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YURIE ISHINE

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ISHINE YURIE / 石根友理恵。大手IT企業~ソーシャルゲームを運用するスタートアップにて、webマーケティング・広報を経験後、現在フリーランスで執筆業に従事。イノベーションを起こす「ものづくり」「人」を追いかける。好きな言葉は諸行無常。Twitter:@yurieru1115、Facebook:yurie.ishine

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リリース5ヶ月で黒字化、男性向けトレンド発信メディア「JION」がVOYAGE VENTURESとiSGSインベストメントワークスから資金調達

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スタートアップ業界でまた1人女性起業家が誕生した。男性向けトレンド情報発信メディア『JION』を展開するJION(ジオン)は、VOYAGE VENTURESとiSGSインベストメントワークスが運営するファンドを引受先とした第三者割当増資により、資金調達を実施した(金額は非公開)。 JIONは、代表取締役CEOである成井五久実さんが2016年3月に設立したばかりのスタートアップ。成井さんは、2010…

スタートアップ業界でまた1人女性起業家が誕生した。男性向けトレンド情報発信メディア『JION』を展開するJION(ジオン)は、VOYAGE VENTURESとiSGSインベストメントワークスが運営するファンドを引受先とした第三者割当増資により、資金調達を実施した(金額は非公開)。

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JIONは、代表取締役CEOである成井五久実さんが2016年3月に設立したばかりのスタートアップ。成井さんは、2010年DeNAに新卒入社し広告営業に従事した後、2013年にトレンダーズに転職。営業部門では7ヶ月連続でMVPを獲得し、トレンダーズソーシャルギフトサービス『Anny』のエバンジェリストも経験している。

JIONのコンセプトは、 「大人の男の一分マガジン」。恋愛・デート・ファッション・ライフスタイルなどのトレンドを女性目線で紹介する。

成井さんが前職にて女性向け系商材のPR・プロモーションを担当していた際、男性から恋愛事情やプレゼントなどの相談をされることが多く、リアルな女性の本音やニーズを伝えるメディアがないことに気づいたことがJIONリリースのきっかけだったそうだ。

サービスリリース後、3ヶ月で月間100万PVを達成している。すでに広告によるマネタイズも開始しており、大手ナショナルクライアントの広告出稿も多数決まっている。7月には累積で黒字化が見込まれているそうだ。

JIONの特徴は、ライターが全員女性であることだ。都心部に住むキャビンアテンダントや心理カウンセラー・漫画家など様々な職種の女性が、自分の体験談に基づく記事を展開している。また、「JIONGIRL」というライターコミュニティを形成。JIONガールは現在50名が所属し、ライター同士の情報交換や交流を行っている。

成井さんは、JIONGIRLの意図をこのように語る。

多くのメディアが乱立している中で、今後のメディアは 「何を書いたか」の他に、「誰が書いたか」いうことも重要な要素になると考えています。大量生産で展開される記事は、情報の質が高いか疑問です。JIONでは、リアルな体験を持つ女性が、恋愛やトレンドの情報を男性に向けて提供することで、ユーザにとって価値のあるメディアにしていきたいと思っています。(成井五久実さん)

今後の取り組みとしては、2016年・夏に銀座にて働く男性をターゲットとしたサントリーのウイスキーボトルバーを出店する。JION GIRLが実際に接客することで、メディアのファンをリアルでも形成していく。接客の中でユーザーニーズを汲み取り、メディアのコンテンツ作りにも役立てる予定。また、JION GIRLが出演するラジオやネット配信を企画しており、メディアの域を超えた立体的な展開をしていく。

成井さんは、大学生の頃より20代での起業を目標としていた。両親が起業家だったこともあり、ビジネスを創出する立を目指すことは自然だったという。「女性としてのライフイベントが起こる中で、女性としてのライフスタイルとビシネススタイルを確定させるために、自分にとっては起業が適切だった。」と語る。

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なお、今回の資金調達について、VOYAGE VENTURES、iSGSインベストメントワークスの各担当キャピタリストにコメントしてもらった。

まずは、株式会社VOYAGE GROUP 事業投資戦略室 室長・長谷竜也氏のコメント。

男性向けオンラインメディアにおけるトップランナーポジションが空いていることと、成井さんの自分の考えを持ちつつも周囲にきちんと相談し冷静に物事を考える起業家の姿勢から、JIONへの投資を決めた。オンラインメディアとしてのJIONをベースに、Eコマースやリアル展開を通して立体的なメディアを確立して欲しい。

続いて、iSGSインベストメントワークス取締役マネージング・ディレクター・佐藤真希子氏のコメント。

DeNA時代より成井さんの活躍を知っている中で、最後までやり切れる起業家だと感じた。 “いい男であり続けたい”という男性の普遍的欲求を女性の目線から叶える事業をメディア運営にとどまらず展開していく点で、マーケットは大きいと感じた。また女性マーケティングを知り尽くした成井さんだからこそ出来る事業だと思う。

今後の目標について、成井さんは言う。

サービスとしては、宿予約からギフトまで、男性が女性へアプロ−チするために不可欠なプラットフォームになるよう、メディアおよび多角的な展開を拡大させたいです。

女性起業家としては最年少上場女性社長を目指し、挑戦する女性の励みになる存在になりたいです。私にとって、女性であることは大きなテーマ。母が起業しながら私を育てたように、私もこの先、仕事と女性としてのライフステージ両方を全うしていきます。

ライターのコミュニティ化やサントリーと提携したリアル店舗オープンなど、従来のオンラインメディアでは前例のない展開を見せるJION。今後はオンライン・オフラインを融合した新たなメディアの形を築いていくのかもしれない。

文字ではない手紙を贈ろうーー声波長を3Dプリンターでリングにする、ものづくりサービス「Encode Ring」

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3Dプリンターを使って様々なものづくりが生まれる近年、今回は、声波長を可視化し、3Dプリンターを使ってリングにするサービスEncode Ringを紹介する。 Encode Ringでは、スマホで録音した3秒の音声データから声波長を形成し、3Dデータのリングをデザインする。その後3Dプリンターでリングの原型が製作され、研磨・着色加工を経て、申込みから約1ヶ月でユーザのもとへ届く。 リングの素材は14…

3Dプリンターを使って様々なものづくりが生まれる近年、今回は、声波長を可視化し、3Dプリンターを使ってリングにするサービスEncode Ringを紹介する。

Encode Ringでは、スマホで録音した3秒の音声データから声波長を形成し、3Dデータのリングをデザインする。その後3Dプリンターでリングの原型が製作され、研磨・着色加工を経て、申込みから約1ヶ月でユーザのもとへ届く。

リングの素材は14kゴールド・14kピンク・プレミアムシルバーの3種類、サイズは5~9号、価格は32,400円〜だ。

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Encode Ringを企画・製作する「X人の株式会社」は、2014設立当初から3Dプリンターを使ったデータ作成や受託制作を通して、3Dプリンターを用いたものづくりを行ってきた。

Encode Ringは、企画者であるX人の株式会社 3Dモデルディレクター・角村嘉信さんが、大切な人にギフトを渡す際、納得のいくプレゼントを見つけることができず、オリジナルで自分の想いを伝える方法を模索したことがサービス展開のきっかけだったという。

Encode Ringのコンセプトは、“文字ではない手紙”です。3秒以内のメッセージという制限は、言葉を削ることでユーザが本当に伝えたい言葉を見つけるという意図を込めています。ですので、ジュエリーだけではなく想いを伝えるツールすべてがべンチマークです。同じ言葉でもリングデザインは声によって変化し、同じものは存在しません。このオリジナル性を付加価値とし、市販物と差別化していきます。(角村さん)

また、角村さんは、Encode Ringをクリエイターの可能性を広げる1つの事例として形にしていきたいと言う。

クリエイターが活躍するフィールドは、未だ音楽や映像、デザインにITに限られる傾向があります。Encode Ringにより、アイディアをものづくりにできることを実現し、クリエイターが、より広い範囲での活躍の可能性に目を向けるきっかけにしたいです。(角村さん)

今後の展開については、結婚・婚約指輪のような高素材なリングを展開していく。さらに、リングに留まらず、より良いアイディアをものづくりに転換していきたいとのこと。

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X人の株式会社メンバー。右から2番目が角村氏。

3Dプリンターを使ったアクセサリーブランドはすでにいくつか存在しているが、声波長を使ったリング製作サービスはおそらく世界初だろう。大切な方のプレゼントに、ぜひ購入してみてはいかがだろうか。

5万円台のレーザー加工機「FABOOL」、クラウドファンディング開始1日で2,000万円を集める

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低価格3DプリンターやDIYサービスの普及により、モノづくりへのニーズが高まり、新たなハードウェアを求める動きが高まっている。 smartDIYsが手がける5万円台のレーザー加工機FABOOLは、クラウドファンディングサイトREADYFORにて、資金調達のプロジェクトを掲載し、わずか1日で2000万円以上の資金を獲得し、プロジェクトを達成した。 smartDIYsは、山梨県にあるCEO・有井佳也さ…

低価格3DプリンターやDIYサービスの普及により、モノづくりへのニーズが高まり、新たなハードウェアを求める動きが高まっている。

smartDIYsが手がける5万円台のレーザー加工機FABOOLは、クラウドファンディングサイトREADYFORにて、資金調達のプロジェクトを掲載し、わずか1日で2000万円以上の資金を獲得し、プロジェクトを達成した。

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smartDIYsは、山梨県にあるCEO・有井佳也さんの実家にオフィスを構える、社員2名のスタートアップ。当時試作していた家庭用3Dプリンターの製造に必要だったレーザーカッターを自作し、自ら生産装置として使ううちに、家庭用デバイスとしてはマイナーだったレーザーカッターに、3Dプリンターと同様の需要の可能性を感じたそうだ。

1年程前から家庭用レーザー加工機Smart Laser Miniの発売を始めたところ、予想以上に売れ、更なるユーザ層拡大にむけて、デザイン・機能性をリニューアルしたFABOOLでクラウドファンディングに挑戦した。

FABOOLの特徴は、まずはなんといっても値段だ。

オープンソースを活用した開発、ユーザによる組み立て、さらに機能を必要最低限に搾ったことにより、数十万円〜数百万円するレーザー加工機を、5万円台まで引き下げた。

さらに、拡張パーツにより、ユーザの用途に応じて機能をカスタマイズできる。機能拡張により、より大きな面積を加工することや、厚みのあるものを加工することが可能になる。

FABOOLの所有者は、半分は企業や教育機関などの法人、半分は個人。今後は、クリエイターやデザイナーに展開し、よりバリエーション溢れるものづくりが生まれることを目指していく。

さらにFABOOLのクラウドファンディングは、1日で2000万円以上の資金調達を実現した。これは国内のクラウドファンディングにおいて、至上最速スピードだ。記事執筆時点でも、開始16日で約650人の支援による約3600万円の資金を集めている。

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smartDIYs COO兼CMO・有井誠氏によると、この資金獲得には2つの成功要因があると言う。

1点目は、継続的にSEOを強化してきたことだ。レーザーカッタ―市場はまだニッチ、故に継続的なSEO対策により検索順位が上がり、常に一定量の購買意欲の高いユーザの流入を担保できているそうだ。

2点目は、既存コミュニティーが出来ていたことだ。Facebookにて、FABOOLの作品共有、技術共有専用のユーザグループを展開しており、ユーザとの情報シェアを行っている。今回のリニューアルにあたっても、機能やデザインについて、FBグループのユーザの意見を多く取り入れた。このアクティブなユーザコミュニティーが、クラウドファンディングの初速を盛り上げたそうだ。

有井氏「現在は、デバイスがパーソナライズ化されておらず、工業製品としてのものづくりに留まってしまいます。まずはレーザー加工機でものづくりをオープンにし、アイディアやデザインを個人でも形にできる世界観を実現していきたいです。

実際、これまでFABOOLを使った作品の中には、子どもの絵を使用したジグゾーバズルや、ステンドグラスなど、我々が予想していなかった発想の作品も生まれています。家庭用ものづくりデバイスが増えることで、より個人のアイディアが光る作品が生み出されるでしょう。」

 

ユーザによる作品1例
ユーザによる作品1例

smartDIYの今後の展望については、アメリカを中心とした海外市場への展開、さらに、その他のデバイス展開にも挑戦していくそうだ。

デジタルファブリケーションへの注目は日々高まり、個人のニーズがより広がっている。FABOOLも、建築家・クリエイターなどの専門職はもちろん、趣味の一環として利用したいという一般層にも大きな反応があったそうだ。

数年後、頭で描いたアイディアが、即時にリアルなモノにできる時代がくるのかもしれない。

電子書籍サイト、無料イラスト制作ソフトを展開するMediBang(メディバン)が総額3億円を資金調達

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電子書籍サイト「メディバン」や、無料イラスト・マンガ制作ソフト「メディバンペイント」を展開するMediBang(メディバン)が、 B Dash Venturesらから第三者割当増資を実施し、総額3億円を資金調達した。 数多の企業が電子イラストコンテンツ配信サービスを展開する中、MediBangのサービスには3つの大きな特徴がある。 1点目は、電子書籍サイト「メディバン」に加えて、イラストコンテンツ…

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電子書籍サイト「メディバン」や、無料イラスト・マンガ制作ソフト「メディバンペイント」を展開するMediBang(メディバン)が、 B Dash Venturesらから第三者割当増資を実施し、総額3億円を資金調達した。

数多の企業が電子イラストコンテンツ配信サービスを展開する中、MediBangのサービスには3つの大きな特徴がある。

1点目は、電子書籍サイト「メディバン」に加えて、イラストコンテンツ制作ができる「メディバンペイント」を無料で展開していることだ。「メディバンペイント」は、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットにも対応する無料アプリ。

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簡単な操作で本格的なイラストを描くことができ、イラストデータは、クラウド上で別のユーザーに共有することで共同制作をスムーズに行うことができる。アプリは1年で400万ダウンロードを突破し、現在、スマホアプリのダウンロード数が全体の約75%を占めている。

プロ・アマチュアのマンガ家・イラストレーター以外にも、ライトユーザも多数利用し、スマホアプリ上で気軽にイラストを描き、SNSに共有している。

2点目は、電子書籍サイト「メディバン」上で作品を出す際の手数料をゼロにし、売り上げの全てをクリエイターに還元している点だ。さらに、KindleやiBooksなど他ストアへの取次も手数料ゼロにて実施することができる。現在、トップクリエイターは1週間で10万円ほどの売り上げを達成しているという。

そして3点目は、両サービスとも、ユーザの約7割が海外ユーザであることだ。MediBangマーケティング部マネージャー・土井将史氏は以下のように説明する。

土井氏「両サービスともローンチ当初は、日本のみのマーケティング戦略でした。しかし、海外圏での一定ダウンロードや、SNSによる認知向上により、徐々に海外ユーザが増加し、現在も、数カ国で1日の自然流入が2000ダウンロードを超えています。我々も海外マーケットへの本格投資へ向けて、サービスの言語対応を行って参りました。」

現在、「メディバン」は5カ国語に対応し、「メディバンペイント」は20カ国語対応済み。さらに、各国の言語にネイティブ対応できるスタッフをマーケティング担当としている。

少年ジャンプ+とのコラボコンテストにて、創作マンガを募集した際、応募作品約900点のうち、500点が英語作品だったというところからも、海外ユーザの利用率の高さが伺える。

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少年ジャンプ+とのコラボコンテストにて集まった英語作品。中国語作品・韓国語作品の応募も多数集まった。土井氏は、「メディバン」内にて人気が出た無料作品を翻訳し、グローバルに人気な作品を生み出していくことも今後の取り組みの一つだという。

土井氏「今後は、「メディバンペイント」で仕上がった作品を、「メディバン」に流し込み、グローバルに勝負できる作品を多く生み出していく予定です。投資家の方々に評価して頂いたのも、熱心な海外ユーザの存在により、グローバルに人気なコンテンツを提供可能な点だと考えています。

今後は、海外マーケティングをより本格化させ、潜在的ユーザの多い地域・国を重点的に開拓し、さらなる言語対応を進めていきます。また、国内における既存人気作品のうち、我々が扱うことが可能なものを開拓し、翻訳・配信することで、さらにグローバルでも売れる市場を築いていきたいですね。」

と、土井氏は意気込みを語った。今回の調達でさらなる加速をかけるMediBang。肝心のマネタイズについては、「メディバン」では手数料化、「メディバンペイント」ではプレミアムサービスを検討中とのこと。

コンテンツプラットフォームのみでなく、コンテンツが生まれるもとをツールとして押さえるという稀なビジネスモデルを展開するMediBang。両サービスが成長していくにしたがって、影響力が加速度的に増していくことは間違いないだろう。

フラッシュセールのLivingSocialが50%以上の従業員を解雇、新たに飲食店のディスカウントサービスを展開

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<Pick Up> Living Social is laying off more than 50% of its staff 一世を風靡したフラッシュセールサービスは、現在、厳しい局面にさしかかっています。代表格のGrouponは、2015年9月、1100人の解雇と7カ国からの撤退を発表しました。 そして今回、フラッシュセールサービスを展開するLivingSocialは、全従業員の…

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<Pick Up> Living Social is laying off more than 50% of its staff

一世を風靡したフラッシュセールサービスは、現在、厳しい局面にさしかかっています。代表格のGrouponは、2015年9月、1100人の解雇と7カ国からの撤退を発表しました。

そして今回、フラッシュセールサービスを展開するLivingSocialは、全従業員の50%〜60%に及ぶ280人の従業員を解雇しました。LivingSocialの CEO・Thakarが就任した2014年7月から現在までに、総合して約900人もの従業員が解雇されたことになります。

解雇対象である従業員の主な職種は、カスタマーサービス。今後の業務は、外部にアウトソージングされる予定です。ちなみに、Grouponによる1100人解雇の際も、主な対象職種の1つはカスタマーサービスでした。

一方で、LivingSocialは、カード決済によるディスカウントビシネス「CLO(Card Linked Offer)」に新たに参入するとのこと。提携先の飲食店にて代金を支払う際、LivingSocialに登録されたクレジットカードで支払うと、ディスカウントを受けることができるというもの。

また、店舗側にディスカウントの主導権があり、ディスカウントする時間や割引率を自由に決めることができます。すでに3都市で試験運用していて、いくつかの飲食店と提携しています。LivingSocialは、この新たなサービス展開のために、資金調達を進めています。

Amazon 、J.P. Morgan、Lightspeed Venture Partnersから、これまでに総合9億ドル以上のを調達しているLivingSocial。新たに参入する予定のCLOサービスは、すてに多くの企業が事業展開しており、容易な道のりではありません。新規サービスへの参入が、吉と出るのか凶と出るのか。

今後のLivingSocialの動向が、すべてを明らかにするでしょう。

via. Re/Code

(執筆:石根友理恵)

サンフランシスコ発フードデリバリーサービス「SpoonRocket」が資金難でサービス閉鎖

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<Pick Up>  All those startups that promised to spoil you rotten are starting to fail 「欲しいときにいつでも」というオンデマンド経済に陰りが見え始めています。利益率がゼロ・もしくは微量であるビジネスモデルの正当化が難しく、昨今、困難を増す資金調達状況も相まって、サービス閉鎖に追いやれるスタートアップが出…

image via. SpoonRocket
image via. SpoonRocket

<Pick Up>  All those startups that promised to spoil you rotten are starting to fail

「欲しいときにいつでも」というオンデマンド経済に陰りが見え始めています。利益率がゼロ・もしくは微量であるビジネスモデルの正当化が難しく、昨今、困難を増す資金調達状況も相まって、サービス閉鎖に追いやれるスタートアップが出てきています。

2016年3月15日にサービス閉鎖を発表したのが、ベイ・エリアでのフードデリバリー事業を展開するSpoonRocketです。一時は注目を浴びた同サービスですが、収益化に伸び悩み、資金難に陥った結果です。

SpoonRocketは、2013年に設立され、サンフランシスコ・シリコンバレーを中心に、注文した食事を任意の場所まで運んでくれるフードデリバリーサービス。1食おおよそ8ドル前後で、専用のアプリケーションやWebサイト上で注文すると15分程度で食事が届きます。徐々に知名度を上げ、過去3年間で総額1.,350万ドルの資金調達を行っていました。

SpoonRocketは、このサービス閉鎖へのカウントダウンが進む最中も、類似事業を展開するSprigと提携していました。Sprigは、一時はSpoonRocket買収を検討していたものの、最後になって断念したとのこと。記事では、提携はあくまでSpoonRocketのユーザー獲得のためのマーケティングスタントだったのではないかと指摘しています。

ここ数年でレッドオーシャンになった食品分野のオンデマンドサービスでは、多くのスタートアップが淘汰されています。インドでタクシー配給サービスを展開するOlaは、そのフードデリバリー事業を廃止。オーガニック食品のデリバリーサービス「Good Eggs」も展開都市を縮小しています。

Spoon Rocketサービス閉鎖は、1度脚光をあびたオンデマンド経済が変化しはじめていることを示唆しています。

via. Business Insider

(執筆:石根友理恵)

「東大生は勉強ばかりでつまらない」を覆す現役東大生運営の「UmeeT」、記事から学生やOBにメッセージも

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THE BRIDGE Fesブース内で一際若々しく活気のあるUmeeTは、挑戦する東大生を発信するメディアだ。東大生・東京大学関連のイベント告知、各業界にて活躍するOB紹介などを展開し、開発・運営のほとんどを現役東大生が行っている。 展開する記事は、ホテル経営をする東大生紹介・現役東大生アイドル紹介など、特徴的な活動をする学生ばかり。あるOBへのインタビュー記事は10万PVを超え、幅広い層に東大の…

UmeeT

THE BRIDGE Fesブース内で一際若々しく活気のあるUmeeTは、挑戦する東大生を発信するメディアだ。東大生・東京大学関連のイベント告知、各業界にて活躍するOB紹介などを展開し、開発・運営のほとんどを現役東大生が行っている。

展開する記事は、ホテル経営をする東大生紹介・現役東大生アイドル紹介など、特徴的な活動をする学生ばかり。あるOBへのインタビュー記事は10万PVを超え、幅広い層に東大の魅力を伝えている。

UmeeTの特徴は、記事内にメッセージボックスを設置することで、紹介する学生・OBにメッセージができることである。この機能により、先鋭的な集団が集まる東大生コミュニティーを形成することが第一のゴールであると代表の神原志帆さんは語る。

神原さん(右)と運営チーム
神原志帆さん(右)と運営チーム

「東大生は勉強ばかりでつまらない」というイメージがありますが、探究心・想像力・思考力を兼ね備えた力強いエネルギーを持つ東大生が多くいます。その姿勢を発信することで、東大、そして日本の大学全体を元気にしていきたいです。(神原志帆さん)

2016年2月末には、オフラインのコミュニティーとして、UmeeTシェアオフィスをオープンする予定。東大生が集まり、多くの繋がりやプロジェクトが生まれる「場づくり」を目指す。

東大生の東大生によるメディアUmeeTは、教育機関を軸とした新たなコミュニティの形を与えてくれるのではないだろうか。

(取材・執筆:石根友理恵)

人工知能によるアクションレコメンドで営業マンの作業を効率化ーーマツリカの営業支援ツール「Senses」

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多くのビジネスにおいて必要な営業をサポートするSFA(営業支援ツール)。SalesforceやOracle CRM On Demandなどビックプレイヤーがいる中、マツリカは、16年1月に営業支援ツール「Senses(センシーズ)」リリースした。 「従来のSFAはどちらかというと管理者のためのツールでしたが、Sensesは、フロントに立つ営業マンの負担を軽減するためのツールです。」と代表取締役社長…

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多くのビジネスにおいて必要な営業をサポートするSFA(営業支援ツール)。SalesforceOracle CRM On Demandなどビックプレイヤーがいる中、マツリカは、16年1月に営業支援ツール「Senses(センシーズ)」リリースした。

「従来のSFAはどちらかというと管理者のためのツールでしたが、Sensesは、フロントに立つ営業マンの負担を軽減するためのツールです。」と代表取締役社長 黒佐英司さんが言う通り、その特徴に現場の営業業務の効率化に寄り添う機能がある。

まず、Gmailとの自動連携により、メール内の情報が自動的にデータベースに構築される。次に、人工知能の働きにより、営業案件ごとの具体的なアクションを記録したデータベースの類似案件から効果的なアクションがレコメンドされる。例えば、案件詳細を入力すると、過去類似案件の営業フローや過去資料・勝ちパータンがレコメンドされるという仕組みである。

従来、営業職は属人的・閉鎖的になりがちで、そのスキルやノウハウといったナレッジの共有に遅れが生じ、結果として人材・組織の強化もなかなか進まない状況が存在します。Sensesは、過去の営業ノウハウを蓄積するだけではなく、人工知能によるアクションレコメンドによって、営業マンの作業を効率化し、よりクリエイティブな部分に時間を使うことができるようサポートします。(黒佐英司さん

今後の事業拡大戦略としては、まず、従業員100人以下規模の中小企業・スタートアップをターゲットに、従来のSFAと比較した導入コストのハードルを下げ、利用企業規模拡大を目指す。

現在30日無料トライアルを行っているので、導入希望のスタートアップは試してみるとよいだろう。

(取材・執筆:石根友理恵)