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在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所、新オフィスでスタートアップイベントを開催【ゲスト寄稿】

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所(ANZCCJ)は17日夕、日本貿易振興機構(JETRO)と日豪経済委員会の後援を受け、東京・新橋の WeWork 内に設置された新本部でテックスタートアップイベントを開催した。 パネルには、フィンテック企業 M…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


Image credit: “Tex” Pomeroy

在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所(ANZCCJ)は17日夕、日本貿易振興機構(JETRO)日豪経済委員会の後援を受け、東京・新橋の WeWork 内に設置された新本部でテックスタートアップイベントを開催した。

パネルには、フィンテック企業 Moneytree を創業したオーストラリア人起業家 Paul Chapman 氏、日本でイスラエル関連事業を行う Million Steps のパートナーでニュージーランド育ちの井口優太氏、マットレス販売 Koala.com の日本マネージャー Shota J. Adam 氏、ニュージランド/オーストラリア人連続起業家の Terrie Lloyd 氏ジャパン・トラベル CEO)が参加、Carter Search の Jared Campion 氏がモデレートした。

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中小企業支援プログラムのパートには、ANZ BankHRExpertsRio TintoVego Global まで多岐にわたる聴衆が集まった。これは、日本のテックスタートアップのコミュニケーションや人材面について、外国企業の関心が高いことを示唆している。中小企業に加えて、ANZCCJ は若手の就職を支援するプログラムも提供している。

Image credit: ANZCCJ

Moneytree の Chapman 氏は事業機会が開かれていることを強調、日本とオーストラリア双方の銀行業界は保守的としながらも、一度トレンドが始まれば、そのモーメンタムが長期にわたって続くだろうと語った。フィンテックに関して言えば、サイバースペースから銀行口座にアクセスできるようにする「オープンバンキング」の考え方がその好例と言える。

人材の獲得、トレーニング、継続雇用について、インターネット特化でマットレス販売を行う Koala.com の情報専門家 Shota Adam 氏が指摘し、また、顧客を啓蒙する必要性について井口氏や Lloyd 氏らが強調した。Lloyd 氏は、防災など慈善活動にも目を向けているようだ。

資産管理アプリ「Moneytree(マネーツリー)」の記事まとめ

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資産管理アプリ「Moneytree(マネーツリー)」の記事をまとめていきます。 Moneytree(マネーツリー)のニュース 預金残高やカード使用額を自動で一括管理できるスマートなお金のアプリ「Moneytree」 MasterCardが世界規模でスタートアップ支援「Start Path Global」を開始、日本からはMoneytreeが一期生に選抜 「まずはユーザーに愛されるアプリに」ーーMo…

Moneytree

資産管理アプリ「Moneytree(マネーツリー)」の記事をまとめていきます。

Moneytree(マネーツリー)のニュース

預金残高やカード使用額を自動で一括管理できるスマートなお金のアプリ「Moneytree」

MasterCardが世界規模でスタートアップ支援「Start Path Global」を開始、日本からはMoneytreeが一期生に選抜

「まずはユーザーに愛されるアプリに」ーーMoneytreeのグロースにおけるビジョン

MoneytreeのPaul氏が語る「スタートアップがチームの解散を避けるために大事な4つのこと」 [Failconレポート]

Moneytree(マネーツリー)の対応金融機関が1000社を突破

複数口座を一括管理できる、家計アシスタントアプリ「Moneytree」が1億5000万円を資金調達

日本の金融サービスをユニバーサルにーーマネーツリーがみずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルらから資金調達

Moneytree(マネーツリー)の機能アップデート

お金の流れがわかるアプリMoneytree(マネーツリー)が13万ダウンロードを突破、グラフ機能を追加しプライバシー認証の「TRUSTeマーク」も取得

m-floのDJ☆Takuも利用するお金管理アプリ「Moneytree」、iPad版をリリースし次のステージへ

資産管理アプリ「Moneytree」が経費精算機能を追加し、初の有料機能の提供へ

お金の管理アプリ「Moneytree」が全国のTSUTAYAで利用可能な電子マネー「Tマネー」と定期預金口座300社以上への対応を発表

お金の管理アプリMoneytreeに新しく「ポイントカード」管理機能が追加、共通ポイントやマイルなどが一覧可能に

資産管理アプリ「マネーツリー」にユーザ待望のウェブ版が登場、経費精算とチャットサポートを強化

ついに資産管理アプリ「マネーツリー」が証券口座の自動連携にも対応

お金の管理アプリ「Moneytree」のブランドアンバサダーに歌手の福原美穂が加わり、100ブランド以上のファッションポイントの一括管理に対応

Moneytree(マネーツリー)の連携

資産管理アプリ「マネーツリー」が税理士のためのクラウド税務・会計・給与システム「A-SaaS」と連携

マネーツリー、経費精算サービス「Staple」とクラウド請求サービス「MakeLeaps」の2社と連携

日本IBMがフィンテックに進出、マネーツリーとAPI技術の活用推進で協業

マネーツリーがクラウド会計・請求・給与ソフト「Crew」とサービス連携を開始、取引明細の自動取り込みが可能に

資産管理アプリ「Moneytree」がアップデート、ScanSnapと連携して領収書の電子保存に対応

お金の管理アプリ「Moneytree」と会計大手のTKCが業務提携、アグリゲーションしたデータと会計システムを連携

資産管理アプリ「Moneytree」、ポイント管理機能でDNPの家計簿アプリ「レシーピ!」と連携

弥生会計とMoneytreeが連携、日々のお金の管理から確定申告まで幅広く対応

IPOの噂をよそに5000万ドルを調達したGiltの反省と再起への道

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<Pick Up> Four years ago Gilt Group was hottest startup in New York – here’s what happened サクセスストーリーは美しく勇気をくれるけれど、より「学び」に繋がるのは失敗じゃないかと思う。少し前にも、Fabの失敗と立て直しについての記事をピックアップしたけれど、今回はラグジュア…

luxury-fashion-pickupnews

<Pick Up> Four years ago Gilt Group was hottest startup in New York – here’s what happened

サクセスストーリーは美しく勇気をくれるけれど、より「学び」に繋がるのは失敗じゃないかと思う。少し前にも、Fabの失敗と立て直しについての記事をピックアップしたけれど、今回はラグジュアリーブランドのフラッシュセールとして始まった「Gilt」について。4年前には超ホットなスタートアップだったのに、どうしちゃったの?と。

今年2月16日には5,000万ドルを調達したし、2014年末に噂されていたIPOがしばらくないことが明確になった。2012年12月に新しくGiltのCEOに就任したMichelle Pelusoのもと、新たに調達したお金を使ってどう再起していくのか。

2007年の立ち上げ後、初のフラッシュセールはクリスチャンルブタンの50%OFFの靴。これを目当てに大量のユーザーが押し寄せて、サイトがダウンしてしまうほどの勢いだった。その後、フラッシュセールという形態がトレンドとなり、その先陣を切ったGiltの初年度の売上げは予測を7倍上回った。2011年5月には、10億ドルの評価額で1億3800万ドルを調達。

ところが、2012年にはその勢いも下降気味に。事業を黒字化できず、同年には社員の10%を解雇。Giltの元社員は、「2009年から2011年はGiltにとってのティーンエイジ時代。自分が何者なのかを模索していた」とのこと。そんな中、RueLaLaやHauteLookといった競合が登場し、Giltは正規価格のEコマース、トラベル、フードにまで手をだすように。ここにリソースを注いだことで、フラッシュセールのコア事業でリソースが足りなくなった。

Fabのお話にも似ているけれど、コア事業を見失って急速に事業を拡大しすぎたというところ。Giltの最も大切なユーザーは誰なのか、彼女達に提供している最大のバリューは何なのか。

今は、900万人のユーザーが喜ぶディールを提供し続ける新しい方法を模索中。というのも、ラグジュアリーブランドだってブランドの毀損に繋がるセール販売はできればやりたくない。もう、そこまで不況じゃないと。Gilt限定リリースの商品を扱ってみたり、現地のデザイナーを発掘するなどしてグローバル事業にも注力していく予定だそう。Giltが今後どんなカムバックを見せるのか、乞うご期待。

via. Business Insider

3,400社の全上場企業を集約、企業の決算情報を1分でチェックできるアプリ「ポケットIR」

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VOYAGE GROUPから本日リリースされたのが、決算情報を1分でチェックできるスマホアプリ「ポケットIR」です。3,400社の全上場企業のIR情報が掲載され、各社の四半期毎の過去 3 年分の売上、売上総利益(粗利)、営利のデータを閲覧することができます。 また、企業をウォッチリストに登録することで、データ更新時にプッシュ通知で更新情報を受け取ることも可能。さらには、プレスリリース配信サービスの…

PocketIR-list PocketIR-news

VOYAGE GROUPから本日リリースされたのが、決算情報を1分でチェックできるスマホアプリ「ポケットIR」です。3,400社の全上場企業のIR情報が掲載され、各社の四半期毎の過去 3 年分の売上、売上総利益(粗利)、営利のデータを閲覧することができます。

また、企業をウォッチリストに登録することで、データ更新時にプッシュ通知で更新情報を受け取ることも可能。さらには、プレスリリース配信サービスの「PR TIMES」と連携することで、上場企業各社のプレスリリース情報も閲覧できます。

ポケットIRは、もともと、VOYAGEの新規プロダクト創出制度「VOYAGE LAB」から生まれたサービス。以前に、起業家の失敗談から学べる「FailCon」の登壇内容を記事で紹介した椿奈緒子さんを含む4人のメンバーが取り組んでいます。

当初は、200社ほどのIT企業のデータに限定していたものを、数千を超える企業追加リクエストを受けて、いっきに全上場企業に拡充してリリースされました。

「決算資料をチェックするアントレプレナーやイントレプレナーの方は多いはずです。決算発表の後にすぐチェックすることは少し面倒な作業ですが、ポケットIRなら、気になる企業をチェックしておくことで決算発表のタイミングを教えてくれて、数値サマリーも即座に確認できます」

常に最新の情報が見られる、四季報のアプリ版とも言えるポケットIR。今後も、企業関連情報を続々と追加していく予定だと言います。

THE BRIDGEリニューアルしました!ーー会員制イベント再開のお知らせ

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THE BRIDGEを読んでいただいているみなさま、こんにちは。編集長の平野です。昨晩にTHE BRIDGEのデザインをリニューアルを実施しまして、またこれを機に新しい取り組みを準備しておりますので、そちらをお知らせさせてください。 「起業家と投資家を繋ぐ」を合言葉に会員制イベントを再開します 2010年6月、私たちは数人のメンバーとスタートアップのためのミートアップ、StartupDatingを…

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カテゴリ分類などで5000本程の記事を整理しました

THE BRIDGEを読んでいただいているみなさま、こんにちは。編集長の平野です。昨晩にTHE BRIDGEのデザインをリニューアルを実施しまして、またこれを機に新しい取り組みを準備しておりますので、そちらをお知らせさせてください。

「起業家と投資家を繋ぐ」を合言葉に会員制イベントを再開します

2010年6月、私たちは数人のメンバーとスタートアップのためのミートアップ、StartupDatingを開始しました。

たった数年前のことですが当時は「スタートアップ」という言葉もまだそこまで浸透しておらず、ベンチャーキャピタルからの出資金も数億円なんて話題があったらお祭りのような騒ぎになった時期でもありました。もちろん、そのもっと前にはITバブルという凄まじいお祭り時代もあったようですが、2009年頃に発生した市況の下落でおそらくそういう浮ついた気持ちがなくなっていたのかもしれません。

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ツイキャスの前にやっていたジョーカーレーサーをデモする赤松さん

この盛り上がりを久しぶりと感じる投資家もいらっしゃいましたし、このタイミングでスタートアップしようと会社を出る人たちも多くいたような気がします。そうですね、ちょうど、先日大きな話題になったnanapiの古川健介さんやiQONの金山裕樹さんたちと出会ったのもこの頃です。

私は取材者として、起業家たちが現場でプロダクトを作り、事業をうんうんと考え、投資家たちと交渉し、企業が成長する過程というものを間近で見させてもらえる一方、このステージから退場してく方々も拝見してきました。

正直、「失敗は共有しよう!FailConだ!」なんて言えるようなものではありません。深夜に電話がかかってきたり、本当にリアルです。

成功と失敗、そんな簡単な言葉で表現できるものではありませんが、成長する方々と退場する方々にはやはり何か違うものがあるのだと思います。能力や資本力、最近ではやはり若さも大切な要素だなと思うことが多いです。金山さんなんかみてるとファッションセンスも磨いたほうがいいのかなと。

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2011年〜2012年に開催したイベントはのべで2000人ほどが参加されました

中でも私たちが最も大きな課題だと思っているのがやはり「出会い」です。

これだけインターネットが発達し、多くのサービス、アプリが世の中に出回り、大変高いスペックの起業家たちが沢山いるのに、なぜ彼らは相性のよい資本家、開発者、チームと効率よく出会えないのでしょうか。もっと簡単に検索してすぐにコンタクトして、その力を結集できないのでしょうか?

現時点での私の答えは、彼らがすこぶるユニークな存在だからなんだと思っています。検索しきれない。

逆に言えば、大変ユニークな「一点モノ」の存在が二つ、三つと出会い、そこに市況やトレンドなどいくつもの要素が重なって初めて成長が生まれるからこそ、スタートアップは奇跡と言われるのかもしれません。

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スマートフォンアプリに移行した頃のTalknote

お知らせの前置きにしてはかなり長くなってしまいました。

私たちのミッションは今も昔も変わらず「起業家と投資家を繋ぐ」という一点にあります。時間の限られたこの二つの点と点を繋ぐため、私たちは原点に戻ってイベントを再開します。ただ、以前のようにオープンなミートアップではなく、会員制のものにします。もちろん、スタートアップからはお金はいただきません。

詳しい情報の公開は11月4日を予定しています。少しだけお知らせすると、再開するイベントはひたすらデモを続けるデモピットと、オーソドックスなピッチイベントです。賞金も用意する予定です。これを1年間、ほぼ毎月実施します。スタートアップの方の応募は毎日配信する記事で常にオープンにしておきます。

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2015年、ひたすらデモするイベントを再開します!

効率よくシステムでマッチングできないのであれば「ずっとやり続ける」、それが私たちの用意した答えなのかもしれません。

新しく開始するTHE BRIDGEの会員制度にご興味あるスタートアップの方、投資系事業者や新規事業を推進する方々など、事前に情報が欲しい場合はこちらからメールアドレスを登録してください。11月4日の公開日の前に詳しい情報をお送りさせていただきます。もちろんこのプロジェクトを応援したいというスポンサーの方も募集しております。

では、引き続きTHE BRIDGEをよろしくお願い致します。

THE BRIDGE編集部メンバー一同/共同創業者兼ブロガー・平野 武士

働くママを応援するアワード「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2014」開催に向けたプロジェクトがMakuakeで開始

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今年12月5日に東京で開催される「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2014」。「ワーママ」というのは、ワーキングマザーのこと。同イベントの認知度拡大を資金集めを目的としたプロジェクトが、本日、クラウドファンディングプラットフォームの「Makuake」で始まりました。 イベントの仕掛人は、立ち上げから1ヶ月3ヶ月が経つ「パワーママ プロジェクト」を運営するチーム。4名のコアスタッフは、全員、都内で会社員を…

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今年12月5日に東京で開催される「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2014」。「ワーママ」というのは、ワーキングマザーのこと。同イベントの認知度拡大を資金集めを目的としたプロジェクトが、本日、クラウドファンディングプラットフォームの「Makuake」で始まりました。

イベントの仕掛人は、立ち上げから1ヶ月3ヶ月が経つ「パワーママ プロジェクト」を運営するチーム。4名のコアスタッフは、全員、都内で会社員をしながら子育てをするワーママです。メンバーの中には、The BridgeでもFailConでの講演内容を記事にさせていただいた椿奈緒子さんや、ブラケットのPR担当の千田絵美さんの姿も。

Happyな働くママを増やす

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椿奈緒子さんと息子さん

Happyな働くママを増やし、日本社会の経済に貢献することをミッションに掲げるパワーママプロジェクト。「子どもを育てること」と「働くこと」が、個人のトレードオフにならない世の中を目指し、働くママの等身大のロールモデルへのインタビュー記事や、リアルイベントなどを開催しています。

これまでに掲載したワーママへのインタビュー記事は60本以上。リアルでも「パワーママmorning」といった朝食会や、トークゲストなどを招いて行う「パワーママnight」といったイベントを開催。朝食会への参加者数は通算8回で約80人に及び、これまでに5回開催した夜のイベントには通算150人以上の参加者が集まりました。

回を重ねるごとに参加者が増えるイベントですが、9月に開催した「第5回パワーママnight」にいたっては、外務省が企画する女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム「World Assembly for Women in Tokyo (WAW! Tokyo 2014)」でもイベントが公式登録されたほど。

育児も仕事もエンジョイして、2倍Happyになれる

ワーママ同士の出会いのきっかけや、学びの場を提供するパワーママプロジェクトが開催する、ワーキングマザーを表彰するアワードとしては日本初となる「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2014」。Happyなワーママを広く知ってもらい、「育児は本当に大変だけれど、育児も仕事もエンジョイして、2倍Happyになれることを広めていきたい」とPR担当の千田さんは話します。

イベントは、2014年12月5日(金)の19時から、渋谷のVOYAGE GROUPのオフィス内で開催されます。飲食代を含む参加費用は1,000円。イベント開催・運用費用に充てられるMakuakeのプロジェクトは、500円から支援することができます。最高額の5,000円の支援には、リターンにインタビュー掲載、イベント参加権利などが含まれるそう。

子育てや仕事と家庭の両立は、私たち社会の、つまりみんなの問題。女性による、女性のためのプロジェクトに留めてしまわず、働く男性やパパなども参加して一緒に向き合っていけることが望まれます。「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2014」がそんな一歩になりますように。

 

 

Airbnbの共同ファウンダーの笑える?最初のビジネスアイディア

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image via. Flickr <Pick Up> Airbnb cofounder’s previous startup idea was butt pads 今でこそ、ちょっとした言動も記事にされてしまうほど注目を浴びる人気スタートアップのファウンダーたち。でも、そこにたどり着くまでには失敗談や、今では恥ずかしい起業のアイディアの1つや2つもあったはず。 華麗なる失…

ideasimage via. Flickr

<Pick Up> Airbnb cofounder’s previous startup idea was butt pads

今でこそ、ちょっとした言動も記事にされてしまうほど注目を浴びる人気スタートアップのファウンダーたち。でも、そこにたどり着くまでには失敗談や、今では恥ずかしい起業のアイディアの1つや2つもあったはず。

華麗なる失敗談といえば、なんといってもUberのCEOであるTravis Kalanick。彼のFailCon(起業の失敗談から学ぶカンファレンス)のスピーチは有名よね。最近取り上げられていたのが、今では一晩に世界40万人の宿泊者を誇るAirbnbの共同ファウンダーの Joe Gebbia。Airbnb以前は、芸術部の学生のためのおしりクッションをプロトタイプにまでしていたんだって。

ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)に在学中に思いついたアイディア。長時間にわたって、スタジオでお互いの作品について議論し合う「crits」という授業では、ペンキやら粉灰にまみれた椅子に座り続けるものだから終わった頃には洋服がすごいことに。そんな解決策として誕生したアイディアだった。

でも当時から、課題を解決する。この問題って問題である必要があるの?っていう発想力の持ち主ではあったのね。

via. ValleyWag

活発な動きをみせる国内スタートアップの人事、KAIZENはCOOに異色の人材を登用も

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スタートアップに移籍する人材の動きについて定点観測的にチェックした記事を掲載させていただく。不定期だが動きの多かった7月についても先月に引き続きまとめてお伝えしたい。 国内スタートアップ、主な人材の動き 7月も国内スタートアップ人材の動きは活発だった。まず、注目したいのがウェブサイトのUI改善を手がけるKAIZEN platform Inc.(以下、KAIZEN)の人事だ。COO(最高執行責任者)…

スタートアップに移籍する人材の動きについて定点観測的にチェックした記事を掲載させていただく。不定期だが動きの多かった7月についても先月に引き続きまとめてお伝えしたい。

国内スタートアップ、主な人材の動き

Image:KAIZEN platform Inc.のCOO、Erik Ford氏

7月も国内スタートアップ人材の動きは活発だった。まず、注目したいのがウェブサイトのUI改善を手がけるKAIZEN platform Inc.(以下、KAIZEN)の人事だ。COO(最高執行責任者)という企業運営の要に米国スタートアップから招聘した人材をあてる人事を発表した。米国展開を積極的に進めるという外向けのメッセージとしては英断だが、内部的にその多くがまだ国内人員で固められているスタートアップの企業運営にどのような影響がでるのか興味深い。

参考記事リンク:グロースハックのKAIZEN、COOに元・米スタートアップBoost MediaのErik氏が就任

元頓智ドットCTO(最高技術責任者)で、日本Androidの会で監事も務める近藤純司氏が教育系スタートアップのmana.boに参加した。大手企業から奇想天外なスタートアップへの移籍、さらに恐らく親子ほどの年齢差のある若い代表の企業への参加というステップは今後、国内スタートアップ・エコシステムにとって技術者がどう動くべきかを考える上で参考になる。

写真右:近藤純司氏

参考記事リンク:スマホ家庭教師「mana.bo」に元頓智ドットCTOの近藤氏が参加

また、新時代の経済誌をつくるべく、単なるニュース記事のキュレーションサービスからオリジナルのコンテンツ開発に力を入れるNewsPicksは、東洋経済オンライン元編集長の佐々木紀彦氏をユーザーベース執行役員として招聘。SmartNewsやGunosyといった「ポータル」指向のサービスとの違いを徐々に打ち出している。その他にもクラウド会計のfreeeに元グーグルの人材が参加、などの話題があった。

参考記事リンク:NewsPicks編集部が設立、元東洋経済オンライン編集長佐々木紀彦氏はユーザベース執行役員に
参考記事リンク:クラウド会計のfreeeに元グーグル、野澤俊通氏が執行役員として参加
参考記事リンク:シード・アクセラレーターのMOVIDA JAPANが体制を一新、嶋根氏が育成事業のトップに

コラム:共同創業者の探し方

スタートアップする際の共同創業者、もしくは初期メンバーをどうやって探すかという問題は解くのが難しい。それぞれシチュエーションも違うので一概にハウツーとしてまとめられる性質の課題ではないからだ。もし、知っておくべきことがあるとしたらそれは他人の体験談だろう。6月に日本で初開催となったFailConで語られたこの話題もその体験談のひとつとして参考になる。

参考記事リンク:失敗談を共有するFailCon:「Umano」のCEOであるIan Mendiola氏が語る共同ファウンダーの見つけ方

この体験談のポイントはやはり「プロダクトが当たる」までの辛い道のりを一緒に歩けるかどうか、ということにあるかもしれない。その上での役割分担(同じスキルセットだとやることが被って非効率)とか、株の持ち方(50-50は確実にトラブルになる)などのある程度通例になってるノウハウを参考にするのがいい方法に思える。

なお、毎月連載中のEastVenturesフェロー大柴貴紀氏による「影のキーマン」インタビューは、共同創業者、もしくは初期メンバーとしてどういう人材が必要なのかを知る上で参考になる。今月はツイキャス運営をインフラ面から支える大森氏、それと創業3年半というスピードで上場を果たしたフリークアウトの溝口氏を取材している。

Image:ツイキャス運営のモイ、大森正則氏

参考記事リンク:ユーザーさんがパフォーマンスを披露する場を支えるーー隠れたキーマンを調べるお・「ツイキャス」運営のモイ、大森氏インタビュー
参考記事リンク:「本田の描く広告の未来を実現する」ーー隠れたキーマンを調べるお・フリークアウト、溝口氏インタビュー

その他、今月はいくつか人に関するコラムを掲載しているので合わせてご一読いただきたい。

参考記事リンク:Googleにとって学生の学歴がどうでもいい理由
参考記事リンク:30歳にして自らの手で億万長者になった女性起業家Elizabeth Homes
参考記事リンク:スタートアップにおけるデザイナーの存在意義とは?「Design dot BEENOS vol1」レポート #BEENOS

資金調達からみる人材関連サービスの動き

Image:HackerRank

人材系サービスでここ1カ月に資金調達を実施した(※)のはこちら。特に興味深いのがエンジニアがゲームを楽しむようにスキルを試し、その客観的なランキングから採用のフィルタリングをかける、というアイデアのHackerRank。実際に試してみると人材系サービスというよりはクイズ大会の面持ちになっており、企業側が出した課題を解いたハッカーには面接インタビューの機会が提供される、としている。

同様のアプローチとしてはgithubなどのソーシャルソースから自動的にスキルを可視化してくれるGlidというサービスがあるのだが、それよりもより直接的なものと言えるかもしれない。

参考記事リンク:エンジニアがゲーム感覚でスキルを試す採用プラットフォームHackerRankが900万ドルを調達

その他にもこれらの人材系サービスが資金調達を実施している。

参考記事リンク:言語解析でマッチング精度を高める採用プラットフォームJobandtalentが1,400万ドル調達
参考記事リンク:シンプルな求人情報検索エンジン、その名もSimply Hiredが1,200万ドル調達

※THE BRIDGE調べ。海外主要テクノロジー系メディア数誌を対象に調査し、掲載されたものから主要なものをピックアップしている。

Diggの共同ファウンダーであるJay Adelson氏:「神話的な教訓に惑わされるな」【FailConレポート】

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Diggの共同ファウンダーでシリアルアントレプレナーのJay Adelson氏 6月18日にOpen Netowork Labで開催された「FailCon Japan」。そのキーノートスピーカーとして登場したのが、ソーシャルニュースサイト「Digg」の共同創業者でシリアルアントレプレナーのJay Adelson氏だ。 「嵐を乗り切る方法はあるのか?2度の経済危機で2度の失敗から学ぶスタートアップの…

Digg-Jay-AdelsonDiggの共同ファウンダーでシリアルアントレプレナーのJay Adelson氏

6月18日にOpen Netowork Labで開催された「FailCon Japan」。そのキーノートスピーカーとして登場したのが、ソーシャルニュースサイト「Digg」の共同創業者でシリアルアントレプレナーのJay Adelson氏だ。

「嵐を乗り切る方法はあるのか?2度の経済危機で2度の失敗から学ぶスタートアップの防衛術」と題されたキーノートで、同氏は過去8回の起業体験の中から2つの会社、「Digg」と「Equinix」に焦点を当てた。

「何もしない」というのもひとつの答え

bird-windowimage via. Susan

トークはまず、これから共有する過去の失敗のメタファーとして、最近自宅で起きたというあるエピソードから始まった。自宅の窓がだいぶ大きくて開放的なのだろうか。2週連続で、鳥が窓に激突するアクシデントが発生したと言う。

野生動物を保護することに慣れている彼の妻は、1回目は助けようと鳥に走り寄っていった。ところが、それを見つけた飼い猫が宙に舞い、鳥を口にくわえ、最終的には鳥を殺してしまった。

2回目に同じことが起きた時、妻は何もせずただ静かに鳥を見守った。すると、少しして鳥は自ら起き上がり、フラフラしながらも空高く飛んで行った。

Adelson氏は会場に問いかけた。1回目に鳥が死んでしまったのは、猫のせいなのか、鳥自身のせいなのか、それとも窓のせいなのか。例えば、窓にステッカーを貼るようなことをしていたなら、今回のような残念な結果にはならなかったのか。ここで学ぶべき教訓は何なのか。

「僕が言いたいのは、状況によっては、“何もしない”ということが答えかもしれないということだ。場合によっては今より手を緩めるべきなのかもしれないし、もっと力を入れるべき時もあるだろう」

Jay Adelson氏のシリアルアントレプレナー暦

何度起業すればシリアルアントレプレナー(連続起業家)と名乗ることができるのかは曖昧だが、Adelson氏は間違いなくそれだろう。過去8回の起業経験があり、現在も新しいプロジェクトに着手している。

最初に起業したのは1993年、米国初のインターネットサービスプロバイダーとなった「Netcom」を共同設立し、同社は1995年に上場。

1997年には当時IBMほどの規模だったというDigital Equipment Corporationに引き抜かれ、「AltaVista」という初の検索エンジンやWi-Fiを開発した。

その後、1998年に創業したのがEquinixだ。同社は今では世界で最も大きいデータセンター企業で、23ヶ国にオフィスを構え、2,000ヶ所以上にデータセンターを持つ。同社は2000年の夏に上場している。

さらに2004年、ソーシャルニュースウェブサイトの「Digg」をKevin Rose氏と立ち上げた。Diggにはウェブ上のコンテンツに投票する仕組みがあり、大衆が選ぶネット上の人気コンテンツが可視化される場として瞬く間に成長した。

その1年後の2005年には、Revision 3という米国初のインターネットTV局をローンチ。「Diggnation」といった人気の独自コンテンツを配信し、その後、Discovery Channelに買収されている。

「2010年には、SimpleGeoという位置情報サービスの会社を立ち上げた。アプリ開発者に対して位置情報を提供するような事業だったけれど、問題は時期がちょっと早かったこと。1年、いや1年半早過ぎた。2011年に事業を売却した」

そして最も最近では、2013年初期に「Opsmatic」という、チームの生産性向上のためのツールを開発する会社を共同設立。同社は現在も好調だが、創業時、契約書に「コミットする期間は1年間」とあらかじめ記載したのだと言う。

「僕はスタートアップを立ち上げることに中毒だから、最初からコミットする期間を限定して参加した」

パーティに氷の彫刻が登場したら要注意

Adelson氏は、こうした華麗なる過去の起業体験のなかでも、特に「Equinix」と「Digg」で経験した失敗に絞って話を進めた。

どちらも2度の経済危機の最中で事業を展開し、それぞれ異なる判断を下した事例なのだと言う。

まずは、世界最大のデータセンター企業であるEquinixの話から。1998年に共同ファウンダーと立ち上げた事業は、その後2年間で巨額の資金を調達し、Cisco、Microsoft、AOL、Dell、スタンフォードといった優良投資家が名を連ねていた。

データセンター構築には莫大な費用がかかる。ましてやそれを世界中に構築するのだから、資金がいくらあっても足りないくらいだと考えた。

「シリーズAで1200万ドルを調達して、その後もシリーズBで8250万ドルと次々に調達した。2000年にはシリーズCで1億ドルを調達して、その後もそれは続いた。まるでチャンピオンのような気分だったよ」

同社は2000年の8月に上場し、その3週間後、Adelson氏は30歳の誕生日を迎えた。たった2年間という短い期間でこのすべてをやってのけた自分たちが誇らしかった。

資金もあり、さらに追加調達することも可能で、顧客も大勢いた。インターネットの成長スピードは凄まじく、美しく巨大なデータセンターが次々と出来上がっていた。また彼らは、データセンターの構築からサービスの提供におけるまで、さまざまな特許を取得することも忘れなかった。

ところが2000年、ナスダック市場が崩壊。上場して手にしたはずの富が、実は紙切れに過ぎないことを思い知らされる。彼はその皮肉を、Equinixのパーティに展示されていたという氷の彫刻の写真を見せながらこう話した。

「ひとつ確かなアドバイスをするよ。会社が氷の彫刻をつくり始めたら、それはきっと悪い知らせだと思ったほうがいい(笑)それが美しければ美しいほど一時的なものだから」

景気後退でも投資を決断、後戻りはできない

Nasdaque Collapseimage via. Alex Proimos

時間をかけて徐々に起きた市場崩壊を予見することは誰にもできなかった。Equinixは、史上最悪のタイミングで上場してしまったのだ。

当時、新しいデータセンターの構築に既に投資していたし、ひとつのデータセンター構築には最低でも18ヶ月という期間がかかる。後戻りはできなかった。

ナスダック崩壊に拍車を掛けるように、その後テレコム業界が崩壊し、当時ナンバーワン企業と言われた優良顧客企業が次々に破綻していった。

こうした市場の落ち込みを受けて、3ヶ月に一度1億ドルを調達できる怖いもの知らずの時代から、一切の資金調達の道が閉ざされた。それでもインターネットは勢いを止めることなく成長していたが、誰も新たにデータセンターを買うことはなく、状況は絶望的だったと言う。

「2001年9月に、ニューヨークで見込み顧客と打ち合わせをしている時にCEOから電話がかかってきた。「100人解雇しなきゃいけない」と言われた。それは当時のEquinixの従業員の大半だった」

そして、火に油を注ぐように9.11のアメリカ同時多発テロが起きた。市場の崩壊、テレコム業界の崩壊、そしてテロリスト攻撃。企業によるITへの支出はぴたっと止まった。

「僕たちは、景気後退の時期に投資することを決めた。でもそれは間違った判断だった。もし、1年前にコストカットを進めていればどうにかなっていたかもしれないけれど、それも定かではない。もう会社は潰れたも同然だと思ったよ」

ところが、その後、奇跡が起こり、破綻直前に他のデータセンター企業との合併話が決まり、会社は救われた。当時抱えていた負債の80%(3億ドル)は株式に姿を変え、新たに3000万ドルの資金を得ることができた。

そのわずか1年後には、Equinixの株はナスダックで最も買いのストックになり、現在では世界中に数千人の従業員を雇用する世界一番のデータセンター企業になっている。

Diggの影の支配者はユーザーだった

Digg-20052005年当時のDigg (via. WayBack Machine

2004年にKevin Rose氏と立ち上げたのが、初のソーシャルメディアウェブサイトの「Digg」だ。Diggのアイディアを思いついたRose氏から声がかかったことで始まった。

翌年の2005年にはシリーズAで280万ドルを調達し、ユーザー数も数百万規模に成長していた。その後シリーズBも調達し、TechCrunchなどで買収のウワサ話が絶えないほど調子が良かった。

「Diggでは、いろいろな意味で新しい試みにチャレンジした。例えば、タウンホールにユーザーを集めて、ファウンダーに直接質問が出来るような機会を設けた。Twitterなんかが登場する前のことだから、当時は斬新だった。その後、2007年に企業として初めてAPIを公開した。朝起きて仕事に行く一番の理由は、Diggの濃いユーザーコミュニティだったね」

ところが問題が勃発する。2007年5月、当時はSONYのBlu-rayとHD DVDの規格争いが繰り広げられている最中。著作権保護機構で用いられるキーの暗号解除に成功した者が現れ、著作権保護コンテンツがDiggに流出し始めたのだ。

著作権保護機構から停止命令を受けたDiggは弁護士に相談し、そうしたコンテンツの取り下げを実行した。

この一連の動きに対してユーザーは黙ってはいなかった。「言論の自由」を訴え、1秒に1つ、禁止された情報を投稿することでDiggのサイトを占領したのだ。最終的に、Diggはユーザーの声を受け入れるしかなかった。

「この時に学んだのは、Diggを支配しているのは僕たちではなく実はユーザーだということだった。僕たちは、自分たちを超える、とてつもなく大きなものをつくってしまったんだ。判断は僕たちではなくユーザーにあった」

Google Disaster:億万長者になる…はずだった

この騒動の後、Diggへのメディアからの注目はさらに高まった。2006年〜2008年頃のメディア関係者にとって、Diggは格好のトラフィックマシーンだったからだ。

絶好調かのように思われたDiggに災難が降り掛かったのは2008年のこと。

「僕たちはGoogle Disaster(Google惨事)と呼んでいる。当時Googleにいたマリッサ・メイヤーから一本の電話がかかってきた。Google Newsを開発中で、一緒に組まないかと。Googleは巨大過ぎてちょっと躊躇したけれど、彼らと一緒になることは従業員にもユーザーにもメリットになると思った。金額の桁も違ったしね。いいエグジットかもしれないと思って交渉を進めた」

すべての交渉が終わって買収の合意に至り、Googleから条件規定書まで送られてきていた。ところが、忘れもしない2008年6月、お金が送金される前日になってGoogleは話を白紙に戻したのだ。

「あとちょっとで億万長者になるはずだった従業員や投資家に対して、それは夢だった、何事もなかったかのようにまた明日も仕事に来てくれと説得しなきゃいけなかった。でもこういう出来事があると、人は二度と元には戻れない。誰しも、「あの時もしも…」と考えずにはいられないからね」

景気後退を乗り越える唯一の方法はイノベーション

そんな惨事に見舞われた2ヶ月後、Diggはまったく新しい投資家から2850万ドルを調達した。チームも気持ちを切り替え、新たに登場したTwitterやFacebookとも上手くシナジーが生めるかもしれないと思っていた矢先に起きたのがリーマンショックだった。

「またしても市場が崩壊した。でも前回とは違った。Equinixの時のように構築途中のデータセンターはなかったし、Diggには既に何千万というユーザーがいたし、その数は日に日に増えていた。市場は崩壊したけれど、でもここは投資すべきだとCEOや役員を説得したんだ」

世界の市場は火の海で、ドットコムバブルははじけたが、それでもAdelson氏は投資を続けるべきだと判断した。ここで、Adelson氏は伝説的なIntelのCEOであるAndy Grove氏の言葉を引用した。

「こうした時期における私たちの哲学は、景気後退から逃れることはできないということ。景気後退に陥った時よりも強くなってそれを抜け出すには、新しいプロダクトと新しいテクノロジーが必要だ」

R.I.P. Good Times

RIP-Good-Times

こういう時だからこそ、イノベーションへの投資を止めてはいけない。周囲の人間を説得できたと思った矢先、Sequia CapitalのチェアマンのMichael Moritz氏が投資先のすべてのCEOに招集した。Sequia Capitalはシリコンバレー最大のベンチャーキャピタルだ。

「Michael MoritzがスタートアップのCEOに向けた行ったプレゼンテーションには、かなりビビった。目的は、変わりつつある市場についてCEOに注意を呼びかけることだった。「R.I.P. Good Times」と書かれたスライドを今でも覚えているよ。そう、溢れるような資金が手に入った“良き時代”は終わったんだって」

資金調達ができるなら今のうちにして、もし会社を売却できるなら今直ぐにでも売却しろと。そして、従業員を解雇して事業を縮小するようにアドバイスがされた。

この話を聞いた後も、景気後退のなかで投資すべきというAdelson氏の考えは変わらなかった。残念ながら、周囲の人間を説得することに失敗し、2010年4月にDiggに別れを告げた。

その後、残ったRose氏はVCの言う通りに90%のスタッフを解雇し、Diggをリニューアルしてもう一度やり直す計画だった。

「プロダクトシフトは超リスキーな判断だ。でも、VCは動くならデカく動くことを好む。片方では人員を削減しろと言い、もう片方では大きなリスクをおかしてプロダクトシフトを実施しろってね」

残念ながらその6ヶ月後、生まれ変わって登場したDiggは失敗に終わった。リニューアル後に迎えた初めての週末の間に、ユーザーベースは瞬く間にDiggからredditへと移っていった。

コンテキストがすべてである

Jay-Adelson-Digg

Adelson氏は、この2つのマクロ経済に揉まれる起業体験から何を学んだのか。最初のナスダック市場の崩壊では、景気後退にも関わらず投資を決めた結果、危うく会社が破綻するところだった。

2回目のリーマンショックでは、逆に縮小することをした。ところが、そのためにイノベーションのサイクルが減速し、素晴らしいチャンスを失った。このイノベーションの停止こそが、事業をダメにした何よりの理由だったと振り返る。

「一度目の失敗を踏まえて、それを活かして二度目の判断を行えると思った。でも、結局そんな風に応用することはできないんだ。ここで学ぶべきは、「コンテキストがすべて(状況次第)」ということだと思う」

大切なのは、細部の情報よりも「全体像」である。周囲で起きていること、その時の状況を適切に把握することだ。とはいえ、危機の最中で冷静に全体像を見ることは困難をきたす。

「以前の経験に比べてみたところで、結局コンテキストが違うんだ。大切なのは、自分の直感を信じること。データを見て、市場で何が起きているか、自分の会社に何が起きているかを見て、ベストを尽くして判断を下す。過去に基づく神話的な教訓に依存すべきじゃない」

8つの起業体験でさまざまな失敗を繰り返し、たくさんのことを学んだと話すAdelson氏。何より学んだことは、失敗をしても立ち直り、再び立ち上がること。殴られても起き上がってまたやり直す。そして学ぶ。この繰り返しが今も続いていると言う。

マネタイズの前にユーザーを獲得できるか

最後に会場からいくつかの質問が寄せられたが、そのなかでもDiggのマネタイズに関する質問をご紹介する。

広告モデルで運営されていたDiggだが、Adelson氏はスタートアップ、少なくとも一般消費者向けのサービスに関しては最初からマネタイズの話をすることは順序が違うと指摘する。

「例えば、C向けのサービスを運営するスタートアップが、シリコンバレーの典型的なVCに会いにいったとする。僕たちのビジネスモデルはこうで、今後こうやってマネタイズしていくと話したとするよね。きっと笑われて終わる。その前に、ユーザーを獲得できることを見せてみろって言われるだろうね」

そう、Twitterのモデルだ。まずは膨大な数のユーザーを集められるか。そこで超成長を見せられるか。大事なのは、マネタイズできるかを証明することではなく、それについてきちんと考察し、そのポテンシャルを模索していることだと言う。

「Diggの場合、2006年頃、1ヶ月の訪問ユーザー数は3000万から4000万人だった。当時は世界でトップ50のウェブサイトに入っていた。そもそも広告モデルは爆発的なトラフィックがないと成立しない。地域で切っても、バーチカルで切ってもそれは機能しない。という意味では、広告モデルというあり方はあまり現実的ではない」

以上、日本で初めての開催となった「FailCon Japan」のキーノートの内容をお届けした。

2012年末に掲載されたMashableの「Jay Adelson is Looking for the Next Big Thing」という記事にあるように、Adelson氏の動きに業界人は常に注目している。

ミクロにとらわれ過ぎず、マクロを見る視点を忘れないこと。そして最後は直感だと話す彼の話が、少しでも多くの起業家の役に立つことを願う。

「失敗しても挑戦をやめないこと」:椿奈緒子さんが語る7つの社内起業体験に見る7つの失敗要因 [FailConレポート]

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VOYAGE GROUPで「ADTest」を手掛ける椿奈緒子さん 「FailCon Japan」で唯一の女性登壇者として登場した椿奈緒子さん。彼女はまた、イントレプレナー(社内起業家)であるという点でも他の登壇者と異なる。 椿さんからは、過去手掛けた7つの新規事業と、その失敗要因が共有された。これまでに、Tryl.net、Cybozu.net、HubsMedia、Japan Market Entr…

FailCon-Tsubaki-NaokoVOYAGE GROUPで「ADTest」を手掛ける椿奈緒子さん

「FailCon Japan」で唯一の女性登壇者として登場した椿奈緒子さん。彼女はまた、イントレプレナー(社内起業家)であるという点でも他の登壇者と異なる。

椿さんからは、過去手掛けた7つの新規事業と、その失敗要因が共有された。これまでに、Tryl.net、Cybozu.net、HubsMedia、Japan Market Entry Parter、appmom、瞬刊!リサーチNEWSを事業展開し、現在はVOYAGE GROUPでADTestを手掛けている。

7つの失敗要因

事業の失敗要因は、主に「組織」と「事業」に分かれると話す椿さん。細分化すると、以下の7つに分かれる。

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  • 参入タイミングの見誤り
  • 成長市場ではない
  • 市場の課題を見誤り
  • 競合に負けた
  • ローンチ戦略の見誤り
  • チームワークに課題
  • 実行力不足

この中でも、過去には市場の見誤りという失敗要因が最も多かったと分析している。

いろいろ手を出し過ぎた「Tryl.net」

例えば、2004年の7月に立ち上げたのはサンプリングサービスの「Tryl.net(トライアルネット)」だった。 当時はサイバーエージェントに所属しており、社内事業コンテストでのグランプリ受賞を受けて事業化したものの、結局1年ほどでサービスを終了した。

当時、椿さんはネット広告の営業担当で、1,000円の化粧品のために2,000〜3,000円の新規顧客獲得コストが必要という企業側の課題を感じた。複数のサンプルを同梱することで獲得単価を下げ、同時にユーザーは複数サンプルを試せるというウィン・ウィンのシナリオを描いた。

この社内起業体験で椿さんが学んだことは、中長期的なビジネスモデルをつくることの重要性だったと言う。

「この事業が失敗した要因は、いろいろ手を出し過ぎたことだったと考えています。数字を伸ばすために、ECサイトから物流オペレーション、パッケージデザインなど何でもやりました。目の前の売上げを追うことに忙しくなりすぎて、長期的なビジネスモデルを見出だせませんでした」

ローンチ戦略および市場にある課題の見誤り

サービスをつくるなら、それは市場にある課題を解決すべきというのは良く言われるが、そこの課題を見誤ったのが「Japan Market Entry Parter」の事業だった。JMEPは、海外企業が日本市場に参入する際の支援を提供する事業。

「実績のない、社名を聞いたこともない企業だったため、海外パートナーを探すことに苦戦しました。何より決定的な失敗要因は、少なくともそのタイミングでは日本市場にそこまで興味を持っている企業がいなかったこと。これは、ローンチ戦略の見誤りでした。やり直すなら、人脈ネットワークを構築するためにも現地に拠点を構えたと思います」

市場の課題を見誤った事業が、2011年2月にサービスを開始したAndroidアプリのレコメンドサービス「appmom」だ。「大量にあるアプリの中からどれをダウンロードすればいいのかわからない」という課題がユーザーにあると考えた。

ところが、アプリとして提供しているにも関わらずダウンロード数はまったく伸びず。リアルアフィリエイトやデータ事業などにも手を出してみたが、そもそも、こちらが思うほどユーザーは困っていなかったという「市場の課題を見誤った」ことが失敗要因だったと振り返る。

失敗しても挑戦をやめないこと

現在は、VOYAGE GROUPのリサーチパネルという部署に所属しながら、クリエイターズマッチ社と共同で「ADTest」を手掛けている。サービスの正式リリースは今年の5月で、デジタル広告のクリエイティブに特化したABテストを提供している。

プライベートでも、iOSアプリ「ポケットIR」や、ママとしての感性を活かした「BABYalbum」といったサービスに携わる椿さん。こうしたサイドプロジェクトに関しても、「ゴールは何か」、「何のためにそれをつくるのか」を明確にすることを徹底している。

過去には散歩ルートが検索できる「Sanpo」というアプリも開発していたが、設定した3ヶ月という期間に下限目標に到達することができず、潔くチームを解散した。適切なタイミングで見切りを付けることもまた必要なのだと話す。

椿さんは最後、こう話してトークを締めくくった。

「市場の見誤りをどうすれば避けられるか、これは永遠の課題です。参入前に判断するのか。やりながら判断するのか。でも、ダメならすぐにピボットすることです。失敗しても挑戦をやめないこと。必ず次につながるから」