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シャーマン ソウ

シャーマン ソウ

中国のインターネット事情を調査した「レッドワイヤード:中国のインターネット革命」の著者。以前は、香港紙「サウス・チャイナ・モーニングポスト」の中国テクノロジー記者を務めた。現在は、独立系のコンサルタント/ライターとして活躍し、アジア・タイムズ紙と香港の信報財経新聞に、中国のインターネットに関する連載を持つ。彼女は、香港大学を卒業し、後に香港科技大学でMBAを取得した。

執筆記事

中国のジェイルブレイクビジネス「91Assistant」、アメリカや香港での上場を望む

【翻訳 by Conyac】 【原文】 昔テックギークにとって趣味だったiPhoneのジェイルブレイクは、今や金になるビジネスだ。昨年4月のワシントン・ポスト紙のレポートによると、アメリカでは主要な裏AppStoreである「Cydia」(りんごの木に穴を開ける虫にちなんで名付けられた)は年間約1000万米ドルを儲け、週間アクティブユーザ数は約450万人に及ぶ。 中国のジェイルブレイク利用者は、アプ…

【翻訳 by Conyac】 【原文】

昔テックギークにとって趣味だったiPhoneのジェイルブレイクは、今や金になるビジネスだ。昨年4月のワシントン・ポスト紙のレポートによると、アメリカでは主要な裏AppStoreである「Cydia」(りんごの木に穴を開ける虫にちなんで名付けられた)は年間約1000万米ドルを儲け、週間アクティブユーザ数は約450万人に及ぶ。

中国のジェイルブレイク利用者は、アプリをiPhoneにダウンロードするのに主に91Assistant(91手机助手)を利用している。昨年スマートフォン市場で700~800万人民元の収益を得たNetDragon Websoftから出資を受けている。ツールにはAndroidバージョンもある。一般に、中国のiPhoneユーザの70~80%と、Androidユーザーの40~50%は91Assistantを利用しているという。これは中国のモバイルアプリにとって最も重要な流通経路の一つなのだ。

NetDragonのCFOであるJoe Wu氏は、すでにモバイル区分である91 Limitedから脱し、アメリカか香港で上場する計画だと述べた。

iPhone裏市場というビジネス

91Assistantを利用すると、ユーザーはコンピュータを使用して簡単にアプリケーションをダウンロードできる。しかしiPhoneの場合、彼らは最初にその電話やiデバイスを”ジェイルブレイク”しなければいけない。ジェイルブレイクとは、iPhoneからAppleが課している制限を取り除く工程のことだ。

「モバイルフォンに新しいOSをインストールすることに似ている」とJoe氏は言う。「誰かがWindowsがプリインストールされている新しいパソコンを買って、気に入らなくてそのマシンにLinuxをインストールし直すように。」

iPhoneのジェイルブレイクは合法ではあるものの、Appleはこの方法を「製品保証違反」と言っている。ソフトウェアのダウンロードは別にして、91Assistantは画像翻訳や音楽、ビデオその他のデータの取り扱いや電話帳のバックアップなどあらゆる面でユーザーを助けてくれる。

急速な成長

この手のものが最初に中国に現れてから、91Assistantは急速にiPhoneユーザーに広まった。今日、中国のiPhoneユーザーの70~80%、1200~1300万人が91Assistantを使用してアプリケーションをモバイルにダウンロードしている、とJoe氏は言う。

NetDragonはAppStoreのサードパーティ運営を実務とする。これまで取り扱ったアプリケーション数は24万1,658件。アプリケーション販売のためのApple公式チャンネルでJoe氏は、「iTunesの代わりになるものだ」と話す。

91AssistantはAndroid用のバージョンも提供する。中国における全てのAndroidユーザーのうち、2000万人以上、およそ40~50%が利用する。ユーザーの数は今年急速に増加することが展望されている。「中国のスマートフォンユーザーは今年1億人増えるだろう。我々はその半分の5000万人が91Assistantを使ってくれることを期待している」とJoeは述べた。

Joe氏の目算は実現する可能性が大きいだろう。中国で3番目に大きなワイヤレスオペレーターであるChina Telecomが、3月9日よりiPhone 4Sの販売を開始すると発表しており、中国におけるiPhone普及率は上がるはずだ。現時点では、わずかに大きいとされているChina Unicomだけが中国本土でのiPhone販売を行っている。中国のワイヤレス企業最大手のChina Mobileは国内で開発された3Gテクノロジーを駆使しており、いまだAppleとの契約締結には至っていない。

収益と投資

NetDragonは昨年モバイル事業で、およそ7000万人民元から8000万人民元の利益を計上している。この収益は、広告収入とゲーム、eコマース企業とのパートナーシップ締結によるものとなっている。

「弊社のモバイル部門はすでに黒字化している」と、NetDragonのCFOであるJoe Wu氏は述べた。ユーザー基盤が拡大され、モバイルインターネットが発達したため、本年度の収益は3倍になると予測している。

91 Limitedの60%はいまだNetDragonの管理下にあるものの、IDG、Vertex、そしてDT Capitalを含むベンチャーキャピタル企業数社は、91 Limitedに合計3400万米ドルの資金を注ぎ込んでいる。

「本年度、弊社モバイル部門の米国市場もしくは香港市場での上場を考えている。インターネット事業をより熟知している米国市場での上場を目指したい。」

競争者

しかしながら、この91 Assistantの成功は競争相手を市場へと促す結果となった。

Innovation Works(創新工場)によって成長したプロジェクトの1つWandoujia(豌豆荚)はその一例だ。Google Chinaの元代表Lee Kaifu氏がGoogleを2009年に去った後、北京で設立した。業界内部の人間によると、Wandoujiaは2010年にそのサービスを開始し、Androidにのみ焦点を置き、1000万人以上ものユーザーを誘引しているそうだ。

また別の競争相手はiToolsで、iPhoneとその他のiOSデバイスを専門にしている。中国の最大手インターネット企業のTencent(騰訊)の初期メンバーであったFeng Linyi氏とKung Hoising氏の2名により設立されたThink Speed Groupが立ち上げた。彼らはTencentの主要商品であるQQインスタントメッセージングサービスの構築に携わっていた。

iToolsは機器をジュエルブレイクする必要がないため、91 Assistantよりも便利になっており、昨年7月にサービスが開始されてから350万人ものユーザーを獲得している。そのうち40%は中国からだ。

昨年11月、香港株式市場に上場しているCome Sure Group Holdingsは、iToolsの51%を買収する旨の基本合意書に署名した。取引の完了は4月に見込まれている。また当企業はTencentとも潜在的な協力体制についての協議を行っている。「彼らがTencentの支援を得ることができれば、iToolsはたやすく数千万人ものユーザーを獲得することができるだろう」と業界内部の者は述べた。

加えて、Tencentは自身も同様の製品を販売しており、競争が激しいものである事は理解している。「恐れる必要はない。ただベストを尽くすだけだ。」

Qihoo(奇虎)360とのパートナーシップ

しかし明るい面もある。最近、91 Assistantは販売促進の為にQihoo 360 Technologyとパートナーシップを結んだ。Qihoo 360は同国の主要なアンチ・ウィルス提供会社だ。月間で3.5億人の利用ユーザーを誇り、顧客数ベースでは中国で3本の指に入るインターネット企業だ。両社共同製品、360(91) Assistantは素早くマーケット・シェアを得ている。

【via Technode】 @technodechina

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旅行者のための空き部屋マッチングサービスAirbnbの中国版「Airizu(愛日租)」が急成長

【翻訳 by Conyac】 【原文】 サンフランシスコの Airbnb は、貸別荘や短期滞在用の部屋を探す人 と家主をマッチングするサービスだ。2009年に設立され、現在ではかなり有名になった。昨年7月に、我々はAirbnbがシリーズBで2億1200万ドルを調達したことと、中国の現地企業 Airizu(愛日租) が中国国内の短期レンタルを開始したことを伝えた。 先週、Airzuの共同創設者 Ad…

【翻訳 by Conyac】 【原文】

サンフランシスコの Airbnb は、貸別荘や短期滞在用の部屋を探す人 と家主をマッチングするサービスだ。2009年に設立され、現在ではかなり有名になった。昨年7月に、我々はAirbnbがシリーズBで2億1200万ドルを調達したことと、中国の現地企業 Airizu(愛日租) が中国国内の短期レンタルを開始したことを伝えた。

先週、Airzuの共同創設者 Adrian Li (李国棟)と彼らの事業についての対談をおこなった。「6月にサービスを開始してから、100,000泊以上の予約を達成した」とAdrianは語った。「我々のサービスを使えば、中国70都市の40,000棟以上の物件を予約できる」

現在の従業員は150人。うち100人は北京の本社におり、残りは中国全土のハブとなる都市に勤務している。

中国の独自性

前にも述べているが、「 Airbnb は、中国においては他国と同じ方法では解決できない問題に直面している。最も重要なのは信頼に関する問題である。多くの中国人は、顔見知りであってもお互いのことを信用しない。ましてや、部屋を借りることになる他人を信用するというのは彼らにとっては大変難しいことだ。」では、Airizuはどのように「信頼」問題を解決したのか?

「自身の居住する建物の部屋を貸し出すアメリカやヨーロッパと異なり、中国の不動産所有者は自身の別荘に居住することはなく、建物全体を貸出用に改装してしまうのだ」とAdrianは語る。

にわかに信じられないことだが、中国人のほとんどは、狭い地域に密集して住んでいる。地元メディアによれば、中国には2010年時点で6500万棟の空きアパートがある。「これらはのアパートは投資を目的としたもので、これらを購入する人たちは将来の不動産価値の上昇を目論んでいるので、人々はそこには住まないのだ。」

このようなアパートの多くは不動産管理会社の管理下にあり、これらの会社は不動産の貸し出しによって利益を得ようとしている。「長期貸し出しが望ましいのはもちろんだが、それが無理なら短期の貸し出しでも空き部屋にしておくよりはマシだと彼らは考えている。」

これらの不動産管理会社をパートナーとすることで、Airizuはそのネットワークを急速に拡大していった。現時点でAirizuは中国の70都市に 40000以上のアパートを有している。Airizuのアパートの多くは、北京、上海、広州、深圳のような中国の一等地の都市に存在している。

「顧客の70%は、観光やビジネスの需要の多い大都市への滞在を選択する」と話すAdrian。今年中に100,000棟までそのネットワークを拡大しようと目論んでいる。

顧客はだれか?

「顧客の多くは20代、30代で、2-3人のグループで行動する人々だ。ビジネス目的の利用もあるし、単なる観光ということもある」とAdrian。彼は、学校の長期休暇中に各種トレーニング教室に子連れで参加する家族に期待している。

そして学校の卒業の時期には、職探しのために大都市を移動する大学の卒業生が見込める。Airizuの物件は滞在型のアパートなので、ホテル に比べて部屋は広く料金は安い。部屋の80%は一泊250人民元(約40米ドル)以下である。部屋にはキッチンと食器洗い機も完備されている。そのため、長期滞在をする人たちにとってはとても便利なのである。

次の一歩はサービス品質

次の一歩として、Airizuはコールセンターを設立し、サポートとサービス品質を向上することを計画している。「サービス品質こそが成功の鍵」とAdrianは語る。現在、Airizuは顧客の滞在終了1、2日後に電話で滞在の感想を聞いている。「サービス標準を確立しなければならない」 とAdrian。彼は、顧客がAirizuのネットワークのどの部屋に滞在しても同等レベルの体験が得られるように、不動産オーナー向けの基準を作る必要があると考えている。「Home Innのように、どこに泊まっても、どんなサービスが得られるのかが顧客に分かるようにする」。

利益と資金調達

Airizuはウェブサイトでの予約一泊ごとに手数料を課している。Adrianは将来的には、不動産所有者から自身のアパートをリスト上の最も良い位置に配置するための広告料を取ることも考えている。「他にも不動産所有者向けのさまざまなサービスを検討し ている。たとえば、クリーニング、タオルやベッドシートの取り換えなどだ。また近い将来、顧客向けにレンタカーの提供も考えている。」

AirizuはドイツのスタートアップインキュベータのRocket Internetから、これまでに200万ユーロ(262万340米ドル)の出資を受けている。Airizuは最近も、トップレベルのファンドの関心を引き付けており、次の資金調達の打ち合わせを積極的に行っている。

AirizuのCEOであるAdrianは、いくつもの起業を続けざまに行ってきた。Airizuの設立前には、ケンブリッジ大学とスタンフォード大学を卒業し、英語教育サービスのidapted.comを設立し2011年に売却している。AdrianのパートナーでCMOのAlex Zhang(張若愚)もスタンフォードの卒業生で、自身のワインブランドなど多数の起業をお行っている。もう一人のパートナーであるCOOのBen Zhang(張本律)は、シカゴ大学のMBAを卒業し、Grouponの中国でのジョイントベンチャー企業であるGaopeng(高朋)の設立メンバーである。

【via PennOlson】 @pennolson

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粗利率は4%ーー量より質か?中国共同購入サイトの今

【翻訳 by Conyac】【原文】 様々な企業間の比較をする時に最重要な要素の一つが売上高である。もし同じタイプのビジネスであれば、売上が多ければ多いほど成功しているといえるのである。そして私たちは、それが共同購入サイトにおいても同様にあてはまると信じていた。 しかし先日、中国の代表的な共同購入サイトの幹部と話をした際、彼はそれに同意しなかった。「私たちがよく仲間内で話していたジョークのひとつに…

【翻訳 by Conyac】【原文】

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様々な企業間の比較をする時に最重要な要素の一つが売上高である。もし同じタイプのビジネスであれば、売上が多ければ多いほど成功しているといえるのである。そして私たちは、それが共同購入サイトにおいても同様にあてはまると信じていた。

しかし先日、中国の代表的な共同購入サイトの幹部と話をした際、彼はそれに同意しなかった。「私たちがよく仲間内で話していたジョークのひとつに次のようなものがある。もし共同購入で100人民元を99人民元で売っていれば、望むだけ売り上げることが出来るだろう、というものだ」と彼は話した。確かに、取引の度に損失を被ることを厭わなければ、売上高は実質無際限になる。

そして現状では、中国の共同購入サイトの利幅はカミソリ歯のごとく薄利だ。ある投資家によれば、「共同購入サイトの粗利率は日本では約40%、アメリカでは約30%。だが、中国はたったの4%だ。少し誇脹されているとは思うが、ほとんどが損をしている」という。

売上高の比較が問題であるなら、共同購入サイトの成功を計るよりよい尺度とは何であろう?話を聞いた重役は「社内では、顧客のリピート率(再び当社のサイトで購入してくれる顧客の数)や小売業のリピート率(当社とまた取引をしてくれる小売業者の数)など」と語った。

それらは量というよりサービスの質に対する尺度のように聞こえる。 会社の維持のためには、取引を繰り返すことが重要であり、サービスの質は再び取引をしてくれる顧客を得るための鍵である。「多くの人は共同購入サイトの顧客は忠誠心なんて持っていないと思っている。顧客は誰がお買い得品を提供しているかなんて気にしていない。しかし我々はそんなことは無いと信じている。もし良い買い物が出来たならば、顧客は再び我々から購入するだろう」と幹部は語った。

私自身の共同購入サイトでの経験はひどいものだった。わたしはあるアミューズメントパークの割引チケットを購入したのだが、その品質はとても悪くて私は騙されたと感じた。そのため、私は二度とグループ購入サイトを利用しなくなり、それ以来共同購入のアイデア全体について懐疑的になった。

確かに、中国では共同購入が人気だ。しかし、どのくらいの人が再び共同購入をし、どのくらいの小売業が共同購入で再び商売をしているのだろうか?中国の5000以上もある共同購入サイトのうち、経営維持できるサイトはいくつあるのだろうか? 共同購入業界がやがて統合されていくのは疑う余地もない。「おそらく来年がその統合の年になるだろう。最高の売上高を達成しようとする企業が生き残るのか?それとも最もサービスの質がよい企業が繁栄するのか?」とその幹部は語る。

個人的には「質」が勝つと思う。しかし、しばらくの間は、ほとんどの人(投資家も含む)が最も注目しているのは売上高である。資金が流入し続けば、よいサービスを提供していない企業でもやっていけるだろう。長期的に見れば、実力のある企業が数社が生き残るだけで、質と量のどちらも重要であると私は思いたい。 競争の混乱が落ち着けば、共同購入業界にも明るい未来があるはずだ。前出の幹部も「その後は、粗利率も10%ぐらいには改善するだろうと思う」と語った。

【via Technode】 @technodechina

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[翻訳News] 続編:元グーグル中国・李開復氏が育てるのは、パクリのスタートアップか

【翻訳 by 池田 将】 昨日、私は Innovation Works(創新工場)についての記事を書いたが、いくつかのフィードバックをいただいた。概ね私の考えに賛同いただけたものや、そうでないものもあった。(創新工場に勤務するある人は、実際にこの件について電話をくれた。) まず、一つ間違いを正しておきたい。Dianxin(点心)は、アンドロイド・クローンではない。それは、中国人向けに最適化された、…

【翻訳 by 池田 将】

昨日、私は Innovation Works(創新工場)についての記事を書いたが、いくつかのフィードバックをいただいた。概ね私の考えに賛同いただけたものや、そうでないものもあった。(創新工場に勤務するある人は、実際にこの件について電話をくれた。)

まず、一つ間違いを正しておきたい。Dianxin(点心)は、アンドロイド・クローンではない。それは、中国人向けに最適化された、アンドロイド上で動くスマートフォンOSである。また、Wandoujia(豌豆荚手机精灵)が、91 Assistant(91手机助手)の焼き直しかどうかについては議論の余地がある。(これについては、さらに調査をした上で記述したいと思う。)

しかし、Umeng(友盟)は極めてFlurryに似ていて、創新工場が手がける別のプロジェクトである、DianDian(点点網)Tumbler に近いものだ。

現在、創新工場は26のプロジェクトを抱えている。そのうちのいくつかは、他のネット企業のアイデアに極めて酷似したものだ。先に電話をくれた創新工場の人物によると、その理由は、中国で仕事をしているからにほからなないとのことである。その人物は私にこう言った。「これらは、創新工場が考えたアイデアではなく、起業家たちが出してきたアイデアなのです。」

しばらく考えて、私は突如こう思った。確かに、欧米の成功モデルのクローンやリメイク(あるいは、なんと呼んでも構わないが)を起業家が持ち込んで来たら、インキュベータは必然的にそういうビジネスプランを選ぶことになるのだろう。

問題は創新工場や、特定のインキュベータにあるわけではない。これは我々をとりまく雰囲気の問題だ。Renren(人人網)は自らを「中国のFacebook」と名乗ることで、上場株価がさらに30%上昇した。人人網がスタートしたとき、それはまさに Facebook のようで、実際、同社のCEO 陳一舟氏(Joe Chen)は Facebook をコピーしたことを認めている。(別に彼はこのことを恥じていない)

中国の新世代のネット起業家は、陳氏の足跡をたどっているに過ぎない。そして、この状況を、人人網、Youku(優酷網)Sina Weibo(新浪微博)などに出資している、すべての投資家が助長しているのだ。

【via Technode】(@technodechina)

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[翻訳News] 元グーグル中国・李開復氏が育てるのは、パクリのスタートアップか

【翻訳 by 池田 将】 数日前、私(訳注:シャーマン・ソウ女史)は友人たちと中国の起業家について話をしていた。私が考えていることをまとめるならば、それは「山寨(シャンザイ)」という言葉に他ならないのではないかと友人たちは私に語った。 山寨とはパクリということだ。ただ、それは単なるコピーという意味に加えて、考慮されたローカライゼーションの意味も含んでいることが多い。中国におけるインターネットで名を…

【翻訳 by 池田 将】

数日前、私(訳注:シャーマン・ソウ女史)は友人たちと中国の起業家について話をしていた。私が考えていることをまとめるならば、それは「山寨(シャンザイ)」という言葉に他ならないのではないかと友人たちは私に語った。

山寨とはパクリということだ。ただ、それは単なるコピーという意味に加えて、考慮されたローカライゼーションの意味も含んでいることが多い。中国におけるインターネットで名を馳せるサービスのすべては、欧米の成功モデルのクローンとしてスタートしている。Baidu(百度)グーグルのクローン、Tencent(騰訊網、QQ)は中国版のICQ、Taobao(淘宝)eBay をモデルとし、Renren(人人網)は中国の Facebook であり、Sina Weibo(新浪微博)Twitter を模倣している。

そして、彼らはサービスをローカライズし、中国人の間で普及するように努めた。そのプロセスにおいては、数字の上で、クローンが当初手本としたオリジナルのサービスを上回るケースも出始めた。例えば、騰訊網の QQ は6億人のアクティブ・ユーザを獲得し、昨年12億ドル(約1000億円。Technode原文では1兆2000億ドルとなっていましたが、騰訊網の決算資料を元に修正しました。)の利益を達成した。ICQ はもはやネットにおいてメジャーではないが、業界の内情を知る人々は、新浪微博は Twitter を上回る機能を提供するだろうと推測している。

グーグル中国の長であった李開復氏 (Kaifu Lee) が創設したインキュベーション施設、Innovation Works(創新工場)を見てみると、この傾向はより明らかだ。多くの創新工場が手がけるプロジェクトは、成功したインターネット企業のクローンだ。彼らのポートフォリオ企業を見てみると、Dianxin(点心)はアンドロイドのクローンであるし、Wandoujia(豌豆荚手机精灵)は、アメリカのスタートアップ Flurry を手本として、NetDragon(網竜)Umeng(友盟)が作った携帯電話管理ソフト「91 Assistant(91手机助手)」を模倣しようとしている。

きっと創新工場をよく知る読者なら、さらに多くの例を上げられるだろう。そこで少し考えてみた。李開復氏が Innovation Works(創新工場)の名前を Shanzhai Works(山寨工場)に変えれば、実際の活動をより反映したものになるのではないか。

【via Technode】 @technodechina

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[翻訳News] 人人網がNY証取に上場、5億8千4百万ドルを調達の見込

スタートアップ・デイティングでは、アジアのテックニュースを日本語でお届けできるよう努めています。先頃、試験的にシンガポールの「ペン・オルソン」の一部記事の翻訳転載を開始しましたが、加えて、中国のテックブログ「テックノード」記事の翻訳転載に向けて調整中です。 今回は、「テックノード」記事の翻訳転載を試験的に配信します。短い記事ですが、映画「ソーシャル・ネットワーク」の中国版を彷彿させます。 【翻訳:…

スタートアップ・デイティングでは、アジアのテックニュースを日本語でお届けできるよう努めています。先頃、試験的にシンガポールの「ペン・オルソン」の一部記事の翻訳転載を開始しましたが、加えて、中国のテックブログ「テックノード」記事の翻訳転載に向けて調整中です。

今回は、「テックノード」記事の翻訳転載を試験的に配信します。短い記事ですが、映画「ソーシャル・ネットワーク」の中国版を彷彿させます。


【翻訳:池田 将】

また一つ、中国のインターネット巨大企業が米国に上場する。中国の主要SNS「人人網」がニューヨーク証券取引所に上場する最終準備に入った。5億8千4百万ドル(約478億円)を調達する予定だ。

このところ、中国のインターネット企業の上場の多くは、調子がいい。今回の人人網の上場も、明るい話題となるだろう。私は以前、自著「レッドワイヤード:中国のインターネット革命」で、人人網の陳一舟(Joe Chen) CEO にインタビューしている。彼が立ち上げた最初のスタートアップは、中国の学生SNS「ChinaRen」で、2000年のネットバブル崩壊後、捜狐(Sofu)に売却された。以下は、私の本からの引用だ。

2000年のネットバブル崩壊後、ChinaRen は中国2番目のポータルである捜狐に、3300万ドル(当時のレート換算で約36億円)で売却された。陳氏はしばらくを捜狐で過ごした後、米国に戻り、光通信の会社を立ち上げることになるが、そこでは無情な努力を強いられた。通信業界は、バブル崩壊と9・11事件の余波を受けており、彼にとっては、これ以上の悪い状況はあり得なかっただろう。

2002年11月、陳氏は再び中国に戻り、新しい会社「千橡互動集団(Oak Pacific Interactive)」を設立して、さまざまなネットビジネスを仕掛けた。2004年には、「猫扑(Mop.com)」を買収し、エンターテイメントに特化したオンライン・コミュニティへと育て上げた。翌年にはテックブログ「DoNews」を買収している。

ベンチャーキャピタルから4800万ドルを調達後、彼はこのような買収が容易に行えるようになり、さらにビジネスを拡大することになった。2006年、校内網(Xionei)を買収し、彼は再び、自分のこだわりであった大学生のためのコミュニティ・サイトの世界に戻ってくる。

「大学生活は、私に大きな影響を与えました。どんなインターネット製品が学生にアピールできるか、私には常によい直感があると思います。フェースブックを見たとき、このモデルは成功するだろうと確信しました。だから同じことを始めたんです。」

ChinaRen は、卒業生同士が互いにメッセージを交換できるサイバーフォーラムだった。クラスごとに、会話のための掲示板が用意されていた。フェースブックの掲示板が、ユーザ毎に用意されているのと対照的だ。

「情報を連携させるには、この方が効果的だったんです。まさに、情報と情報を引き合わせる糊の役割ですね。」(2009年、フェースブックに居た世界2億人のユーザのうち、約半数が毎日フェースブックを開いていた。)

校内網の最初の経験は、フェースブックより大きなものだった。立ち上げ当初、中国の10ある大学の学生達の間で人気となり、サイバースペースやキャンパスでのプロモーションによって、やがてその動きは、全国の短大などにも広がっていった。陳氏はさらに、この人気を高校生やホワイトカラーの労働者にまで広げたいと思った。

2008年4月、日本のソフトバンクが千橡互動(Oak Pacific)の株式14%を9600万ドルで取得し、陳氏の中国ウェブ2.0王座への道はさらに加速した。(ソフトバンクは、それから1年以内に、追加で2億8800万ドルを出資し、出資比率を40%までを引き上げるオプションを保持していた) 最終的には、ナスダックの平均的な資金調達額を上回る、4億3000万ドルを調達することに成功した。

2009年までに、校内網は4000万人のユーザを擁し、そのうち、2200万人のユーザは毎日サイトを訪問するようになった。2009年8月、陳氏のふくらむ野心を反映して、校内網は中国語で「みんな」を意味する「人人網」に名前を替えた。「校内網」という名前は、もはやふさわしいものではなくなってしまったのだ。

陳氏は、フェースブックと比較して、人人網のユーザの違いを次のように説明する。「米国に比べれば、中国ではまだデジカメは普及していないから、人人網のユーザは多くのブログを書くものの写真は多用しないようですね。」

さらに重要なのは、フェースブックは基本的に広告収入に頼っているのに対し、人人網にとってはオンライン・ゲームの収入が大きい点だ。

「中国では、オンライン・ゲームが大きな市場です。人人網では、ソーシャル・ゲームやウェブゲームが、売上を上げる重要な役割を果たすでしょう。有料ユーザは少人数だけでも十分です。」

オンラインゲームでのバーチャルアイテム販売は、大きなビジネスになっており、多くの中国のオンライン・ゲーム会社がそれを経験している。中国のトップ・ネット企業10社のうち6社は、売上の多くをオンライン・ゲームで稼ぎだしている。

陳氏は2008年中頃、ウェブゲーム開発会社「Peagame.com」を買収した。今後、さらなる買収を計画している。「我々は、中国で最大のウェウゲーム開発会社にもなりたいのですよ。」と陳氏。

開心網(kaixin001)」のもたらしたSNS人気の波は、ゲームのサービスを備えたSNSこそが進むべき道であると、陳氏に確信させた。開心網は、ベンチャーキャピタルの支援を受け、新浪網(Sina)の元役員らによって設立された。”Friends for Sale” や “Parking Wars” などのソーシャルゲームを備え、人気を急上昇させている。

陳氏は、開心網(Kaixin001)に対抗して、開心(Kaixin)をスタートさせている。

(訳注:非常に紛らわしいのですが、「開心網(Kaixin001)」に対抗した「開心(Kaixin)」は、名前は似ていますが全く異なるサービスです。また、詳細な経緯は不明ですが、その後、開心(Kaixin)は人人網(RenRen)に統合されているように見受けられます)

【via Technode】(@technodechina)

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