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Barry Levine

Barry Levine

VentureBeat でシニアライター。マーケティング・テックなどを中心に執筆。これまでに、テックニュース、ウェブサイト、企業や大学向けの提案書、インタラクティブ・ゲーム、オーディオブック、インディペンデント映画などの執筆や制作など。

執筆記事

モバイル広告の最新トレンド——広告やデバイスのなりすましが増えている

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モバイル広告エコシステムの進化においては、新たなタイプのなりすましが始まっている。 私は最近、複数の専門家とモバイル広告の方向性について話した。 「顧客のモバイル広告経験は完全に崩壊しています」と広告テック企業Rubicon Projectのモバイル部門ヘッドであるJoe Prusz氏はウェブとアプリ内広告について語った。 彼は、人が読み取ることもできないような小さなバナー広告、広告主や出版社にと…

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モバイル広告エコシステムの進化においては、新たなタイプのなりすましが始まっている。

私は最近、複数の専門家とモバイル広告の方向性について話した。

「顧客のモバイル広告経験は完全に崩壊しています」と広告テック企業Rubicon Projectのモバイル部門ヘッドであるJoe Prusz氏はウェブとアプリ内広告について語った。

彼は、人が読み取ることもできないような小さなバナー広告、広告主や出版社にとって面倒で多種多様なAndroidのシステムバージョン、さらにデータ基準がユーザの「ターゲティングとリターゲティングを支援していない」点などを指摘した。

こうした状況のもと、さらにiPhone広告ブロッカーの利用者が増えることが予測される中で、MassiveImpactのCEOであるSephi Shapira氏は「ネイティブ広告が大きなトレンド」との見解を示した。同社はパフォーマンスベースのモバイル広告プラットフォームを提供している。

ネイティブ広告は周りのコンテンツと一体化した見え方をし、コンテンツやアプリと共に配信されて、ユーザが自ら選んで体験しているウェブコンテンツやアプリ上に展開される。

しかし、Shapira氏のネイティブ広告に関する構想は現在のニュースなどのフィードやページに組み込まれ、周りのスタイルに溶け込んでいるものをはるかに超える。

従来のネイティブ広告が広告とわかるようにできているのに対し、広告ブロッカーによって広告の方向性が変化しているとShapira氏は考える。

同氏はモバイルにおいて「明らかに広告だとわかる広告が終焉に向かう」と予想した。その進化はまるで、度付きメガネがコンタクトレンズに、そしてレーシック手術へと進化したようなものだとたとえる。

ユーザターゲティング機能付きであっても、モバイル広告(特にウェブ広告)は、サーチクエリ入力後やサイト閲覧後、迷い犬のごとく何日も付きまとうような鈍器にしかならない。

「実用的な補助機能」としての広告

ネイティブ広告のクリックスルー率は、ディスプレイ広告の2~5倍も高いため、広告主にとっては魅力的だとPrusz氏は述べている。ネイティブ広告は、Googleサーチの広告のように本編内容を補足する形のコンテンツを提供するので、ユーザの興味の方向性に合っている。

また、ネイティブ広告は本編のフィードとして提供されるので、モバイルウェブ用の広告ブロッカーではブロックされ難いと期待されている。しかし、テストによってはネイティブ広告もブロックされてしまうことがわかり、近いうちにコンテンツ内の広告をよりコンテンツらしくするための熾烈な開発競争が発行元や広告主によって繰り広げられることになるだろう。

Shapira氏は、「煩わしいもの」というモバイル広告に対する見方を取り除くために、モバイル広告は次の役割へと進化してほしいと考えている。つまり、実用的なアシスタント機能、特定の質問に対する答えを提供するものだ。

「5~7年以内に広告は非常に効率的で効果的なものになり、広告であるということに気付かなくなるでしょう」と彼は語った。広告は、理にかなった提案のような形で作用するか、あるいは、基本的にいくつかのリコメンデーションエンジンが選択した広告のキュレーターのように作用することで、信用性が下がるというリスクもあるものの実用性が増すかもしれないという。

Shapira氏は、配車を依頼すると自分の条件に合った車が迎えにくるUberの配車アプリの例を挙げ、「いつもGoogleの‘I feel lucky’ボタンみたいだと思っています」と語る。

おそらく、これがモバイル広告の未来である。広告は個々の興味に合わせて特別に表示され、Google検索の広告と同じようにハイレベルの実用性を持つようになる。まるで探していた情報そのものであるかのように歓迎することになるだろう。広告ブロッカーがその広告をブロックできるとしても、そうしたいと思わなくなる。なぜならまさに自分に合ったUberの車と同様に、パーソナライズされた広告が配信されるようになるからだ。

「これぞまさに、手に負えないプロダクトプレイスメントです」とShapira氏はいう。

デバイスのなりすまし

「手に負えない」とはここでは正しい表現である。もし広告がコンテンツと一体化して消えてしまったならどうなるだろう。その場合、ユーザはオンライン上で行うことやそこで目にする情報を信頼できるのだろうか?

有用であることは大切である。だが利己心から、有用そうに偽装することはまったく別ものだ。1つの広告がブロックされると、業界がブロッキングを避けるように適応させるためなりすましが増えてしまう。広告を有用なものに判別し、それ自体をさらに自分の興味に合ったものへと変える必要がある。

Shapira氏は、こうした広告が将来新たな種類の自己規制的産業に求められると認識している。しかし大部分で広告ブロッキングの人気は高まっており、広告主と出版側も自主規制が足りない。おそらく、連邦取引委員会に正確な広告について再定義するよう求めている。

しかし、違った種類のなりすましがモバイル広告主において起こり得る。ビデオ広告プラットフォームClearstreamの設立者兼CEOであるBrian Mandelbaum氏は、最近「あまり話題にされることがない」種類のなりすましについて説明してくれた。

「ここ数ヶ月で新しく現れたのはデバイス詐欺の普及です」と語った。

それは、詐欺師がモバイル広告に異なる料金を指定する方法だと、彼は言う。というのも、iPhoneユーザに対する広告の有用性がWindowsフォンユーザに対するものよりも高いと考えられることがあるからだ。

こうした詐欺は「有力な出版社が多いところ」でさえも存在し、この種類のデバイスなりすましの割合は1桁台の中盤から後半のパーセンテージだろうと予想されているという。

解決策の1つとして、デバイスの指紋のようなものを作り出し、画面サイズの解像度、デバイスID、バッファーレート、その他詐欺師がうまいこと真似できない項目の情報を返すというリモート計装がある。

しかし、このアプローチは「複雑であり、確実な方法ではない」とMandelbaum氏は述べた。それは驚くに値しない。なりすましは、悪人だろうが善人であろうが、一度当事者の一部となってしまえば取り除くのは容易くないからだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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NYのアドテク・スタートアップYieldmoが、モバイル広告を簡単に試作&公開できる「Ad Builder」をローンチ

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ユーザを惹きつけるモバイル広告を作成し承認を得るのが、より簡単になった。AdtechショップYieldmoは本日、オンラインの「Ad Builder」をリリースする(編集部注:原文掲載8月11日)。誰でもこのツールを試しに使ってみることができる。 Google VenturesとTime Warner Investmentsといった企業が支援する、このニューヨーク市を拠点とする企業は、モバイル広告…

Image Credit: Yieldmo
Image Credit: Yieldmo

ユーザを惹きつけるモバイル広告を作成し承認を得るのが、より簡単になった。AdtechショップYieldmoは本日、オンラインの「Ad Builder」をリリースする(編集部注:原文掲載8月11日)。誰でもこのツールを試しに使ってみることができる

Google VenturesとTime Warner Investmentsといった企業が支援する、このニューヨーク市を拠点とする企業は、モバイル広告用のプライベートマーケットプレイスを提供している。comScoreによれば、そのネットワークのユニークユーザー数は約1億1000万に達するという。

業界のエコシステム内のすべての広告主と発行者を対象としたこの新たなツールを使えば、Yieldmoが自社のAd Format Labで開発した16の新たなフォーマットのいずれかを使って、数分のうちに広告を作成することができる(将来的には、数時間のうちに承認されるようになるだろう)。ユーザは画像やテキストといったものを追加したら、クリックして選択するだけでいい。

フォーマットはモバイルユーザを惹きつけるように作られており、Hyperscroller、 Pull、そしてWrapperといった名称で用意されている。

試作品の広告を見れば、モバイルウェブ上でどのように表示されるかが分かる。デザインチーフのDavid Goligorsky氏は、デザインはYieldmoによる微調整が必要かもしれないが、iOSおよびAndroidアプリ用バージョンは、基本的には同じように見えるだろうと語った。

以下は、無音のツールデモである。

いったん完成させると、URLを介してこの試作広告を承認者で共有することができる。Ad Builderの基本はデスクトップだが、Eメールで送られてきたリンクを開くことで、対象とするデバイス上で試作広告をプレビューすることができる。ツールはスマートフォンしか表示していないが、この広告はタブレット向けでもある。承認されると、Yieldmoはこの試作広告を最終的な完成広告としてシステム内に移動させる。

Yieldmo内部でしか使用されていなかった、このセルフサービスのAd Builderは、同社が内部でArtic Falconと呼んでいるプロジェクトの一部だ。同プロジェクトの次の段階は、広告費や広告の投入日を明確にするといった機能を追加することになるだろう。

プロダクトデザインの指導的立場にいるShawn Sprockett氏は、広告ビルダーは他にもあるが、これは広告フォーマットの質と使いやすさから、類を見ない物であると言及した。GoogleにはDoubleClickの顧客用の広告ビルダーがあり、広告ショップのCeltraには「もっと分かりにくい」ものがあり、そしてFacebook、Twitter、そしてGoogleのAdWordsには基本的なものが用意されていると、彼は指摘した。

また、本日EコマースサイトBigcommerceは、同プラットフォーム上で、小売業者のカタログに載っている製品からソーシャルメディア広告を作成できる独自の半自動のProduct Adsセルフサービスツールをローンチしている

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トロントのマーケティングプラットフォーム「Influitive」が3050万米ドルを調達、さらなる顧客獲得へ

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最近では、顧客は神様であるだけでなく、ポール・リビア(アメリカ独立戦争中の愛国者)のようなものでもある。 提供しているビジネスについて顧客が隅々まで口コミを広めることができるプラットフォームの1つにInfluitiveのアドボカシーマーケティングがある。トロントを拠点とする同社(トップはマーケティング自動化プラットフォームEloquaの創業者兼CEOで、現在はOracle傘下)は本日、3050万米…

Above: A challenge on advocate marketing platform Influitive Image Credit: Influitive
上:アドボカシーマーケティングプラットフォーム Influitive 上のチャレンジ
Image Credit: Influitive

最近では、顧客は神様であるだけでなく、ポール・リビア(アメリカ独立戦争中の愛国者)のようなものでもある。

提供しているビジネスについて顧客が隅々まで口コミを広めることができるプラットフォームの1つにInfluitiveのアドボカシーマーケティングがある。トロントを拠点とする同社(トップはマーケティング自動化プラットフォームEloquaの創業者兼CEOで、現在はOracle傘下)は本日、3050万米ドルを調達した。これによりさらに多くの顧客を取り込むことができる。

アドボケート、すなわち支持者とは、あるブランドに熱を上げる顧客や従業員のことであり、製品の乗り換えに貢献してくれる人々である。InfluitiveはB2Bマーケティングに軸足を置いており、チャレンジと特典を重視している。およそ2万人いるアドボケートの月間有効登録者として毎月250人の顧客を維持できているのは、そのおかげだという。

アドボカシーマーケティングは、うまく回ればビジネスにとって大きなてことなる。リサーチ会社のGartnerによると、何らかの会社が提供するテクノロジーについてその競争力を知りたいと思った際、企業バイヤーの60%が自社と同規模の企業にいる人々を主な情報源にしているという。

Influitiveはブランド製品の耳寄り情報や他のファンとのネットワーク機能など、オンラインコミュニティ限定の特別なコンテンツを提供している。また「チャレンジ」は、利用の仕方や年齢、居住地などの要素を元に、コミュニティメンバー1人1人に合わせてカスタマイズされている。チャレンジにはレビューを書いたり、リファーラル(紹介)を共有するといった行動が伴うこともある。

チャレンジが成功するとポイントがもらえる。このポイントはグッズや割引き、その他特典などと交換が可能だ。

Above: A rewards and leaderboard screen Image Credit: Influitive
上:特典とリーダーボードの画面
Image Credit: Influitive

CEOを務める創業者のMark Organ氏は、EメールでHP Softwareの話をしてくれた。最新製品の最新情報を最速のタイミングで伝えるため、同社は顧客との間に定期的なコミュニケーションの窓口を欲しがっていたそうだ。

「Eメールは機能しませんでした」と彼は述べた。そのためHPのアドボカシーマーケティングプログラムは1000人もの顧客がイベント、コンテンツマーケティング、製品のフィードバックにもっと関わってもらえるようInfluitiveのプラットフォームを活用した。

Organ氏によると、ビジネスアナリティクスソフトウェア企業のInsightSquaredは、G2 Crowd、TrustRadius、GetAppなどのソフトウェアレビューサイトにあるプレゼンス以上のものを求めたという。ゼロからのスタートで、3ヶ月間で10個のレビューを期待したところ、「当初の目標はすぐに達成し、100を超える真のカスタマーレビュー」を90日の間にプラットフォームを通して得られた。

Addvocate-TrapitSocialChorusなど、この業界にいる競合他社の中には従業員のソーシャルメディアチャネルや企業発コンテンツを活用することにフォーカスしているところもある。Amplifinityは自動化されたホワイトラベルのプラットフォームを提供しているのに対し、Zuberanceはサードパーティのレビューサイトへのパブリッシングツールを用意している。ExtoleBoulder Logicは自動化された顧客推奨サービスを提供している。

Organ氏は自身の会社を「より包括的」なセルフサービス式特典主導のコミュニティだとして他社と区別している。

彼がこのアイデアを思いついたのは2005年、Eloquaにいた時で、あるベンチャーキャピタリストが「なぜいくつかのセールの期間は4ヶ月ではなく4日間なんだろう」という疑問を解決するよう提案された時だった。

Organ氏は「いずれのケースにしても、こうした最速の購買プロセスにはリファーラル(紹介・おすすめ)情報が溢れていました」と述べた。彼によるとリファーラルリードは通常リードより10倍の金額価値があるという。「クロージングのスピード、低コストの販売・サービス、注文サイズの大きさ、そしてひとたびお金を払う顧客となった後はリファーラルしたがる傾向があるためです。」しかしながら、顧客から多くのリファーラルを生み出すツールは当時なかったとし、Organ氏は後になってそのアイデアを思いついたという。

今回のシリーズBラウンドでは、2010年に設立された同社に対し総額4150万米ドルをもたらした。 同ラウンドを主導したのはGeorgian Partnersで、他にOurCrowd、Atlas Venture、Docomo Capital、BDC Capital IT Venture Fundさらには前投資家のHummer Winblad Venture Partners、Illuminate Ventures、Resolute Ventures、Relay Ventures、First Round Capitalも参加した。

Organ氏は今回の資金は現在のニーズに対応すべくスケールするのに用いられるといい、「製品拡充とグローバル展開により成長が促進されるだろう」と述べている。

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デジタル広告とコンテンツマーケティングの融合ーー「PulsePoint」の新たな挑戦

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ネイティブ広告は、本質的にコンテンツマーケティングが広告と一緒になって生まれたようなものである。 ニューヨーク市に拠点を置く広告企業PulsePointが本日、ネイティブ広告と自動広告ターゲティングを用いたコンテンツマーケティングプラットフォームをローンチした(編集部注:原文掲載6月28日)。 CEOのSloan Gaon氏によると、2009年にローンチした際は、同社が最初のリアルタイム広告競売プ…

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ネイティブ広告は、本質的にコンテンツマーケティングが広告と一緒になって生まれたようなものである。

ニューヨーク市に拠点を置く広告企業PulsePointが本日、ネイティブ広告と自動広告ターゲティングを用いたコンテンツマーケティングプラットフォームをローンチした(編集部注:原文掲載6月28日)。

CEOのSloan Gaon氏によると、2009年にローンチした際は、同社が最初のリアルタイム広告競売プラットフォームであったという。

しかしディスプレイ広告は「そこまで魅力的でなかった」と彼は認め、またブランド側はユーザとの関わりを求めた。

そこでPulsePointはコンテンツマーケティングプラットフォームを数ヶ月間ベータ版としてレパートリーに加えた。これはクライアントであるColumbia Sportswearによる「オレゴン川でフライフィッシングを」といった記事のように、ブランド側が作成したコンテンツを扱い、テキスト、写真、動画を載せることができる。

そして記事が掲載される予定のネイティブ広告にバリエーションを持たせるように複数のヘッドラインと画像も加えられている。これらは記事自体のヘッドラインや画像ではなく、ユーザがコンテンツにアクセスする前にネイティブ広告で目にするものだ。

そしてColumbia Sportswearのネイティブ広告は、モバイル版・デスクトップ版ウェブサイトやTaboolaのようなコンテンツ探索エンジン、ソーシャルネットワークに配信されるという仕組みだ。

Above: A dashboard screen in PulsePoint’s new content marketing platform Image Credit: PulsePoint
上:PulsePointのコンテンツマーケティングプラットフォームのダッシュボード画面
Image Credit: PulsePoint

パブリッシャー側サイトへのネイティブ広告配信は、コンテンツマーケティングプラットフォームの兄貴分であるプログラム広告プラットフォームが行う。これは最近承認された業界標準のネイティブ広告フォーマットを用いている。

また、ソーシャルネットワークとコンテンツディスカバリーネットワークのネイティブ広告フォーマットへはAPIを通じて自動配信してくれる。

この3つの配信チャネルすべて(サイト、ソーシャルネットワーク、コンテンツディスカバリーネットワーク)について、同コンテンツプラットフォームは、異なるヘッドライン・画像のバリエーションのパフォーマンスを自動でモニターし、次のスクリーンに表示するものを低パフォーマンスのバージョンから高パフォーマンスのものへと自動で切り替えてくれる。

ページ上での操作実働時間、スクロール時間、クリック、その他の要因といった測定基準を介してパフォーマンスは測定される。このような即時フィードバックと最適化は、コンテンツマーケターよりもデジタルアドバタイザーの間で広く行われている。

「プログラム広告プラットフォームは私たちに向いています。ブランド側はコンテンツを作り続けていますが、(これまでの)問題はどのように広範囲へ配信するかというものでした」とGaon氏は語る。

そこでPulsePointは、サイトやアプリの最適化を行うことで、ユーザがページにアクセスしている時間を通常の3倍の長さに伸ばしたという。同社のクライアントの1社であるTaylorMade Golfは、PulsePointでキャンペーンを開始して以来、動画閲覧数が95%増加したと発表の中で述べた。

この増加傾向があらゆる売上増加につながるかどうかの統計データはまだない。

プログラム広告プラットフォームとその最適化によってもたらされる利益効果は、KapostAcrolinxHubspotIdioinPoweredといった他のコンテンツマーケティングサービスやプラットフォームだけでなく、Marketoのようなより大きなプラットフォーム内でのコンテンツマーケティングと自分たちのサービスとを差別化する方法の1つとPulsePointは考えている。

現在、新しいプラットフォームによって32のキャンペーンが同数のクライアントに対して行われている。

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アメリカでトラック運送業界のディスラプトを狙うスタートアップ2社

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2つの会社が、高速道路でもたついている大型輸送車をより機敏にするべく新たなプロダクトを本日発表する(編集部注:原文掲載6月7日)。 そのうちの1社、カリフォルニア州サンノゼを拠点とするTrucker Pathは、Android/iOS用の同名のアプリを有しており、アプリ上で最寄りのトラック駐車場、重量計測ステーション、ホテル、ディーゼル燃料補給所などの便利な案内を提供する。同社によると24万のユー…

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2つの会社が、高速道路でもたついている大型輸送車をより機敏にするべく新たなプロダクトを本日発表する(編集部注:原文掲載6月7日)。

そのうちの1社、カリフォルニア州サンノゼを拠点とするTrucker Pathは、Android/iOS用の同名のアプリを有しており、アプリ上で最寄りのトラック駐車場、重量計測ステーション、ホテル、ディーゼル燃料補給所などの便利な案内を提供する。同社によると24万のユーザがおり、大きなクラス8トラックの10%を占めている。

Trucker Path社は今日、ウェブベースのTruckloads Marketplaceを発表する。長・短距離のトラック輸送を必要とする貨物会社とトラックとを結び、取引が行えるプラットフォームだ。このマーケットプレイスは今月末にはオープンベータ版が試用可能となり、貨物追跡とともにアプリに組み込まれる見込みだ。

トラック運輸マーケットプレイスが成功すれば、莫大な利益が見込まれる。合衆国の運輸の約4分の3はトラックにより輸送されており、その貨物の価値の合計は年間約6700億米ドルに相当する。

Trucker Path 上で行われる取引

仲介業者はマーケットプレイス上に、何をいつどこからどこへ輸送するかという情報を投稿する。トラック運転手は見積もりを出し、仲介業者がそれを承諾する。Trucker Path社は、将来的には運転手側からもやり取りを始められるようにする、と述べている。

Above: Trucker Path’s new Marketplace Image Credit: Trucker Path
上:Trucker Path上の新マーケットプレイス
Image Credit: Trucker Path

Trucker Path社によると、3月に開始したクローズドベータ版のマーケットプレイス上では既に、約300の仲介業者から約1万5000の運輸会社に約3万の積荷が依頼されたとのこと。

CEO兼創設者のIvan Tsybaevは、トラック運転手と運搬業務のマッチングの競争はまだ緩やかであると述べた。

DATのような積荷掲示板は掲示板のCraigslistのような感じである一方、Trucker PathのマーケットプレイスはeBayのような躍動感がある取引であると指摘する。

また、マーケットプレイスと異なり、積荷掲示板にはユーザレビューもなければ、信用情報や保険情報もほとんどなく、仲介業者や運転手に連邦政府からの許認可の提示も保証もない、とも言及した。

他のトラック向けマーケットプレイスとして、貨物を持つ企業と独立トラック運転手とをつなぐKeychain Logisticsがある。

uShipのような運輸マーケットプレイスは小包よりも大きな荷物にフォーカスしているが、Cagomaticは地域内運送志向である。

Transfix社の仲介アプリ

ニューヨーク市に拠点を置くTransfix社は、昨年1月から長距離オンライン・マーケットプレイスを運営している。Transfix社は今日、12月にベータ版としてリリースされていた州間運転手向けAndroidおよびiOSアプリの正式ローンチを発表した。

Above: Transfix’s newly launched mobile app Image Credit: Transfix
上:Transfixがローンチした最新のモバイルアプリ
Image Credit: Transfix

ウェブベースのマーケットプレイスも統合した彼らのアプリには、今回新たに運転計画機能が追加され、天気やATMの情報、さらにはLottoを買えるトラック停車場所の情報まで追加されている。

Trucker Path社のマーケットプレイスは様々な仲介業者と運輸会社を引き合わせるが、Transfix社は全積荷の単独の仲介業者として、Barnes and Nobleのような顧客のために配送業者を探す。

その気になれば、Uberがこの市場を独占することはできるのだろうか。

「Uberは香港で地域内運送を開始したが、長距離輸送には手を出さないだろう」Trucker Path社のTsybaevはそう述べた。というのも、長距離輸送は地域交通とはかなり異なり、より複雑だからだという。

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Hootsuiteが「人間でも利用できる」Facebook用広告ツールを発表

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ソーシャルメディアプラットフォームのHootsuiteは、これまでTwitterの広告ツールを企業ユーザのみに提供してきたが、本日、全ユーザ1100万人超を対象とするFacebookの広告ツールを発表した(編集部注:原文掲載5月19日)。 Hootsuiteの新しい広告ツールは、手っ取り早くプロモーテッドポストを使いたいニーズがある会社のほぼ誰にでも使えるように作られている。 ユーザは単に目的を選…

Above: Hootsuite offers four objectives in its new Facebook ad tool. Image Credit: Hootsuite
上: Hootsuite はFacebook用新広告ツールにて4種類の目的を導入
Image Credit: Hootsuite

ソーシャルメディアプラットフォームのHootsuiteは、これまでTwitterの広告ツールを企業ユーザのみに提供してきたが、本日、全ユーザ1100万人超を対象とするFacebookの広告ツールを発表した(編集部注:原文掲載5月19日)。

Hootsuiteの新しい広告ツールは、手っ取り早くプロモーテッドポストを使いたいニーズがある会社のほぼ誰にでも使えるように作られている。

ユーザは単に目的を選べば良い。もっとたくさんの人にリーチする、フォロワーを増やす、エンゲージメントを高める、もしくはウェブサイトのトラフィックを増やすといった目的から選ぶ。Hootsuiteはユーザーが選択した指標において効果的だった最近の投稿を自動的に勧め、予算、リーチ、期間などのパラメーターを提案してくれる。

ユーザは設定の提案を受け入れるか、調整をし、プロモートをクリックすれば、投稿がより多くのユーザからリーチされるよう機能するという仕組みだ。

新製品開発担当VPのGreg Gunn氏いわく、Hootsuiteの既存Twitterツールはより多くの選択肢やオプション、管理機能を企業ユーザに提供しているが、ユーザもそうした機能に詳しくなければいけなかった。しかし、この新しいツールによる機能を絞るアプローチが今後のモデルであり、Hootsuiteは他のソーシャルネットワークの広告も先々サポートすると彼は述べた。

プロモーテッドポストは、Facebookのニュースフィード経由で配信するため、多くのフォロワーやそれ以外の人に配信するには欠かせない方法になった。ソーシャルネットワークでは複雑で独特なアルゴリズムを導入し、有償広告ではない無料のオーガニック投稿を次第に制限しながら、ブランドメッセージや的外れな告知攻めからユーザを意図的に守っている。

Hootsuiteが自社のユーザベースを調査したところ、ユーザの75%がこれまでFacebook上で宣伝していないことが判明したと、Gunn氏は言う。その最大の理由は何か。選択肢が多過ぎることだ。通常の手続きでも全部で13の手順を踏んでいく必要があるのである。

その手順を単純にすることによって、HootsuiteはFacebookツールを「初めての人間用広告ソリューション」と表現している。

人間は、当たり前だがかなり大きな市場セグメントであり、だからこそGunn氏はこの広告の専門家ではない人向けのソーシャル広告ツールには「巨大な市場機会がある」と説明する。

また、Hootsuiteに人気があることも潜在機会が大きい理由だ。VB Insightのソーシャルメディア管理ツールに関する最近のレポートによれば、Hootsuiteがその他のどのツールと比べても2倍以上利用されていることがわかったという。

Sprinklrのような競合プラットフォームはこれほど簡単なオプションの組み合わせは提供していない一方で、AdStageKuhcoonQwayaといった専門特化型ソリューションは「フルタイムの広告マーケッター担当者には非常に素晴らしいソリューションでしょう」とGunn氏は述べた。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
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訃報:著名起業家のDave Goldberg氏が死去〜SurveyMonkey CEOで、Sheryl Sandberg氏の夫

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オンライン・アンケート調査サービス SurveyMonkey CEO の Dave Goldberg 氏が金曜日亡くなった。妻である Facebook COO Sheryl Sandberg 氏と国外でバケーションを過ごしている最中だった。47歳だった。 <関連記事> 「ビジネスツールのコンシューマライゼーションが、スタートアップに革新をもたらす」—著名起業家Dave Goldberg氏との対談か…

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Image credit: Robert Goldberg

オンライン・アンケート調査サービス SurveyMonkey CEO の Dave Goldberg 氏が金曜日亡くなった。妻である Facebook COO Sheryl Sandberg 氏と国外でバケーションを過ごしている最中だった。47歳だった。

<関連記事>

死因は明らかにされていない。このニュースは、同氏の弟である Robert Goldberg 氏の投稿によって伝えられた。

Robert は「失ったものの大きさを表す言葉が見つからない」とコメントし、友人や知人には、供養の寄付に代えて「Dave との思い出や写真を、Dave の Facebook プロフィールに投稿してほしい」としている。

Facebook CEO の Mark Zuckerberg は、Dave について「彼は素晴らしい人物で、知り合えてよかった」と投稿した。Dave Goldberg 氏と Sheryl Sandberg 氏の夫妻は、2人の子供をもうけている。

ニューヨークタイムズは、Goldberg 氏はいつも気の利いた言葉で素早く反応を返し、「シリコンバレーの卓越したカップルの、有名じゃない方の片割れです」と名乗るのがユーモラスだった、と伝えた。

Dave Goldberg 氏はオンライン・ミュージック・プロバイダの Launch Media を設立し、2001年に Yahoo が買収。2009年に SurveyMonkey に参画した。SurveyMonkey は発表の中で「我々一同は、悲しみに暮れている」と述べている。

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iBeacon活用事例:来店情報をその後のマーケティングに活かす「物理的リターゲティング」〜スウェーデン

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スウェーデンでクノールスープを使った新たなマーケティングの試みは、iBeaconを最適に活用する「物理的リターゲティング」の事例である。 Glimr はモバイルデータのマネジメントを行うスタートアップで、頻繁に出版社と仕事をしている会社であるが、同社は先日、iBeacon をベースとしたプロジェクトをローンチした。スウェーデン最大の新聞社Aftonbladet向けのスープに関連するプロジェクトだ。…

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スウェーデンでクノールスープを使った新たなマーケティングの試みは、iBeaconを最適に活用する「物理的リターゲティング」の事例である。

Glimr はモバイルデータのマネジメントを行うスタートアップで、頻繁に出版社と仕事をしている会社であるが、同社は先日、iBeacon をベースとしたプロジェクトをローンチした。スウェーデン最大の新聞社Aftonbladet向けのスープに関連するプロジェクトだ。

「従来のiBeaconではすべてプッシュ型のアプローチを使用していました」とGlimrのCEO兼共同設立者である Robert Hedberg 氏は VentureBeat に対して語った。

例えばある店舗のゲーム売り場にいるとしよう。すると、そのお店に設置されている iBeacon がビデオゲームの割引クーポンをあなたのスマートフォンにプッシュ通知してくれるといった具合だ。

そうしたアプローチの代わりに、「対象を入れ替えた」と Hedberg 氏は言う。そして、プロジェクトの協同者のいう「物理的リターゲティング」システムを構築した。

11月、クノールの商品を積んだトラックがストックホルムの寒空の下、温かいトマトスープとタイスープを人々に無料で提供した。訪れた人はスープをその場で食べることもでき、家に持ち帰ることもできた。そのトラックには iBeacon が設置されており、スープを手渡したスタッフのポケットにも電池駆動式の iBeacon が装着されていた。

人気の Aftonbladet アプリをすでにインストールしていた人は、トラックに訪れた際に iBeacon によって情報が登録された。

iBeacon は、Appleの支援によりビーコン技術を小さなデバイスに実装したもので、独自の位置識別情報を Bluetooth 経由で繰り返し送信する。顧客のスマートフォンにあるモバイルアプリがそのID情報を記録し、Wi-Fi かセルラー通信経由で出版社や広告主に送り返す。これが、先ほどのクノールトラックの前に立っていたユーザに起こっていたことだ。

Hedberg 氏が述べたように、通常 iBeaconでは出版社や広告主はID情報を受信すればすぐにその場所に応じた広告やクーポン、その他のプロモーション情報を店舗にいるユーザに送るというものだ。考え方としては、ユーザはその場ですぐに新しいゲームやスープを買うことができるだろうというものである。

しかしヨーロッパの人は、人との交流についてもっと忍耐強い見方をしていることが多い。ユーザにすぐクノールスープのクーポンを送る代わりに、Glimr がとったアプローチは待つことだ。つまり、ユーザが次にその Aftonbladet アプリを開くまで待つのである。それはその日の夜かもしれないし、数日後、または数週間後かもしれない。いずれにせよ、次にユーザがアプリを開いたときの画面に、ストックホルムにあるどのスーパーでも使えるクノールスープの割引クーポンが表示される。

「他のiBeaconの使用例との違いは、オフラインのプロファイルを構築するために使っていることです」とHedberg氏は述べた。彼によると、そのプロファイルにより「この人たちは私の店に来たことがある」ということがわかる。今回の場合でいうと、スープトラックに来た人だとわかるのだ。

「おそらく、そのiBeacon情報は小売店に送り返す方が理にかなっています。より良いユーザ体験につながるからです」と彼は言う。

「店舗で働いている人々こそが最大の物理的な強みです。」

では一体なぜ、広告を携帯電話に送って顧客の気を散らし、彼らの行動を邪魔するのか? iBeacon の技術は「あなたが店舗の中やトラックの前といったその場所にいたことを知る」ために使われるのがベストかもしれないとHedberg氏は言う。「あなたが今その場所にいること、ではないのです。」

Glimr はある意味、普通ではないデータマネジメントプラットフォーム(DMP)だと彼は言う。iBeacon に直接関わっていることもその理由だ。従来のDMPはデータを保管し、その多くはcookieに関連づけられたデータである。そして、それはオンライン広告のターゲットを絞るべくユーザをグループ分けするために使われる。

Hedberg 氏によると、少なくともヨーロッパでは、ブランドは「人が店舗にいるときに宣伝広告を送ることはほとんどスパムだと考えて」いる。彼らは人々が店に見向きもせずに街を歩いているような未来を避けたいのだ。また「広告は人をメッセージ攻めにしています」と彼は言う。

デジタルマーケターの間には、このクノールスープのトラックの試みは果たしてリターゲティングと呼べるのかどうか疑問を持つ人もいる。そこにはデジタルターゲティングがなかったからだ。通常リターゲティングとは、例えば人があるウェブサイトを訪れ、cookie を受け取り、商品を購入しないままショッピングカートから離れた場合、その商品の広告を見込み客に表示することを言う。マーケターの中にはそれを「ストーキング広告」と呼んでいる人もいる。

しかし今回の場合は、まずスープトラックを訪問したこと(つまり実世界での交流)を初回のターゲティングと考えて、この用語の意味を拡張している。また、ユーザがそのトラックのiBeaconの近くにいたとアプリが認識することが cookie に相当する。物理的マーケティングとデジタルマーケティングの融合により、ビーコンのこれまでとは違ったアプローチが示されている。

さらに、より洗練されたビーコンの使い方も示されている。位置情報を利用するシナリオの多くが想定してきたように、ユーザがビーコン設置エリアに足を踏み入れるとすぐにクーポンを送るのではなく、今回の位置識別情報はマーケティング活動を後に取っておくというものだ。

このアプローチは、店に入れば携帯電話に煩わしい宣伝広告が押し寄せ、そのすべての対処に頭を悩ませるような面倒な未来像を払拭するのに役立つかもしれない。

人によっては、そういった押し付けがましい宣伝をすれば、その店には2度と足を踏み入れないという結果になるだけだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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アプリの通知リンクを超パーソナライズできるKahuna

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「チケット購入可能」のプッシュ通知が携帯電話に表示されたとしよう。もうすぐ開催されるGolden State Warriors対Minnesota Timberwolvesのバスケットボールの試合のチケットだ。 モバイルマーケティングプラットフォームKahunaのCEO、Adam Marchick氏はWarriorsの大ファンだ。そこで通知のリンクをクリックすると直行する先は、インストールしてある…

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「チケット購入可能」のプッシュ通知が携帯電話に表示されたとしよう。もうすぐ開催されるGolden State Warriors対Minnesota Timberwolvesのバスケットボールの試合のチケットだ。

モバイルマーケティングプラットフォームKahunaのCEO、Adam Marchick氏はWarriorsの大ファンだ。そこで通知のリンクをクリックすると直行する先は、インストールしてあるチケットアプリのWarriorsブランドの買い物カゴの中で、通常購入する数のチケット4枚が、画面の買い物カゴにすでに入っていたら便利ではないだろうか?

こうしたパーソナライゼーションは多くのウェブサイトで当たり前になってきた。しかしモバイルアプリではあまり見たことがない。リンクからアプリのスタート画面が単に表示されるか、せいぜいWarriorsの試合に関するページが表示されるだけで、自分の希望する具体的な注文がすでに入力されている買い物カゴが表示されることはない。そこに目をつけたのがKahunaだ。同社は本日(編集部注:原文掲載2月11日)Dynamic Deep Linkingをリリースし、モバイルリンクの改善に一歩を踏み出した。

アプリ内部の深くに存在するリンクは、ウェブサイトにあるリンクのようには機能しない。アプリにはHTMLスタンダードがないからだ。近年、モバイルのディープリンクのおかげで、アプリ内やウェブサイト内のリンクから単に別のアプリを開いてホームスクリーンを表示するのではなく、アプリ内に入って特定のスクリーンを表示できるようになった。

しかし、そうした種類のディープリンクでは、そのリンクをクリックした全員が見る特定のスクリーンを表示していた。

Yozioが最近リリースしたSDKでは、アプリをインストールするリンクからそのアプリのダウンロード終了時にアプリの特定のスクリーンを開けるようになっている。例えば、参照リンクを介するとスクリーンにはすでにロード済みのクレジットが表示されるといった具合だ。

モバイルアプリトラッカーのAppsFlyerは、モバイルに表示されるホテルの広告にあるリンクでユーザを適当な旅行アプリのダウンロードへと誘導し、旅行アプリが起動すると、そのアプリ内で先ほどの広告のホテルのページを開く、といった技術を開発した。

しかし、そのリンクは「ホテル」という内容に特定されているがユーザは特定されていない。Hilton Hotelsのモバイル広告をクリックした人全員が、インストールされている旅行アプリでHilton Hotelsの全く同じスクリーンを見ることになってしまう。

Kahunaはこの点を改良し、次のステップへと進めている。リンクをクリックするユーザの個人的な履歴を利用できるようにしたのだ。つまり、American Expressカードの優待履歴がある特定のユーザが、Hilton Hotelsのプッシュ通知のリンクから、Hilton Hotelsの優先宿泊客ページへと直接たどりつくことができるようになっている。

Marchick氏は「私たちは他の誰も行っていないことに取り組んでいます。ユーザをパーソナライズしたアプリ内の画面へワンステップで誘導し、売上向上促進のためにディープリンクを活用するということです」と述べた。

Kahunaのパーソナライズされたメッセージをアプリ内に送ることができるこれまでの機能によって、売り上げは40%アップし、今回開発したベータ版Dynamic Deep Linkingのテスト結果から、パーソナライズされたページを表示させるこの新しい機能によって売り上げが66%向上したとMarchick氏は語った。

ディープリンクに対する基準がまだ設けられていないため、この種のパーソナライズはKahunaアプリのユーザに限定されている。

今回の実装において、ダイナミックリンクはKahunaのマーケティングプラットフォームでユーザにパーソナライズされた情報をリアルタイムで参照し、適切な情報をターゲットとなるアプリへと取り込んでいる。

Dynamic Deep Linkingでは現在、アプリ内またはプッシュ通知とアプリの間で利用できるほか、アプリ間またはモバイル向けウェブページ内のメッセージとアプリの間でも利用できる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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