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タイ・バンコクに本拠を置くテックブログです。2011年より、デジタルビジネス、イノベーション、スタートアップ、テクノロジーのニュースを取り上げています。その内容は、タイの主要出版物などにも取り上げられています。

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タイのアイドルグループBNK48、Ookbeeと組んでライブストリーミングアプリを開発

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21日、BNK48 の写真撮影の機会に、BNK48 のマネージャー Nattaphol Bovornvattana 氏(คุณณัฐพล บวรวัฒนะ、通称:チョンブリ= จ๊อบซัง)氏は、Ookbee によるライブおよびライブストリーミングアプリの開発を発表した。アプリでは、BNK48 所属アーティストのライブ、ショッピングモール EmQuartier(エムクオーティエ)にある定期公演会…

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21日、BNK48 の写真撮影の機会に、BNK48 のマネージャー Nattaphol Bovornvattana 氏(คุณณัฐพล บวรวัฒนะ、通称:チョンブリ= จ๊อบซัง)氏は、Ookbee によるライブおよびライブストリーミングアプリの開発を発表した。アプリでは、BNK48 所属アーティストのライブ、ショッピングモール EmQuartier(エムクオーティエ)にある定期公演会場 Digital Live Studio でのライブ、専用劇場である BNK48 The Campus でのライブに加え、選挙の模様が閲覧できる。

アプリのローンチ日に関する詳細は明らかになっていないが、この発表は Ookbee の CEO で創業者である Natavudh Pungcharoenpong(แถลงร่วมกับคุณณัฐวุฒิ พึงเจริญพงศ์、通称:ムー=หมู )氏と共に行われたので、ほぼ正式デビューといって過言ではないだろう。アイドルグループBNK48は、Ookbee と組んでライブストリーミングアプリを開発した。Android 向けには Play Store からダウンロード可能、iOS 向けは App Store 上でまもなく公開予定。

言うまでもなく、Ookbee は E ブックリーダーのデベロッパとして知られているが、また同時に、チャットストーリーアプリの「Joylada」、読書アプリの「Thawalai」、C Channel、Storylog、Fictionlog など、エンターテイメント関連プラットフォームのプロダクトも数多く出している。

これより前、BNK48 は Tencent のライブストリーミングプラットフォーム(タイでは Sanook と JOOX が運営)する VOOV で、アーティストライブを提供していた。タイでは2016年2月下旬にリリースし、人気を集めた。ライブストリーミング市場では、BIGO LIVE、V LIVE、TUTU LIVE、Vibie、Twitch など、複数のアプリが存在する。

BNK48 のアプリのローンチにより、彼らが VOOV でもコンテンツを提供し続けるのかが気になる。BNK48 のライブコンテンツが VOOV で提供されなくなったとき、VOOV の利用は下がることになるのか、すなわち、長期的に見れば、Ookbee に軍配が上がることになるのだろうか?

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【原文】

【via Techsauce】 @techsauceco

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スマホを顕微鏡に変えるデュアルスコープ・レンズ、タイ発「TWI-VIS」がクラウドファンディングに成功

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タイでは、Kickstarter と Indiegogo の両方がクラウドファンディング・プラットフォームとして利用されている。これらは、自動車版 FitBit「DriveBot.io」の成功で認知されるようになった。そして今回、タイの国立電子コンピュータ技術センター(เนคเทค/NECTEC)の研究者らが、スマートフォンを顕微鏡に変えてしまう「TWI-VIS」という新たなクラウドファンディング…

タイでは、Kickstarter と Indiegogo の両方がクラウドファンディング・プラットフォームとして利用されている。これらは、自動車版 FitBit「DriveBot.io」の成功で認知されるようになった。そして今回、タイの国立電子コンピュータ技術センター(เนคเทค/NECTEC)の研究者らが、スマートフォンを顕微鏡に変えてしまう「TWI-VIS」という新たなクラウドファンディング・プロジェクトを立ち上げた(編注:クラウドファンディングは、1月10日に終了済)。

子供が使うような理科の顕微鏡は、私たちが見えないものを見えるようにしてくれる。しかし、この技術をもってすれば、どこにいても顕微鏡が使えるようになる。スマートフォンやタブレットにつなぐだけで、対象物を50倍から100倍に拡大できるのだ。また、このチームは生徒が授業のビデオを録画できるバージョンも開発した。学習をさらに深めるため、写真を撮影することができる。

今年もタイから、より多くのアイデア、素晴らしいプロジェクト、ハードウェア・スタートアップ、技術者や研究者を見出すことができるだろう。今年もこれでと変わらず、Thumbsup では素晴らしいクラウドファンディング・プロジェクトを紹介していきたい。

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【原文】

【via ThumbsUp】 @thumbsupTH

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IT製品の開発に、新しい時代の到来—タイ発のJVスタートアップが、クラウド向けHWを開発

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【原文】 今日、システム・インテグレータ(SI)は、PCのような一般的だが必要以上の性能を持ったコンポーネントか、 低価格だが目的に特化したコンポーネントか、どちらかでソリューションを開発しなければならない。コストと求められる柔軟性の間で、よいバランスがとれることはまずない。よりよいバランスを求めて、SI はPCの柔軟性と埋込型システムの低価格の双方の条件を満たす、新しい技術を常に探している。 I…

【原文】

今日、システム・インテグレータ(SI)は、PCのような一般的だが必要以上の性能を持ったコンポーネントか、 低価格だが目的に特化したコンポーネントか、どちらかでソリューションを開発しなければならない。コストと求められる柔軟性の間で、よいバランスがとれることはまずない。よりよいバランスを求めて、SI はPCの柔軟性と埋込型システムの低価格の双方の条件を満たす、新しい技術を常に探している。

ITプロダクトの開発は、主にハードウェア開発とソフトウェア開発からなるが、ハードウェア開発に共通する問 題は、費用がかかることと開発に時間がかかることだ。この問題は、特にITのような競争が激しく動きの速い市場では、回避しにくい大きなリスクとなる。ハードウェア開発の問題を回避し、完全なプロダクトを時間通りに完成させるため、多くのソフトウェアはPC環境用に開発されており、開発者の仕事を楽にするためにアプリケーション・フレームワークが存在する。しかし、ソリューション全体にとっては、このことが本来不必要なコストとして乗しかかる。SIが作ろうとするソリューションの割に、PCは大き過ぎるのだ。

デジタル・サイネージのようなビジネスでは、プロダクトはPCや特定のPCベースのデバイス上で開発されている。しかも、それらはデジタル・サイネージのアプリに必要とされる以上のハードウェア能力を持ち、費用も比較的高い。デジタル・サイネージを手がけるSIは、専用ハードウェアの開発に必要な投資や時間を避けるので、PCの代わりとなるハードウェア持っていないからだ。同様のことは、バーチャル・デスクトップやデバイス・コントロール・システムなど、多くの分野で見受けられる。

このようなニーズから、タイの The VC group (Venture Catalyst)、中国・深圳の Power-All Networks、台湾の FoxConn(富士康 または 鴻海)が共同で Power-All Venture というスタートアップを設立し、Penta というクラウド・クライアント・プラットフォームを開発した。Penta ハードウェアを使えば、新製品を容易に開発することができ、プラットフォームやフレームワークは Android と Linux ベースのものになっている。その結果、用途の決まった、複雑な顧客要望に合うソリューションの一部として、SI は Penta を採用し、自社ブランドで提供することができる。このイノベーションによって、デジタル・サイネージ、シン・クライアント、インターネット・テレビ、ビデオ・オン・デマンド、ビデオ会議など、多くのアプリケーションに新しいシステム開発の形を実現するだろう。

Penta の主な特徴はは次の通りだ。

  1. コスト・パフォーマンスがよい: Penta は、プロダクトの費用と品質を担保できる Foxconn によって提供される。
  2. 環境にやさしい: ARM CPU が採用されており、エネルギー消費が効率的。
  3. サイズがコンパクト: Penta は小さく、軽く、実装した後の耐久性が高い。
  4. 多くの周辺機器に、豊富なインターフェースを提供: PCより小型だが、PC以上に、USB、WiFi、Ethernet、HDMIなどで、多くの周辺機器をサポートできるようドライバが提供されている。OSのアップグレードは、Over the Air サービスで完了。
  5. クラウド・サービスへのアクセスポイントとして: Penta はクラウド・コンピューティングのアーキテクチャーを念頭に設計されている。
  6. 追加開発に対する対応:  Android および Linux をベースとしたフレームワークであるため、無料アプリ/商用アプリ、クラウド向けのアプリを開発するのが容易。 GUI も変更可能なので、クラウド・サービス用のクライアント・アプリに使うことも可能だ。PCに代わって、多くの分野でビジネス需要に応えていくことが期待される。クラウド・コンピューティングがもたらす速い動きによって、ソリューションやプロダクトは革新を遂げるだろう。

【via ThumbsUp】 @thumbsupTH

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クンスック vs. サムライ ─ タイ初のスタートアップ・ピッチ・イベントが開催

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【原文】 (訳注:クンスック(ขุนศึก)はアユタヤ王朝期の兵士。ドラマ化され、タイTV3で放映されている。 ) 国内で初めてのスタートアップ・ピッチが終わった。クンスック vs. サムライ:第1回タイ~日本クロスカルチャー・スタートアップ・ピッチは、仏暦2555年(訳注:西暦2012年)8月27日、ここタイのソフトウェア・パークで開催された。タイのソフトウェアパーク、日本のサムライ・インキュベ…

【原文】

(訳注:クンスック(ขุนศึก)はアユタヤ王朝期の兵士。ドラマ化され、タイTV3で放映されている。 )

国内で初めてのスタートアップ・ピッチが終わった。クンスック vs. サムライ:第1回タイ~日本クロスカルチャー・スタートアップ・ピッチは、仏暦2555年(訳注:西暦2012年)8月27日、ここタイのソフトウェア・パークで開催された。タイのソフトウェアパーク、日本のサムライ・インキュベートの共催による、初めてのピッチの機会だ。

 

第一ラウンドの開催に先立ち、約1カ月間ウェブサイトを通じてスタートアップを募集され、タイ国内や日本から11のチームが最終ラウンドに進んだ。イベントには120人以上の人々が参加し、企業は約20ほどあるブースに従業員を配置していた。



左:新しい友人を見つけるソーシャルアプリ「Free Now」(日本)
右:カード決済システム「mPOS」(タイ)
 

ファイナリストはタイ国内からの6社 Got it AppFreelance HubEidos、 Digio mPOS、 WongnaiFineseat、日本からの5社 Free Now!ConyacCocoPPaUnimonEverevo だ。

Echelon 2012 の最終ピッチのルールと同様、各チームは10分の時間が与えられ、最初の5分をプロダクトやマネタイズ方法についてプレゼンテーションした。少なくとも5分間残ることになるので、その時間はタイ人と日本人の8人の審査員からQ&Aを受けることに費やされた。審査員には、ThumbsUp の @mimee(Oranuch Lerdsuwankij/อรนุช เลิศสุวรรณกิจ)も加わった。


 
左:アジャイル開発ツール「EIDOS」(タイ)
右:クラウドソース翻訳サービス「Conyac」(日本)
 

ピッチは、知識開発、マーケティング機会、ビジネスモデル、プレゼンテーション・スキル、プロダクト・イノベーションの5つの項目で審査員に評価された。

ピッチの雰囲気は極めて真剣そのものだった。スタートアップは興味深いものだっただろうか? 次回の機会のために進言できるとすれば、審査員らの質問がやや競合他社の話に偏ったものだったいうことだろう。たいていなら、プロダクトそのものに話をフォーカスし、どうやってマネタイズできるかを聞くだろう。

Wongnai代表 Chinsupakul(ชินสุภัคกุล)氏

そして、いよいよ、勝者を決めるピッチ。優勝者は、Wongnai だった。(訳注:Wongnai は、タイ版の Yelp。詳細は、Tech in Asia の記事を参照。)

ピッチが終わった後、夜にはパーティが開かれた。お互いを知り、互いに仲よく話を交わすにはよい機会だった。

 

クンスック vs. サムライ・スタートアップピッチを見て感じたこと

  • ピッチで障害だったのは、お互いが完璧ではない言語で意思疎通しなければならなかったことだ。だから、英語でプレゼンしたり、尋ねられた質問に答えられることは極めて重要だと言える。
  • いくつかのスタートアップは、まだアイデアだけで社員が居る状態ではない。プレゼンテーションやQ&Aでも、会社の売上や収益については明確な答が得られなかった。これらも5分間のピッチの中に盛り込むべきだろう。
  • 発表されたプロダクトを並べてみると、タイのものが日本のものよりいいように見える。しかし、アイデアを出すことに関しては、日本の方がよくできていた。タイのスタートアップはプロダクトを改良していく過程で、この点について、よく考える必要があるだろう。

今回のイベントは、タイで初めての大きな成功と言ってよいだろう。多くの好評を得たし、また将来開催したい。それに向けて、タイのスタートアップは、プレゼンテーション・スライド、Q&Aの準備をしてほしい。

詳細が決まり次第、ウェブサイトでお知らせする。

【via ThumbsUp】 @thumbsupTH

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インタビュー:タイのスタートアップを育て、シンガポールへと送り出すインキュベータExpara

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【原文】 以前、我々はエンジェル投資家にインタビューする機会を得たが、今回は、VCに籍を置く投資家として、Expara IDM Ventures のマネージング・ディレクター Khun Suwida Gingmuanggou(คุณสุวิดา กี่งเมืองเก่า)にインタビューする機会を得た。   Thumbsup: Expara IDM Ventures と、スタートアップを…

【原文】

以前、我々はエンジェル投資家にインタビューする機会を得たが、今回は、VCに籍を置く投資家として、Expara IDM Ventures のマネージング・ディレクター Khun Suwida Gingmuanggou(คุณสุวิดา กี่งเมืองเก่า)にインタビューする機会を得た。

 


Thumbsup: Expara IDM Ventures と、スタートアップをどのようにサポートしているかをご紹介いただけますか?

Suwida: Expara はシンガポールのインキュベータで、アイデアはあってもバックエンド人材が不足しているスタートアップを支援しています。シード投資で、アーリーステージの事業にコンサルティングしてくれるメンターのように、我々は事業戦略に対してアドバイスを提供しています。

しかし、事業が面白いものとなり売上が増えてレイター・ステージになると、その役割をDouglas Abramsサシン経営大学院教授、Expara IDM Ventures CEO)が管理するファンドに引き継ぎます。

Expara に話を戻します。シンガポール政府は多額を投資してきましたが、同時に、シンガポール政府のプロジェクトに参加可能な資金力のあるインキュベータを選ぶため、i.JAM (The IDM Jump-start and Mentor) というプロジェクトを立ち上げました。インキュベータには、政府より投資金額は少ないものの、戦略、機会、ネットワーキング等さまざまな面で、スタートアップをサポートできることが期待されます。Expara は、シンガポール政府が資金援助の判断をする前に、成長力のある先進的なプロダクトを持ったスタートアップかどうかを審査する役割を担っています。

Expara は2007年 i.JAM プロジェクトに加わり、それ以来、シンガポール政府と仕事してきました。最初のフェーズでは、よい条件で14のスタートアップを選出し、5.5万シンガポールドル(約346万円)を調達しました。第2段階では、同じ募集方法をとりましたが、スタートアップはアイデアを伴ってインキュベータを訪れるようになり、25万ドル(約1570万円)から資金調達を開始することができました。成長の可能性を見出せれば、我々はシンガポール政府に打診して、承認してもらう手続をとります。シンガポール政府は承認にあたり、概ね3人の専門家を抜擢します。得られる資金は多額ではありませんが、ビジネスプランで示された目標に応じて調達することが可能です。このプロセスの間、ネットワーキング・イベントが開催されますが、起業家には投資家に会ったりビジネス機会を得たりしてもらうため、これらのイベントに参加することが義務づけられます。

Thumbsup: どんなビジネスモデルを持ったスタートアップが、Expara の対象となりますか?

Suwida: インタラクティヴ・デジタル・メディアの業種、例えば、オンライン・ビジネス、アプリ、eコマース、ソフトウェア、ゲームなどです。我々は東南アジアの起業家に、資金源へのアクセスを提供します。さらに、バイオテクノロジーの業種にも関心を持っています。

Thumbsup: B2B ビジネスには興味ないのですか?

Suwida: B2C に特化しているわけではありません。イノベーションとは何か、顧客に提供できるソリューションは何か、例えば、業務を迅速に処理するとか、素早く販売するとか、そのようなことを重視しています。それらの問題に答えたり解決できるなら、B2B であったとしても、その事業モデルには関心があります。

Thumbsup: 現在、タイのスタートアップとしては、どの会社をサポートしていますか?

Suwida: 確かにタイ出身のスタートアップをサポートしていますが、ここで名前を出すのは差し控えたいと思います。そのうちの一社は非常に有名なスタートアップとなっており、既にシンガポールでビジネスを開始しています。

Thumbsup: アジアのスタートアップのエグジット戦略について、どう考えますか?

Suwida: 可能性があるのは、IPO か買収されることでしょうね。しかし、アジアの多くのシステムは、まだアメリカのように整備されてはいません。まだ注意すべき段階にあるでしょう。複数のスタートアップがアメリカのようなレベルに達するまでには、中国政府やシンガポールにとって、まだ長い時間が必要だと思います。

Thumbsup: タイのスタートアップが成功するためには、どのような力を高めるべきかアドバイスいただけますか?

Suwida: 実のところ、タイの技術力は他国に比べて高くないですし、銀行や知人以外に資金調達先が無いなど、ビジネスを始めることにあたっても理解が不足しています。お話したように、批判は本来、自分の仕事の改善に役立つものなのに、我々には批判を受け入れる余裕がありません。

もっと全体を見て、地域市場に視野を広げる訓練をしなければなりません。タイの隣国のスタートアップは、既に地域市場を見ており、国内市場を見ていません。

Thumbsup: タイのスタートアップ・システムは、なぜ整っていないとお考えですか?

Suwida: 政府と民間企業間の調整が不足していると思います。タイ政府は、マレーシアやインドネシア以上に多くのものをスタートアップにサポートすべきだと思います。また、知識や理解を深めるため、教育機関が重要な役割を担うべきで、カリキュラムの中に起業家を養成する教育を組み入れるべきだと思います。

Thumbsup: もしスタートアップが Expara のプロジェクトに参加したいと思ったら、どうすればよいですか?

Suwida: suwida@expara.com にメールしてください。そして、プロダクト、そのルーツ、何が新しいのか、想定顧客は誰か、消費者の問題をどうやって解決するのか、市場の情報、必要な資金額を記した PowerPoint を用意してほしいと思います。その中に記し忘れてほしくないのは、チームに誰が居て、どのような経験を持っていて、どのような経験を持っていないかについてです。ベンチャーキャピタリストの立場から言わせてもらうと、投資は人に対して、すなわち、起業家に対してなされるものだからです。インキュベーションの段階においては、向こう4〜5年の財務予想は必要ではありません。ステージが変わるにつれ、VC は違うものを見るようになります。

もう一つ言っておきたいことは、VC に入った後、事業のオーナーシップを失うことを恐れるスタートアップが多いことです。VC は業務にはタッチしないしが、目標は見据えている。問題の有無に関わらず、サポートの必要有無に関わらず、例えば、スタートアップの CTO が退職して別な人材が必要であるとき、VC は必要な人材を探すのを手伝ってくれる存在でしょう。スタートアップとVCがどう付き合うかは、互いが結婚相手を探すことに似ているかもしれない。スタートアップがビジネスを拡大したいと思ったとき、誰かの面倒を見る必要が生じたとき、VCがいつでも手を貸すのは極めて当然のことだからです。

【via ThumbsUp】 @thumbsupTH

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インタビュー:Pinstagram創業者が語る、スタートアップの世界展開に必要な力

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【原文】 世界の動きは速い。とりわけ、テック業界は毎秒のように、新しいアイデアや企業が生み出されている。生き残り輝き続けるために、新しいアイデアも重要だが、実行力とチームワークはさらに重要なファクターだ。今日は、テック業界でも最も速い躍進を遂げるスタートアップの一つ「Pinstagram」を取り上げる。何気ない会話から始まったサービスだが、Mashable、Forbes、Wired でも取り上げら…

【原文】

世界の動きは速い。とりわけ、テック業界は毎秒のように、新しいアイデアや企業が生み出されている。生き残り輝き続けるために、新しいアイデアも重要だが、実行力とチームワークはさらに重要なファクターだ。今日は、テック業界でも最も速い躍進を遂げるスタートアップの一つ「Pinstagram」を取り上げる。何気ない会話から始まったサービスだが、Mashable、Forbes、Wired でも取り上げられている。

Pinstagram のことを聞いたことのない人のために、このサービスについて紹介しておこう。

Pek Pongpaet と Brandon Lenardo という2人の創業者によって、Instagram と Pinterest という2つのサービスを融合させ、両サービスの人気や機能性をベースに、よりよいユーザ・エクスペリエンスを提供しようというアイデアから生まれたサービスだ。ユーザは、Instagram の既存のアカウントでログインし、格子状に並べられた写真を閲覧し、簡単にお気に入りやシェアができる Pinterest 的体験が楽しめる。

我々が魅了されたのは、Pinstagram の新しいユーザ体験だけでなく、創業者の一人がサンフランシスコ在住の30代半ばのタイ人男性だったということだ。Tech Wire Asia の Rupa Sachdev Palsingh に紹介してもらい、Pek Pongpaet に独占インタビューすることができた。彼や同僚がどうやって Pinstagram を考えたか、タイの将来を担うスタートアップの何を伝えたいか、一緒に見て行くことにしよう。


Thumbsup:Pinstagram はすごく出来がよく、Pinterest と Instagram のいいとこ取りをしていますね。他のサービスと差別化するために、どのような計画を考えていますか?

Pek Pongpaet(以下Pek):約2週間前に iPad アプリをリリースしました(iPad アプリストアで、Pinstagram.co で検索可)。リリース後24時間以内に、無料写真アプリで8位の座を獲得しました。今のところ、Instagram のサードパーティーアプリとして、ウェブサイトと iPad アプリを有するサービスとして、我々は唯一の存在です。ローンチ後も Pinstagram を改善してきましたし、これからも改善し続けようと思います。アプリとしてベストなものにし、ユーザを離さない存在になることが、我々の目標です。

Thumbsup:タイやアジアでは、Pinterest はとりわけ人気というわけでもありませんが、これは、Pinstagram の普及には影響ないのでしょうか?

Pek:我々の Pinterest との連携は非常に軽微なもので、それは主に見た目のデザインに関するものです。Pinterest が人気がなかったとしても、それは我々には影響がありません。必要なのは Instagram のアカウントであり、Instagram のアカウントさえあれば、それで問題ありません。

Thumbsup:ローンチ以降、ライバルはいますか? 彼らからは、どのように差をつけ続けるようにしますか?

Pek:「ウェブ版 Instagram」としては、我々が初の存在ではありませんし、今後も、同様のサービスが出て来るでしょう。我々はユーザに最良の体験を提供することに注力していて、決して妥協しません。だから大丈夫だと思っています。ビジネスがカスタマー・エクスペリエンスを何かで犠牲にし始めたとき、ユーザは苦しみ始めます。私自身、Instagram のヘビーユーザーで、一日中コンピュータの前に座っていることもあるし、改善点を探し続けるのは難しいことではありません。

Thumbsup:サービスがカバーする範囲を増やすために、何か考えていることはありますか? 例えば、Pinstagram+ として、ソーシャル・ネットワーキングの機能を融合するとか?

Pek:それがユーザにとって意味のあることであれば、我々はやると思います。Instagram は既にソーシャル・ネットワークの一部であるし、ユーザはコメントを交換しあうことができています。しかし、我々はユーザがツイッター、Facebook、Pinteretst を通じて、簡単に写真をシェアできるようにしています。我々のユーザは、より多くの人に like したりコメントしたりできるし、もっとコンテンツを拡散しやすくしてあげれば、既に加入しているソーシャル・ネットワークの恩恵に預かることができるでしょう。我々のユーザが、ソーシャル・ネットワーク上にいるか、もしくは、求められれば、ソーシャル・ネットワークとの連携もあり得ると思います。

Thumbsup:アンドロイド版はまもなくリリースされるでしょうか。

Pek:えぇ、たぶん。:-)

Thumbsup:物事が激しく変化し、次々と多くの新参者が現れる業界で、スタートアップである Pinstagram にとって、何が一番大きな挑戦でしたか? あるいは、今も挑戦中ですか?

Pek:おっしゃられたように、今の時代は物事が非常に速く変化します。それだけでなく、技術はどんどん陳腐化していきます。我々は Pinstagram の初版を非常に素早く開発しましたが、他の誰かにだって、同じことはできるわけです。常に改善し、新しいものを見つけて続けているから、我々はベストだと自信を持って言えるのです。スタートアップにとって最も難しいのは、今、何をすべきかを見出すことです。リソースには限りがあり、やることは多い。時間をどう使えばベストかを考えるのはチャレンジです。我々がやろうとしていることが最もインパクトを与えられるのか? あるいは、他のことをやった方が、より大きなインパクトを与えられるのか?

Thumbsup:スタートアップを始める上で、技術者としての経験は必須条件だと思いますか?

Pek:技術者の経験は大いに影響するでしょうが、必須かどうかは状況によるでしょう。技術者経験はなくても、大きな成功をした起業家のサクセス・ストーリーは少なくありません。テック・スタートアップにおいては、ビジネス、テック、デザインを実行に移せる、バランスのとれたチームを持つことが重要です。他にも多くのスキルが重要でしょう。ビジネスを進める上で人脈も重要です。資金調達の能力も重要です。それに、チームメンバーを雇用する能力も重要ですね。まさに、チーム・スポーツのようなものです。

Thumbsup:グローバル・ステージを目前にし、また、その座に居るタイの起業家として、タイのスタートアップが成功する上で何が一番重要だと思いますか?

Pek:どんなスタートアップであれ、国際化を意識し、自分の母国以外のユーザにとっても、そのプロダクトが役に立ち、フレンドリーであるかどうかを考えるべきだと思います。つまり、多言語サポートですね。世界の注目を得て、優良なメディアサイトに取材してもらうことは、消費者市場向けのプロダクトを出すのであれば、成功する上で極めて重要だと言えるでしょう。

Thumbsup:マネタイズ、および、ビジネス拡大の予定はありますか?

Pek:ユーザベースさえつかんでしまえば、プロダクトをマネタイズする方法は数多くあります。今は、成長し続けることに注力したいと思っています。

Thumbsup:自分で何かを始めたいと思っている人たちに、アドバイスをお願いします。

Pek:そうですね、待っていてはいけないですね。ただ実行あるのみ。そして、常に学習を忘れないこと。あなたを感銘させ、あなたのスキルを補ってくれる、自分より賢明な人を近くに置くべきです。そして、最後にあきらめないこと。


独占インタビューに応じてくれた、Pek Pongpaet に感謝する。Pinstagram の快進撃に期待しつつ、近い将来、グローバルステージでより多くのタイ・スタートアップが活躍することを願っている。

【via ThumbsUp】 @thumbsupTH

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