Bits x Bites は食料業界にあって、あらゆる側面からこの問題に切り込みたいと考えている。Matilda 氏は、Yimishiji のようなオンラインマーケットから都市部に住む消費者向けの栽培キット、中国人のタンパク質摂取法を変えようとしている粉末コオロギのメーカーまで、ありとあらゆる食関連のスタートアップに目を向けているという。
このようなスタートアップはプラットフォーム、コミュニティ、成長への手助けを求めています。Bits x Bites を設立したのはそうした理由からです。(Matilda 氏)
Bits x Bites は今月、初のアクセラレータ用クラスに向けた申請を受け付け始めた(バッチは中国の新年直後である2月開始)。また、アクセラレータのプログラムを必要とせず、ただ VC からの資金提供を求める食関連テック企業からのピッチも受け付けている。詳細については英語と中国語で書かれている同社ウェブサイトを参照してほしい。
ただ、もし本当に関心があるなら、質の高いピッチをできるだけ早く始めるのがよいだろう。Matilda 氏によると、Bits x Bites は申請受付前であってもフードテックのスタートアップから日常的に質問やピッチを受けているという。
資金、食料そして未来
Bits x Bites は VC としては興味深いポジションにいる。主たる目標は金銭的なリターンとは直接関係がない。このアクセラレータが基本的に求めているのは中国における食の問題の解決だ。また、もっと簡単にスケールできる業界でベンチャー投資をするのに比べて食品業界にて得られるリターンは希望とかけ離れてしまうことも承知している。しかし同時に、Bits x Bites はリターンを上げることの重要性を捨てたわけではない。
Fundawear は製品化されなかったが、Cueme の創業者 Li Lingxiao(李凌霄)氏は、同じアプローチをとり完成させようとしている。同社は現在、スマート下着上下1万着を量産中で、来月にも Taobao(淘宝)のクラウドファンディング・キャンペーンで購入できるようになる予定だ。予定価格は、スマート下着上下あわせて53ドル。
この下着はスマートフォンと Bluetooth で接続されたコントローラで動作する。同社によれば、下着が安全に(最大で200回まで)洗濯できるよう、コントローラは着脱可能とのことだ。
Li 氏は Cueme をセックストイだとは考えていない。彼は Lieyunwang に、長距離恋愛に悩むカップルが電話越しに相手に触れられるようにするような、ある種の薬のような位置づけで設計したと語っている。自分で自分の身体に触る目的で使うこともできる。例えば女性なら、ブラジャーをつけている間、あらかじめ登録されたプログラムに沿って、胸のマッサージを繰り返すことも可能だ。
Cueme は明らかに表立って商売を始めるだけの準備ができていない。ウェブサイトは整理されていないし、Tech in Asia が、Cueme の公開している連絡先のすべて——営業、テクニカルサポート、カスタマーサポートのアドレスにメールを試みたが、3回とも送信エラーのメッセージが返ってきた。しかし、率直に言って、市場にこのようなプロダクトは他に存在しない。離れて生活する夫婦にとっては、もちろん、シンガポールのスタートアップ Vibease のような選択肢が存在する。しかし、バイブレータ下着という点では、Cueme は幸先の良いスタートを切ることができそうだ。
今回の投資は、こちらのクールな中国のスマート自転車スタートアップへの投資も行っているVC企業 China Growth Capital(華創資本)によって実行された。ONE は音声や動画コンテンツの提供など、より幅の広いメディアプラットフォームを目指すべくこの資金を活用していく予定だ。
数ある新機能の中には、読者が ONE の記事をオーディオブックのように聴くことができるものもある。同社はまた、知財の開発にも一層の重点を置いており、数百の作家やライターと契約し、今後数年で出版社やテレビ局向けのコンテンツチャネルとなることを望んでいる。
ONE が中国のデジタルメディア業界でインパクトを発揮できるかは、今後の推移を見ていくしかない。しかし、Han Han が最近スポットライトを浴びていなかったとは言え、彼が失敗すると予測するのは賢くない選択だ。ほんの数年前、彼は中国インターネット業界で誰もがその名を知る存在だったのだ。誰が、彼に再びやってのける起業家の才がないと言えるだろう?