THE BRIDGE

Bérénice Magistretti

Bérénice Magistretti

Bérénice Magistretti covers venture capital and funding news for VentureBeat. Prior to joining the team, she was a freelance journalist writing about tech and startups for TechCrunch, WIRED UK, Bilan and Wamda. She is originally from Switzerland and is now based in San Francisco.

執筆記事

米国の不完全雇用の人材マーケットプレイス「Wonolo」、シリーズBラウンドでSequoia Capitalなどから1,300万米ドルを調達

約520万人のアメリカ人が現在不完全な形で雇用されている。不完全雇用者とは、フルタイムの仕事を希望しているが、雇用主から週30時間未満の労働しか認められていない人々。この労働者セグメントとは別に、フルタイムで働いているが、副業をするのに柔軟な労働時間を提供してくれる企業を見つけられない人もいる。 オンライン人材マーケットプレイスの Wonolo は、仕事に関心を持つ労働者と企業をつなぐことで、この…

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Wonolo チーム
Image Credit: Wonolo

約520万人のアメリカ人が現在不完全な形で雇用されている。不完全雇用者とは、フルタイムの仕事を希望しているが、雇用主から週30時間未満の労働しか認められていない人々。この労働者セグメントとは別に、フルタイムで働いているが、副業をするのに柔軟な労働時間を提供してくれる企業を見つけられない人もいる。

オンライン人材マーケットプレイスの Wonolo は、仕事に関心を持つ労働者と企業をつなぐことで、このギャップを埋めようとしている。サンフランシスコ拠点の同スタートアップは本日(4月18日)、取締役となるパートナーの Jess Lee 氏とともに Sequoia Capital がリードするラウンドで1,300万米ドルを調達したと発表した。新規投資家 Base10 と既存投資家の PivotNorth と CrunchFund もこれに参加した。

Wonolo の始まりはコカ・コーラのファウンダーズ・プログラムであるが、このプログラムは現在は打ち切られている

Wonolo の共同設立者兼 COO の AJ Brustein 氏は VentureBeat への e メールで以下のように語ってくれた。

コカ・コーラが直面している問題を解決する見返りに、この会社は資本のほか、ブランド、パートナー、従業員、施設へのアクセスを提供してくれました。私たちはコカ・コーラの業務チームの仕事を観察し、共に働いていましたが、すぐに対応すべき仕事があるにも関わらず、会社としてはそのニーズを想定できていないことがわかりました。

2014年の終わり、このプロジェクトがコカ・コーラからスピンオフされて Wonolo になった。現在の従業員数は30人。

同スタートアップによると、コカ・コーラ、Papa Johns、ユニクロなど数千社と協業しており、Wonolo を通して仕事が値決めされている。料金は、場所や仕事の内容(例:配送、在庫管理、フルフィルメント)によって変化する。

Wonolo によると、10万人を超える労働者がこのプラットフォームで求職活動をしているという。ユーザの利用は無料だ。仕事に就きたい人は、その職に相応しい人物であることを証明するために、積極性がある、穏やかな性格、時間を守るといったソフトスキルをアピールしなくてはならない。

Brustein 氏はこのように語る。

当社では、プラットフォーム入会前に労働者の身元調査を実施しますので、リクエスター(企業)は、オンデマンドの仕事のために信頼のおける人を雇うことができます。リクエスターはそれに加え、ドラッグテストやスキルの証明など、追加的な審査を希望することもできます。

ギグエコノミーの台頭とともに、時給の仕事を簡単に見つけられるようになっているが、あらゆる場所にあてはまるわけではないと Brustein 氏は話している。

一般的に、大都市に住んでいなければ、Uber、Lyft、TaskRabbit などで荒稼ぎはできないでしょう。ある仕事や乗車業務をするための時間に投資したとしても、それに見合った稼ぎができる保証は何もありません。こうした企業は、ギグエコノミーの話題を振りまき、柔軟性のある仕事ができることを示す意味では素晴らしい役割を果たしていますが、多くの労働者は、こういったプラットフォームが提供してくれる仕事以上の確実なものを求めているのです。Wolono では、事前にどれだけの収入を得ることができるのか知ることが可能です。

これまでに Wolono は総額2,500万米ドルを調達している。今回調達した資金は、労働者コミュニティの拡大と新規市場への進出に活用される予定。

Brustein 氏は次のように述べている。

今回の資金を、当社の製品やコミュニティにとって意味のある別の業界の開拓にも活用していきます。当社は最前線の仕事に注力していますが、配送、在庫管理、フルフィルメントの労働モデルと同じものが介護、トラック配送、パラリーガルなどの業界でも応用できると考えています。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Kleiner Perkins、オンライン顧客応対ソリューション開発Intercomの1億2,500万米ドルの調達をリード——Mary Meeker氏が取締役に就任

オンラインビジネス向けに、さまざまな顧客応対プロダクトを提供する Intercom は今日(原文掲載日:3月27日)、Kleiner Perkins Caufield and Byers のリードにより、1億2,500万米ドルを調達したと発表した。今回参加した投資家は、新規に GV のほか、既存投資家は Bassemer Venture Partners、Index Ventures など。今回の…

Intercom の COO Karen Peacock 氏と、共同創業者で CEO の Eoghan McCabe 氏
Image Credit: Intercom

オンラインビジネス向けに、さまざまな顧客応対プロダクトを提供する Intercom は今日(原文掲載日:3月27日)、Kleiner Perkins Caufield and Byers のリードにより、1億2,500万米ドルを調達したと発表した。今回参加した投資家は、新規に GV のほか、既存投資家は Bassemer Venture Partners、Index Ventures など。今回の資金注入を受け、Intercom の投資受入後評価額は12億7,500万米ドルとなった。

サンフランシスコを拠点とする Intercom の現在の顧客数は25,000社で、Airtable、New Relic、Product Hunt、Shopify、Sotherby’s などがいる。同社は、顧客企業が使うプロダクトの種別や従業員数に応じて月間利用料を徴収しており、料金は月額29〜49米ドルの間。

Messages、Inbox、Articles などのプロダクトは、企業が新しい顧客を獲得したり、ユーザとチャットしたり、セールス努力を契約に結びつけたりするのを支援する。Intercom は昨年9月、セールス向けの Live Chat をローンチした。Intercom は、月あたり5億件の会話、つまり年間で60億件の会話を支援していると述べている。この分野の競合は、Zendesk、Freshdesk、Marketo などだ。

これまでに、Intercom は総額2億4,100万米ドルを調達している。同社は今回調達した資金を使って、プラットフォームのさらなる開発、機能追加のほか、今後18ヶ月間かけてプロダクトやエンジニアリングチームを倍増させるとしている。

Intercom 共同創業者で CEO の Eoghan McCabe 氏は、VentureBeat へのメールで次のように書いている。

最近は、セールスやマーケティングチーム向けのツールを中心に成長しています。我々の顧客が、ウェブサイト訪問者へのエンゲージメントを高めるために Intercom の Messenger を使うと、コンバージョンレートやセールスが82%向上します。こういう形で Intercom を使うインターネットビジネスには、巨大な事業機会があります。企業の成長加速を支援するプロダクトの開発に集中していきます。

Kleiner Perkins のパートナー Mary Meeker 氏が、Intercom の取締役会に参加することになる。

2011年に設立された Intercom には現在、サンフランシスコ、ダブリン、シカゴ、ロンドン、シドニーのオフィスに500人に満たない程度の従業員がいる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Y Combinator出身の衛星スタートアップAstranis、1,800万米ドルを調達——Andreessen Horowitzがリードインベスターを務める

Andreessen Horowitz が Astranis の1,800万米ドル投資ラウンドをリードするとの発表が本日(3月1日)あり、同社は宇宙進出に挑む格好となった。サンフランシスコに本拠を置くスタートアップ Astranis は、本日(3月1日)ステルスモードを抜けてローンチされ、商業通信衛星1機目を作る計画だ。Y Combinator、Fifty Years、Refactor Capit…

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Astranis 衛星のレンダリング
Image Credit: Astranis

Andreessen Horowitz が Astranis の1,800万米ドル投資ラウンドをリードするとの発表が本日(3月1日)あり、同社は宇宙進出に挑む格好となった。サンフランシスコに本拠を置くスタートアップ Astranis は、本日(3月1日)ステルスモードを抜けてローンチされ、商業通信衛星1機目を作る計画だ。Y Combinator、Fifty Years、Refactor Capital、Indicator Fund も今回の投資ラウンドに参加した。

(編注:一部報道で調達額は1,350万ドルとあるが、これはシリーズ A ラウンド単体の金額と考えられる。)

それぞれパデュー大学、MIT 出身のロケットサイエンティストである John Gedmark 氏と Ryan McLinko 氏により2015年に共同設立された Astranis は、小型で低コストの通信衛星を作り、インターネット接続を地球上の最も離れた地まで届ける予定だという。

Astranis の CEO、John Gedmark 氏は VentureBeat への e メールで次のように伝えた。

私たちの衛星は小型冷蔵庫くらいの大きさで、従来通信に使われていた2階建てバスの大きさの衛星よりずっと小型です。

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Astranis チーム
Image Credit: Astranis

Gedmark 氏によれば、Astranis の衛星は静止軌道(GEO)にあり(この場合衛星は地上から見て天空の特定の1点に静止されているように見える)、このことが Astranis の衛星の付加価値だという。

他の小型衛星企業はどれも、地球低軌道(LEO)に衛星を乗せており、この場合、衛星は地球を90分で1周します。インターネットアクセスを地球低軌道から提供しようと思うと、確実にインターネット接続を行き渡らせるためには、数百、数千もの衛星が必要になります。それに対し GEO では、衛星を1つ打ち上げたら、それで人々をネットワークにつなぐことができます。(Gedmark 氏)

これを実現するため、Gedmark 氏と共同設立者の McLinko 氏は、衛星の製作、打ち上げ、運用をより安価で素早く行えるプロプライエタリ・ソフトウェアを開発してきたと Gedmark 氏は言う。

Astranis はサンフランシスコで自社の衛星を製造しており、1機目の商業衛星の打ち上げを2019年に行う見込みだ。顧客となりそうなのは、電気通信企業や通信キャリアだ。Astranis の衛星の価格は、数千万米ドル台になるだろうと Gedmark 氏は言う。

通信塔の建設、設置は比較的安価で行うことができますが、通信塔をインターネットに接続するという課題を解決するのは、今のところ難しく、また高価になります。より低コストの衛星の帯域幅を電気通信企業や通信キャリアが借り受けられるよう、私たちが提供することによって、彼らは通信塔を設置すれば、これまで私たちの方法以外では不可能だったような地域の人々もネットワークにつなげられるようになります。

これが実現すれば、ネットワーク接続状態の悪さに困ることの多いエマージングマーケットにとって、非常に有益なことになるだろう。Facebook は既にそうした問題に、太陽発電で動くドローンを用いて対処している。しかし Gedmark 氏はこのやり方には懐疑的だ。

彼は次のように主張する。

このアプローチは将来的には莫大な利益を生むかもしれませんが、私たちの判断する限り、実現には長い時間と多額の投資を必要とするでしょう。

同氏が競争相手として他に挙げたのは Boeing や Lockheed Martin などの現役大企業だが、その他、小型衛星を利用する OneWeb や SpaceX などのより新しい企業も含まれる。

同氏は e メールでこう書いている。

こうした企業は衛星を地球低軌道に乗せていますが、実際に運用可能な状態になるまでには数百もの衛星を打ち上げる必要があります。

現在多くの企業が地球低軌道に焦点を当てているようだ。例えば SRI International のスピンオフ、LeoLabs は、地球低軌道の宇宙ゴミの監視を行っている。こう考えれば、分野の開拓が進んでいない間に静止軌道に注目している Astranis は、良いところに気づいていると言える。

Y Combinator 出身の Astranis は、現在22人の従業員を抱えている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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ワシントンDCを拠点とするLavrock Ventures、2,500万米ドルのファンドでサイバーセキュリティスタートアップにラブコール

シリコンバレーは多くの VC 企業の本場であり、そのすべての企業は次の大当たりを目指して競争を繰り広げている。しかし VC はベイエリアの外にも存在(そして成功)している。ワシントン D.C.はベンチャーキャピタル企業を設立するのに分かりやすい場所ではないが、Lavrock Ventures はこの政治的中心都市に目をつけた。同社は本日(3月2日)、企業ソフトウェアとサイバーセキュリティ、国家安全…

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Lavrock Ventures パートナー Daniel Hanks 氏, Steve Smoot 氏, Jim Hunt 氏
Image Credit: Lavrock Ventures

シリコンバレーは多くの VC 企業の本場であり、そのすべての企業は次の大当たりを目指して競争を繰り広げている。しかし VC はベイエリアの外にも存在(そして成功)している。ワシントン D.C.はベンチャーキャピタル企業を設立するのに分かりやすい場所ではないが、Lavrock Ventures はこの政治的中心都市に目をつけた。同社は本日(3月2日)、企業ソフトウェアとサイバーセキュリティ、国家安全保障に取り組むスタートアップに対する初の2,500万米ドルのファンド募集を完了したと発表した。

マネージングパートナーの Jim Hunt 氏、ゼネラルパートナーの Daniel Hanks 氏および Steve Smoot 氏によって2016年後半に設立された Lavrock Ventures は、この第1号ファンドから既にいくつかの投資を行っている。

投資先企業の一つはニューヨークに拠点を置く Graphika であり、この企業は海外からの影響力やプロパガンダに関する情報を引き出すために大きなソーシャルネットワークに使われているという。言うまでもなくこれはきわめてタイムリーだ、特に2016年の大統領選で Facebook が果たした役割に関して同社が直面している反発の中では。

ほかのポートフォリオ企業としては、メリーランド州アナポリスを拠点とし、民と官の両方の顧客向けに製品やサービスを提供するサイバーセキュリティ企業 Sixgen もある。

Lavrock Ventures は第1号ファンドを2,500万米ドルで終了したが、さらに5,000万米ドル以上の投資を特別な追加ファンドで実施する予定。

Lavrock Ventures のゼネラルパートナー Daniel Hanks 氏は VentureBeat のインタビューで次のように答えた。

私たちは「重量以上のパンチ」を打てるようになり、状況が許せば、より大きな小切手を切ることができるようになるでしょう。「オポチュニティファンド」や「グロースファンド」で資金を調達する他の企業と同じように、私たちの LP(リミテッドパートナー)ベースは付加的で直接的な配当がいつどこで入手できるのかについて強い関心を持っていると表明しています。ですがそのために特別に資金を調達しているわけではありません。私たちは柔軟性を持ち、私たちの投資者は追加の資本が縛られる心配をすることなく特定の取引に自信を持ってスケールアップすることができるのです。

この取り決めにより LP はいきなり大量の投資をすることなく少額から投資することができる。もし上手くいって有利な取引の可能性があると思えば、投資の複雑な料金体系に煩わされることなくより多くの資金を注入することも可能だ。

同社は、通常 Hanks 氏が300万から700万米ドルとして特徴付けている「イーストコースト・シリーズ A」ラウンドにおいて、100万から300万米ドルの投資に関心を持っていると述べた。

政治は技術を上回るのか

ワシントン D.C.は政治の中心地として知られているが、同時に健全な起業家のエコシステムの本場でもある。National Venture Capital Association(NVCA)はそこに本部を構えている。Steve Case 氏の VC 企業 Revolution もワシントン D.C.を拠点としており、In-q-Tel も同様である。In-q-Tel はアメリカ中央情報局(CIA)やさらに広くアメリカ情報活動コミュニティ(IC)に対して開発を促進したり先進技術を届けたりする非営利的な戦略的投資家である。

しかし技術と政治の二重性は常に調和を保っていられるというわけでもなさそうである。

Hanks 氏はこう述べた。

ワシントン D.C.地区には間違いなく活発なテックシーンがあるのですが、どうなりたいのかという永続的なアイデンティティの危機を抱えているようです。まず何よりも、この地区は世界中のとまではいかなくても、国内のコンピュータに関わる才能がもっとも集まっているところです。3文字で表される政府機関や、政府から仕事を請け負う大手の業者、そして数え切れないほどの若い企業。だいたい半年に1回くらいは無謀とも言えるような取り組みが行われ、アイデンティティを構築しようとしています。ワシントンとメリーランドとバージニアが一緒に上手くやるということはできません。

技術的に言えばサイバーセキュリティがワシントンの最大の強みではあるが、より大きな技術の中心地へと成長できる可能性もある。Jeff Bezos 氏は Washington Post の獲得を通じて既に強力な足がかりを築いている。Amazon の第2本社がこの街に来るとの噂もあり、新たなスタートアップの群れが間もなく移動してくるかもしれない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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月経トラッキングや避妊薬デリバリーなど、女性を対象にした「フェムテック」が成長中

2017年は世界中の女性にとって画期的な年となった。#MeToo や #TimesUp , Women’s Marchのようなムーブメントが火を付けた形となった。 テック業界でもフェムテック(female technology)が成長しており、2014年以降、10億ドル以上の資金が注がれている。国際女性の日を記念して、Frost & Sullivan はこの成長中の領域に関する…

Image Credit: Frost & Sullivan report

2017年は世界中の女性にとって画期的な年となった。#MeToo や #TimesUp , Women’s Marchのようなムーブメントが火を付けた形となった。

テック業界でもフェムテック(female technology)が成長しており、2014年以降、10億ドル以上の資金が注がれている。国際女性の日を記念して、Frost & Sullivan はこの成長中の領域に関するデータをリリースした。それによると、2025年までにこの市場は500億ドル規模にまで成長する可能性があるという。

フェムテックはニッチなセクターだと多くの人に思わされているようだが、実際には世界の人口の50%をターゲットにしている。月経トラッキングアプリから、スマート搾乳機、性的な健康に関するプロダクトなど、ティーネイジャーから40代の女性、閉経後のベビーブーム世代まで、フェムテックは様々な形で女性のニーズと健康を解決しようとしている。

Frost & Sullivan は女性の経済力と消費者行動に関して、以下のような知見を述べている。

  • 家庭のヘルスケアに関わる消費の80%は女性が行なっている。労働者年齢の女性は、同じ年齢層の男性に比べて一人当たりのヘルスケアに関する消費は29%高い。
  • ヘルスケアの世界の消費者の半数は女性であり、女性は高齢者と子供に対する主なケア提供者である。
  • 女性のインターネットユーザーの66%が、ヘルスケア情報をオンラインで探している。女性は男性に比べて、ヘルスケアに関するデジタルツールを使用する確率が75%高い。
  • ヘルスケア領域のプロフェッショナルの80%が女性である。その多くは看護師であり、その4割以下が経営層または管理職に就いている。

フェムテックは、世界中の女性に対してアクセスしやすく、かつ手頃な料金のヘルスケアを提供している。避妊アプリから避妊薬のオンラインデリバリーなど、保険会社が彼女たちのニーズを満たしていないときに、テクノロジーの出番となる。

月経トラッキングアプリのClue やGlow、月経ケアのFlex やCoraなど既に無数のスタートアップがこの領域には存在する。そして、大企業の注目もようやく高まりつつある。

リプロダクティブヘルスに関しては、ターゲットユーザーは女性だけでなくパートナーにまで広がりつつある。実に、アメリカでは女性の10%(610万人)が妊娠、または妊娠状態を維持することに困難を抱えており、カップルがUnivfyのような不妊治療スタートアップが提供するようなテクノロジーによるサポートに頼る例が増えている。

フェムテックは成長中だが、その成長スピードやその内実に関してはまだ注視が必要だろう。とはいえ、500億ドルの市場ポテンシャルが軽視できないものであるのは間違いない。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Norwest Venture Partnersが15億米ドルのファンドをクローズ、新たなマネージングパートナーが加わる

Norwest Venture Partners は本日(2月14日)、15億米ドル規模の最新ファンド「NVP XIV」をクローズしたと発表した。声明によると、同社によるこれまでのファンドでは最大規模で、総投資額は75億米ドルを超えるという。今回の NVP XIV は、2016年1月にクローズされた12億米ドル規模のファンド「NVP XIII」に続くもの。 米ベイエリアを拠点とする同社は当初、国内…

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Norwest Venture Partners マネージングパートナー Jeff Crowe 氏、Promod Haque 氏、Jon Kossow 氏
Image Credit: Norwest Venture Partners

Norwest Venture Partners は本日(2月14日)、15億米ドル規模の最新ファンド「NVP XIV」をクローズしたと発表した。声明によると、同社によるこれまでのファンドでは最大規模で、総投資額は75億米ドルを超えるという。今回の NVP XIV は、2016年1月にクローズされた12億米ドル規模のファンド「NVP XIII」に続くもの。

米ベイエリアを拠点とする同社は当初、国内スタートアップへの投資から始めたが、ここ数年で投資対象は様々なセクター、地域、ステージに広がった。現在、コンシューマーやヘルスケア系企業にも投資しており、現地での案件対応のためイスラエルとインドに拠点を設けている。ステージに関して言えば、パートナーらが9年前、急成長する企業への少数かつ支配的投資を実施するため成長株チームを迎え入れた。

この成長株チームを率いる Jon Kossow 氏がマネージングパートナーに昇進したことが本日(2月14日)発表された。彼は現パートナーの Jeff Crowe 氏と Promod Haque 氏に加わることになる。

前回の記事でこの会社を取り上げた際、3人目のマネージングパートナーは Matthew Howard 氏だった。今回の異動について同社に質問したところ、以下の回答が得られた。

Matthew Howard 氏は引き続きジェネラルパートナーとして企業運営をリードするほか、チームにとって重要なメンバーでもあります。同氏は長年にわたりマネージングパートナーとして重要な役割を果たしてきました。この新しいマネージングパートナー構造は、私たちが10年前に着手した多角化戦略の表れと言えます。成長株チームが経営陣に反映されるよう願っていたところ、この戦略の下で Jon Kossow 氏がマネージングパートナーに昇進するのは自然な動きです。

Norwest は同時に、Lisa Wu 氏がベンチャーキャピタルチームのパートナーに昇進したことも発表した。Wu氏が入社したのは2012年で、コンシューマー向けインターネット、デジタルコマース、マーケットプレイスを専門としている。同氏は、後にウォルマートによって買収された Jet.com に投資したほか、女性向け健康ブランド Ritual の投資家でもあった。いまや同社で2人目の女性パートナーとなっている(もう一人は成長株チームのジェネラルパートナー Sonya Brown 氏)。

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マネージングパートナー Jon Kossow 氏とパートナー Lisa Wu 氏
Image Credit: Norwest Venture Partners

Norwest が新たなファンドで仮想通貨やブロックチェーンへの投資を目指すか聞いたところ、マネージングパートナーの Jeff Crowe 氏は VentureBeat に対し次のように語ってくれた。

私たちは仮想通貨やイニシャル・コイン・オファリング(ICO)には投資しません。これは、かなり投機的だとみています。ただ、確かに、ブロックチェーンは様々な技術周りにある多くの問題を解決できるのではと思っています。

1961年に設立された Norwest が投資をした企業には、Lending Club、Opendoor、Prosperworks、Spotify、Uber などがある。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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加熱するバイクシェアリング業界への投資ーーLimeBikeが7,000万ドルを新たに調達

LimeBikeは順調に資金を増やしている。専用駐輪場を持たないタイプのバイクシェアリングスタートアップ LimeBikeは本日、新たに7000万ドルをFifth Wall VenturesとRainbow Technologyから調達したことを発表した。今回の資金調達は、昨年10月に発表された5000万ドルのシリーズBラウンドの延長上にある。 2017年3月のローンチ以降、現在までに同社は1億3…

Image Credit: LimeBike

LimeBikeは順調に資金を増やしている。専用駐輪場を持たないタイプのバイクシェアリングスタートアップ LimeBikeは本日、新たに7000万ドルをFifth Wall VenturesとRainbow Technologyから調達したことを発表した。今回の資金調達は、昨年10月に発表された5000万ドルのシリーズBラウンドの延長上にある。

2017年3月のローンチ以降、現在までに同社は1億3200万ドルを調達している。このスピードは極端な速さにも感じられる。そもそも、製品はただの自転車なのだ。共同創業者でありCEOのトビー・サン氏は、その点について次のようにコメントしている。

「バイクシェアリングは、資本集約型のビジネスです。私たちはすべてを社内で設計しており、世界でも最高レベルのメーカーと組んでいます。既存製品を使いません。既にお気づきかもしれませんが、バイクシェアリング業界において全てのプレイヤーがこのような形をとれるわけではありません。資金が不足していたり、オペレーションの質が悪ければできないのです」

さらにいえば、1億3200万ドルというのは、他社の資金調達と比較すると大したことはない。中国のライバル Mobike は昨年6月には6億ドルを、Ofoは昨年7月に7億ドルを調達した。

とはいえ、LimeBikeの最大のライバルは、ニューヨーク拠点のJump Bikesと見られている。同社は最近1000万ドルの資金調達ラウンドをクローズしたばかり。興味深いことに、このスタートアップは今年1月初旬にサンフランシスコ市交通局(SFMTA)から、250台の駐輪場なしeバイクのローンチの独占許可を取得した。LimeBike含めて他のバイクシェアリングスタートアップが同様の許可を取得することは今後18ヶ月間できなくなった。

サン氏はこの発表以来、この決定に対して反論をしている。

「最近、行政官のマリア・コーエン氏による特別公聴会がありました。コーエン氏は、入札プロセスが透明性に欠けること、コミュニティの多くのメンバーが当局の決定に不意をつかれていることを懸念しています。市によって様々なアクションが今後もとられるでしょう。私たちがSFMTAに求めているのは、ただ公平性と透明性なのです」

プロダクトの点では、どちらのスタートアップも電気自動車に注力している。LimeBikeは、最近モーター駆動の自転車もラインナップに追加したばかりだ。

今回のラウンドの主導役としてFifth Wall Venturesを選んだのは、LimeBike側にとっては賢明な一手だった。不動産に注力しているVCで、昨年5月に最初のファンドをクローズしたばかりのFifth Wall Venturesは、LimeBikeが商業不動産のオーナーとの戦略的提携を結ぶにあたって支援をすると、発表資料には書かれてある。

不動産業界との連携スタート以外に、LimeBikeは今回新たに得た資金を使って、モバイルアプリと積極的な事業開発を強化する予定だ。現在、同社は米国と欧州(スイスとドイツ)の45のマーケットに進出している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Y Combinator、スタートアップが適切なタイミングで適切なVCにピッチできるよう支援するプログラム「シリーズA」をひそかにローンチ

Y Combinator(YC)が最近、スタートアップによるシリーズ A の資金調達を改善するのに役立つプログラムをローンチしたことを VentureBeat は耳にした。紛らわしい名前ではあるが「シリーズ A」というプログラムを統括している YC パートナーの Aaron Harris 氏は、11月のローンチを認めた。 彼によると、このプログラムには主に2つの目的があるという。まずは、YC の企…

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Y Combinator via Flickr by Paul Miller

Y Combinator(YC)が最近、スタートアップによるシリーズ A の資金調達を改善するのに役立つプログラムをローンチしたことを VentureBeat は耳にした。紛らわしい名前ではあるが「シリーズ A」というプログラムを統括している YC パートナーの Aaron Harris 氏は、11月のローンチを認めた。

彼によると、このプログラムには主に2つの目的があるという。まずは、YC の企業がうまくシリーズ A の調達を完了すること。次に、ラウンドの質を向上させること。

VentureBeat への e メールで彼はこう伝えてくれた。

このプログラムにより、長期的に見て成功する確率が有意に高まると思います。

YC によると、YC 輩出企業は昨年62件のシリーズ A で5億5,000万米ドル超を調達した。しかしながら、各ラウンドを見ると、マイルストーンやタイミングといったベストプラクティスが欠けている点が共通した課題となっていることに気付いたという。

YC スタートアップに向けた内部フォーラムに Harris 氏は次のように投稿している。大きな問題は、設立者が誤った目標を追求しているうちにエンジェルラウンドで得た全資金を使い果たすことが多いことだという。つまり、シリーズ A のプロセスを開始したときには、計画されていたマイルストーンを達成したかどうかに関わらず、キャッシュがなくなっている状態に陥っているのだ。

YC の Sam Altman 社長も同じ意見のようだ。パリの Station F スタートアップキャンパスとの最近のインタビューの中で、有名なプログラム出身のスタートアップが全て、資金調達の準備ができているとは限らないと述べていた。

Y Combinator 輩出企業であることについては、ある種の権威があると思います。そこで、調達すべきでない資金も調達してしまっているわけです。(中略)資金を調達するというのは本当の意味でのコミットメントですし、現在取り組んでいることがその方向に向かう前にもうまくいっているという証拠が欲しいのです。

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YC president Sam Altman.
via Flickr by TechCrunch

というわけで、YC はシリーズ A のプロセスを科学的なものに変える試みを行っている。ただ、3ヶ月間のアーリーステージプログラムとは異なり、YC はシリーズ A をバッチモデルとしては運営しないと思われる。

Harris 氏はこのように説明する。

プログラムはバッチで運営したいのですが、一群になると企業はシリーズ A のマイルストーンに到達できないことがわかっています。企業が助けを求めているときに私たちが手助けするようにしたいのです。それが一番いい手助けの方法です。そうするとプログラムを継続的に運営できるでしょう。

このプログラムの最も活発な期間は1~3ヶ月だという。その時期、企業が最適なプロセスを進む手助けに集中する。それは、話をする適切な投資家を見分け、ピッチを構成して仕上げ、交渉中に助言をすることだ。

こうした YC 出身の設立者らは大学を卒業したばかりの20代の若者であることもあり、シリコンバレーにいるトップクラスの VC へのアプローチ方法やピッチの方法を知っているとは限らない。

Harris 氏はフォーラムへの投稿で次のように述べている。

VC が適切な人から、適切なタイミングで、適切なピッチを聞けるようにしたいと思っています。実は何を求めているのか十分に認識していない起業家によるピッチからは半分しか収穫がないという不満を多くの投資家が抱いているのを聞いています。それは皆にとって不幸なことです。

スタートアップがシリーズ A で調達すると、YC の Continuity Fund は最初の分け前を得るかと聞かれた Harris 氏は、それを否定した。成長ラウンドに焦点を当てているからだ。実際、Continuity Fund は12月にレイトステージスタートアップ向けの成長プログラムをローンチした。これは、従業員50~100人のシリーズ A ラウンドを終えた設立者向けに設計されたものだ。

この10年以上の間、YC はシード資金の提供や、デモデイでスタートアップらがきちんとピッチできるようアドバイスを行ってきた。今回シリーズ A プログラムができたことで、YC は成長中のスタートアップらの面倒もみたいとしている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Silicon Valley Bank調査報告:全スタートアップの71%、女性を取締役に起用せず

2017年は多くの変革が見られた年だったが、スタートアップの世界では何も変化がなかったようだ。Silicon Valley Bank(SVB)が本日(1月29日)リリースしたレポートによると、スタートアップ設立者らは現在でもベンチャーキャピタル(VC)が最大の資金調達の場だと語り、新規株式公開(IPO)より買収が望ましいと考えていることがわかった。さらに、女性より男性の方を雇用する傾向にあることも…

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SVB report 2018 スクリーンショット
Image Credit: Silicon Valley Bank (SVB)

2017年は多くの変革が見られた年だったが、スタートアップの世界では何も変化がなかったようだ。Silicon Valley Bank(SVB)が本日(1月29日)リリースしたレポートによると、スタートアップ設立者らは現在でもベンチャーキャピタル(VC)が最大の資金調達の場だと語り、新規株式公開(IPO)より買収が望ましいと考えていることがわかった。さらに、女性より男性の方を雇用する傾向にあることも明らかになっている。同レポートは、SVB が行ったスタートアップ1,045社(主にアメリカ、イギリス、中国が拠点)への聞き取り調査を基に作成されたものである。

過熱した盛り上がりより伝統

この1年、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)の過熱とも言える盛り上がりが展開されていたものの、全スタートアップの54%は今でも資金調達の方法として VC を重要視しているという。その他、エンジェル投資家、未公開株式、法人投資家、クラウドファンディングを挙げている。

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資金調達元
Image Credit: SVB report

VC の資金調達額の増加、長きにわたり株式を非公開にするスタートアップのことを考えれば、より多くの資本を得るために設立者らが Sand Hill Road に押し寄せるのも当然である。

また、長期的な展望として、イグジットのために事業売却を目指しているスタートアップは全体の57%に上るという。これは公開市場における乱高下、および IPO の下落が原因だと考えられる。

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起業の目標
Image credit: SVB report

2018年は IPO にとって実りのある年になるか?SVB の CEO である Greg Becker 氏はこの問いに対し、こう答えている。

それはまだ時期尚早です。IPO の状況は良くなっていますが、民間資本の有効性により、大きく増加するとはなかなか言い難いのです。

移民なくしてイノベーションなし

シリコンバレー拠点のスタートアップは、近年成立されたいくつかの国家政策により、重大な影響を受けている。

レポートによると、スタートアップのほぼ3分の1が「法規制は施設や営業以外の事業活動の国外移転を促した」と述べた。そのような動きになる最も大きな要因は、アメリカの移民政策だ。その後、租税政策、規制環境が続く。ちなみに、スタートアップの半数は設立者の少なくとも1人が移民である。

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アメリカの法規制 
Image Credit: SVB report

今でも男性社会

最後に大事なことを話そう。インクルージョン・プログラムを実施しているスタートアップの割合は、ここ1年で25%から41%に増加したとレポートに記載されているが、雇用された女性の数は増えていないのが実状だ。むしろ、その数は前年から少しずつ減少し続けているという。

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女性幹部 
Image Credit: SVB report

この改善されていない問題について、Becker 氏は以下のように述べている。

弊社のクライアントにこの問題について聞いてみたところ、社内における多様性に関する統計の追跡、それを基にした目標設定、自己主張を促す女性従業員向けのコーチング、女性を中心とした組織への関与の奨励、家族第一主義文化の創出、社内での LeanIn.org モデルのイベント主催、職務明細書の記載方法の変更、および募集や面接のやり方の改善といった行動を、新興企業ながら積極的に行っていると回答しています。

シリコンバレーのスタートアップは積極的に取り組んでいるのかもしれないが、職場での男女平等は今でも現実のものとなっていないのだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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NY発のバイクシェアリングスタートアップJump Bikes、シリーズAで1,000万米ドルを調達——SF市内にドックレスステーションをローンチ

以前は Social Bicycles という名で知られていた Jump Bikes は本日(1月16日)、電動自転車(以下、e バイク)のシェアリングサービスを拡大するため、1,000万米ドルの資金を調達したと発表した。このラウンドでは Menlo Ventures がリードし、Sinewave Ventures や既存の投資家である Esther Dyson 氏、SOSV、OurCrowd が…

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Jump Bike の電動自転車
Image Credit: Jump Bike

以前は Social Bicycles という名で知られていた Jump Bikes は本日(1月16日)、電動自転車(以下、e バイク)のシェアリングサービスを拡大するため、1,000万米ドルの資金を調達したと発表した。このラウンドでは Menlo Ventures がリードし、Sinewave Ventures や既存の投資家である Esther Dyson 氏、SOSV、OurCrowd が参加している。

同社の自転車はペダルを漕いでいる間だけ後押ししてくれる「ペダルアシスト式」であり、速度は最高時速20マイル(時速約32㎞)まで出る。また、ドックレスを採用しており、ユーザは特定の場所に戻す必要はない。e バイクはスマートフォンで解錠でき、利用終了時にはビルトインされた錠で、バイクラックに固定すれば完了だ。利用料は最初の30分で2米ドル、その後毎分0.07米ドルずつ加算されていく。

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Jump Bike の電動システム
Image Credit: Jump Bike

ニューヨークに拠点を置いている同社にとって、自転車シェアリング事業はこれが初めてではない。2010年、同社は Social Bicycles という名で設立。40の地域で1万5,000台の自転車を設置し、その利用回数は500万回に達するとしている。そして2017年、Jump をローンチし、ワシントン DC にてドックレスの e バイクシェアリングサービスを開始した。

2017年を振り返る

昨年の2017年は、中国企業が同事業に大きな賭けをしてきたこともあり、自転車シェアリングを手掛けるスタートアップにとって興味深い一年であった。 Tencent(腾訊)が支援する Mobike は昨年6月、6億米ドルの資金調達に成功し、Alibaba(阿里巴巴)支援の Ofo(小黄車)は昨年7月に7億米ドルを獲得しており、ハードルがかなり高くなっている(報道によると、Alibaba は GSR Ventures から30億米ドル規模の Ofo 株式を取得した模様)。さらに Ofo 支援者のうちの一社、Didi Chuxing(滴滴出行)が自社で自転車シェアリングサービスをローンチする計画があると発表している

アメリカにおいて、Jump Bikes の最大の競合は LimeBike であろう。そして、カリフォルニア州サンマテオに拠点を置く同社は最近、Coatue Management、Bill Maris 氏の Section 32、Andreessen Horowitz を含む複数の投資家から5,000万米ドルを調達している。

サンフランシスコ:許可なくして、ドックレスステーションは実現せず

ドックレスの自転車シェアリングスタートアップを立ち上げたからといって、都市圏内で実行に移すための許可が得られるとは限らない。先週(1月第1週)Jump Bikes は驚くことに、サンフランシスコ市営交通局(以下、SFMTA)から、同市での250台のドックレス e バイク設置の許可を独占的に得ることができた。この決定により、LimeBike を含むすべての競合企業は事実上、今後18ヶ月間、同サービス開始の許可を得ることができなくなった。

SFMTA の広報担当兼メディア担当マネージャーの Paul Rose 氏は VentureBeat に対し、以下の声明を発表している。

Jump は SFMTA が定めるドックレス自転車シェアリングの許可基準を満たした、唯一の企業です。(中略)同シェアリングを承認する法律において、すべての企業に許可証を発行する約束はできませんでした。熟慮を重ねた結果、SFMTA は審査に時間をかけるため、当初の制度を制限することに決定しました。ドックレスの自転車シェアリングがまだ発展途上だということを考えると、SFMTA はドックレス自転車シェアリングがサンフランシスコにおける自転車シェアリングネットワークをどのようにしたら最大限支えていけるか、綿密な評価を行うための時間が必要なのです。

Jump Bikes の広報担当者は VentureBeat に対し、今後数週間かけて同市でのドックレスステーションの本格展開を行っていくと述べた。

SFMTA の決定に対し、LimeBike の共同設立者兼 CEO である Toby Sun 氏は以下の声明を発表した。

サンフランシスコのベイエリアに拠点を置いていない企業一社のみと契約するというSFMTA の決定は、レビュー過程の透明性および公平性のすべてを放棄しており、実質すべての競合他社を排除するようなものです。また、サンフランシスコの人々が持つドックレス自転車シェアリングの選択権が制限されてしまいます。SFMTA の決定により今後、このコミュニティに属するメンバーに粗悪なサービスを提供し続けることになりかねません。

LimeBike はサンフランシスコや SFMTA に対し、閉ざされた扉の向こうで一方的な決定を下すのを止め、ドックレス自転車シェアリングの承認プログラムを全面的に見直すとともに、コミュニティの意見を取り入れ、透明性や公平性のある承認プロセスとして再開するよう要請しています。 これは、サンフランシスコの人々により良いサービスを提供するためなのです。フェアなプロセスが行われるまで、運営すべきではありません。

Jump Bikes はこれまでに合計1,700万米ドルの資金を調達しており、70人の従業員が在籍している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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