plus は11日、AIを活用した個別最適な学習塾「進学個別 atama+ 塾」のフランチャイズ展開を6月より全国で順次開始すると発表した。(記事全文へ)

5:Apple、マルチモーダル生成AIサービス「Apple Intelligence」を発表〜WWDC 2024から

Apple は11日、カリフォルニア州クパチーノの本社で開催した年次イベント「WWDC(Worldwide Developer Conference)2024」で、同社はこれまでで最も重要な生成 AI の取り組みを発表した。Apple Intelligence は、複数の AI モデルを組み合わせた噂の新サービスで、Mac、iPhone、iPad の各デバイスにパーソナライズされたプライベートかつセキュアな機能を提供することを目的としている。(記事全文へ)

2024年6月の BRIDGE アクセスランキングを見ると、AI 技術の進化と実用化に関する記事が上位を占めていました。

AppleとOpenAIの提携で、iPhone や Mac などの Apple 製品に高度な AI 機能が搭載されることが発表されました。一年早く OpenAI と提携した Microsoft は会話 AI 機能を備えた新しい検索エンジン「Copilot」を標準実装するなど消費者向け AI 市場のを牽引していることを考えると、日本でユーザーが多い Apple 製品に組み込まれた時のインパクトは大きくなることが大きくなるでしょう。

日本でも6月に消費者向け AI 市場に大きな動きがありました。創業から2年足らずでユニコーンに成長した Perplexity がソフトバンクと戦略的提携し、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO のユーザー向けに1年間のサービス無料提供を発表しました。Perplexity は、質問応答特化型 AI サービスを提供しています。AI  を最大限に活用して自然言語形式の質問に高い精度で直接的な答えを出すことが可能で、従来の検索エンジンに代わる革新的ソリューションとなることが期待されています。

テック大手がAI開発にしのぎを削る一方で、特定分野に特化した AI ソリューションを提供するスタートアップ企業も台頭しています。AI の倫理的な側面や、プライバシー、セキュリティへの配慮も重要視されており、これらの課題に対する取り組みが企業の競争力を左右する要因となっています。AI の進化が加速する中、いかに人間中心のアプローチを保ちつつ、革新的なソリューションを提供できるかが、今後のスタートアップ成功の鍵となるでしょう。

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