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台湾のAppWorks(之初創投)、シリーズA/B特化で1.5億米ドル規模の第3号ファンドを組成

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台北を拠点とするアーリーステージ VC で、Carousell や ShopBack などの投資家でもある AppWorks(之初創投)は、3つ目のファンドとして1億1,400万米ドルを調達したと DealStreetAsia が報じた。 1億5,000万米ドルの調達を目標ととする新ファンドは、AI、IoT 、ブロックチェーン、分散型金融(DeFi)分野のスタートアップへの投資を目指すと、同ファン…

Image credit: AppWorks(之初創投)

台北を拠点とするアーリーステージ VC で、Carousell や ShopBack などの投資家でもある AppWorks(之初創投)は、3つ目のファンドとして1億1,400万米ドルを調達したと DealStreetAsia が報じた。

1億5,000万米ドルの調達を目標ととする新ファンドは、AI、IoT 、ブロックチェーン、分散型金融(DeFi)分野のスタートアップへの投資を目指すと、同ファンドの会長兼パートナー Jamie Lin(林之晨)氏はレポートで述べている。

当初の計画では、第3号ファンドを1億米ドルでクローズする予定だったが、東南アジアと台湾のシリーズ A と B のスタートアップの資金調達の需給ギャップを目の当たりにし、目標規模を1億5,000万米ドルに引き上げることにした。

AppWorks の以前のファンドはエンジェル投資やシード投資に重点を置いていたが、今回の1億5,000万米ドルのファンドは、急成長中のシリーズ A や B のスタートアップに投資するために使用される。

2010年に設立された AppWorks は、東南アジア最大級のスタートアップアクセラレータと VC であり、そのエコシステム内で合計395社のスタートアップと1,331人のファウンダーに投資し、彼らを合算した総売上高は80.5億米ドルに達している

AppWorks が投資したスタートアップのうち4社——Uber、NetPublishing(隆中網络)、KuoBrothers(創業家兄弟)、MobiX(松果購物)——が、これまでに IPO を果たした。

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AppWorks は、シードステージの企業に20万〜40万米ドル、シリーズ A では最大300万米ドル、シリーズ B では1,000万米ドルを投資する

AppWorks は2020年11月、大東南アジア圏(台湾+東南アジア)のアーリーステージスタートアップ20社をフィーチャーしたバーチャルスタートアップショーケースを開始した。

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【via e27】 @E27co

【原文】

中国スタートアップメディア「TechNode Global」、Kairous(凱洛斯)らから100万米ドルをシード調達

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アジアのテックメディアスタートアップ TechNode Global(動点科技)は、中国と東南アジアを中心とした Kairous Capital(凱洛斯資本)がリードしたシードラウンドで100万米ドルを調達したと発表した。声明によると、アーリーステージ投資家の Nutty Capital(風投資本)と Singapore Press Holdings の VC ファンド SPH Ventures もこのラウンドに参加した。

Image credit: TechNode Global

中国のバイリンガルテックメディア「TechNode(動点科技)」の創業者兼 CEO が立ち上げた同社は、資金調達やディールフローのサポート、地域イベントの開催、企業のスタートアップとのパートナーシップの促進を目的としたテックコミュニティプラットフォームを構築している。TechNode Globalは、Huawei(華為)、Alibaba Cloud(阿里雲)、シンガポール最大の保険会社 NTUC Income などの企業を顧客としている。

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TechNode Global は、今回の資金を国際的な事業拡大のために活用する予定だと述べている。今後は、より多くの記事を取材し、より多くのイベントを配信し、地域全体で包括的なクロスボーダービジネスを構築することを目指している。

同社は現在シンガポールにオフィスを構えているが、近々マレーシアにもオフィスを開設する予定。東南アジアの政府機関、著名なコミュニティビルダー、National Research Foundation Singapore(NRF、シンガポール国立研究財団)、Enterprise Singapore(ESG、シンガポール企業庁)、Malaysia Digital Economy Corporation(MDEC、マレーシア・デジタルエコノミー公社)、マレーシアの大手財閥 Sunway Berhad(双威集団)、タイの True Digital Park などの企業と提携している。

同社 CEO の Gang Lu(盧剛)氏は次のように述べている。

アジアは次の有望な技術革新の中心地であり、市場である。TechNode が中国に持っている膨大な経験とリソースにより、我々の目的を遂行するのに適した場所に、適したタイミングでいると信じている。

<編注> TechNode は BRIDGE のメディアパートナーで、TechNode が配信している記事の一部を BRIDGE は翻訳配信している。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

【TV出演】「cryptomall ou」発明の「鑑定証明システム(R)」専用アプリが地上波情報バラエティ「ええじゃないか!!」で特集されました!

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2021年1月14日(木)、「cryptomall ou(クリプトモール オーユー)」(本社:エストニア共和国)が発明した「鑑定証明システム(R)」専用アプリケーションが、地上波情報バラエティ「ええじゃないか!!」にて特集されました。 1. 地上波情報バラエティ「ええじゃないか!!」 (1) 番組概要 現在放送中の「ええじゃないか!!」は、今話題のスマートフォンアプリをはじめとした次世代のデジタル…

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短期集中型の事業創出・資金調達プログラム 第4回「The First Movers」Hands “In” Batch Programを2021年4月15日(木)よりスタート

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~創業準備中・直後の起業家を対象にキャピタリストが全力伴走~ https://firstmovers.samurai-incubate.asia/  株式会社サムライインキュベート(本社:東京都港区、代表取締役:榊原 健太郎、以下「当社」)は、創業期の起業家や起業家の卵の方々を対象とした短期集中型の事業創出・資金調達プログラム、第4回「The First Movers」Hands “I…

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【速報】世界最大の仮想通貨取引所を運営する「バイナンス」と世界最大規模の仮想通貨専用ショッピングモール「クリプトモール」を運営する「クリプトモール オーユー」が戦略的なシステム業務提携契約を締結!

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「バイナンス」×「クリプトモール オーユー」による新たな挑戦 「cryptomall ou(以下、クリプトモール オーユー)」は、世界最大規模の商品数を誇る“社会貢献型”暗号資産(仮想通貨)専用ショッピングモール「cryptomall(以下、クリプト モール)」を運営。 ブロックチェーン技術を活用した独自の「鑑定証明システム(US・EPO世界特許:2020-103179)」を発明し、本物の商品しか…

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京急電鉄とサムライインキュベートが取り組むオープンイノベーションプログラム『KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM』第3期、scheme verge株式会社を「最優秀賞」に選出

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~今回は初めて、京急グループ社員による「京急オーディエンス賞」選出&参加企業各社のプレゼン動画公開~  京浜急行電鉄株式会社(以下 京急電鉄)と株式会社サムライインキュベート(以下 サムライインキュベート)は、スタートアップとのオープンイノベーションにより新規事業の創出を目指す「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM(京急アクセラレータープログラム)」第3期の成果発表をおこなうデモデ…

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Open Network Labが第21期プログラムのデモデイを開催、歯科矯正D2Cの「Oh my teeth」が最優秀賞を獲得

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Open Network Lab は20日、Seed Accelerator Program 第21期のスタートアップを披露するデモデイを開催した。このバッチには日本の内外から合計180チームのエントリがあり、うち6チームが採択され3ヶ月間にわたってメンタリングや支援を受けた。 新型コロナウイルスの影響で、今回のデモデイはオンライン開催となった。デモデイの最後には、主要メンターやデモデイに参加した…

Image credit: Open Network Lab

Open Network Lab は20日、Seed Accelerator Program 第21期のスタートアップを披露するデモデイを開催した。このバッチには日本の内外から合計180チームのエントリがあり、うち6チームが採択され3ヶ月間にわたってメンタリングや支援を受けた。

新型コロナウイルスの影響で、今回のデモデイはオンライン開催となった。デモデイの最後には、主要メンターやデモデイに参加した聴衆らによる審査投票でチームを表彰した。

デモデイでは、以下の審査員6名による審査をもとにチームが表彰された。

  • 林郁氏(デジタルガレージ 代表取締役社長兼グループCEO)
  • 畑彰之介氏(カカクコム 代表取締役社長)
  • 村上敦浩氏(カカクコム 取締役)
  • 上原健嗣氏(DG インキュベーション マネージングディレクター)
  • 佐々木智也氏(デジタルガレージ執行役員)
  • 松田信之氏(デジタルガレージ オープンネットワークラボ推進部部長)

第21期に採択され、デモデイに登壇したスタートアップは次の通り。

【Best Team Award】【Audience Award】Oh my teeth by Oh my teeth

Image credit: Open Network Lab

Oh my teeth」は、マウスピースを使った D2C 型の歯科矯正サービスだ。従来の歯科矯正ではワイヤーを使ったものが主流で、価格も高く、定期的に矯正歯科に診療に通う必要があった。Oh my teeth では、初回の歯形スキャンの際にのみ患者に来院してもらい、以降は矯正キットが患者の元に届き、LINE を通じてオンライン診療でサポート。中間マージンをカットしたことで、費用は従来の方法の約3分の1で済むという。

Image credit: Open Network Lab

2019年12月のローンチから約10ヶ月を経て、売上は当初の50倍の1,500万円に到達。9月には、インビザライン審美歯科ドクターの伊藤剛秀氏が CDO(Chief Dental Officer)に就任し、Oh my teeth が集客したユーザに対して矯正プランをオファーできる矯正歯科医向け集客チャネル「Oh my teeth Network」をローンチ。今月末には、受付可能なキャパシティを拡大し、認知度向上を目的に表参道に旗艦店をオープンさせる予定だ。

この分野では、「hanaravi 矯正」を運営する DRIPS が6月、ニッセイ・キャピタルから6,100万円を調達している

Asovivit by RambleOn

Image credit: Open Network Lab

以前、「Okinawa Startup Program 2017-2018」や「Orange Fab Asia Fall 2017 Season」の記事でも紹介した RambleOn だが、現在は、「Asovivit」 という子供向けのエンタメアプリを開発しているようだ。このアプリでは、ワクワクさん(久保田雅人氏)をはじめ、Asovista というパフォーマーがオンラインで、能動的かつ創造的に遊ぶことができるプログラムを提供してくれる。

Image credit: Open Network Lab

親は本来、子供が遊ぶ時間も学ぶ機会としたいが、そのためには工夫や道具が必要になるため、テレビや YouTube といった受動的に視聴するコンテンツに頼りがちになる。Asovivit では、コンテンツを作る造形作家、パフォーマー、それに彼らにアドバイスする教育コンテンツやパフォーマンスの指導者らを集め、子供が主体的に参加してもらうノウハウを使って独自コンテンツを開発する。リリース後4週間で500名以上が有料参加した。

parnovi by parnovi

Image credit: Open Network Lab

日本には犬や猫を飼う人が約3,000万人いるが、調査によれば、その約7割が健康やしつけに悩みを持っているという。特に飼っているペットに合ったフードが見つからないことに不満を持つ飼い主は少なくなく、近所に散歩仲間がいない、レビューサイトを見ても投稿された情報の信憑性が低い、獣医はペットの病気には詳しいが健康な時に口にするフードについてはそうとは限らないなど、役に立つ情報源が乏しいのが現状だ。

Image credit: Open Network Lab

parnovi(パルノビ)」は犬に特化した、ペット関連商品や店舗のソーシャルコマースアプリ。ユーザは自分の犬と行った場所、おすすめのドッグフードなどの情報を投稿できる。同じ犬種を飼っていたり、同じ悩みやこだわりを持っていたりするなど、共通点のある飼い主を容易に発見し、投稿された商品の使用感を参考にしたり、コミュニケーションをとったりすることができる。飼い主は無料で利用でき、ペット関連商品やペットショップからの手数料などでマネタイズする。

oVice by Nimaru Technology

Image credit: Open Network Lab

現在、日本企業の90%はテレワークを導入しているが、Slack、Teams、Zoom といったツールで社員同士がやりとしていても、そのうちの75%はコミュニケーションが不足していると答えている。その背景には、会議、商談、営業報告といった目的意識のあるコミュニケーションは従来ツールを使って実施できているものの、リアルでの立ち話、喫煙所での会話、世間話に相当する偶発的なコミュニケーションをオンラインでは体験として提供しにくいからだ。

Image credit: Open Network Lab

oVice」はリアルのような空間をオンライン上に開設し偶発的なコミュニケーションを支援。ユーザはこの空間を動き回るルことができ、誰かに近づくとその人の声が大きく聞こえ、遠ざかると聞こえなくなる体験を得られる。面白い話が聞こえたら飛び入り参加することもでき、周りに聞かれたくない話は個室に移動し会話を続けたりすることも可能。エン・ジャパンの仮想オフィスのほか、広島市立大学の仮想キャンパスやテレビ東京のイベントにも採用された。リリースから1ヶ月で MRR 100万円を達成した。

この分野では、ロサンゼルス郊外に本拠を置くスタートアップが作った Remo のほか、今月初めにローンチしたエリンギ、spatial.chat などが競合になるとみられる。

theLetter by OutNow

Image credit: Open Network Lab

theLetter」は、書くスキルを持った個人が、自分だけの情報発信の場を得られるサービスだ。これまでにも、note、MAGMAG、DMM オンラインサロンなど自身のコンテンツを公開できるプラットフォームは存在したが、ユーザを集め、料金を払ってもらえる購読者を増やし成功しているケースは稀。なぜなら、各スキルを持っている人がマーケティングノウハウを持っているとは限らず、またファンエンゲージメントを適切に行う手段が提供されていないからだ。

Image credit: Open Network Lab

theLetter では、個人が書いたコンテンツを、読者が 認知 → 訪問 → 定期ファン化 → 月額課金ユーザと進んでいく一連のプロセスを支援する。認知→訪問の誘導には、プロモーションノウハウを公開しライターコミュニティで共有・相談。訪問→定期ファン化・月額課金ユーザへの誘導には、Web 公開と並行してファンに送信されたニューズレターの開封率から、コンバージョンの可能性の高いユーザを推測し特別な文章を差し込むことが可能。ライター9名が参加し、最新の購読登録者数は週次で120%成長しているという。

アメリカの同業 Substack は昨年、Andreessen Horowitz らから1,530万米ドルを調達している

Sporra by Sporra

Image credit: Open Network Lab

Sporra」は、サイクリングに出かける仲間を募れるマッチングプラットフォームだ。安全かつ素晴らしい景色を楽しめるルートを提案してくれる。既存のルートアプリでは、初級者や中級者のサイクリストは楽しんで継続できない。同じような運動レベルのある者同士がチームを組まないと、誰かが置いてけぼりを食ったり、先を進む人はストレスを感じたりするからだ。

Image credit: Open Network Lab

SPorra は、同じ運動レベルで作リストをマッチングする点で、既存の STRAVA や CONNECT などと差別化。また、メッセージング機能と、ユーザ投稿による信頼できる最適なルート情報の共有で初級者や中級者でもサイクリングを楽しめるようにする。ゲーミフィケーションによるユーザが楽しみやすい工夫も備える。B2C 及び B2B でマネタイズし、将来は、サイクリング意外にスキー、ランニング、ハイキングといった、ルート情報が必要かつ仲間で楽しむスポーツに拡大する計画だ。


Open Network Lab プログラムディレクターの佐藤直紀氏によれば、今回の第21期の修了を受け、Open Network Lab は通算で124組のスタートアップを輩出したことになる。また、前回第20期までの輩出スタートアップの、次期資金調達達成率は58.2%、イグジット率は12.6%に達しているとのことだ。

第21期デモデイの開催とともに、第22期への応募受付が開始された。第22期への申込締切は、11月27日の正午となっている。

台湾AppWorks(之初創投)、第20期・第21期合同デモデイを開催——23チームが登壇、最年少17歳の起業家も

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台湾のスタートアップアクセラレータ AppWorks(之初加速器)は15日、AppWorks Demo Day 2020 を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大により、今年前半はデモデイを一時中断していたため、今回の AppWorks Demo Day 2020 では、前半と後半に展開された第20期・第21期チームの中から、AI/IoT 分野とブロックチェーン/仮想通貨分野の23チームが参加する…

台湾のスタートアップアクセラレータ AppWorks(之初加速器)は15日、AppWorks Demo Day 2020 を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大により、今年前半はデモデイを一時中断していたため、今回の AppWorks Demo Day 2020 では、前半と後半に展開された第20期・第21期チームの中から、AI/IoT 分野とブロックチェーン/仮想通貨分野の23チームが参加することになった。

AI をテーマにしたチームが最多、最年少起業家は17歳

23チームのうち、AI をテーマにしたチームが10チーム、IoT が5チーム、ブロックチェーン/仮想通貨が8チームで、香港、シンガポール、インドネシア、スウェーデン、グアテマラなどの国際的なチームが8チーム、Google、Microsoft、MediaTek(聯発科技)の上級幹部もいれば、社会人のチームもいた。AppWorks Accelerator(之初加速器)には、史上最年少の17歳の起業家をはじめ、成功した起業家が多数在籍している。

AppWorks Accelerator では現在、AI/IoT、ブロックチェーン/仮想通貨(Blockchain / Crypto)、東南アジア(Southeast Asia)の3つの頭文字をとり、「ABS」という3つの軸でスタートアップチームを募集している。第17期以来、起業家は東南アジアの経済成長に楽観的であることが推奨され、募集対象は AI/IoT とブロックチェーン/仮想通貨に限定されている。

Jamie Lin(林之晨)氏「ビジネスを始めるには、今が一番いい時期」

冒頭のスピーチで、AppWorks 会長兼パートナーの Jamie Lin(林之晨)氏は、次のように述べた。

過去10年間の衣食住、交通、娯楽のすべての変化は、私たちのスマートフォンから来ている。次の10年には、5G と IoT が再び世界を変えることになり、新しいエッジコンピューティングプラットフォーム「MEC」は、IoT の発展に追随して、より多くのデータを預け、機械学習とディープラーニングが大きく成長し、スタートアップがより多くの製品やサービスを生み出せるようになる。ブロックチェーン、仮想通貨、DeFi、DNA シーケンシング、クォンタムコンピューティングなどの分野で、モバイルが普及したときのように、非常に多くのテクノロジーと要素が今後10年間で大きな変化をもたらす。これは、大きな可能性があることを意味する。今ほど起業に適した時期は無い。

今年の AppWorks Accelerator では、第20期と第21期で合計52チーム82人の起業家を採択。構成は、AI/IoT を中心とした26チーム、ブロックチェーン/仮想通貨を中心とした13チーム、東南アジアを中心とした13チームだった。第20期は40%の起業家が複数回に及ぶ起業を経験、これまでで最も起業経験が豊富な回となった。第21期は66%の起業家が台湾以外の世界17カ国から参加した。

今年のデモデイに参加したチームは、業界や業種を越えて AI アプリケーションが花開き、目を引く革新的なアプリケーションが多数登場した。

顔認証で、従業員の出退勤管理を支援する Astra

台湾の Astra は、大企業が遠隔地や現場で働くパートタイム従業員の管理を支援する顔認証ソリューション「GoFace 顔認証タイムカードシステム」を開発。同社によると、日本では4人に1人がパートタイム従業員であり、正社員よりもパートタイム従業員の流動性や離職率が高く、企業がパートタイム従業員を効果的に管理することが難しいという。

今年4月にサービスを開始したところ、広告を出さない状態で、サービス開始前から日本やインドネシアを中心にすでにのべ約3,000人の従業員が利用。主な取引先には、NTT 東日本、不動産管理の合同産業、インドネシアのハイパーマーケット Pondok Indah などがあり、いずれも数千人の現場従業員を擁する企業だ。

血液がん免疫測定の AI 解析プラットフォームを開発した AHEAD Medicine

同じく台湾の AHEAD Medicine は、血液がん免疫測定のためのAI解析プラットフォームを開発した。このプラットフォームは、7日から14日かかっていた血液がん検査の時間を検査の即日結果を出すまで短縮でき、結果を待つ患者とその家族や友人の心理的苦痛を減らし、貴重な治療期間を短くできる。創設者の Andrea(王毓棻)氏にはがん病歴があり、その人生経験を起業家精神に変え、現在の共同研究者には UMPC(ピッツバーグ大学医療センター)や NTU(台湾大学医学部附設医院)などがある。

「BTS にもを使ってほしい」と願う17歳の CEO が立ち上げた Dance Clout

Dance Clout CEO の Jerry Chang(張杰)氏

AppWorks Accelerator 史上、最年少創業者というの記録を打ち立てた Dance Clout CEO の Jerry Chang(張杰)氏は、ステージ上でダンスを披露し、Dance Clout のチーム紹介を始めた。Dance Cloutは、AI 技術を使ってダンサーのコミュニティを構築することを目的としている。17歳の創業者は、高校ダンスクラブ「建中熱舞(台北市立建國高級中学熱門舞踏社)」に所属し、建國高級中学科学部(理系)に在籍する高校生だ。

Dance Cloutは、ユーザが自分のダンス動画をアップロードしたり、AI を使ってダンス動画を分析しプロ講師と比較、動きが正しいかどうかを確認できるようにすることで、ダンサーのコミュニティを構築することに注力している。起業家精神にあふれた Chang 氏は、将来、韓国のバンド BTS に Dance Clout の製品を使ってほしいと語った。

グローバルデジタル資産運用プラットフォームを構築する Steaker

Steaker のチームメンバー

台湾の Steaker は、AI を使って多様な投資戦略を統合し、顧客がより簡単にパッシブインカム(利子や配当など定額所得、不労所得)を生み出すためにクリプト資産を割り当てるのを支援する。。

クローズドベータ期間中、10セット以上の資産投資戦略を開発。30以上の AI(人工知能)/ML(機械学習)モデルをトレーニングし、数百の市場指標を追跡し、ロボットで平均 ARR(年間経常収益)23%で総資産約400万 USDT(米ドル連動型ステーブルコイン「テザー)を管理している。

IoT 領域の起業家の成果も劣らず

IoT 領域から今回のデモデイに登壇したチームも起業家精神に溢れていた。自動運転ソリューションを開発する台湾の iAuto(艾欧図科技)は、「2018-2019 ドバイ・ワールド自動運転交通チャレンジ(The Dubai World Challenge For Self-Driving Transport)」に参加し、New Startups Group で2位を獲得したほか、Taiwan Mobile(台湾大哥大)、Formosa Plastics Auto Transport(台塑汽車貨運)と共同で、5G ネットワークを組み合わせ、台湾の高齢者施設「長庚養生村」で運行される自動運転システムを開発した。これは、自動運転車の産業用・商業用アプリケーションを開発する、分野を横断した最初の事例だ。

また、Aiello の AI 音声 SaaS プラットフォームは、ホテル、ケータリング、観光などのサービス業界のバックエンド管理システムやオンラインデジタル音声サービスで利用できる。Aiello CEO の Vic 氏は、Google Home の出身で、ホテル、ケータリング、旅行サービス業界におけるスマートスピーカーの巨大な可能性を目の当たりにしたことから、起業を決意した。

WASAI Technology はチップ設計に特化し、DNA 解析に利用できる高速 AI チップを開発。医療分野出身の WASAI CEO Calvin 氏は、遺伝子とコンピューティング技術を通じて、市場で拡大する DNA シーケンシングの需要に応えたいと考えている。Calvin 氏は自らも遺伝性免疫疾患の患者であり、技術でより多くの命を救うことを望んでおり、より価値のある起業テーマだと思うと語った。

AI を授業や学習に活用したチーム

すべての学習者の効果を高めるために、教育や学習に AI を応用することは、今後の重要なトレンドであり、今回のデモデイではこれを起業のテーマに掲げたチームが多く見られた。

TUTEEMI のチームメンバー

たとえば、グアテマラの TUTEEMI は、さまざまな学習ニーズに対応する外国語の講師マッチングサービスを提供している。創設者の Camila Sáenz 氏は、台湾から9年間の奨学金を受け、大学から博士課程まで学んた。 台湾の美しい人や物を長い間経験してきた彼女は、起業を通じて台湾に恩返しをし、台湾の国際化、バイリンガル化のプロセスに貢献したいと考えている。

台湾の TeraThinker は、教育用ビッグデータ分析を使用して適応学習システムを確立した。Tera Thinker 共同創業者兼 CEO の Chunyou Yang(楊淳佑)氏は、台湾学生の12.3%が学力不足で、学生学習能力の M 型化(優等生と劣等生が多く、中間成績の学生が少ない。二極分化。)の速度や程度が他国よりもひどい点を指摘。Tera Thinker はこの問題を解決したいと考えている。

ブロックチェーンのイノベーションが、リッチな実用アプリを促進

AI 領域だけでなく、ブロックチェーンも AppWorks Accelerator の重要なテーマだ。今年のデモデイでは、実りある起業実績を持つ台湾のブロックチェーンスタートアップが多数登壇した。彼らは、ブロックチェーン応用分野をより多様なものにしようとしている。

ブロックチェーン技術でクラウドコンピューティング業界をディスラプトする Poseidon Network

Poseidon Network 創業者の Light 氏(愛称:小光、本名:林弘全)氏

台湾発の Poseidon Network は注目のブロックチェーンスタートアップだ。創業者の Light (愛称:小光、本名:林弘全)氏は、これまでに匿名サイトのやクラウドファンディングサイト「flyingV」を立ち上げるなど起業経験が豊富だ。Poseidon Network は、分散型でスケーラブルなブロックチェーンノードサービスで、クラウドサービス業界の変革を目指している。

Amazon、Microsoft、Google の集中型クラウドサービスと対照的に、Poseidon Network はあまり使われていない帯域幅、ストレージスペースを集めることで、分散型でスケーラブルなブロックチェーンノードサービスを推進する。コンピューティングパワー、IoT デバイス、5G 通信を組み合わせることで、フォグデバイスサービス(フォグデバイスサービス)が作成され、デバイス効率を最適化して収益を得る機会を一般の人に提供します。

現在、システム全体では、30カ国以上で2,000以上のノードをカバーし、1,000Gbps以上の集積帯域幅と 5PB(ペタバイト)のストレージを提供している。

NFT を活用したデジタルアセットソリューションを開発する Lootex

Lootex のチームメンバー

Lootex は NFT(非代替性トークン)技術を用いて、文化・クリエイティブ産業、ゲーム、IP 向けのブロックチェーンデジタルアセット(ゲーム仮想資産、デジタルコレクタブル)の開発のためのソリューションを提供している。現在、Lootex が作成したマーケットプレイスには11のブランドが登録済。興行収入以外の新たな収益源を生み出すためにゲームカードを作っている。

ブロックチェーンを学術認証に応用する Turing Certs

TuringCerts はブロックチェーンを利用して企業や組織の学術資格認証ソリューションを開発し、企業や組織の学術監査の時間とコストを削減する。現在、カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkely)、国立台湾大学、国立清華大学、国立交通大学などの全大学や一部学部で採用されている。

コロナ禍にかかわらず、AppWorks のエコシステムはるかに成長

デモデイに登壇した起業家らは、コロナ禍の混乱にもかかわらず、危機を成長の機会に変えるレジリエンスを発揮した。この特徴は、AppWorks のエコシステムに参加しているすべての起業家にも表れている。

2010年に AppWorks が AppWorks Accelerator を正式に開始して以来、エコシステムはこれまでにないほどのスピードで成長してきた。調達資金の総額、評価額の総額、年間収益はいずれも3桁台となり、前年の2倍以上の実績となった。これらはすべて過去最高であり、参加スタートアップの評価額合計は100億米ドルを突破するという重要なマイルストーンに達した。

<具体的な成果>

  • アクティブなスタートアップ数が395社、起業家数が1,331人に達した。
  • 全輩出スタートアップの年間収益合計が前年同期比162%増の2,329億ニュー台湾ドル(約8,530億円)に達した。
  • 全輩出スタートアップの従業員合計が73%増の1万7,359人に達した。
  • AppWorks エコシステム(全輩出スタートアップ)が調達した資金の総額は、年間成長率140%の683億ニュー台湾ドル(約2,500億円)に達した。
  • 全輩出スタートアップの評価額合計は3,203億ニュー台湾ドル(1兆1,735億円)で、初めて100億米ドルの大台を超え、昨年の今頃と比べ160%増に達した。

Jamie Lin 氏は成果を次のように指摘した。

Jamie Lin(林之晨)氏

6月には、バイクシェアリングプラットフォームの WeMo Scooter(威摩)がシリーズ A ラウンドの資金調達を完了し、カーネットワーク技術の研究開発に投資するために数億ニュー台湾ドル(日本円で数億円〜十数億円)を調達した。

8月には、オンラインショッピングのキャッシュバックプラットフォーム「ShopBack」がベトナムで正式にサービスを開始し、これまでに80万人以上のベトナム人ユーザを獲得した。 40億ドン以上のキャッシュリターンを得て市場を9カ国に拡大し、ユーザ数は2,000万人を超えた

9月には医療技術スタートアップの iWeecare(愛微科)がプレシリーズ A のエクステンションラウンドで240万米ドルを調達した。同社の製品「Temp Pal」が、今年の新型コロナウイルス感染拡大予防と治療に重要な役割を果たし、台湾、日本、タイ、アイルランドなど世界の病院システムに導入された。

猛威を振るう世界的な流行の下、AppWorks エコシステムの全員がこのような成果を共に出せたことはさらに称賛に値する。

過去10年を振り返ると、AppWorks が指導してきた起業家らは、「20マイル行進(編注:好不調に関わらず、毎年一定のペースで成長する意)」という規律を守り、混沌の中にチャンスを求め、変化の中に成長を求めてきた。この巨大な車は高速稼働期に入っており、今後、台湾と東南アジアのコミュニティを結びつけ、大東南アジアのデジタル共栄圏を構築するプロセスを加速させると期待している。

【原文】

【via TechOrange】 @TechOrange

カンボジア・キリロム工科大、学生らによるスタートアップのデモデイをオンライン開催——日本のエンジェル投資家ら約50名が参加

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カンボジアを拠点とする社会起業系スタートアップ vKirirom が運営するキリロム工科大学(KIT)は8日、在学生らによるバーチャルカンパニーのオンラインイベントを開催した。バーチャルカンパニーとは、会社登記はまだだが会計や独立採算を保ちながら事業の実効性を検証し、エンジェル投資家を募る KIT 独自の仕組み。一定以上のエンジェル投資家が集まった時点で法人化される。 この日のピッチイベントには、…

CC BY-SA 4.0 by Makoto Arami via Wikimedia Commons

カンボジアを拠点とする社会起業系スタートアップ vKirirom が運営するキリロム工科大学(KIT)は8日、在学生らによるバーチャルカンパニーのオンラインイベントを開催した。バーチャルカンパニーとは、会社登記はまだだが会計や独立採算を保ちながら事業の実効性を検証し、エンジェル投資家を募る KIT 独自の仕組み。一定以上のエンジェル投資家が集まった時点で法人化される。

この日のピッチイベントには、vKirirom への投資やコミュニティに関わる人々約50名が、日本やその他の国々が参加した。ピッチ終了後には Google Meet で個別面談の機会が設定され、ピッチ登壇した半数以上のスタートアップにはエンジェル投資などの支援が提供される見込みだ。

この日紹介された8つのバーチャルカンパニーを見てみることにしよう(なお、Fixh.me と JOBIFY は法人化済)。なお、スタートアップ名にリンクを貼ってあるのは、本稿執筆時移転で独立した Web サイトが 開設されていることが確認されたもののみ。

Fixh.me

Fixh.me は、カンボジアで家電、水道、電気設備などの修理をしたい人と、修理サービスを提供できるサービスプロバイダーを繋ぐプラットフォームを開発。2018年に100人以上のサービスプロバイダと共にスタートした。成約時にサービスプロバイダから料金の20%を紹介手数料として徴収する仕組みだ。直近の4ヶ月では紹介手数料で2,330米ドルを売り上げた。

今後、この事業を B2C から B2B へも拡大することで、年内に残りの5ヶ月間で3.5万米ドルを売り上げる計画だ。各種ピッチコンテストで賞金を1.3万米ドル獲得しており、こういった賞金を事業拡大のための当座の資金にするつもりだったが、新型コロナウイルスの影響でコンテストが減少し、事業加速に向けエンジェル資金を調達することにした。資金調達額は6万米ドル。

JOBIFY

JOBIFY は、エンジニア求人に特化した企業と求職者とのマッチングサイト。カンボジアにはまだエンジニアに特化した求人サイトは存在しないが、JOBIFY は求職者に IT エンジニアが面接を行い、オンラインでの試験やオンラインでのトレニーングコースを無料で提供し差別化を狙う。毎年5万人輩出されるカンボジアの大学卒業生のうち、IT を専攻する5%(2,500人)がターゲットだ。

マッチイング成約時には、企業から当人の初任給1ヶ月分に1割載せた金額を手数料としてもらう(10%の付加価値税は別途)。求職者が就職後3ヶ月以内に辞めた時には、企業には代わりとなる人材を無料で紹介する。当面はカンボジア国内の市場に集中し、将来は ASEAN 圏への市場展開も視野に入れている。

Zeal

Zeal は、不動産テックとコンストラクションテックを提供するスタートアップ。カンボジアの不動産事業者向けには、オンラインでも見込顧客に不動産に興味を持ってもらえるよう、不動産データのデジタル生成代行や VR を使ったバーチャルツアーの作成などを行う。また、作成されたバーチャルツアーは Zeal の Web サイトで見られるほか、不動産事業者の Web サイトにも埋め込める。

一方、コンストラクションテックでは、ドローンやポイントデータを元にインタラクティブマップ、360度イメージ、ビデオを使ったウォークスルーなどのコンテンツをオフショア開発する。コストの安いカンボジアの労働力を活用した、海外の建設業界からの受託を想定しているようだ。競合には、AroundMe360(タイ)、Tubear.co(シンガポール)、VJ Virtual Tour(アメリカ)など。)

KGF Online

KGF Online は、オンラインでのセミナー事業を提供するスタートアップ。東京ベースの採用広報 web メディア「LISTEN」と共同で、「LISTEN × KGF Online」というブランドで、Zoom、Remo、Google Meet などを使い毎週オンラインセミナー+ネットワーキングイベントを企画・開催している。クロスボーダー及びクロスジェネレーションで知見を共有するのが一つのテーマで、これまでにイギリス、イスラエル、中国などから現地で活躍する日本人スピーカーをセミナーに招聘し、これまでにイベントを9回開催した。

ハイクオリティなスピーカーによるセミナーを提供するのが現在のコアバリューで、会員からは年間10万円の会費を徴収する。多忙でイベントに参加できなかった会員には、セミナーの録画コンテンツを販売するほか、KGF Online 上で生まれたメンバー間のビジネスマッチングや業務アウトソーシングなどでマネタイズする。現在は日本市場向けに特化しているが、将来は英語圏やカンボジア市場にも事業拡大したい考え。

Casstack

Casstack は、カンボジアの飲食業界に特化したチャットボットを開発。新型コロナウイルスの感染拡大によりオンライン対応が迫られる中、飲食業の多くは大掛かりな IT 投資ができず、またハイエンドサービスを提供するニーズが存在しない。Casstack はイニシャルコストを必要とせず、サブスクリプションモデルで導入できるチャットボットを提供することで、飲食業のオンライン注文受付を支援する。

カンボジアは人口が1,600万人に対し、Facebook ユーザが1,017万アカウント、スマートフォンユーザが1,460万人と、モバイルを使ったソーシャルメディアエンゲージメントが効率的に行える点でユニークな市場。Casstack ではこの点を最大限に生かし、オンライン注文を受けられる仕組みから販売促進ができるプラットフォームを目指す。月に80〜90件ペースで契約を増やし、初年度売上40万米ドルを目指す。

Len Of Reality

Len of Reality は、VR を使って語学学習、特に外国語の語彙を増やすためのサービスを開発している。新型コロナウイルスの影響もあり、子供や学生、社会人もが対面講義による語学学習の機会減少を余儀なくされる中、VR の導入により、多くの時間を使わず、より直感的でゲーミフィケーションを取り入れた語彙習得の機会を得られる。さらに、VR の効用により、ユーザは目・耳・口をフルに使って語彙を習得するため、体験と結びつきやすく記憶定着しやすいのも特徴だ。

現在は KIT 内にある200台ほどの VR を活用しテストを繰り返しながらサービス品質をブラッシュアップ。製品の入手のしやすさから現在は Oculus Go に最適化しているが、将来は Oculus Quest にシフトしていく予定。現在は、日本や中国といった英語学習に比較的費用を支払うポテンシャルの高い市場にフォーカスしているが、将来はカンボジアなどで英語に加え、日本語や中国語の語彙学習サービスにも拡大を図る。

Dexpertize

カンボジアでは2023年までに 産業の多くの分野で DX を進めることが期待されているが、企業の中で具体的に DX 戦略を持っているところは22%に過ぎない。その理由はツールが不足していること、データが不足していること、技術サポートが不足していることなどの理由による。Dxpertize では、DX 戦略が十分でない中小企業をターゲットに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するソリューションを提供する。

DX に必要な要素は、データ収集とデジタル化、データの見える化と監視、プロセス最適化、プロセス自動化に分解できるが、Dexpetise では現在、KPI ダッシュボード(データの監視とモニタリング)に注力し開発。市場特性をかんがみ、カンボジアには KPI ダッシュボードと RPA(プロセス自動化)、日本や世界にはプロセスマイニングツール(プロセス最適化)と RPA (プロセス自動化)で総合的な DX ソリューションを提供していきたい考え。プロセスマイニングツールは Celonis を活用する。

Keen

Keen は、ソフトウェアのコーディングテストに特化。日本のソフトウェアの品質保証およびテスト大手 SHIFT(東証:3697)にインスピレーションを得たカンボジア版と言える。カンボジア国内および世界中でコーディングテストの需要が高まるのを受け、カンボジアの社会特性を生かしたテスト専門会社を目指す考えだ。

国際ソフトウェアテスト資格認定委員会(ISTQB)の認証を受け、KIT や前出チームである JOBIFY のネットワークを活用し人的リソースを確保、また、オフショア企業で有名な隣国ベトナムに比べコストが半分で済むこともメリットの一つだという。チームメンバーの過去の経験を合計すると、これまでに8,000件以上のテストケース、2,000件以上のバグを報告した実績があるという。


vKirirom は、シリアルアントレプレナーの猪塚武氏が2014年2月に設立した社会起業系のスタートアップ。猪塚氏は、自身が創業したウェブアクセス解析プラットフォーム「Visionalist」の運営会社デジタルフォレストを2009年に NTT コミュニケーションズに売却後、4年間のシンガポール生活を経て、2014年1月に家族と共にカンボジアに移住。首都プノンペン郊外のキリロム国立公園の一部をカンボジア政府から借り受け、高原リゾートと全寮制大学の KIT を融合した街を開発している。

vKirirom は2016年7月、日本やシンガポールのエンジェル投資家15人から290万米ドルを調達した。同社はデロイト・トウシュ・トーマツが毎年発表する「Deloitte Technology Fast 500 Asia Pacific」に、2017年〜2019年にかけて3年連続で入賞している。

IVS 2020 Onlineのピッチコンペティション「LaunchPad」は、検査・検品AIのアダコテックが優勝 #ivs2020

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本稿は、Infinity Ventures Summit 2020 の取材の一部である。 31日午後、Infinity Ventures Summit(IVS)では恒例となっているスタートアップ・ピッチコンペティション「LaunchPad」が実施され、検査・検品のアダコテックが優勝した。 LaunchPad の審査員を務めたのは、 元榮太一郎氏 弁護士ドットコム 創業者兼代表取締役会長 佐藤光紀氏…

本稿は、Infinity Ventures Summit 2020 の取材の一部である。

31日午後、Infinity Ventures Summit(IVS)では恒例となっているスタートアップ・ピッチコンペティション「LaunchPad」が実施され、検査・検品のアダコテックが優勝した。

LaunchPad の審査員を務めたのは、

  • 元榮太一郎氏 弁護士ドットコム 創業者兼代表取締役会長
  • 佐藤光紀氏 セプテーニホールディングス 代表取締役社長
  • 前田裕二氏 SHOWROOM 代表取締役社長
  • 丸尾浩一氏 大和証券 専務取締役
  • 上野山勝也氏 PKSHA Technology 代表取締役
  • 金子剛士氏 East Ventures パートナー
  • 山田メユミ氏 アイスタイル 共同創業者 取締役
  • 国光宏尚氏 gumi 代表取締役
  • 仲暁子氏 Wantedly 代表取締役
  • 吉田浩一郎氏 クラウドワークス 代表取締役社長 兼 CEO
  • 高宮慎一氏 グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
  • 三上智子氏 日本マイクロソフト 業務執行役員
  • 堀新一郎氏 YJ キャピタル CEO
  • Joseph Chan/詹德弘氏 AppWorks/之初創投 パートナー
  • Tina Cheng/成之璇氏 Cheruvic Ventures/心元資本 パートナー

なお、副賞としてファイナリスト全チームに Freee 利用権5万円相当(Freee 提供)と AMBI 利用権(エン・ジャパン)、優勝から3位入賞者に Daiwa Innovation Network 優先登壇権(大和証券)、また優勝チームに Freee 利用権10万円相当(Freee 提供)、5万円分のカタログギフトとプロの社外コンサルタントによるメンタリング受講権(NTT ・ドコモベンチャーズ)、楽天ギフトカード10万円分(大和証券)、本当にかなう Amazon Wishlist (Amazone Web Service 提供)、セミナー2名招待(プルータスコンサルティング)、スタートアップ支援する何か・詳細未定(ケップル)が贈られた。

登壇したのは以下の14社。

【優勝】検査・検品 AI by アダコテック

アダコテックは、いわゆる「産総研スピンオフ」のスタートアップで、産業技術総合研究所で開発された特徴抽出法を開発。一般的なディープラーニングでは、異常検知のために正常品と異常品の両方を教師データとするのが一般的であるのに対し、アダコテックのソフトウェアでは正常品のみを教師データとして、正常を逸脱したものを異常として網羅的に検出する。

レーダーを照射して得られた画像を元に非破壊検査する場合などでは、担当者が目を皿のようにして異常個所を探していたのは効率が悪い。アダコテックの AI を使って画像を一次スクリーニングすることで、人が集中して見る必要がある部分だけを明らかにし、生産性が飛躍的に向上するという。

アダコテックは2019年7月、東京大学エッジキャピタル(UTEC)と DNX Ventures から4億円を調達している

【2位】【ROXX 賞】Luup by LUUP

LUUP は、マイクロモビリティを都市に実装しようとする MaaS スタートアップ。街のあらゆる場所にモビリティ機器を借りたり返したりできるポートを配置し、高齢者も含め全ての人が安全かつ便利に利用できるモビリティのプラットフォーマーになることを目指している。これまで全国の地方自治体と連携して実証実験を重ねてきた。

昨年来、札幌の NoMaps での試乗会の開催、「Okinawa Startup Program」への採択、今年に入って NTT 東日本のアクセラレータ「LIGHTnIC(ライトニック)」デモデイで優秀賞、「東急アクセラレートプログラム(TAP)」のデモデイで二子玉川賞を獲得。今年5月からは、一般消費者向けシェアサイクル事業を渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアで展開している。

LUUP は昨日警察庁の特別許可を取得し、今年10月から大手町と新宿で公道実証を展開する予定。同社は昨日、ENEOS グループの CVC である ENEOS イノベーションパートナーズと大林組から約4億5,000万円の調達を発表したばかり。創業来3回にわたる投資ラウンドで、合計8億5,500万円を調達している。

【3位】【プルータス・コンサルティング賞】L by AGRIST

宮崎発の AGRIST は、農業の人手不足を解決する AI と収穫ロボット「L」を開発している。すでに6台が実稼働、ENEOS と協業している。完璧なパフォーマンスが実現できるものの高価なロボットではなく実用的なシステムを目指して、宮崎のピーマン農家と共同開発している。

ビニルハウスの中で平坦でない土壌の上でなく、空中に張ったワイヤを使って移動できる収穫ロボットを開発した。ロボットに備わったカメラからの画像認識により、ピーマンの収穫を完全自動化する。

【4位】PowerArena by PowerArena/百威雷(台湾)

PowerArena は、ディープラーニングを使って製造業の効率化を支援するスタートアップ。ビデオを使って集めた製造工程の映像を AI を使って解析、問題点を見つけ、どの工程のどの部分に改善すべき点があるかをラベルをつけてアドバイスする。

この AI をセットトップボックスのようなデバイスの中に完結しており、実装を非常に簡素化している。スマートシティでの充電ループやパイプ交換時期の予測などにも利用されている。

【5位】AquaMagic by AquaFusion

AquaFusion は、革新的な水中可視化装置「AquaMagic」を開発している。これまでの魚群探知機は超音波を利用しているため、水深750メートルの海中だと超音波を発してから障害物に当たって返ってくるまで1秒かかるので、それ以上早い頻度で信号を打つことができない。

イルカにヒントを得て同社では CDMA コードを単一周波数発信による検出技術を開発。従来の魚群探知機に比べ、垂直方向10倍、水平方向10倍、計100倍の分解能を持つため、魚群ではなく魚単体で検出することもできる。魚の体長や魚群の密度もわかるため、漁業の効率化につながる。

Sportip Meet by Sportip

Sportip は筑波大学はつのスタートアップで、整体師・トレーナー向け AI 解析アプリ「Sportip Pro」を開発している。また、Sportip Pro で培った解析技術を応用し、一般ユーザ向けに個人の身体や姿勢の状態をチェックし、AI が最適なトレーニングメニューを提案してくれるサービス「Sportip Meet」を開発している。

Sportip Meet のメニューとしては、トレーニング、ストレッチ、ヨガなどを予定しており、フィットネスジム大手、パーソナルトレーナー、整体師、理学療法士などを通じた提供を予定。ユーザは Sportip Pro を使う整体師やトレーナーからオフライン体験を、Sportip Meet を通じてオンライン体験を得られる。

Sportip は今年6月、マネックスベンチャーズ、DEEPCORE、Deportare Partners から数千万円を資金調達した

GameTector by RIM

RIM が開発・提供する「GameTector」は、e スポーツ大会の開催・運営・参加を効率化・省力化できるプラットフォーム。大会主催者は「エントリー選手の管理」「対戦表の作成」「独自の結果報告システム」を利用することでスムースに大会の運営を行うことができる。

GameTector が主催するイベント大会では、参加者数2000人以上、オフライン大会では60名以上の参加、2020年の GW に開催した大会ではツイッターでトレンド入りを果たすなどしてきた。今後は、各ゲーム会社と協力し合いながら、e スポーツ市場への進出を考えている企業や自治体への支援、e ポーツの大会文化作り、コミュニティ作りに尽力するとしている。

RIM は今年6月、シードラウンドで W ventures と個人投資家から3,500万円を資金調達した

YOUTRUST by YOUTRUST

YOUTRUST が運営する「YOUTRUST」は、副業と転職のキャリア SNS。「友人の友人」までのつながりがある人物の副業や転職意欲が可視化される。友人からの紹介(リファラル)の仕組みで、友人、もしくは友人の友人から転職や副業のオファーが届く。口コミ中心に利用が拡大し、ユーザ数は8,000人、導入企業は累計で180社を超える。

YOUTRUST は本日、機能およびサイトデザインの大規模リニューアルを実施。企業ごとに情報が集約された新機能「カンパニーページ」をリリースした。ユーザにとっては、気になる企業をボタン1つでフォローでき、友人の動向なども追えるタイムライン上で企業の最新情報を把握することもできるようになる。

YOUTRUST は2019年1月に シードラウンドで数千万円、今年1月にプレシリーズ A ラウンドで1億1,000万円を調達している。

TiNK by tsumug

tsumug は、企業向け自律分散オフィスサービス「TiNK Desk(時間貸しサービス)」や「Tink Office(空間専有サービス)」を提供。遊休空間に TiNK や他社製品を含むロックデバイスを設置することで、サービス利用者の入退室管理と制御を実施。アプリのインストールを必要とせず、LINE だけで利用開始の手続や施・解錠が行えるのが特徴だ。

フリーランサー、複業を持つ人、テレワーカーなどに、オフィスや自宅以外のワークスペースを提供する。ユースケースとしては、マンションにある空室を同棟の居住者が使えるワークスペースにし、マンションオーナーやデベロッパがマネタイズすることができる。TiNK は ABBALab から出資を受けている

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ROADCAST by 東急

ROADCAST は、2018年に立ち上がった東急の社内ベンチャー。外壁の落書きや広告看板の乱立を、ストリートアートや屋外広告のプラットフォームで解決する。ROADCAST を使って、屋外アート展の実施や回遊型のゲーム企画に利用された事例などがある。

アートや広告を掲出したいユーザは、ROADCAST を使いマップで掲出場所を確認、空きスケジュールや価格を確認し原稿を入稿する。エリアに応じて、街の景観を損なわないよう独自のl広告規定や入稿規定も設定。原稿を掲出場所のオーナーが確認後に掲出が実施される。出稿者には、流動人口データを元に効果測定された情報をダッシュボードでフィードバックされる。

2020年度中に、掲出場所を東京都内で250カ所、提携先を含め500カ所にまで拡大する予定。

KengakuCloud by ビズ・クリエイション

岡山を拠点とするビズ・クリエイションは、モデルハウスに代えて入居中の一戸建て住宅を訪問・見学できるようにする KengakuCloud を開発している。モデルハウスを訪問する住宅購入者からは「贅沢すぎて参考にならない」「リアリティがない」といった意見が寄せられ、モデルハウスを運営できる住宅会社は大手に限られ、維持には多額のコストが強いられる。

KengakiCloud は、住宅購入者(潜在顧客)、住宅会社の担当営業、その住宅会社で一戸建て住宅を建てたオーナーをマッチングするプラットフォームだ。公開に興味のあるオーナーは自分の住宅の写真や情報を登録し予約ページを生成、三者間でスケジュールを調整し訪問・見学のアポが成立する。住宅会社からオーナーには、見学1回につき1万円の謝礼を支払う。

2018年に広島ベンチャーキャピタル、いよぎんキャピタルから資金調達している

aiPass by クイッキン

宿泊施設ではオペレーションの効率化が課題だが、その足かせの一つとなっているのが利用されているシステムの多さだ。例えば、あるホテルではベンダー15社・14システムが利用されていたという。このシステムの多さが宿泊業界の非効率、コスト高、レガシーさを招いていると考えた CUICIN は、宿泊施設の一連のオペレーションを単一 SaaS「aiPass」で一気通貫に処理できる仕組みを目指す。

aiPass では、従来は18ステップあったチェックインやチェックアウトのプロセスを、6ステップにまで減らすことに成功。ユニークなのは、aiPass の基礎機能とは別に、ホテル毎に求められる追加機能(決済、スマートキー、館内リクエストなど)を他システムと連携する API としてカスタマイズ開発する点だ。同社では共同開発モデルを導入するホテルには基礎機能を無料提供し API 開発でマネタイズ、後に他ホテルには SaaS モデルで提供する。

Fukuoka Growth Next の「Beyond Coronavirus」、Open Network Lab 第20期に採択。2月には、DG ベンチャーズとインキュベイトファンドからシード資金を調達している

Leaner by リーナーテクノロジーズ

Leaner Technologies が開発する Leaner は、間接費の無駄を見える化し、コスト削減に貢献するクラウド型の支出管理プラットフォーム。既存の財務・購買データを送付することで、解析により自社・他社比較による使いすぎの間接費目を特定してくれる。

独自のKPI管理により費目別のコスト削減余地や、適切なコスト削減手法も提示してくれるほか、継続的な評価・アラートにも対応している。

同社では2019年5月、インキュベイトファンドから約5,000万円を調達している

B2M by B2M Asia(香港)

B2M Asia は、ウォールストリートで外国為替(FX)のリスクマネージメントのプロフェッショナルらが、そのテクノロジーを中小企業も使えるにしようとするスタートアップだ。国際取引においては取引相手と通貨が異なるため外為取引が必要になるが、この外為手数料は銀行や取扱業者によっては不透明で平均7%程度と高い。

ハイグレードなサーバを使うことで、通常の10〜100倍以上の精度で為替リスクを計算し、これを手数料の安さに反映している。また世界の60以上の決済手段、80以上の通貨に対応。結果として、為替手数料は0.5〜2%で外為取引が提供可能となる。