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翻訳効率化ソリューションの八楽、コニカミノルタとの協業で外国人労働者向け多言語マニュアル・プラットフォームに翻訳エンジンを導入

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昨年9月、THE BRIDGE では翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽が大企業3社と資本業務提携したことをお伝えした。大企業3社のうちコニカミノルタ(東証:4902)とは、同社が世界5拠点に展開する新規ビジネス開発組織「Business Innovation Center(BIC)」と協働し、両社が持つ得意分野を掛け合わせ、多言語ドキュメントソリューションの開発に着手するとのことだっ…

AiLingual を使って、オペレーションの説明を受ける松屋の外国人従業員
Image credit: コニカミノルタ

昨年9月、THE BRIDGE では翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽が大企業3社と資本業務提携したことをお伝えした。大企業3社のうちコニカミノルタ(東証:4902)とは、同社が世界5拠点に展開する新規ビジネス開発組織「Business Innovation Center(BIC)」と協働し、両社が持つ得意分野を掛け合わせ、多言語ドキュメントソリューションの開発に着手するとのことだった。

コニカミノルタは30日、外国人労働者向けの多言語マニュアルを作成・共有できるプラットフォーム「AiLingual(アイリンガル)」を発表、この中に、八楽が開発した機械学習を組み込んだ翻訳エンジンの機能の一部が搭載され、AiLingual の多言語機能を提供することが明らかになった。

AiLingual はすでに、牛めしチェーンの松屋やコーヒーショップを展開するプロントなどに試験導入されており、実際の現場での外国人労働者のオペレーションマニュアルのプラットフォームとして活用されている。マニュアルがオンライン共有できるだけでなく、「作る」「訳す」「共有する」が一気通貫で行え、特に、八楽の強みである機械学習機能により、事業者独自のオペレーションに関わる独特な表現についても翻訳がスムーズに進む。20カ国語への機械翻訳に加え、翻訳者による翻訳も依頼が可能だ。

昨年12月に報じた、ウェブサイト多言語化環境「WOVN.io(ウォーブン・ドット・アイオー)」を開発するミニマル・テクノロジーズでも、凸版印刷と提携して、小売業や自治体などに翻訳サービスを含めたオフラインメディアの多言語サービスを提供するとしていた。インバウンドのみならず、外国人労働者の増加に伴って、この種のサービスの需要はさらに高まることが予想される。

翻訳効率化ソリューションの八楽、コニカミノルタや音声認識大手ら大企業3社と資本業務提携——〝翻訳エンジン最適化〟に注力

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東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は5日、コニカミノルタ(東証:4902)、アドバンスド・メディア(東証:3773)、ソニーネットワークコミュニケーションズ(旧称:ソネット)と資本業務提携したことを明らかにした。3社からの調達金額については明らかにされていないが、「シリーズA〜シリーズBラウンドの間(関係者)」程度とのこと。公表されている限りにおいては、同社にとって、…

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左から:八楽の COO 湊幹氏、CEO 坂西優氏、開発リード Jonas Rydenhag 氏

東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は5日、コニカミノルタ(東証:4902)、アドバンスド・メディア(東証:3773)、ソニーネットワークコミュニケーションズ(旧称:ソネット)と資本業務提携したことを明らかにした。3社からの調達金額については明らかにされていないが、「シリーズA〜シリーズBラウンドの間(関係者)」程度とのこと。公表されている限りにおいては、同社にとって、2013年5月の約1.1億円の調達以来の外部資金の注入となる。

2009年に設立された八楽は、翻訳最適化エンジンを備えたプラットフォーム「YarakuZen(以前は、WorldJumper として提供されていたものも統合)」を2014年9月に正式ローンチしている。YarakuZen では、翻訳元原稿に頻出する言葉をユーザ単位でデータベース上に蓄積することで、クラウドソーシング翻訳や翻訳者を使った翻訳作業のスピードアップとコストダウンを図ることができる。

今回の業務提携を受けて、コニカミノルタとは、同社が世界5拠点に展開する新規ビジネス開発組織「Business Innovation Center(BIC)」と協働し、両社が持つ得意分野を掛け合わせ、多言語ドキュメントソリューションの開発に着手するとのこと。また、音声認識ソリューション最大手のアドバンスド・メディアとは、音声認識技術と翻訳を掛け合わせたサービスの開発を進める。

ソニーネットワークコミュニケーションズは、個人向け ISP の So-net だけでなく、法人向けの ISP や SI-er 業務にも強みがあり、八楽の潜在的法人顧客からのカスタムメイドなソリューションニーズのプリセールスやインプリを支援する。具体例を挙げると、企業から寄せられる、自社システムと YarakuZen との API 連携や、セキュリティ・コンプライアンス上の理由から八楽のエンジンをオンプレミス環境で使いたい、などのニーズだ。

八楽の COO 湊幹(みなと・つよし)氏によれば、YarakuZen のユーザ業種は現在、IT 企業、メーカー、小売業などが多いとのこと。IT 企業は YarakuZen のような新しいツールの導入に積極的であり、世界展開するメーカーは、海外現地法人とのコミュニケーション、マニュアルや議事録作成などに利用、小売業は日本へのインバウンド関連需要が多いのだという。

CEO の坂西優(さかにし・すぐる)氏は、今回の大手企業との取り組みを通じて最も注力したいことは、「翻訳エンジン最適化(TEO:Translation Engine Optimization)」だと語った。その詳細は明らかにされなかったが、筆者の解釈では、3社との提携を通じて、デジタルテキスト以外のさまざまなフォーマットで翻訳需要を取り込み、翻訳の処理量や分野を圧倒的に拡大することでエンジンが持つ人工知能に磨きをかけ、いずれ人手をほぼかけずに完成度の高い翻訳をアウトプットできるようなしくみを目指しているのではないか、と思われる。

八楽のチームメンバーは現在19名だが、今回の資本業務提携を受けて、エンジニア・営業・マーケティングを強化する必要が生じるため、人材確保にも積極的に取り組みたいとしている。

翻訳効率化ソリューションの八楽、「YarakuZen(ヤラクゼン)」を個人ユーザ向けにフリーミアム化

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東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、機械翻訳やクラウドソーシング翻訳に加え、過去の翻訳事例からの機械学習やテンプレートを駆使することで効率的な翻訳ができるサービス「YarakuZen(ヤラクゼン)」について、個人ユーザ向け完全フリーミアム化を発表した。 個人ユーザ向けフリーミアム版では、日本語をベースとしたときに 3,000文字までの翻訳であれば無料で利用できる…

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東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、機械翻訳やクラウドソーシング翻訳に加え、過去の翻訳事例からの機械学習やテンプレートを駆使することで効率的な翻訳ができるサービス「YarakuZen(ヤラクゼン)」について、個人ユーザ向け完全フリーミアム化を発表した。

個人ユーザ向けフリーミアム版では、日本語をベースとしたときに 3,000文字までの翻訳であれば無料で利用できる。また、頻出する翻訳事例を保存しておき、次回以降の翻訳に反映させる保存可能ドキュメント数、保存可能フレーズ数はそれぞれ、100文書、1,000フレーズまでの制限があり、これまでのビジネスユーザ向け YarakuZen は17言語に対応しているのに対し、フリーミアム版の対応言語は8言語に制限される。

一般的に、インターネットを使ったサービスでは、フリーミアムからプレミアムに移行するケースが多いが、YarakuZen がこれとは逆の手法を採用している理由について、八楽の COO 湊幹(みなと・つよし)氏は、THE BRIDGE の取材に対し次のように語った。

これには2つ理由があります。1つは、営業・マーケティング戦略上の理由で、法人に導入していく中で、現場個人における強いニーズ、現場の人がものすごく良く使ってくれている状況を見て、「導入権限をもった人」に個別にアプローチしていくよりも、組織内個人に直接アプローチし、そこから企業導入に繋げていく方が、広がるスピードが圧倒的に早いだろう、と感じたからです。

2つめは、自社のミッションに立ち返り、一般の人にも利用して欲しいと考えたからです。「グローバルコミュニケーションを楽しむ」というのが弊社のビジョンで、中長期的な戦略として、世界のグローバルコミュニケーションのインフラを作り上げていくことが狙いです。

以前、今は亡き Dave Goldberg にインタビューしたとき、彼はシリコンバレーで B 向けソリューションが定着する流れの特徴として、「ビジネスツールのコンシューマライゼーション(消費者向けプロダクトが、ビジネスシーンで使われること)」があると言っていた。今回の展開は、八楽はがこの流れを日本のビジネスシーンにおいても期待する意思の表れだろう。

余談だが、時間の無いビジネスパーソンが読者の多くを占めることを念頭に、THE BRIDGE では一部の記事を除いて2,000文字以内で留めるように努力している。翻訳結果について品質評価はしていないが、YarakuZen の個人向けフリーミアム版が3,000文字まで無料で利用できるということだけ考えれば、THE BRIDGE 日本語版に掲載されている記事くらいのボリュームであれば、ほぼ無料で他の言語に翻訳できることになる。

前身となる WorldJumper をベースとして、2014年9月にサービスを開始した YarakuZen は、この1年間で400社以上に採用された。八楽の創業者でCEO を務める坂西優(さかにし・すぐる)氏は、次のようにコメントしている。

これをもってもっと多くの人に外国語によるコミュニケーションの機会を提供出来ることを目指しています。

八楽は2013年5月、ニッセイ・キャピタル、日本ベンチャーキャピタル、そのほかいくつかのエンジェル投資家から、約1億1,000万円を資金調達している。

翻訳ソリューションの八楽、ビジネス向け翻訳サービス「YarakuZen」を正式ローンチ

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、ビジネス向けに効率的なクラウドソーシング翻訳が利用できるサービス「YarakuZen」を正式にローンチした。八楽ではこれまでも、Conyac や gengo のクラウドソーシング翻訳と自社開発の翻訳データベースを組み合わせた、ウェブサイト向けの効…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京を拠点とし、翻訳ソリューションを提供するスタートアップの八楽は2日、ビジネス向けに効率的なクラウドソーシング翻訳が利用できるサービス「YarakuZen」を正式にローンチした。八楽ではこれまでも、Conyacgengo のクラウドソーシング翻訳と自社開発の翻訳データベースを組み合わせた、ウェブサイト向けの効率的で安価な翻訳サービス WorldJumperFonTrans を提供してきた。YarakuZen では翻訳サービスをビジネス文書にまで拡大し、17言語に対応する。

YarakuZen とが、同社の従来からのサービスである WorldJumper や FonTrans と大きく異なるのは、翻訳の依頼と結果をやりとりするインターフェースだろう。テキストはもとより、 Word / Excel / PowerPoint のファイルでのデータ授受が可能であり API も利用できる。さらに、翻訳のパターンを記録し、その後の翻訳に活かす翻訳メモリ機能も、アカウント単位ではなく、そのアカウントが所属する企業単位での共有が可能になり、より正確で効率的な翻訳が可能となる。

YarakuZen は数ヶ月前にベータ版としてローンチしており、7月上旬にルクセンブルクで開催された ICT Spring 2014 では、ヨーロッパの投資家らに向けてサービスのプレゼンテーションを行っていた(以下のビデオ)。

八楽がソフトバンク・テクノロジーと提携、ハイブリッド翻訳+Webフォントを提供する「FonTrans」をローンチ

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これまでに、クラウドソーシング翻訳と過去の翻訳結果データベースをもとに、安価でより的確な翻訳を提供するサービス「WorldJumper」について、これまでに何度か書いた。WorldJumper を提供する八楽は今日、ソフトバンク・テクノロジーと提携し、WorldJumper のしくみに、さらにソフトバンク・テクノロジーが提供するWebフォント(ユーザ環境に依存せず、ブラウザ側で表示させるフォント)…

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これまでに、クラウドソーシング翻訳と過去の翻訳結果データベースをもとに、安価でより的確な翻訳を提供するサービス「WorldJumper」について、これまでに何度か書いた。WorldJumper を提供する八楽は今日、ソフトバンク・テクノロジーと提携し、WorldJumper のしくみに、さらにソフトバンク・テクノロジーが提供するWebフォント(ユーザ環境に依存せず、ブラウザ側で表示させるフォント)の機能を加えたサービス「FonTrans(フォントランス)」をローンチした。

ウェブサイトの翻訳は、往々にして手間のかかる作業であることは改めてここで説明する必要はないが、ユーザエクスペリエンスを追求する上で、フォントの選択も極めて重要な要素だ。言語によって使う文字が異なり、タイポグラフィーが異なるため、同じウェブサイトであっても言語によって異なるデザイン・テンプレートが必要になることはしばしばだ。(ちなみに、THE BRIDGE でも、英語サイトでは日本語サイトとは異なるデザイン・スキームを採用しており、我々のデザイナーはいつもその調整に苦労しているようだ。)

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一般的な機械翻訳と、FonTrans 人間翻訳の結果の比較。

言語毎に使用するWebフォントを追加することで、翻訳表現の精度のみならず、リーダビリティ(可読性)を追求するのは興味深いアプローチと言える。。FonTrans を使えば、ユーザは既存の日本語サイトに JavaScript コードを一行加えるだけで、翻訳に加えて Webフォントの機能も追加され、容易に多国語展開ができる。Google 翻訳でも同様にウェブサイトの多国語化は可能だが、機械翻訳ではないビジネスシーンで通用する実用的なワークアラウンドとしては、世界初の試みと言ってもよいだろう。

本日のリリース時点で、日本語、英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語に翻訳対応しており、2014年中には追加で12言語に対応する予定だ。Webフォントについては、FONTWORKS 310書体、白舟書体48書体、方正(中国語:簡体字)61書体、YooDesign(韓国語)7書体に対応している。

八楽では、FonTrans を通じて、ホテルや商業施設、ECサイトなどの幅広い分野において、外国人観光客が日本の文化をスムーズに理解し、より深い興味・関心を抱けるようサポートしていきたいとしている。

#ICTSpring 2014 Day 1: ルクセンブルクで日本の新進気鋭スタートアップ12社がピッチ

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今年もルクセンブルクで ICT Spring が始まった。ドイツ・フランス・ベルギーに囲まれたこの小国に足を運ぶのは昨年に続き二度目だが、筆者は前日までパリの Japan Expo を見に行っていたので、イベント開催の前日夜、パリから特急列車の TGV で現地入りした。 <関連記事> ルクセンブルクのスタートアップ・シーンは今—名だたるテック企業の世界展開が、ヨーロッパの小国から始まる理由 基本的…

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今年もルクセンブルクで ICT Spring が始まった。ドイツ・フランス・ベルギーに囲まれたこの小国に足を運ぶのは昨年に続き二度目だが、筆者は前日までパリの Japan Expo を見に行っていたので、イベント開催の前日夜、パリから特急列車の TGV で現地入りした。

<関連記事> ルクセンブルクのスタートアップ・シーンは今—名だたるテック企業の世界展開が、ヨーロッパの小国から始まる理由

基本的にはヨーロッパのスタートアップが多く集まるイベントだが、数年前からは日本や韓国のスタートアップがヨーロッパ向けの市場展開をする機会として招聘されている。イベントの1日目、会場となったルクセンブルク市内のカンファレンスセンターには、日本から参加したスタートアップ12社の姿があった。

メイン会場のオーディトリウムでは、日経BPイノベーションICT研究所の菊池隆裕氏による、日本のスタートアップ・シーンの最新動向についてのプレゼンテーションの後、スタートアップ12社がピッチに凌ぎを削った。

例によって、彼らの雄姿をビデオで収録したので紹介したい。彼らのヨーロッパ市場でのビジネスの成功を、遠く日本から祈ってほしい。

Beatrobo

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アメリカの Linkin Park、日本の TM Network との提携と、着実に音楽界のトップ・アーティストとタグを組んでビジネスを前進させている Beatrobo だ。代表の浅枝大志氏はこれまでにフィンランドのスタートアップ・カンファレンス Slush や、アイルランドのスタートアップ・カンファレンス Web Summit Dublin などでも登壇しており、今後はヨーロッパへの展開にもアクセルを踏むようだ。

なお、浅枝氏はこのピッチ・セッション全体の MC も務めた。

ビズリーチ

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BIZREACH や LUXA で知られるビズリーチにとって、代表の南壮一郎氏がカナダで生まれ育ったということも影響して、ビジネスの海外展開はごく自然な流れである。ただ、転職サイトやラグジュアリーECで有名な同社が「なぜ学習アプリ?」というのは、筆者の率直な疑問だ。機会があれば、その背景について話を聞いてみたい。

クラウドキャスト

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クラウドキャスト代表の星川高志氏とは、これまでにも何度か話をしている。星川氏がロンドンに留学していたこともあり、「FinTech(Financial Technologies)ならロンドンでしょ〜」と、ヨーロッパ展開を図るならロンドンから攻めるつもりでいたようだが、ルクセンブルクに来てみて、星川氏はすっかりその考えが変わった印象。それはひとえに、この国のスタートアップを支援する環境にあるようだ。ルクセンブルクにおいても金融は一大産業、同社がヨーロッパ展開をどの都市から始めることになるのか楽しみだ。

ユークリッドラボ

ウェブサイト

位置情報型ニュース&イベント配信・共有サービス「Spectee」を運営している。似たようなサービス(…と今のところ理解しているが)であり、Favlis や 先日の MOVIDA JAPAN のデモデイで披露された Live3 との違いがまだよくわからない。このサービスについては、筆者の理解をクリアにしてから、改めてお伝えしたい。

Gunosy

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おなじみ Gunosy だ。アメリカに続いてイギリスでもサービスをローンチしており、今後はヨーロッパでの成長動向が気になるところだ。直近の調達では、その資金の使途の一つに多国語展開を掲げており、マルチリンガルな環境があるルクセンブルク(フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語が公用語で、一般的に英語が通用する)は、同社がヨーロッパ展開をする上でも有利なロケーションと言えるだろう。

サンワハイテック

ウェブサイト

サンワハイテックは熊本の会社で、文化施設や産業施設向けのモビリティ「STAVi(スタビィ)」を開発している。WHILL との棲み分けについては、これも詳しく話を聞いてみる必要はあるが、動作するスピードはゆっくり動くように設計されているようだ。

おそらく、その理由は、WHILL などが世代に関係なく足の悪い人々に受け入れられることを意図しているのに対し、STAVi は身体障害者よりもむしろ、足腰の弱くなった高齢者の機会損失のバックアップを主軸に考えているのではないかと思われる。

Emotinal Brains

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日本コンテンツが爆裂しそうな、3Dプリンティングによるフィギュアのクラウドファンディング・サイトだ。タイミング的にも、この ICT Spring の後に、パリの Japan Expo に行ってプロモーションをすれば、多くのファンが獲得できそうである。

マイカレッド

ウェブサイト

複数のオンライン・ストレージに、スマートデバイスからシームレスにアクセスできるアプリケーション。客先などでプレゼンテーションをする際、ラップトップやデスクトップを用意する必要がなくなる。

筆者の場合はプレゼンを披露するギリギリのタイミングまで編集していることが多いので、スマートデバイスのみでプレゼンに臨むのは難しいが、営業マン等にとっては、定型的な営業資料や提案資料を共有するのであれば、このアプリの存在によって作業はかなり省力化できるだろう。WebDAV に対応しており、セキュリティの都合から DropBox や Google Drive などのサービスを使って情報を共有できない大企業においても、自社サービスにスマートデバイスから簡単にアクセスすることが可能になる。

Moff

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ウエアラブル・トイを開発するスタートアップ Moff は、海外向けにも Tokyo Otaku Mode Premium Shop で Moff Band の発売を開始したのは既報の通りだ。一昨日、Japan Expo の会場を覗いてきたところ、Tokyo Otaku Mode のブースはかなり人気を集めていたので、この周辺でも Moff Band が注目を集めることが期待される。

八楽

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過去の翻訳事例を蓄積し、そのデータベースを活用して、クラウドソーシング翻訳をさらに効率化するソリューション World Jumper を展開する八楽。翻訳のニーズの高いヨーロッパにおいては、同社のポテンシャルにも大きな期待が持てるだろう。

Chatwork

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昨年の ICT Spring 2013 への参加を契機に、ヨーロッパへの市場進出を図った Chatwork である。この一年間のヨーロッパ市場での成長がどうだったか、彼らの軌跡は、今後ヨーロッパに進出する後続の日本スタートアップにとっても大きな参考となるだろう。

Zencap

ウェブサイト

Zencap はベルリンに拠点を置く、P2P個人金融サービスのスタートアップだ。借り手には直接金融よりも利率の低い資金を、貸し手にはリターンの大きな資金運用の機会を提供する。

日本では、この分野のスタートアップはクラウドファンディングの一翼を担うサービスへと変貌を遂げつつあるように思うが、ヨーロッパには依然として P2P の需要があるようだ。起業家に対して投資家が資金を提供するプラットフォームとして機能しており、リスクマネーのバリエーションを広げるサービスとして注目を集めている。

1日目に披露された、日本のスタートアップを中心としたピッチの模様は以下の通りだ。2日目にも数多くのアトラクションが用意されているので、追ってレポートしたい。

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ヨーロッパ最大級のスタートアップ・イベント「ICT Spring 2014」の詳細が発表、日本から11社が出展決定

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世界で開催されるスタートアップ・カンファレンスを追いかけていると、一年が過ぎるのが早い。多くのカンファレンスは年に一度しか開かれないはずのに、イベントの案内を受け取って「もうそんな季節なの?」というのが紛れもない実感だ。 ルクセンブルクで年に一度開催される ICT Spring に前回出向いたのは昨年6月のことだ。そのときの詳細は、この記事やこの記事に書いた。日本からは8社が出展し、ChatWor…

世界で開催されるスタートアップ・カンファレンスを追いかけていると、一年が過ぎるのが早い。多くのカンファレンスは年に一度しか開かれないはずのに、イベントの案内を受け取って「もうそんな季節なの?」というのが紛れもない実感だ。

ルクセンブルクで年に一度開催される ICT Spring に前回出向いたのは昨年6月のことだ。そのときの詳細は、この記事この記事に書いた。日本からは8社が出展し、ChatWorkSkeed については、ルクセンブルクにヨーロッパ地域の営業拠点を開設するに至った。

今年の ICT Spring は、7月3日(木)〜4日(金)の両日、会場は例年と同じくルクセンブルク中心部のイベント会場 LuxExpo で(訂正:今年から Conference Centre Kirchberg での開催になるとのこと)開催される予定だ。日本からは以下の10社がルクセンブルク政府の招聘により、出展することが発表された。

【無償招待枠参加スタートアップ】

【特別優待枠参加スタートアップ】

  • Emotinal Brains (クラウドファンディング・サイト「Okuyuki」を運営)
  • マイカレッド (クラウドサービス「Over The Air」を開発)
  • Moff → 関連記事
  • 八楽 (翻訳サービス「WorldJumper」を運営)

これら10社に加え、既にルクセンブルクに拠点を開設している ChatWork が、今年も再出展する予定だ。

このほか会場では、日本のスタートアップ各社のピッチ登壇に先立ち、日経BP ITPro 上での執筆でよく知られる菊池隆裕氏が、日本のスタートアップ・シーンの概況をヨーロッパの起業家・投資家に解説する。

ICT Spring 2014 への参加申込はここから行える。また、ICT Spring 2014 に関する情報は、ルクセンブルク東京貿易投資事務所の Facebook ページ「ルクセンブルク IT情報」からも発信される予定だ。

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翻訳ツールのWorldJumperがフリーミアム化、ウェブサイトを無料で4カ国語に翻訳

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WorldJumper は、機械翻訳と人間翻訳、さらに、これまでの翻訳の記録を組み合わせることで、迅速で安価なウェブサイト翻訳を提供するサービスだ。WorldJumper が提供する八楽は6日、サービスをフリーミアム化し、人間翻訳を必要としない静的なページで構成されるウェブサイトについて、翻訳を無料で提供すると発表した。これにより、海外観光客を集めたい旅館やホテル、海外に商品を販売したい中小メーカ…

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WorldJumper は、機械翻訳と人間翻訳、さらに、これまでの翻訳の記録を組み合わせることで、迅速で安価なウェブサイト翻訳を提供するサービスだ。WorldJumper が提供する八楽は6日、サービスをフリーミアム化し、人間翻訳を必要としない静的なページで構成されるウェブサイトについて、翻訳を無料で提供すると発表した。これにより、海外観光客を集めたい旅館やホテル、海外に商品を販売したい中小メーカーなどは、機械翻訳よりも品質の高い翻訳で、自社サイトを多国語化できる。対応言語は、日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字/簡体字)だ。

WorldJumper は今年5月に日本の複数の投資家から約1.1億円を調達し、9月にはクラウドソーシング翻訳のコニャックと提携した。従来の典型的な翻訳サービスと異なり、多用される外国語表現をデータベース化することで、人間翻訳が必要な部分を最小化し、低料金短時間の翻訳を実現する。

フリーミアム版ではカスタマーサポートは提供されず、広告が挿入されるなどの制約はあるが、翻訳された外国語ページが静的なHTML形式で提供されることから、サーチエンジン最適化(SEO)においても効果が期待できるとのことだ。また、翻訳された結果について、さらに品質を高めたい場合は、有料にはなるが、ボタン一つでプロ翻訳者に翻訳を依頼することができる。

八楽では2014年4月までに、1万サイトでの利用を見込んでいる。今回のフリーミアム化が、日本のスタートアップの海外展開の後押しにも一役買ってくれることを期待したい。

翻訳クラウドソーシングのConyacがWorld Jumperと提携、サイトをリニューアルし新APIを公開

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 東京を拠点とするスタートアップで、クラウドソーシング翻訳サービス Conyac を提供するエニドアは今日、ウェブサイト翻訳ツールの World Jumper を提供する八楽との提携を発表した。 2009年のローンチ以降、エニドアはクラウドソース・ワーカーを使った複数言語間の翻訳サービスを提供してきた。同社は先頃、サン…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京を拠点とするスタートアップで、クラウドソーシング翻訳サービス Conyac を提供するエニドアは今日、ウェブサイト翻訳ツールの World Jumper を提供する八楽との提携を発表した。

2009年のローンチ以降、エニドアはクラウドソース・ワーカーを使った複数言語間の翻訳サービスを提供してきた。同社は先頃、サンフランシスコに初の海外オフィスを開設し、世界中のユーザによりよいサービスを提供、クラウドソース・ワーカーが話す言語を多様化すべく、世界展開を強化している。これまでに日本の複数の投資家から約4,000万円を資金調達している。

World Jumper は昨年ローンチし、主にウェブサイト・オーナーに翻訳サービスを提供してきた。同社は翻訳依頼を受注すると、それを Conyac や gengo などのサードパーティーに翻訳依頼するが、よく使う翻訳依頼や結果を将来の参照のためにデータベース蓄積する。これによって、翻訳を重ねるにつれ、サードパーティーに依頼することなく良い翻訳結果が得られるようになり、品質は上がりコストが下がる。5月には、日本の複数の投資家から約1.1億円を資金調達している

両社は互いに協力することで、より迅速かつ安価で翻訳需要に応えられると期待している。2020年東京五輪も翻訳需要の増加によい影響をもたらすだろう。なお、この提携にあわせ、Conyac は今日、ウェブインターフェースを変更し、サードパーティー開発者が翻訳ソリューションを自分のアプリに組み込める新しいAPIをリリースした。

ウェブサイトの多言語翻訳ツール「ワールドジャンパー」が約1億1000万円を資金調達

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「ワールドジャンパー」と呼ばれるオンラインの多言語翻訳ツールを提供する、東京拠点のスタートアップ八楽は。最近、ニッセイ・キャピタル、日本ベンチャーキャピタル、そのほかいくつかのエンジェル投資家から、約1億1000万円を資金調達したことを発表した。 このスタートアップは、2009年に立ち上がり、ウェブサイトオーナー向けに、多言語化対応サービスを提供してきている。他の翻訳サービスとの差別化という点から…

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ワールドジャンパー」と呼ばれるオンラインの多言語翻訳ツールを提供する、東京拠点のスタートアップ八楽は。最近、ニッセイ・キャピタル日本ベンチャーキャピタル、そのほかいくつかのエンジェル投資家から、約1億1000万円を資金調達したことを発表した

このスタートアップは、2009年に立ち上がり、ウェブサイトオーナー向けに、多言語化対応サービスを提供してきている。他の翻訳サービスとの差別化という点から述べると、彼らはサードパーティのエージェンシーにアウトソースしているが、将来の翻訳依頼に備えて、翻訳のリクエスト / 結果をデータベースに蓄積している。

この蓄積により、エージェンシーへのアウトソースすることなしで、顧客はよりよい翻訳結果を得られるようになる。そうして、データベースへの蓄積が豊富になればなるほど、翻訳にかかるコストはより安くなり、質は改善されていく。このスタートアップは、eコマース、ポータルサイト、一般的なコーポレートサイトなど、ウェブサイトの目的別に翻訳データベースを所持している。

このスタートアップのクライアントは、eBayや、東京の下町タウンガイドアプリ「Tokyo Cool」、サンブリッジベンチャーキャピタル、そしてデジタルアドエージェンシーのオプトなど、グローバル顧客向けにサイトを翻訳する必要があるところが含まれている。

この多言語化ツールは、ユーザのサイトを巡回し、ウェブサイトがアップデートされた際に、どの部分が変更され、追加で翻訳する必要があるのかを認識する機能を持っている。この翻訳プロセスにおいて、翻訳結果はオリジナルHTMLファイルに基づき、ソースコードを変更することなくもたらされる。そのため、多言語化に対応するにあたり、デザインフォーマットやサイト構造がオリジナルの言語版と同じものであれば、他言語版用にファイルを再編集する必要がない。この方法により、クライアントは概して、非日本語のウェブサイトの維持に気を配る必要がない。

最新の技術を使っても、異言語間の翻訳は人間の介在無しに、確かな正確性を保証できない。World Jumper のしくみにも誤訳の可能性は残る。このリスクを軽減するために、World Jumper はインタフェースを提供しており、将来の翻訳依頼の成果を精緻なものにするため、ユーザが自ら翻訳することでシステムを学習させることができる。

料金は、80000円が初期のアカウントのセットアップにかかり、月額利用に8800円、手動翻訳に追加でコストがかかる。あるオリジナル原稿に対して、最初の翻訳リクエストは手動で翻訳されるが、同じ原稿に対し二度目以降の翻訳リクエストでは、データベースを用いて翻訳プロセスが進められる。手動翻訳のプロセスが生じないため、トータルでの翻訳コストは減少する。

今回のファンディングにより、このスタートアップは、サードパーティの開発者らにプラットフォームをオープンにすべく、追加開発を実施する。そして、年内に1000件のコーポレートユーザの獲得を目指す。

この領域において、香港のOne Skyや、フィンランドのGet Localization、シリコンバレーのTransifexなど、いくつかの競合を見ることができる。

【原文】