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Paul Sawers

Paul Sawers

ロンドンを拠点に活動するテクノロジー・ジャーナリスト。2010〜2014年、The Next Web で書くべきすべてのことを書いていた。VentureBeat では、ヨーロッパに焦点を当てつつ、世界中のニュース、スタートアップ、テックを取材。

執筆記事

リアルな人間による朗読サービス「Audm」、ニューヨークタイムズが買収

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ニューヨークタイムズは、サブスク型オーディオプラットフォーム「Audm」の買収を発表した。同社は長文記事を話し言葉に落とし込んで音声化する機能を提供する。 同社は2017年にYCombinatorを卒業以降、既にRolling Stone、New Yorker、Vanity Fairなどの大手出版社と提携していた。近年、音声コンテンツは急速にトレンド化しており、Spotifyを始め多くのメディアや…

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ニューヨークタイムズは、サブスク型オーディオプラットフォーム「Audm」の買収を発表した。同社は長文記事を話し言葉に落とし込んで音声化する機能を提供する。

同社は2017年にYCombinatorを卒業以降、既にRolling Stone、New Yorker、Vanity Fairなどの大手出版社と提携していた。近年、音声コンテンツは急速にトレンド化しており、Spotifyを始め多くのメディアやテクノロジー企業がポッドキャストに対し多額の投資を実施している。

例えばMozillaのサービスである「Pocket」なども参入しており、いわゆる「Read it later」アプリケーションも音声コンテンツ領域へ乗り出している。Pocektでは、ブックマークした記事を音声コンテンツ化できるサービスをアマゾンが提供するPollyを通し実現している。

Audmは音声合成によるものではなく、実際の人間が朗読しコンテンツ化されているのが特徴だ。サブスクリプション価格は、月額8ドル・年間57ドルにて音声コンテンツライブラリーを利用することが可能。

ニューヨークタイムズは、既に掲載されたいくつかの記事にて同サービスに対応しており記事内部より音声コンテンツを楽しむことが出来る。なお、Audmのアプリ版では、ニューヨークタイムズ以外のコンテンツも豊富に取り揃え、音声サービスを楽しむことが出来る。

本稿は提携するVentureBeatの記事の抄訳です

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Googleなどが注目、スマートリングの本命「Oura」は睡眠を評価してくれる

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  スマートアクティビティおよび睡眠トラッキングリングを開発するフィンランドスタートアップ「Oura」は、GoogleのGradient Ventures、ジャック・ドーシー氏率いるSquare、Forerunner VenturesからシリーズBラウンドにおける2,800万ドルの資金調達を公表した。 2013年に設立されたOuraはユーザーの脈拍、動き、体温をモニターし、健康の「全体像…

 

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Oura smart ring tracks sleeping habits

スマートアクティビティおよび睡眠トラッキングリングを開発するフィンランドスタートアップ「Oura」は、GoogleのGradient Ventures、ジャック・ドーシー氏率いるSquare、Forerunner VenturesからシリーズBラウンドにおける2,800万ドルの資金調達を公表した。

2013年に設立されたOuraはユーザーの脈拍、動き、体温をモニターし、健康の「全体像」を把握しデータを提供する。市場に出回っている他の多くの健康トラッカーとは異なり、手首に装着するのではなく、指にしっかりと装着させて使用する。

チタン製のリングには赤外線LED、NTC温度センサー、加速度センサー、ジャイロスコープが搭載されており、1回の充電で最長1週間使用できる。Oura は床掃除からマラソンまで、すべての動きとそれぞれの強度を記録する。

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Oura smart ring tracks sleeping habits

毎日ユーザーはOuraモバイルアプリ内で自分のデータを見ることができ、睡眠とアクティビティに基づいて3つのスコアが割り当てられる。「睡眠スコア」は睡眠効率性や安眠性などのインサイトと共に、総合的な評価を明らかにする。

「用意/準備」は基本的に、睡眠の質と前日の活動に関連して、身体がどのような準備ができているかを知ることができる。また、「アクティビティ」は、その人の全体的な活動レベルの概要を提供し、Google FitやApple Healthなどのサードパーティ・ソースからのデータを利用することができる。

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Above: Oura’s data is visible in the Oura app

ビッグネーム

Ouraは以前、ウィル・スミス氏、シャキール・オニール氏、ランス・アームストロング氏などの大物らから約2,000万ドルを調達している。OuraのCEO Harpreet Singh Rai氏はブログ記事にて「人々がより健康的な生活を送るために、より良い睡眠から始まる健康的な生活を支援するという我々のコミットメントをさらに推し進めるため、調達資金を人材雇用に充てる」と今回2,800万ドルの調達理由を伝えている。

投資家の質の高さも際立っている。Googleは2017年にAIスタートアップに特化したGradient Venturesを立ち上げ、Forerunner VenturesはBirchbox、Bonobos、Dollar Shave Clubなど、Eコマースや消費者向けのポートフォリオ企業を多数保有している。

「Ouraは、顧客がデータを通じて自分の身体をよりよく理解できるように支援しています。このデータはAIによって強化されています。GradientはAIを活用した企業を支援し、構築することに焦点を当てたファンドです。また、Oura は消費者向け製品であり、Forerunner Ventures のように Eコマースや消費者行動を理解している企業とのシナジーは高いでしょう」(Harpreet Singh Rai氏)。

それぞれの投資を通じて、Forerunner のパートナーである Eurie Kim氏が Oura の取締役会に参加し、Gradient Ventures のパートナーで Google のエンジニアリング担当副社長である Anna Patterson氏が 取締役会オブザーバーとなった。

「Googleのエンジニアリング担当副社長としての役割から、彼女はコンシューマー製品にAIを統合するという深い経験を持っており、Ouraはその専門知識を学びたいと考えています」(Harpreet Singh Rai氏)。

そして、Ouraの投資家のラインナップに加えられたSquareは、やや不思議な存在ではあるが、両社の間にはいくつかの相乗効果がある。実際、Squareのハードウェア部門の責任者であるJesse Dorogusker氏は、以前AppleのiPodチームで働いていたことがあり、その後Squareの成長に貢献してきた。

Rai氏は「彼は美しくデザインされたハードウェアを見る目を持っており、新しい革新的な製品のためにサプライチェーンを拡大してきました」とJesse氏の参加について言及しており、また、「彼はSquareのハードウェアチームを5人の従業員から200人以上の従業員へと成長させ、エンジニアリングとオペレーショナルエクセレンスを理解しています」とも述べている。

当社はこれまでに15万個の指輪を販売し、現在では世界で100人の従業員を雇用している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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これぞ〝AI船長〟、自動航行のメイフラワー号はどのように大西洋を渡るのか

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過去数年間、自動運転車がニュースの見出しを独占しているが、その他の自動運転の乗り物も動き始めている。 今月、IBM とイギリスを拠点とする海洋調査と探索の非営利団体 Promare は、9月6日に行われる本番に向けて人工知能(AI)駆動の航海システムのプロトタイプをテストする。9月にはオリジナルのメイフラワー号が400年前に通った航路そのままを辿り、無人船が大西洋横断に乗り出す予定だ。 1620年…

自動航行のメイフラワー号は、2020年9月に出港の予定。

過去数年間自動運転車がニュースの見出しを独占しているが、その他の自動運転の乗り物も動き始めている。

今月、IBM とイギリスを拠点とする海洋調査と探索の非営利団体 Promare は、9月6日に行われる本番に向けて人工知能(AI)駆動の航海システムのプロトタイプをテストする。9月にはオリジナルのメイフラワー号が400年前に通った航路そのままを辿り、無人船が大西洋横断に乗り出す予定だ。

1620年にイギリス人入植者をアメリカへと運んだオリジナルのメイフラワー号は、イギリスのプリマスから現在のマサチューセッツ州プリマスまで旅をした。最初のメイフラワー号は当時の多くの商船と同じく横帆式の帆船で、風力と人間の航海技術のみに頼ってアメリカ大陸までたどり着いたのだ。しかし Mayflower Autonomous Ship(MAS/自動航行メイフラワー号)は太陽光と風力から作られた電力で進み、バックアップとしてディーゼル発電機を乗せる。

メイフラワー号の航行ルート

さらに、最初のメイフラワー号の最高速度はおよそ2.5ノットほどで、到着まで2か月もの時間を要したが、最新版では20ノットという目が回るような速度で走り、2週間以内には到着する予定だ。

AI 船長

自動航行のメイフラワー号は太陽電池と風力で発電し、バックアップでディーゼル発電機を搭載する。

昨年10月に発表されたこのミッションは、危険な海で航海につきものの一般的な障害に、人間の介入なしに対処することを目指している。

搭載された「AI 船長」と呼ばれるものは、常に GPS や衛星との接続に頼ることができるわけではなく、またリアルタイムのデータ処理に速度は不可欠だ。だからこそ、すべての AI と航海スマート機能はローカルで使用可能でなければならず、この試みの成功にとってはエッジコンピューティングが重要となる。

IBM のエッジコンピューティングの CTO である Rob High 氏はこう指摘する。

メイフラワー号のような自動船を可能にするには、エッジコンピューティングが重要です。船はたとえ接続が断続的であっても、また常にデータをサイバーアタックの脅威から保護しながら、周囲の環境を感知し、状況についてスマートな決定を下し、その結果に応じて最小限の時間内で行動を起こす必要があります。

新メイフラワー号を作るチームは過去数年間にわたり、プリマスサウンドのカメラやその他オープンソースのデータセットから集められた数百万枚の海洋画像を使って、船の AI モデルをトレーニングしてきた。

機械学習の能力に関しては、船は世界最大級の AI スーパーコンピューターにも使用される IBM Power AC922を使っている。IBM の PowerAI Vision と共に、メイフラワー号の AI 船長は船やブイならびにゴミなどの危険物を検知および識別し、どうすべきかを決定するように作られている。

例えば、他の船とぶつかって荷物を散乱させている貨物船を MAS が見つけたら、AI 船長は行動を開始し、障害物を避けるために船に搭載されているあらゆるセンサーやソフトウェアを組み合わせて使うことができる。レーダーは前方の水域の危険を検知し、カメラは水域の障害物について、追加的な画像データを提供することができる。

さらに、自動識別システム(AIS)は前方のあらゆる船について種類、重量、速度、貨物のタイプなどの具体的な情報を利用することができる。貨物船からの警告の無線放送も受信して理解することができ、AI 船長は航路変更についていつでも決断を下すことができる。

自動航行のメイフラワー号で動作中の AI 船長

その他にも AI 船長は船の現在位置、速度、コース、航路を提供するナビゲーションシステムや海図サーバー、ならびに海の状態を監視する姿勢センサーや水深を測る測深機といったもののデータを活用することができる。

また搭載されている船体管理システムは、バッテリー残量や消費電力といった重要な情報も提供する。これらの情報は海の危険な箇所を迂回するルート選定に使われ、天気予報と併せて最終的に決定される。

自動航行のメイフラワー号の電力管理システム

決定的なことに、AI 船長は付近の船と音声でコミュニケーションをとり、プランの変更を伝えることができるのだ。

自動航行のメイフラワー号は、近くの船にメッセージを送ることもできる

MAS の船体そのものは現在ポーランドのグダニスクで製作中であり、AI 船長は今月、イギリスの Plymouth Marine Laboratory(プリマス海洋研究所)が所有する Plymouth Quest(プリマスクエスト号)という人間が乗り込む研究船でテストされる。テストは AI 船長が現実世界の中でどう行動するのかを本質的に見極めるものとなり、そのフィードバックは9月のローンチ前に船の機械学習スマート機能を改善するのに使用される。

テスト船の Plymouth Quest 号

進行状況

海運は品物を大量に運ぶ際の費用対効果がもっとも高いため、世界の取引の90%を占めている。しかし船旅は主要な環境汚染源であると広く考えられている。自動運転車と同様、電気で動く自動航行船の最大のメリットは排出量を減らし、事故を減らすことだ。海難事故の少なくとも4分の3はヒューマンエラーによるものだと考えられている。

さらに、無人船はより長期間の研究ミッションへの扉も開く。もはや食料や健康、そして給料をロジスティクスの面でも予算の面でも考えなくてよいのだ。

近年、全自動の海運に向けた動きは続いてきた。2016年には Sea Hunter という無人の軍艦が研究機関 DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)によって開発されているという報道がなされ、同局は2年後、さらなるイテレーションのため Sea Hunter のプロトタイプを Office of Naval Research(海軍研究局)へと引き渡した。ノルウェーでは Yara Birkeland という無人の貨物船が数年来開発中であり、2020年後半には商業運行されるものと見られている。そして、ノルウェー科学技術大学(NNTU)は無人運転の小さな電動客船の試運転を行っている

その他の場所でも、以前フィンランドで完全自動運転の客船のデモンストレーションを行った Rolls-Royce は、2025年までに自動航行する貨物船を世界の海に届けるという大計画の一部として、Intel とのパートナーシップを発表した

自動航行船の周辺では多くのことが起きている。Allied Research の最近の報告では、この産業は現在880億米ドル規模であり、10年以内に1,300億米ドルに達する可能性もあるとしている。しかし、他が船旅の様々な側面を自動化しようとしている中で、新メイフラワー号は完全に自給自足、人間のいかなる直接的な介入もなしに航行できるよう設計されている。

Mayflower Autonomous Ship の CTO である Don Scott 氏はこう述べる。

今日の自動船の多くは、新しい状況にダイナミックに対応できず、オペレーターのオーバーライドに頼りきりの、ただの自動化された…ロボットです。私たちは IBM の AI、クラウド、エッジ技術を統合したものを使ってメイフラワー号に完全な自主性を与え、現在可能とされていることの地平を広げることが目標です。

メイフラワー号が最初の入植者を乗せて大西洋を横断してから4世紀後、私たちはまったく新しい海洋探検の時代に入ろうとしているのかもしれない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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アダルトポータルの「YouPorn」、スワイプでユーザの好みを機械学習するモバイル動画用Webアプリ「SWYP(スワイプ)」をローンチ

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YouPorn は、各ユーザの閲覧嗜好を機械学習し適応させる、「TikTok に触発された」Web アプリをローンチしようとしている。TikTok は中国の ByteDance(字節跳動)が運営する動画ソーシャルネットワークで、過去十年間で最もダウンロードされたアプリトップ10の一つとなった。 ロサンゼルスに本拠を置く YouPorn は、Pornhub をはじめ無数の関連サイトを運営する Min…

SWYP by YouPorn

YouPorn は、各ユーザの閲覧嗜好を機械学習し適応させる、「TikTok に触発された」Web アプリをローンチしようとしている。TikTok は中国の ByteDance(字節跳動)が運営する動画ソーシャルネットワークで、過去十年間で最もダウンロードされたアプリトップ10の一つとなった。

ロサンゼルスに本拠を置く YouPorn は、Pornhub をはじめ無数の関連サイトを運営する MindGeek が所有している。YouPorn は世界で最も人気のあるポルノサイトの1つであり、Alexa での現在のランキングは287位。YouPorn は新アプリ 「SWYP(スワイプ)」で、ユーザのスクロールやスワイプ行動に基づいてパーソナライズされた、コンテンツを発見するための新しいモバイル特化フォーマットを紹介しようとしている。

ユーザは上下にスワイプしてプレビューを表示し、左にスワイプすれば全動画を視聴できる。さらに、プレビューモードとフルビューモードの両方ですべての動画が自動的に再生されるので、再生ボタンをクリックする必要がなくなる。これは、最近の人々がオンラインで動画を消費する一般的なやり方とほぼ一致している。全ては、使い勝手の不便を取り除き、エンゲージメントを高めるためだ。

Swyp は、ポルノを視聴し、新しいコンテンツを発見するための、より簡単で視覚的に魅力的な方法になるように設計された。(YouPorn VP の Charlie Hughes 氏)

YouPorn は昨年2月、厳格なアプリストア規則を回避すべくプログレッシブ Web アプリをローンチし、ユーザがモバイルでネイティブアプリのような体験をより簡単に楽しめるようにした。 SWYP にはこの利点もある。つまり、ユーザは iOS / Android デバイスでホーム画面アイコンを簡単に作成でき、標準的なモバイル Web サイトと比べ画面の読込時間が短くて済む。

YouPorn も Pornhub も、人工知能や機械学習のテクニックを使うのは初めてではない。YouPornは2018年、機械学習を使用しパーソナライズされた週刊の動画プレイリスト配信を開始、Pornhub は画像解析でポルノスターを特定し、コンテンツのタグ付けプロセスを自動化した。

YouPornでは、ユーザが理想的なアダルトエンターテインメント体験を見つけられるように常に努めている。(中略)

だからこそ、我々はより多くのカテゴリを取り入れ、サイトのすべての分野に機械学習のレコメンデーションを提供する最初の企業なのだ。SWYP が追加されたことで、ユーザは特定の関心に基づいたコンテンツの探索がこれまでになく簡単になり、SWYP やサイトのあらゆる場所では常にレコメンデーションが改善される。(Hughes 氏)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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空飛ぶタクシー「Volocopter」に三井住友海上らが出資、将来のIPOを宣言

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空飛ぶタクシーの商用化に向けて電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発を進めているドイツのVolocopterは、シリーズCの追加ラウンドで3,700万ユーロ(4,000万ドル)を新たに調達した。昨年9月に5,000万ユーロ(5,400万ドル)を獲得していたため、調達金額は合わせて8,700万ユーロ(9,400万ドル)となった。設立してからの調達総額は1億2,200万ユーロ(1億3,200万ドル)であ…

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Image Credit: Volocopter GmbH

空飛ぶタクシーの商用化に向けて電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発を進めているドイツのVolocopterは、シリーズCの追加ラウンドで3,700万ユーロ(4,000万ドル)を新たに調達した。昨年9月に5,000万ユーロ(5,400万ドル)を獲得していたため、調達金額は合わせて8,700万ユーロ(9,400万ドル)となった。設立してからの調達総額は1億2,200万ユーロ(1億3,200万ドル)である。

追加ラウンドには、ドイツの物流大手DB Schenkerのほか三井住友海上火災保険、TransLink Capital、Lukasz Gadowski氏、Btovも参加した。

2011年に設立されたVolocopterは、都市部において新型電動商用輸送機の飛行でマネタイズしたいと考えている都市型航空スタートアップの1社だ。機体はヘリコプターのように垂直離着陸できるため、滑走路や広大なスペースを使うインフラを必要としない。その代わり、シンガポールですでに第1号を公にしている都市部向け小型着陸パッド「Voloports」の利用を想定している。

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Above: Volocopter “Voloport” in Singapore

主な同業他社には、2025年までに空飛ぶタクシーの商用飛行実現を目指して1億ドル超を調達したドイツのスタートアップLiliumなどがある。そのほかBoeingも「空飛ぶクルマ」のプロトタイプをローンチしたほか、Airbusは空飛ぶタクシーサービスの実験を行っている

新たに4,000万ドルを手にしたVolocopterは声明の中で、Volocity機の早期認可取得、VoloDroneとして知られる第2世代型貨物輸送ドローンのローンチ、「業界専門家」の採用増に向けた準備が整いつつあるとコメントした。DB Schenkerが新たな投資家に加わった意味は大きく、Volocopter技術の実用化に際して、主要な業界プレイヤーとの戦略的な提携が重要な役割を果たすことになるだろう。

Volocopterの技術を導入することで、顧客にとっての物流サービスが異次元に向かう可能性があると信じています。

DB SchenkerのCEOでVolocopterの顧問にも就任したJochen Thewes氏は次のように述べている。

DB Schenkerはこれまで、複数の革新的なプロジェクトや実際の業務で自動電気自動車の走行実験を行ってきました。当社が展開する未来のサプライチェーンとVoloDroneを統合することで、迅速な配送、遠隔地への配送、環境に配慮した配送に対する顧客ニーズに対応できるようになるでしょう。

具体的なスケジュールこそ明らかにしなかったものの、Volocopterは新規株式公開(IPO)実施の可能性についても示唆した。この取り組みの一環として、前DaimlerのCEOのDieter Zetsche氏とCASソフトウェアを設立したMartin Hubschneider氏を新たな社外顧問とした。

とりわけDieter Zetsche氏とMartin Hubschneider氏を新たな顧問として迎え入れるのは喜ばしいことです。

またVolocopter会長のStefan Klocke氏はこのようにも話している。

顧問は、都市上空のモビリティで当社が世界的な大手企業になるための戦略的な関係構築や将来実施する可能性があるIPOに向けた準備で経営陣をサポートする役割を担うことになります。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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80代が購入する「孤独解消ロボット」のIntuition Robotics、トヨタ系列も出資

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※本記事は提携するVentureBeat「Intuition Robotics raises $36 million to bring AI companions to everyone」の抄訳になります。 イスラエル発のロボティクススタートアップ「Intuition Robotics」はシリーズBにて3600万ドルを調達したと発表した。リード投資家にはSaprx GroupとOurCrowdが参…

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ElliQ

※本記事は提携するVentureBeat「Intuition Robotics raises $36 million to bring AI companions to everyone」の抄訳になります。

イスラエル発のロボティクススタートアップ「Intuition Robotics」はシリーズBにて3600万ドルを調達したと発表した。リード投資家にはSaprx GroupとOurCrowdが参加した。また、Samsung Next、Toyota AI Ventures、Bloomberg Beta、iRobot、Sompo Holdings、Union Tech Ventures、Capital、Capital Portも同ラウンドに参加している。

同社は2015年創業。現在85名の従業員をイスラエル、サンフランシスコ、ギリシャに抱える。高齢者の孤独感を解消させることを目的とした、ソーシャルコンパニオンと呼ばれるロボットの開発で知られている。初期プロダクトは「ElliQ」と呼ばれ1500ドルで既に米国にて発売されている。同プロダクトの主要購買層は80〜90代だそうだ。

Above: ElliQ from Intuition Robotics

ElliQはいわゆるロボット的な見た目ではない。どちらかといえば、デスクランプに近く接続ドックとタブレットスクリーン・小型カメラが付随されている。スマートスピーカであるAlexaやGoogle Assistantと違い、同プロダクトは例えばテレビ視聴中に会話をするなど、積極的なコミュニケーションを取る。

デジタルアシスタントからデジタルコンパニオンへ

同社はデジタルアシスタントをデジタルコンパニオンへと進化を導くプラットフォームとなることを究極的な目標におく。昨年には、サードパーティー製のデバイスにコグニティブAI機能を導入が可能なプラットフォーム「Q」をインハウスで開発した。

Above: ElliQ is proactive and context-aware

同プラットフォームの初期ユーザーは、同社へ出資もしているトヨタリサーチインスティテュート(TRI)である。同社では「Q」を利用し、車内におけるデジタルコンパニオンの開発を試みている。実際に商品としての完成タイムラインは公表されていないが、完成後はドライバーと「車」がアクティブに会話を取ることが出来るようになる。

Intuition Robotics創業者でCEOのDor Skuler氏は「あらゆる可能性の実現のため最善を尽くしている段階です。トヨタから詳細な情報がリリースされることを期待しています」とコメントしている。

同社は今回の調達資金を用いて新たな業界におけるQプラットフォームのユースケースを作ることを目指していくとしている。Dor氏は「スマートデバイスからロボティクス、教育、ホスピタリティーや家具などあらゆる分野への導入を検討しています」と今後の展望についても言及した。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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観光客にバス停をARでお知らせ、乗り換えアプリ「Moovit」に新機能

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ナビ・乗り換えアプリ「Moovit」は、同アプリ内に、ユーザーが視覚的に駅やバス停を発見することを可能にする、AR (Augmented Reality) 機能を追加することを発表した。 Moovitは、サードパーティーに対する交通データの提供というビジネスも提供してはいるが、複数の交通オプションからユーザーに最適な移動ルートを提供する消費者向けのナビ・乗り換えアプリとして広く知られており、世界中…

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Image Credit : Moovit adds AR navigation to its urban transport app

ナビ・乗り換えアプリ「Moovit」は、同アプリ内に、ユーザーが視覚的に駅やバス停を発見することを可能にする、AR (Augmented Reality) 機能を追加することを発表した。

Moovitは、サードパーティーに対する交通データの提供というビジネスも提供してはいるが、複数の交通オプションからユーザーに最適な移動ルートを提供する消費者向けのナビ・乗り換えアプリとして広く知られており、世界中に500万人以上のユーザーを抱えている。

ARナビゲーションというコンセプト自体は、何も今に提案された類のものではない。昨年にはGoogleが同社Google Map内で、スマホカメラを通し方向指示矢印を表示するAR機能を提供開始している。

「交通」へのAR応用例

本機能のターゲットは、交通機関の利用開始時や乗り換えの際、徒歩圏内にあるはずの地下鉄の駅やバス停の入り口を見失ってしまいがちな観光客だ。そんな状況では、アプリのマップを見ただけでは、どこにエントランスの階段・バス停があるのかは判断がつかず立ち往生してしまう。

同AR機能「Way Finder」を起動する際は、目的地を入力し、ナビゲートボタンを押してLive Directionをスタートさせる。その後、青色のWay Finderボタンを押し、スマートフォンを顔正面の位置にまで持ち上げ、カメラフレームに周囲の道路風景を収めると、アプリは画面が上部にAR画面・下部にマップといった形で分割表示される。

AR画面内には駅やバス停などの目的地の位置と、その場所までの正確な距離及び時間がポップアップ式で表示され、ユーザーは現在地から最短で目的地に到達できるという訳だ。

上述の例は、MoovitのAR機能とGoogle Mapの大きな違いを強調している。すなわち、Google MapのARは散策に特化しているのに対し、MoovitのARは公共交通機関の利用に特化しており、表示される情報も電車やバスの利用・乗り換えに特化しているという点である。

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Image Credit : Moovit adds AR navigation to its urban transport app

あまりよく知らない街・場所では、一般的なマップ・アプリだけでは自分の位置を正確に把握することは難しい。これまで私たちは、とりあえず歩き出して間違えた方角に進んだり、異なる道を歩いてしまったりと、貴重な時間を失ってしまいかねない。

Way Finderの誕生は、数カ月前にFacebookにポストされたユーザーによるアイディアに端を発しており、そのアイディアに触発されたメンバーが半年に一度のハッカソンで開発を開始したのが始まりである。Moovitのグロース及びマーケティング代表のYovav Meydad氏はこう説明する。

見慣れない場所を歩き回るのは極めて骨が折れる行為です。私たちは、ハッカソンで始まった独創的なプロジェクトを、実際にユーザーのニーズに応えるレベルのプロダクトにまで引き上げ、Moovitの革新性を次のレベルに発展させることができたことを誇りに感じています。Way Finderは、目的地までの徒歩移動を快適に変え、そして都市の移動をシンプルにするというビジョンを実現しました。

Way Finderは現在、MoovitのiPhoneアプリからベータ版が利用可能で、またAndroid版でもローンチされると予定だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Uberの「到着推定時刻」精度を上げるのはどのデータ?

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※本記事は提携するVentureBeat「Uber taps ClimaCell to improve ETA estimates with hyper-local weather data」の抄訳になります。 Uberは気象テクノロジー企業「ClimaCell」とパートナーシップを締結することで、同サービス利用時に算出されるETA(到着予定時刻)の算出能力向上を目指す。 ClimaCellは20…

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ClimaCell’s HyperCast software

※本記事は提携するVentureBeat「Uber taps ClimaCell to improve ETA estimates with hyper-local weather data」の抄訳になります。

Uberは気象テクノロジー企業「ClimaCell」とパートナーシップを締結することで、同サービス利用時に算出されるETA(到着予定時刻)の算出能力向上を目指す。

ClimaCellは2016年にボストンで創業された、リアルタイムな天候予測に特化したテクノロジー企業である。同社は、政府の衛星から収集される典型的な気象予報データではなく、より地表近くに存在する複数のデータソース、すなわち、自動車やドローン、カメラ、飛行機、ヘルスケアデバイスなどのIoTネットワークから情報を収集する。同社はこのようなビッグデータ系を、“Weather of Things”と呼んでいる。

天候と交通の相関性は一般的にもよく知られており、例えばある研究では雨は交通速度を12%程度まで低下させるという結果も出ている。また雪・霧・路面凍結などはさらに悪質な交通状況を生み出すことで事故発生を助長し、交通速度の低下を招く。

だからこそ正確な情報は重要であり、リアルタイムかつローカルな天候予測は航空や建築、アウトドア・イベント、流通業界の助けになる。UberはClimaCellが開発するソフトウェア「HyperCast」を活用しており、同ソフトウェアは、雨や雷、空気質指数などの、世界中のローカルな気象データを分単位での閲覧を可能にする。

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Above: Uber will be using ClimaCell’s HyperCast weather software

ClimaCellは創業以来、ソフトバンクやフォードなどの名だたる投資家らから、累計で約8,000万ドル以上の調達を成功させており、DeltaやUnited、JetBlueなどの航空会社や、AWSやフォードなどの企業を顧客としている。

ビッグデータは、生命保険契約の発行、都市・人間の行動のインサイト活用、交通の改善などあらゆる現代的なデジタル・サービスの裏側で活用されている。2月初旬も、配送・物流大手であるUPSが、リアルタイムデータを基に最適な配送ルートを発見する新しい動的ルーティング機能を発表している。

当然だが、Uberは兼ねてからビッグデータ活用を強く推進してきている。過去にも移動時間推定に対する天候データ活用に取り組んでいる。また、休日や宗教行事、コンサート、フェスティバルなどのビッグ・データを収集し、サービス需要の増減予測を行う「PredictHQ」とパートナーシップを結び、サービス需給の最適化を図る試みを行なってきた。そんな中、ClimaCellの導入は、同社サービスにおける移動時間の推定能力を向上し、さらなるユーザー・エクスペリエンスの向上を実現するだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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WhatsAppが20億ユーザー突破、2年ごとに約5億人追加

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WhatsAppは2月12日に20億ユーザーを突破したと発表し、2年前に発表されたユーザー数を更新した。 Facebookが2014年にWhatsAppを200億ドル近くで買収した際、同メッセージングアプリは4億5,000万人のユーザーを獲得していた。これは独立企業としては十分に印象的であったが、WhatsAppは買収以降も力を増してきており、2016年初頭に10億ユーザー、2年後には15億ユーザ…

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Photo by Anton on Pexels.com

WhatsAppは2月12日に20億ユーザーを突破したと発表し、2年前に発表されたユーザー数を更新した。

Facebookが2014年にWhatsAppを200億ドル近くで買収した際、同メッセージングアプリは4億5,000万人のユーザーを獲得していた。これは独立企業としては十分に印象的であったが、WhatsAppは買収以降も力を増してきており、2016年初頭に10億ユーザー2年後には15億ユーザーを達成した。なお、Facebookが20億ユーザーのマイルストーンに到達するまで、数値報告を保留していた。

WhatsAppが2年ごとに約5億人の新規ユーザーを獲得していることがわかった。メインであるFacebookアプリは2017年に20億ユーザーを突破しているが、あるレポートによると、WhatsAppはFacebookよりも頻繁に利用されていると報告されている。

Facebookで全ての人と自分の詳細を共有することにうんざりしているユーザーも増えており、明らかな傾向として少人数グループチャットや1対1の会話を望むようになっている。これはマーク・ザッカーバーグ氏がFacebookをプライバシー重視の企業として位置付けようとしている理由の1つであり、約6年前にWhatsAppを買収するように動いた理由でもある。

ちなみにFacebook Messengerは2017年9月に13億ユーザーを達成し、Instagramは翌6月に10億ユーザーを突破。 Facebookはそれ以降、アプリの各ユーザーベース情報を更新していない。

FacebookがWhatsAppの20億ユーザーによる収益手法を模索している間、Facebook、Messenger、WhatsApp、Instagramなどのさまざまなアプリを同じインフラストラクチャの下で統合するために動き続けている。また、WhatsAppが既に提供している機能であるアプリスイート全体にエンドツーエンドの暗号化を追加することも計画している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Spotifyの有料会員爆増、その裏にあるのは“Podcast効果”

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Spotifyの2019年第4四半期の財務指標とユーザー指標が発表され、月間アクティブユーザー(MAU)の合計が2億7,100万人に増加したことがわかった。昨年同期の2億700万人から31%、前四半期の2億4800万人から9%増加した。 さらに、音楽ストリーミングの大企業であるSpotifyは、有料プレミアムサブスクライバー数が1億2,400万人に達し、前年比(YoY)で29%、四半期比(QoQ)…

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Spotify on the NYSE
Image Credit: NYSE

Spotifyの2019年第4四半期の財務指標とユーザー指標が発表され、月間アクティブユーザー(MAU)の合計が2億7,100万人に増加したことがわかった。昨年同期の2億700万人から31%前四半期の2億4800万人から9%増加した。

さらに、音楽ストリーミングの大企業であるSpotifyは、有料プレミアムサブスクライバー数が1億2,400万人に達し、前年比(YoY)で29%、四半期比(QoQ)で10%増加したと報告。これは広告を聴く必要のある無料ユーザーに対する有料ユーザー比率で約45%を維持していることを意味する。

財務面では、Spotifyの収益は18億6,600万ユーロ(20億ドル)で、前年同期比で24%、前年同期比で7%増加。加えて、昨年の9,400万ユーロ(103百万ドル)の営業利益と前四半期の5,400万ユーロ(6,000万ドル)に対し、今期は77百万ユーロ(84百万ドル)の営業損失を計上した。 最近の利益低下の一因は、主に社会的費用(給与税)が「予想よりも高い」増加によるものであり、営業費用の前年比80%の増加に起因すると考えている。

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Podcast効果

特筆すべきなのは、これがSpotifyの四半期単独で最大のプレミアムサブスクライバー数の純増であり、最も急速に1,000万人の有料ユーザーを追加した点であろう。

Podcastは、Spotifyの成長戦略でますます重要な役割を果たしている。Podcastの成長は買収を通じて独占コンテンツを作成できていることを含む。 2019年第3四半期にSpotifyは、ユーザーの14%が第4四半期にPodcastを聞いていると述べた。この数字は最終的に、最終四半期で16%に増加。さらに、Podcast全体の消費時間は前年比で200%増加したが、これはアプリ内でPodcastと音楽をより明確に分けるなど、Podcastメディアに対するSpotifyの多大な賭けの結果である可能性がある。

Spotifyは以前、Podcastが無料ユーザーをプレミアムサブスクライバーに転換する主要なドライバーである可能性が高いと述べており、Podcastを聴く人は単に押し付けがましい広告を好まない可能性があることがわかる。Spotifyの担当者はこのような見解を示している。

「Podcastコンテンツの消費に起因する、エンゲージメント、リテンション、無料ユーザーからプレミアムへのユーザー転換に大きなメリットがあることを示す証拠が増えています。私たちは、数百に及ぶリテンションを左右するポイントを見てきました。そこで、リテンションしていないユーザーと比較して、Podcastのような会話コンテンツを好むユーザーの方がリテンション曲線上で重要な変化をもたらすことを知りました。時間が経つにつれてプレミアムに変わる可能性が高くなるのです」。

Spotifyは今後12カ月、Podcastにより多くの投資を行う予定であることは間違いない。担当者はこう続ける。

「Podcastとテクノロジーへの投資への投資を加速するという決定は、当社の戦略が具体的な結果をもたらしているという信念の表れであると見なされるべきです」とSpotify担当者は語る。 「特にPodcastのメリットを中心に、データに対する信頼性がさらに高まりました。その結果、2020年は投資の年になります」。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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