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人工知能を使ったパーソナライズド・レコメンデーションで、中国の読み物アプリは次のステージへ

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<ピックアップ> Is AI-powered personalized recommendation the next stage of China’s reading applications? 2016年7月にローンチされた読み物アプリ「Qing Mang Magazine(軽芒雑誌)」は、12月に開催されたプレスイベント以降、中国のベテランネットユーザ達から注目を集めている。そう…

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<ピックアップ> Is AI-powered personalized recommendation the next stage of China’s reading applications?

2016年7月にローンチされた読み物アプリ「Qing Mang Magazine(軽芒雑誌)」は、12月に開催されたプレスイベント以降、中国のベテランネットユーザ達から注目を集めている。そうした注目の一部はスター起業家 Wang Junyu(王俊煜)氏に向けられたものである。彼は昨年7月に前の会社を推定2億米ドルで Alibaba(阿里巴巴)に売却している。

人々の興味を引きつけているのは、Qing Mang Magazine が新たに導入したモデルだ。このアプリはインタレストベースのサブスクリプションモデルを採用している。ユーザは、興味のある特定のテーマを登録しておくと、そのテーマに基づいてアルゴリズムがキュレーションした記事のコレクションを受け取ることができる。中国において最速でユニコーン企業になった企業のひとつ、Toutiao(今日頭条) も同様のアルゴリズムを使ったスキームをここ2年ほど利用している。

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中国におけるコンテンツの3大配信チャネル

中国のモバイル市場には主要なコンテンツ配信チャネルが3つ存在する。その3つとは、モバイルニュースアプリ、パーソナライズド・ニュースアグリゲーター、そしてソーシャルメディアプラットフォームだ。

Qing Mang のモデル

Qing Mang は、上記3つのモデルに独自のイノベーションを組み合わせたものだ。同アプリはクオリティの高いコンテンツを揃え、プレミアムな読書体験を提供するサービスとして位置づけられている。中国における既存のサービスと比較して、チャットボットベースのインタラクション、インタレストベースのコンテンツキュレーション、読書体験の共有、スタイリッシュなレイアウトなどの特徴がある。

設立者で CEO の Wang Junyu 氏はインタビューの中で、このような読み物アプリの成長は「遅く、直線的で、長期的なプロセスになる」と語った。収穫の日がやってくるまで長い間待ち続けなくてはならず、スタートアップにとっては、忍耐と慎重さが必要とされる仕事になりそうだ。

Via China Tech Insights

輝きを失うユニコーンクラブ:第3四半期の新規ユニコーンは9社にとどまり、評価額合計の伸びはプラス300億米ドルに落ち込む

今期の資金調達の特徴は、資金調達が非常に遅いことと取引が全体的に少なかったことである。 2016年第3四半期に35のユニコーン企業が38の資金調達イベントで総額83億8,000万米ドルを調達した。ここからわかるのは、資金調達が弱含みで減速していることであり、金額(2015年第3四半期には170億米ドル)、資金調達のイベント数(61対38)いずれにおいても前年同期比で減少している。 企業価値の成長と…

Image Credit: Yosuke Muroya
Image Credit: Yosuke Muroya

今期の資金調達の特徴は、資金調達が非常に遅いことと取引が全体的に少なかったことである。

2016年第3四半期に35のユニコーン企業が38の資金調達イベントで総額83億8,000万米ドルを調達した。ここからわかるのは、資金調達が弱含みで減速していることであり、金額(2015年第3四半期には170億米ドル)、資金調達のイベント数(61対38)いずれにおいても前年同期比で減少している。

企業価値の成長という面からみれば、19のラウンドで上昇し、18は評価額に変化なし、そして1つだけ減少したラウンドがあった。それは Wandoujia(豌豆荚)で、前回の評価額10億米ドルから80%減少した額で買収された。全企業の評価額合計の推移では、304億2,000万米ドルのプラス成長(第2四半期は750億米ドル)を守っているが、ユニコーンクラブ(10億米ドルの評価額に達した企業)の健全さが失われつつあることを示唆している。

Above: A high-resolution Unicorn Club landscape from VB Profiles is available here. (Disclosure: VB Profiles is a cooperative effort between VentureBeat and Spoke Intelligence.)

Above: A high-resolution Unicorn Club landscape from VB Profiles is available here. (Disclosure: VB Profiles is a cooperative effort between VentureBeat and Spoke Intelligence.)
VB Profilesによる高解像度のユニコーンクラブ・ランドスケープはこちら. (VB ProfilesはVentureBeatとSpoke Intelligenceが協同している取り組みである.)

第3四半期に新たにユニコーンとなった9社

Ubtech Robotics:Ubtech は初期シリーズ B ラウンドで CDH Investment から1億米ドルを調達した。中国のインテリジェント人型ロボットメーカーである同社は、教育やエンターテイメントにさらなる応用事例を広げようとしている。

OfferUp:アメリカに本拠を置く同社は Warburg Pincus 主導のシリーズ C ラウンドで1億1,900万米ドルを調達し、10億ドルの企業価値を達成した。地元バイヤーとセラー向けのモバイルベースのマーケットプレイスである同社は2015年に突如登場し、この資金でユーザエクスペリエンスの改善と新規市場の開拓を狙う。

Deliveroo:食品デリバリーを手がける同社は2億7,500万米ドルを調達し、競争の激しい食品デリバリー市場で投資家をひきつける数社の仲間入りを果たした。

U51.com:中国のフィンテックアプリを手がける同社は Tiantu Capital 主導のラウンドで3億1,000万米ドルを調達した。このアプリはクレジットカードの支払いの整理、ウェルスマネジメント商品への投資、オンラインでのローン申し込み、その他個人信用ベースでの金融サービスを提供している。

Compass:不動産プラットフォームを手がける同社は7,500万米ドルのシリーズ D ラウンドの後、新規市場への成長と、家の売買や賃貸のシームレスで気の利いたユーザエクスペリエンスを消費者とエージェントに提供することに注力する。

Unity:DFJ 主導のシリーズ C ラウンドで1億8,100万米ドルを調達して評価額が15億米ドルに達した Unity は、2D、3D、VR、AR ゲームとエクスペリエンスを製作する最大の開発プラットフォームで、インディーズからトリプル A(300万本以上販売するトップセラー)のゲームにまで使われている。

Quanergy:自動運転車のセンサーを開発するシリコンバレー発の同社は9,000万米ドルを調達し、評価額は16億9,000万米ドルに達した。同社の LiDAR センサーは、自動運転車を開発する5つの自動車メーカーに既に採用されている。

Hike:インドでの WhatsApp のライバルとなる同社は、Tencent 主導のシリーズ D ラウンドで1億7,500万米ドルを調達し、14億米ドルの評価額に達した。設立して4年となるメッセージングアプリの同社はソーシャルメディア企業としてインド初のユニコーンとなった。

Go-Jek:インドネシアに本拠を置くユニコーン Go-Jek は5億5,000万米ドルを調達し、Uber や Grab と競合している。Go-Jek は調達後で13億米ドルの評価額となり、20万人のバイクドライバーを擁し1日に66万7,000件の予約があるとしている。

1件の IPO と2件の買収

Nuantix は9月にIPOで2億3,790万米ドルを調達したと発表している。カリフォルニアに本拠を置きデータセンターのインフラ提供を手がける同社は、昨年12月に IPO のための手続きを開始したが、数ヶ月の間進捗が止まっていた。同社は IPO 当日に50億米ドルの評価額となっており、2014年8月における前回の評価額から30億米ドルの増加となっている。

Jet.com は数週間にわたる買収の噂の後、Walmart に30億米ドルで買収された。Jet.com の CEO である Marc Lore 氏はその地位に残り、Walmart のアメリカでの e コマース事業に注力する。Jet.com の技術により Walmartでは、(e コマースの)注文をリアルタイムで処理し、適切なベンダーに割り振ってコストを低く抑え、また大規模発注による値引きを実現する。

中国の Android アプリストアである Wandoujia は Alibaba(阿里巴巴)に買収され、同社のモバイルビジネスを手がけることとなった。Wandoujia は一時10億米ドルの価値をつけていたが、Huawei(華為) や Xiaomi(小米)といったスマートフォンメーカーが自社のアプリストアをオープンして激しい競争で苦しんだ後、たった2億米ドルで買収されることになった。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Kai-Fu Lee(李開復)氏率いるファンドInnovation Works(創新工場)が、6億7,500万ドルを調達——名前もSinovation Venturesに

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Google の元エグゼクティブで、かつて存在した Google 中国オフィスの代表だった Kai-Fu Lee 氏が、自身のファンド Innovation Works(創新工場)に6億7,500万ドルを調達した。 2013年の診断で癌闘病中とされた台湾生まれの Lee 氏が、業界に戻ってきた形だ。 Lee 氏が2009年に共同創業した Innovation Works は、中国スタートアップの投…

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Google の元エグゼクティブで、かつて存在した Google 中国オフィスの代表だった Kai-Fu Lee 氏が、自身のファンド Innovation Works(創新工場)に6億7,500万ドルを調達した。

2013年の診断で癌闘病中とされた台湾生まれの Lee 氏が、業界に戻ってきた形だ。

Lee 氏が2009年に共同創業した Innovation Works は、中国スタートアップの投資にむけ、2つの新たな財源を確保したことになる。今朝の Wall Street Journal によれば、アメリカドル建ての3億ドルファンドと、中国人民元建てのファンドだ。ファンド名も、Sinovation Ventures に変更する最中にある(編注:中文名は「創新工場」のまま)。

Lee 氏のファンドは、中国の Android アプリストア Wandoujiya(豌豆荚——今夏、Alibaba=阿里巴巴が買収したと報じられた)や、数十億ドル規模の IPO を控える自撮りアプリの Meitu(美図)など、中国のホットなアプリ開発会社から資金提供を受けている。

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Innovation Works が投資しているポートフォリオのスタートアップは現在、約300社に上る。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

中国のAndroidアプリストアWandoujia(豌豆荚)をAlibaba(阿里巴巴)が買収——評価額は前調達時の5分の1に大きく切り下げか

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Eコマース巨人の Alibaba(阿里巴巴)は、中国最大のアプリストアの一つ Wandoujia(豌豆荚)を買収することで合意した。これは、Wandoujia の創業者が火曜日(7月5日)にソーシャルメディアで投稿した内容による。 Wandoujia の CEO Wang Junyu(王俊煜)氏は次のように述べている。 Wandoujia と Alibaba Group(阿里巴巴集団)は正式に合併…

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Image credit: Wandoujia

Eコマース巨人の Alibaba(阿里巴巴)は、中国最大のアプリストアの一つ Wandoujia(豌豆荚)を買収することで合意した。これは、Wandoujia の創業者が火曜日(7月5日)にソーシャルメディアで投稿した内容による。

Wandoujia の CEO Wang Junyu(王俊煜)氏は次のように述べている。

Wandoujia と Alibaba Group(阿里巴巴集団)は正式に合併契約に調印しました。Wandoujia のアプリ配信ビジネスは、Alibaba のモバイルビジネスグループに統合される予定です。

Wandoujia の初期の投資家には、Alibaba、ソフトバンク、Goldman Sachs などがいる。Alibaba への買収前の段階では、ソフトバンクが Wandoujia にとっての最大の株主だった。ちなみに、Wandoujia とは中国語でエンドウ豆の意味である。

中国のゲームとマーケティングのリサーチ会社 Newzoo が2015年に発表したランキングでは、Wandoujia は中国で7つ目に大きいアプリストアとされている。この段階で Wandoujia は全市場の約6%しかシェアをとっておらず、いかなるモバイルブランド大手やテック業界大手とも提携関係に無いアプリストアだった。

Wang 氏は次のようにも語っている。

Wandoujia のアプリ配信ビジネスは今後も独立運営され、Alibaba Group のブランド名のもと、最強の Android アプリ配信企業になるでしょう。

国営の China Daily(中国日報)が引用した Alibaba の発表によれば、この買収における Wandoujia の評価額は2億ドルとされ、もしこの数字が正しければ、2014年にソフトバンクがリードした以前の資金調達ラウンド時の評価額10億ドルから、大きくデバリュエーションしたことになる。

中国では現在も Google Play は中国でも規制されているため、アプリストアは、Tencent(騰訊)、Baidu(百度)、Xiaomi(小米)、Huawei(華為)、Quhoo 360(奇虎360)など主要プレーヤーに分散している。

Technode(動点科技)はこの買収に関して詳細を Alibaba に確認中だが、本記事の掲載までに回答は得られていない。詳報については追って追記する。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

写真集約アプリのCoolirisが、日本語もサポートしたAndroid版アプリをローンチ

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 去る12月、Cooliris のチームメンバーに会ったとき、彼らは自分達の写真共有サービスをアジアで加勢させようと躍起になっていた。その努力の中には、Cooliris の iOSアプリの日本語版の展開も含まれていた。Cooliris は先週 Android アプリをリリースし(ここからビデオを参照できる)、アジア地域…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

去る12月、Cooliris のチームメンバーに会ったとき、彼らは自分達の写真共有サービスをアジアで加勢させようと躍起になっていた。その努力の中には、Cooliris の iOSアプリの日本語版の展開も含まれていた。Cooliris は先週 Android アプリをリリースし(ここからビデオを参照できる)、アジア地域でのマーケティングをさらに積極展開させている。アジアの多くの市場で、よい成果をもたらす助けとなるだろう。

Cooliris の説明によれば、この新しい Androidアプリには日本語版ローカリゼーションがなされているため、日本で Android ケータイを使っている人は、ぜひチェックしてほしい。日本は Cooliris にとってトップ市場の一つであり、このローカリゼーションもその座を確実なものにする上で役に立つだろう。

Cooliris は、アプリ検索プラットフォームの「Wandoujia(豌豆荚 または英語名 SnapPea)」と組み、中国でもリーチを広げたいと考えており、加えて韓国での可能性も模索している

Cooliris についての詳細は、以前クリスマスのときに行った、同社ビジネス開発担当VP Sebastian Blum との、以下のビデオインタビューをチェックしてほしい。

スタートアップのオフィスで、生産性を劇的に向上させる5つの方法

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See the original story on Tech in Asia. 生産性が高く、集中できる職場はどんなものだろうか。そのようなオフィスで働いた経験がないという方も不安になる必要ははない。ほとんどの人が最高に生産性の高いオフィスで働いた経験はないだろう。 Gallupによって142ヶ国で行われた調査によると、世界中の87%の従業員が仕事に集中できていないようだ。特にアジアの各国の結果が…

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See the original story on Tech in Asia.

生産性が高く、集中できる職場はどんなものだろうか。そのようなオフィスで働いた経験がないという方も不安になる必要ははない。ほとんどの人が最高に生産性の高いオフィスで働いた経験はないだろう。

Gallupによって142ヶ国で行われた調査によると、世界中の87%の従業員が仕事に集中できていないようだ。特にアジアの各国の結果が悪い傾向にある。さらに東南アジアではその割合は73%と高く、東アジアでは、自分の仕事に熱中できている従業員は6%のみと、最も数値が低い不名誉な結果となっている。

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仕事にきちんと取り組めることと生産性は、スタートアップにおいては特に重要だ。チームメンバーが成果を果たすために、それぞれが力を発揮しなければいけないからだ。従業員の生産性を高めてより快適に仕事に取り組める職場環境を整えることが創業者には求められる。

心配しないでほしい。生産的な職場環境を作り上げるのにいきなりGoogleのオフィス並みの予算を投じる必要はない。工夫次第でそれを実現することも可能だ。より生産的で快適なオフィス環境を作る5つのコツを紹介しよう。

1. 適切な色を使う

色は一般的に様々な心の状態と関係している。例えば、赤は怒りや攻撃性、危険性を意味し、「to see red(激怒する)」いう熟語もあるほどだ。したがって色が心に与える効力を利用して、従業員を刺激したり、落ち着かせたりすることもできる。

著名な心理学者のAngela Wright氏によると、心理状態に影響するのは色の強さで、色そのものではないと指摘している。

同氏は「刺激的な印象を与えるか、それともリラックスさせるかを決めるのは、色そのものではなく色の強さです。強く濃い色は興奮感を与えて、薄い色は人を落ち着かせる」と解説する。

下図はこのコンセプトをうまく表している。

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A Year of Productivityとのインタビューで、従業員の仕事の種類にどの色が適しているかをWright氏は色ごとに分類している。まとめると次のようになる。

  • 青色ベースで、一部にオレンジ色が差し色となっているものは心の仕事に適している。
  • 黄色は創造力をかきたてるので、デザイナーに最適。
  • 赤色は肉体労働を伴う職業に最適。
  • 緑は会計士や金銭に関わる全ての職種に適している。

もちろん、これらは鉄則ではない。PapayaMobileのCEO兼設立者であるSi Shen氏は、オフィスの活性化という目的で彼女自身が個人的に色を選択したが、それぞれの色が与える影響については異なった見解を示している。

彼らのメインのミーティングルームである「AppFlood」ルームは、PapayaMobileに影響を与えるであろう取り引きが締結されたり、重大な決断が下される場のため、真剣さと機敏さを象徴する赤で統一されている。一方、「Papaya Reading」ルームは青でペイントされており、これは平静さと知恵を象徴するものとなっている。

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2. 自然光を十分に取り入れる

従業員が作業する場所に十分な自然光を取り込むのも大切だ。自然光が入らない職場だと、従業員は目を凝らしてコンピューター画面を見ることになり、快適な状況とは言えない。

「職場の昼光が睡眠、身体活動、生活の質に与える影響」と題した研究によると、人工的な光は従業員の睡眠、活動や生活の質に悪影響を与えることがあるという。また、同研究は、そうした環境にある従業員は「全体的な睡眠の質、睡眠効率、睡眠障害や昼間機能障害においても好ましくない結果」がみられたとも指摘する。

さらに、最近の研究では、科学者Mirjam Muench氏によって人工光が人々に睡眠を促す即効性があることも証明された。

「夕方の時点で、日光に当たった人の方が明らかに目がさえていました。深夜の時点では、人工光に当たった人の方が明らかに眠そうでした」(Mirjam Muench氏)。

簡単に言えば、窓が多い場所に従業員を配置することはとても有益である、ということになる。その他にも、Zopimにあるような大きな窓を数枚オフィスに設置することが可能なら、そういう方法もある。

Zopimのミーティングルームも会議中により自然な太陽光が差し込むよう、ガラスの壁で囲まれている。このちょっとした工夫でミーティング中に居眠りする人は確実に減るだろう。

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3. 一生懸命働いてもらうには、遊び心にも配慮しよう

遊ばずに働いてばかりだと従業員は駄目になる。実際、オフィスに娯楽環境があることが活気あるスタートアップの証にもなっており、Googleのオフィスにはバレーボールコートや温水プールが完備されている。同社がFortune誌の2014年度「働きたい企業ベスト100」で1位になったことは偶然ではないだろう。

もちろんアジアのスタートアップは怠け者だというわけでもない。シンガポールを拠点とするスタートアップのHope Technikは、オーナー自らがその手でロッククライミングウォールを完成させ、シリコンバレー企業にも同等に張り合える作業環境を提供している。全従業員はこのロックウォールを自由に利用することができ、従業員の家族や友人の利用も歓迎している。

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この背景にある根本的理由はシンプルだ。年齢に関係なく、遊びは人々の中に存在する生産性を促進する。National Institute for Playの創始者Dr. Stuart Brownは、実際遊びがストレスを減少させ、楽観性そして社内での出世に対するモチベーションを後押しすると明言している。また遊びは集中力と忍耐力も向上させるという。

同時に、必ずしも全てのスタートアップがオフィスにロッククライミングウォールを設置するという極端なことをする必要があるわけではない。Dr. Brownは遊びという概念について、クールな玩具やガジェットを使った遊びよりも、遊ぶという行為自体のこと指している。そして、目標を達成するためではなく「楽しい」と感じる行為でさえあればそれが単純に遊びという行為になり得るのだ。

「何かに熱中しているとしたら、それこそが『遊び』なのです」(Dr. Brown氏)。

4. 机に向かって仕事ばかりしてないで、他の選択肢も持とう

長時間の座り仕事は、身体に様々な悪影響を及ぼすことが科学的に明らかになっている。実際、ワシントン・ポスト紙は長い時間椅子に座り続けると起こり得る一連の問題をまとめている。例えば、心臓病、肩こり、筋肉の衰退、足の冷え性などだ。具体的には、長い間座り続けることで起こる痛みは、仕事の生産性を悪い方への悪循環に追い込んでしまうという。

ということは、やはり席について仕事をする代わりに何か他の方法を提案するということは理にかなっている。選択肢の1つは立ち作業である。Twitter、AOL、そしてFacebookでは従業員に立ち作業スペースを提供しており、ReadWriteチームがこの作業方法についてリサーチしたところ、より高いエネルギーレベル、作業に対するより高い集中力、そして頭痛の減少といったポジティブな結果が得られたとしている。

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中国を拠点とするWandoujiaもまた、従業員に社内で自由に移動し自分の最も適した場所で作業することを推奨している。Wandoujiaの国際PRスペシャリストであるTyler Cotton氏は、従業員の多くが調整式デスクトッププラットフォームによって可能となった立ち作業を好んでいると述べている。

その他にもいくつかのオプションがある。

「弊社では通常の作業場以外にも従来とは違った環境として、ソファとフロアクッション、ブース、2つのスペースチェア、そして人々が立ち作業をしたり、ちょっとしたミーティングをすることができる作業カウンター壁に取り付けた『立ち作業スペース』があるラウンジルームなどの作業スペース、および作業座席をたくさん用意しているんです」(Tyler Cotton氏)。

5. 食べ物と飲み物を簡単に入手できるようにする

お腹がすくと作業中の仕事に集中することはできない。なんといっても食べ物は体を動かす燃料なのだ。従業員が必要と感じた時に食べ物と飲み物を提供することで、彼らの集中力とやる気を確実に持続させることができる。

ほとんどのオフィスにはパントリーがあるが、品揃えが豊富なオフィスは少数だ。例えばZopimは、従業員が何でも好きなものを食べられるように毎週「買い物リスト」を送信している。

Wandoujiaも、いつでも従業員の胃袋を満足させると決めている。

「全てのフロアにはたくさんのスナック菓子や、コーヒーマシン、様々なソフトドリンク、紅茶やジュース、個別包装のおつまみ、果物など、従業員が暇な時に手に取ることができる軽食が取り揃えられています。朝食と昼食もオフィスで提供されます。さらに、一部のエンジニアが夕食を注文することができる社内システムを開発しました。もちろん費用は会社もちです」(Cotton氏)。

オフィスの生産性を向上させるために、皆さんの会社ではどんな工夫を行っているだろうか?

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中国のネット巨人Tencent(騰訊)本社を訪ねて〜プロジェクト責任者が語る、WeChat(微信)金融の今後と、アプリストア巻き返しの秘策

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中国のインターネット企業の多くが北京に本社を構えているのかと思いきや、実はそうではない。Alibaba(阿里巴巴)はアジアのベニスと言われる杭州に、ゲーム大手の Shanda(盛大遊戯、NASDAQ:GAME)は上海に、そして、深圳には、この国のネット巨人 Tencent(騰訊)の本社がある。 3月18日からの3日間、筆者は Infinity Venture Partners(以下、IVP と略す…

中国のインターネット企業の多くが北京に本社を構えているのかと思いきや、実はそうではない。Alibaba(阿里巴巴)はアジアのベニスと言われる杭州に、ゲーム大手の Shanda(盛大遊戯、NASDAQ:GAME)は上海に、そして、深圳には、この国のネット巨人 Tencent(騰訊)の本社がある。

3月18日からの3日間、筆者は Infinity Venture Partners(以下、IVP と略す)が開催した LP Summit に帯同して中国・深圳を訪問した。ハードウェア・スタートアップ・インキュベータ HAXLR8R を取り上げたシリーズ前回に引き続き、本稿では Tencent 本社(騰訊総部)への訪問を取り上げる。

Tencent の本社は、深圳市西部のサイエンス・テクノロジーパークにある、高さ150メートル37階建のビルで、その高さゆえオフィス玄関からは全貌をカメラのフレームに収めるのさえ難しい。さらに恐るべきことに、Tencent は既にこのビルでは手狭になっていて、深圳市内の海寄りのエリアに、55階建て2塔からなる新しいビルを建築中だ。新社屋は2016年に完成予定で、1.2万人の社員がここで働くことになる。アメリカ・シアトルの Amazon 本社を担当した NBBJ が設計しているということなので、その出来映えには期待していいだろう。

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2016年完成予定の、Tencent 新社屋の模型

受付を済ませ 2F の展示コーナーに上がると、QQ メッセンジャーのリアルタイムのオンラインアクセス数がモニターに表示されていた。訪問したのは平日の朝だったが、中国全土から1.7億人以上がアクセスしていた。もっともオンラインになっている全員が常にメッセージをやりとりしているわけではないが、これまでの最高同時アクセス数が2億人前後であることを考えれば、サインアップしたユーザのうち8割以上がデイリー・アクティブなのだと推測できる。

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QQ のリアルタイムのアクセス数モニタ。平日の朝でも、1.7億人以上がオンラインに。

展示コーナーの傍らには、「Ubox(友宝)」が設置されていた。Ubox は、AliPay(支付宝)/Weibo(新浪微博)連携、または TenPay(財付通)/QQ を使って、現金が無くてもモノが買える自販機だ。日本では電子マネーを搭載した自販機が各所に見られるようになっているが、中国ではこの役割を Weibo や QQ が媒介となって果たすのかもしれない。

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〈参考記事〉

Tencent が目指す、個人金融サービスの行方

3月上旬、Tencent と Alibaba はそれぞれ、WeChat(微信)/ AliPay Wallet(支付宝銭包)と連携する、バーチャル・クレジットカード発行の開始を発表した。WeChat や AliPay Wallet は、Didi Dache(嘀嘀打車)などのタクシー配車サービス小売店舗の利用時の料金支払に使えるようになっており、バーチャル・クレジットカードの発行にあたっては、これまでの購買記録をもとに与信するため、ユーザは銀行に出向いたり申込書を提出したりする必要がない。

「これは、クレジットカード界の革命」と喜んだのも束の間、時を置かず、一週間ほどして中国の金融当局からストップがかかり、両社共これらバーチャル・クレジットカードの発行を中断せざるをえなくなった。Tencent にとっても中国有数の大手銀行と提携して取り組んだ肝入りの試みだったが、担当者は明言しなかったものの、どうやらカード保有者の激増ぶりに驚いた他の銀行やカード会社が、中国政府筋に圧力をかけたのではないか、との見方が大きい。

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筆者は Tencent の今後の戦略について聞いてみたが、彼らの説明によれば、WeChat や QQ というプラットフォームを通じて、金融サービスを一般消費者にも手の届きやすいものにする、というのが大きな方向性のようだ。この中にはクレジットカードのみならず、株式取引や理財商品など、あらゆる金融サービスが含まれる。広大な中国においては、銀行や金融サービス会社が店舗を構えるのは一定以上の都市部に限られるため、モバイルアプリがリテール・バンキングやリテール・ファイナンスの窓口になるのは、自然な成り行きだろう。

WeChat は中国国外にも進出しているが、ユーザの大部分は中国国内の在住者だ。WeChat のユーザをベースに金融サービスを開拓するというのが大前提であり、中国国外への進出予定については、現在のところ無いということだった。

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アプリストア巻き返しの秘策「Tencent Open Platform(騰訊開放平台)」

Tencent が今年に入って立ち上げたモバイルアプリ向けのオープン戦略「Tencent Open Platform(騰訊開放平台)」について、THE BRIDGE でも取り上げたのを覚えている読者もいるかもしれない。中国のモバイル・アプリストアは、シェア上位からBaidu(百度)の38%、Qihoo(奇虎)の28%、Wandoujia(豌豆荚または英語表記で SnapPea か PeaPod)の15%の3社で占められており、Tencent が率いる MyApp(応用宝)は12%で現在4位だ(いずれも値は2013年12月現在)。

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騰訊開放平台 副総経理 侯暁楠氏

Tencent のアプリ戦略においては、ここからの巻き返しが至上命題であり、その中核に据えられているのが Tencent Open Platform だ。このプロジェクトを司る Vice President(副総経理)の Monkey Hou(侯暁楠)氏が、現在の状況を教えてくれた。

Tencent では現在、魅力的なモバイルアプリを自社ストアに増やすべく、中国国内10都市にインキュベーション・スペースを開設し、ゲームを初めとするアプリを開発するスタートアップのインキュベーションを行っている。このプログラムでは、開発したアプリのダウンロード件数に応じて「育龍計画」「飛龍計画」「騰龍計画」の3つのプログラムがスタートアップに適用され、Tencent が提供するクラウドを割引や無料にしたり、資金やメンタリングを提供したりしている。

中国では有名どころだけでも10社以上のアプリストアが乱立しているが、今回のサミット一行参加者の中から、Tencent は、中国では一、二を争うインターネット界の巨人であるにもかかわらず、なぜ他のアプリストアの追随を許してしまっているのか、という質問があった。Tencent の力を持ってすれば、おそらく5位以下のアプリストアを丸ごと買収するような荒芸もたやすいだろう。これに対して、Hou 氏は苦笑いしながら「まだ、中国で過半数のシェアを取れている会社は、どこにもない。中国の市場はそれくらい大きいということ」と今後の巻き返しに自信を見せていた。

この LP Summit が実施された半月程前、2月末にはミクシィが日本で爆発的な人気を誇る「モンスターストライク」の中国展開にあたり、Tencent と独占提携を果たした。このような動きも、Tencent がアプリストアの評価を上げるようとする姿勢の現れと見ることができる。一定のローカリゼーションは必要であるものの、日本で上位人気のゲームアプリは中国でも高評価を得られる傾向にあり、今後、Tencent 以外の各社も、自社アプリストアのバリューを高めるべく、日本のゲーム・デベロッパとの取引関係を活発化する方向へと進むだろう。

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Tencent のインキュベーション・スペース(北京のスペースのイメージ図)
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中国10都市に展開する、Tencent のインキュベーション・スペース
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Tencent Open Platform で提供される、スタートアップ支援内容

サミット参加者一行は Tencent が描くビジネスのスケールの大きさに圧倒されながら、同社の本社オフィスを後にした。次回ここを訪問する頃には、また中国のオンライン金融サービスやアプリ市場を取り巻く勢力地図が、大きく塗り替えられているに違いない。

今後の Tencent やその周辺をめぐる動きは、THE BRIDGE でも定期的に伝えてゆきたい。

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休憩時間に、オープンスペースでビリヤードを楽しむ Tencent の社員

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Tencent(騰訊)が明らかにしたモバイルオープン戦略——デベロッパのインキュベーションにも着手

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中国のインターネット企業大手 Tencent(騰訊)は先頃、モバイルアプリ向けのオープン戦略を発表した。自社のモバイルアプリの販売チャネルやインフラを開放するだけでなく、人気デベロッパたちの目を引こうと、作業スペースからIPOコンサルティングまで幅広く提供していく予定だ。 2011年以前のTencentの方針は、サードパーティーのゲームをライセンス取得し、社内でインターネットサービスを開発するもの…

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中国のインターネット企業大手 Tencent(騰訊)は先頃、モバイルアプリ向けのオープン戦略を発表した。自社のモバイルアプリの販売チャネルやインフラを開放するだけでなく、人気デベロッパたちの目を引こうと、作業スペースからIPOコンサルティングまで幅広く提供していく予定だ。

2011年以前のTencentの方針は、サードパーティーのゲームをライセンス取得し、社内でインターネットサービスを開発するものだった。収益の半分以上がライセンス取得済みゲームや社内開発のゲームからのもので、他の主要な収益源はTencentかパートナーによって作られた様々なバーチャルアイテムやプレミアムサービスを定期購入するメンバーシップ料金であった。この料金は当然ながらパートナーやサードパーティー・デベロッパに支払われている。

今回の方針は2011年中頃にはすでに決定していた。具体的には、オンラインサービスを提供するサードパーティーと提携し、自社のサービスであるメッセージサービスQQ IM やソーシャルネットワークQ-zoneなどの膨大なユーザベースを利用してもらおうというものだ。ソーシャルショッピングサービスのMeilishuo(美麗説)やMogujie(蘑菇街)は、このモデルを活用した好例と言える。Q-zone(Q空間)にターゲティング広告を掲載することで、これまでリーチできていなかったユーザ層の関心を引くことに成功したのだ。しかし当然のことながら、メッセージツールのような重要な自社サービスと競合する他社にはインフラを開放するつもりはなく、それ以外のサービス、例えば会員制の情報共有ウィジェットQQ Connectやクラウドストレージサービスなどをデベロッパに開放してきた。

Tencentのオープンプラットフォームには85万のアプリがある。Tencent によると、デベロッパは過去2年間で50億元(約8億米ドル)を稼いだという。同社の目標は、デベロッパがこの新たなモバイルオープンプラットフォームを利用し、2年でその倍額を稼げるようにすることだ。

本日、Tencentはモバイルプラットフォームから得られた収益の30%を分け前として得ることを発表した。この比率は、以前ウェブベースのオープンプラットフォームの際に起きたように、変化することが予想される。また、非常に人気のあるモバイルゲームからは、同プラットフォームにとどまってもらうためにその比率を下げたり、プラットフォームでのプロモーションが収益の主な柱となっているゲームに対しては比率を上げたりする可能性もある。同時に、Tencent の広告ネットワークを利用したモバイル広告からは収益分配を受けないことも約束している。

Android アプリの流通を促進するため、Tencent は Android アプリのダウンロードや管理を行うMyApp(応用宝)の改良を行い、2013年12月に再リリースした。MyApp 自体のプロモーションとして、WeChat の最新バージョンが MyApp で初めてリリースされた。MyApp では、過去2か月の間で1日平均5000万ダウンロードを記録している。

このMyAppは、中国のAndroidアプリ市場においては第4位の位置づけだ。市場は上からBaidu(百度)、Qihoo(奇虎)、Wandoujia(豌豆荚)の3社に占められており、2013年12月時点のシェアはそれぞれ38%、28%、15%となっている。一方MyAppのシェアは12%にとどまっていると Tencent のCOOは語っている。

Tencent の経営陣は、モバイルオープンプラットフォームはMyAppをはるかに超越するものであり、こうした競合他社とは全く異なる手法だと考えている。

  • TencentはデベロッパにMobile QQ、WeChat、Mobile Q-zone、QQ モバイルブラウザ、モバイルゲームプラットフォームなど多くのプラットフォームを開放しており、これによってデベロッパは容易にユーザにリーチすることができる。
  • Tencent のコアサービスであるQQ IM に付随するユーザデータやソーシャル要素は、他社のいかなるプラットフォームにも存在していない。Tencent は、ユーザ本人や友人の使用履歴、ダウンロード履歴を元におすすめアプリ情報を送ってくれる。また、ユーザ自身に「おすすめ」してもらうことが、アプリのマーケティングにおいては最も効果的だとTencentは考えている。
  • 同社は音声認識SDK、位置情報API、分析サービス、WeChat やクラウドサービスおよびPC Push向けのモバイルサイトビルダーなど、PCを介してモバイルユーザにリーチできるデベロッパ用ツールを多く開発してきた。
  • Tenpay(財付通)、WeChat Payment(微信支付)、仮想通貨QQ Coinのシステムなどの決済ソリューション。

モバイル用のプラットフォームは次の3点のおいて、ウェブ向けのものとあまり変わらない見込みだ。

  1. ゲームサービスの提供を専門とするTencentにとって、収益を上げるアプリのほとんどはモバイルゲームである必要があり、またこのサービスは、現時点で同社がモバイルで収益を上げている数少ないサービスの1つである点。
  2. ほんの一握りのゲームのみに人気が集中し、また2~3つのゲームが今でもTencentの全収益の1/3を稼ぎ出している点。
  3. Tencent が現時点においても巨大企業で、似たようなアプリを開発すれば瞬時にそのアプリは潰されてしまう点。

しかし、Tencent が最強のプラットフォームであることには間違いない。Shikonglieren(時空猎人)はサードパーティーが開発したモバイルゲームで、WeChatでの月間売上は2500万元を記録し、好調だ。

Tencent は、良いアプリを獲得するために徹底している。同社は、2013年11月にスタートアップが作業できるワーキングスペースを北京、成都や武漢に用意した。2014年には他の都市にもいくつかオープンする予定だ。同社が提供したいサービスには、金融コンサルティングやIPOに関するコンサルティングもある。それも全て無料でだ。同社はそれらのモバイルスタートアップに出資するかどうか、明らかにしていない。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

中国のジェイルブレイク(脱獄)アプリ市場の競争が始まる、Baidu(百度)がApp111(蘋果園)を買収

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App111.com、別名Apple Orchard(中国名:蘋果園)は、iOSの脱獄アプリのダウンロードサービスとその他の脱獄系アプリ・サービスを提供している。2010年に設立され北京を拠点とする同社は、2013年1月時点で4,000万人のユーザ数と150万人のデイリーアクティブユーザ数がいるとしている。 400~9,000のインストールに対し、1,000~1万5,000元(160~250米ドル…

appleorchard1-300x101App111.com、別名Apple Orchard(中国名:蘋果園)は、iOSの脱獄アプリのダウンロードサービスとその他の脱獄系アプリ・サービスを提供している。2010年に設立され北京を拠点とする同社は、2013年1月時点で4,000万人のユーザ数と150万人のデイリーアクティブユーザ数がいるとしている。

400~9,000のインストールに対し、1,000~1万5,000元(160~250米ドル)が開発者に課金される。App111は同社のプラットフォームで、パートナーモバイルゲームからも収益を上げている。ビジネスモデルは中国におけるiOSやAndroidのアプリ配信業者とほとんど同じである。

App111が2013年末にBaidu(百度)によって買収されたと報じられているが、App111は買収される前、Baidu創設チームの1人が設立したベンチャーキャピタルであるUnityvc(九合創投)からシード資金を調達していた。

App111の買収金額は公表されていない。Baiduが91 Wireless(手機娯楽)に18億5,000万米ドルという多額の資金を投じたことが、中国のモバイルインターネット市場において、アプリ配信がいかに重要かということを物語っている。TencentのCOOによると、91買収後のAndroidのアプリ配信においては、Baidu、Qihoo(奇虎)、Wandoujia(豌豆荚)、Tencent(騰訊)がそれぞれ38%、28%、15%、12%と、2013年度末の時点で市場シェアの大半を占めている。

今年、TencentがAndroidアプリストアであるMyApp(応用宝)のプロモーションのために大型投資を行うとの噂が流れている。しかし、Androidアプリ配信市場の全体像が近い将来大きく変わるというわけではなさそうだ。

iOSアプリ配信においては争いが勃発しそうだ。Qihooは、議論の的となっている脱獄アプリストアであるTaiGを開発したiOSアプリダウンロードマネージメントサービスKuaiyong(快用)に出資したことを正式に発表した。

TaiGは将来自社内で脱獄アプリをリリースすると公表している。モバイルブラウザとサービスプロバイダーのリーディングカンパニーであるUC Webは、iOSアプリダウンロードとマネージメントアプリPP Assistant(PP助手)を最近買収している

中国のiOSデバイスの数がAndroidデバイスよりも減り続けるという試算がされているが、中国モバイルの4G対応iPhoneや低価格のiPhone 5Cなどの導入により、iOSデバイス売り上げの急速な伸びが進むと見込まれている。中国の現存しているiOSデバイスの12%に上るiPhone 5Sの販売実績は、中国の過去のモデルの売り上げよりもはるかに良いとされている。

【原文】

中国のAndroidアプリストアWandoujia(豌豆荚)が、ソフトバンク等から1.2億ドルを調達

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中国のアプリ配信事業者で、モバイルサービス・プロバイダの Wandoujia(豌豆荚、または英語表記で SnapPea)は今日(原文掲載日:1月13日)、シリーズBラウンドで1.2億ドルを調達したと発表した。このラウンドはソフトバンクがリードインベスターを務め、DCM と Innovation Works Development Fund(Google / Microsoft の中国法人CEOを務…

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中国のアプリ配信事業者で、モバイルサービス・プロバイダの Wandoujia(豌豆荚、または英語表記で SnapPea)は今日(原文掲載日:1月13日)、シリーズBラウンドで1.2億ドルを調達したと発表した。このラウンドはソフトバンクがリードインベスターを務め、DCMInnovation Works Development Fund(Google / Microsoft の中国法人CEOを務めた李開復氏が設立したファンド)が出資に参加した。

Wandoujia は自らを、アプリ配信事業者としてよりも、あらゆる種類のモバイルコンテンツやサービスにアクセスできるサービスと位置づけている。2013年の下半期には、モバイルの動画サーチエンジンをリリースした。彼らのプロダクトには、モバイルゲーム向けのアプリ内決済SDKも含まれる。

中国のアプリ配信市場は現在、2013年に 91 Wireless(手機娯楽)買収した Baidu(百度)や、Qihoo(奇虎)を含む数社のプレーヤーが独占している。Wondoujia はそのトップに座に君臨しているが、競合もまたパワフルだ。

2010年4月に設立された Wandoujia は、現在はファンドとなったインキュベータ Innovation Works(創新工場)のただ一回実施されたインキュベーション・プログラムから輩出されたスタートアップである。DCM はシリーズAラウンドで8,000万ドルを拠出、Innovation Works はすべてのラウンドに参加している。

Innovation Works の当該のインキュベーション・プログラムから輩出された、もう一つのアプリ配信事業者 AppChina(応用匯) も売却を模索していると噂されている。同社のアプリ配信事業は思わしい業績を上げていないが、サードパーティのモバイルゲームを運営することで、かろうじて売上を計上している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】