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OshibaTakanori

OshibaTakanori

Takanori Oshiba 東京生まれ東京育ち。2004年忍者システムズ(現サムライファクトリー)の創業期に参画し、取締役等を歴任。忍者ツールズ、SEOなどのサービス面から経営企画等まで幅広く従事。現在はEast Ventures フェロー。最近は「調べるおさん」と呼ばれる事が増えたが、だいぶ慣れつつある。 インターネット界隈の事を調べるお

http://takanoridayo.blog.shinobi.jp/

執筆記事

金谷にビジネス界のバロンドールを穫らせたいーー隠れたキーマンを調べるお・akippa松井氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 2014年12月のIVS(Infinity Ventures Summit)Launch Padで優勝した、駐車場をかんたんに貸し借りできるサービス「akippa」。…

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akippa取締役副社長の松井建吾氏

編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

2014年12月のIVS(Infinity Ventures Summit)Launch Padで優勝した、駐車場をかんたんに貸し借りできるサービス「akippa」。先日はグロービスなどから約6億円の資金調達を発表するなど勢いあるakippaの「隠れたキーマン」である取締役副社長、松井建吾さんにお話を伺いました。

大柴:初めまして。今日はよろしくお願いします!こういったインタビューは初めてだとか。

松井:そうなんです。緊張しますね…。よろしくお願いします。

大柴:akippaは大阪で設立された会社ですが、松井さんは東京オフィスが多いのですか?

松井:いえ、週に2日くらい東京にいるくらいで、あとは基本大阪です。

大柴:そうなんですね。松井さんの役割はどのようなものなのですか?

松井:採用面を主に担当しています。あとはCS部門も見ていますが、組織拡大中なので、採用のウェイトが大きいかもしれません。採用基準はスキル面で自分たちより優秀な人であることはもちろんですが、マインド面も大事です。素直で、お互いを認め合うことができるメンバーを集めていきたいと思っています。

大柴:採用は重要ですよね。

松井:はい。最近ではGoogleや楽天、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)、トーマツ出身といった素晴らしい人材を採用できていて、良い組織ができてきていると自負しています。プロパーと後から入ってきた人との関係性も良いですし。その中で理念や価値観はとても重要です。

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akippaの全社集合写真/提供:akippa

大柴:その通りですね。さて、松井さんは金谷さんと高校が同じだと聞いています。

松井:はい。元々地元が一緒で、当時は面識無かったのですが、高校に進学し、入った部活の1学年上に金谷がおりまして。

大柴:そういえば金谷さんはかなり本格的にサッカーをやっていたと聞いたことがあります。

松井:そうですね。金谷はFWで、テクニカルなタイプではなかったのですが決定力があり、またとてもストイックでした。リーダーシップもあってキャプテンに指名され、金谷キャプテンの下でプレイしていました。

大柴:松井さんのポジションは?

松井:僕はボランチです。中盤の底で守備をし、奪ったボールをFWの金谷に託すという感じですね。

大柴:今と似てる感じですね。

松井:そうと言えばそうですね(笑)。金谷は少し天然のところもありますが、優れたリーダーシップで素晴らしいキャプテンでした。金谷達が引退し、次期キャプテンには僕が指名されました。

大柴:キャプテンはどのように決められるのですか?

松井:顧問の先生とキャプテンで決めます。

大柴:金谷さんは松井さんに後を託したんですね。ところで高校卒業後はどのような活動をなさっていたのですか?

松井:大学に入ったのですが中退し、その後は様々な仕事をしました。最終的にはとある通信会社の営業をやっていました。そんな時に金谷の話を聞いて、久しぶりに会うことになったんです。

大柴:久しぶりというと?

松井:卒業以来初めて会いました。同級生から「元気さん(金谷)が起業した」と聞いて。起業志向が自分にはあったので勉強がてら大阪の雑居ビルにあったオフィスに見学に行ったんです。思ってたより「ちゃんと」やってるなと(笑)。

大柴:予想よりちゃんとしてたんですね(笑)。

松井:リーダーシップがあったし、そういう面ではおかしくはないのですが、天然なところがあったので、そこが少し心配でした(笑)。でもちゃんとしてたし、経営の勉強ができそうだし、当時は何より自分自身現状に満足いっていなかったので一緒に働くことに決めました。自分がこれまでやってきた営業スキルも会社に貢献できそうだと感じたので。

大柴:なるほど。それがいつ頃ですか?

松井:2010年4月です。会社は2009年設立ですので、設立から1年後くらいの頃です。4人目のメンバーとして入社しました。その頃は携帯電話の代理店として販売したり、自社で求人サイトを運営していました。その他イベント業なんかもやってましたね。

大柴:へぇ。

松井:いろいろと数年やって足下の数字は出ていたし、それはそれでよかったのですが、中長期の戦略が無くて。今良ければ良いみたいな感じになってて。それだと顧客満足度も社員満足度も上がらない。そもそもなんのために仕事しているのだろうか?いろいろわからなくなってきて。

大柴:いつ頃ですか?

松井:2012年暮れくらいですかね。そして、金谷に聞いたんです。「この会社の目指すとこは?」と。でも「決めてない」と返事されて。それで「一度それを考えてきてもらってもいいですか」とお願いしたんです。

大柴:シリアスな雰囲気ですね。

松井:個人的に会社をやっていて一番辛い時期でした。

大柴:なるほど。

IVSでakippaが優勝

松井:その結果「世の中のインフラになるような事業をやりたい。なくてはならぬものを作りたい」と金谷が言ってきて。「なら、それをやりましょう!」と。早速壁に模造紙を貼って、そこに「不便に思っているもの」をみんなで書き出していったんです。その中に「駐車場の空き情報が知れたら便利」ってのがあって。他の候補と合わせて3つ選んで調べてみた結果、駐車場のサービスが良いねってことになりました。

大柴:ついに!

松井:はい。それでできたサービスが「akippa」です。2014年4月25日にリリースしました。

大柴:飛躍のきっかけはやっぱり。

松井:はい、IVSです。2014年12月に開催されたIVSのLaunch Padで優勝したことがやはり大きかった。サービスには自信があったけど、まさか優勝するとは思いませんでした。

大柴:優勝が決まった瞬間はどうだったのですか?

松井:ピッチイベントではあるのですが、会社として世間から認められることが初めてで。実績が全く無かったため、これまで味わった事がないくらいの高揚感がありました。方向が間違ってなかったというか。もちろんサービスとしてはその後のほうが重要なので、かなり事業を頑張りました。

大柴:約2年前に松井さんが金谷さんに質問をぶつけたのが結果的にターニングポイントというか、大きかったですね。

松井:そうですね。良かったです。

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大柴:高校の時に出会い、会社を一緒にやることになり、ずっと金谷さんを見てきてると思いますが、何か変化はありますか?

松井:元々持っていたリーダーとしての資質は今でももちろんありますが、経営者として大きく成長してきたと思います。マインドも変わったし、イメージをロジカルに伝えられるようになりましたね。ここ数年で凄く成長したのではないでしょうか。

大柴:なるほど。

松井:IVSに出る前からディー・エヌ・エーさんにはお世話になっていて、足りてない部分をサポートしてもらって、経営でもとても勉強になっています。今では1月に投資していただいたグロービス(・キャピタル・パートナーズ)さんも定例会に参加していただき、経営チームをビシビシ鍛えていただいています。

大柴:今後はどのような夢をお持ちでしょうか?

松井:今扱ってる領域はポテンシャル的には凄く大きいと思ってるんです。スケールが大きい事業だと思うし、それに見合ったスケールの会社にしていきたいです。もちろんグローバルにも展開していきたいです。金谷はディー・エヌ・エーさんにもグロービスさんにも「この事業を1兆円以上の価値に絶対したいから、力を貸してください」と話してますね。

大柴:夢は広がりますね!

松井:はい。金谷はクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表の世界的サッカー選手)や、マーク・ザッカーバーグと同じ学年で「サッカーの世界ではロナウドに勝てないが、ビジネスならばザッカーバーグに勝てるんじゃないか」と天然な部分もあって言っていますが、おそらく本気です(笑)

金谷にビジネス界のバロンドール(サッカーの世界年間最優秀選手賞)を穫らせてあげたいです。

大柴:いいですね!今日は貴重なお話、ありがとうございました!

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ネットとリアルを繋ぐエキスパートを目指してますーー隠れたキーマンを調べるお・トレタ吉田氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 家入一真氏、佐藤健太郎氏などと共にGMOペパボを経営し、一昨年退任された吉田健吾氏。その去就が注目される中、彼が次のステージに選んだのが飲食店向け予約台帳サービスのト…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

家入一真氏、佐藤健太郎氏などと共にGMOペパボを経営し、一昨年退任された吉田健吾氏。その去就が注目される中、彼が次のステージに選んだのが飲食店向け予約台帳サービスのトレタでした。トレタを選んだ理由やその後の活動。トレタ代表取締役の中村仁氏と家入氏との共通点などについてトレタ取締役の吉田健吾氏に話を伺ってきました。

大柴:ごぶさたしてます。今日はトレタの隠れたキーマンとして取材にきたのですが、隠れてはないですよね(笑)。でもトレタ参画の理由とかその後の活動についてはあまりオープンになってないような気がして「隠れたキーマン化」してるんじゃないかと。単純に僕もその辺を伺いたいと思いましてやってまいりました

吉田:なるほど、よろしくお願いします。

大柴:トレタに入ってどのくらいになるんでしたっけ

吉田:1年半くらいかな。

大柴:ペパボの役員の退任発表があったのが一昨年の2月ですよね。ちょうど僕も前の会社を辞めて転職活動、就職してた時で

吉田:ゼネラリストについて話したりしましたね(笑)。取締役退任の開示が出てからたかのり(大柴)さんに会ったり、元同僚に会ったり、知り合いの会社に遊びに行ったりしていました。200人くらいに会ったかなぁ。たくさんの人に会おうと。普通に面接受けたりもしてました。

大柴:awabarの臨時店長なんかもしてましたね(笑)。

吉田:懐かしい。友達がたくさん来てくれて嬉しかったですね。

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大柴:たくさんの人に会い、たくさんの会社を見て、その中の一つがトレタだったわけですね

吉田:中村(トレタ代表取締役の中村仁氏)から突然メッセがきたんです。中村とは豚組で一度挨拶した程度で。突然のメッセで驚きました。

大柴:どんなメッセだったんですか

吉田:「COOを探してるのでぜひ」と。

大柴:ストレートですね

吉田:いくつかオファーをもらったりしてましたけど、こんなストレートなオファーは他になくて。

大柴:なるほど

吉田:それでトレタのメンバー含めた4人で食事をすることになりました。プロダクトの紹介をされたのですが、めっちゃよくできてるなぁって思いました。それにもらった名刺に○が3つ描いてあって。「この○は何ですか?」と質問したところ「三方良し」の意味らしくて。自分としては「三方良し」のサービスをやりたかったんです。

大柴:ほうほう

吉田:あと、いろんな人に会いながら「次に何しようかな?」ってずっと考えていたんです。これまではインターネットの中のサービスをやっていた。次の10年はもうちょっと遠いとこ。インターネットとリアルの接点あたりをやろうと思ったんですよ。飲食関係は考えてなかったけどちょうど良いなぁと。

大柴:「三方良し」の考え、やりたいサービスの場所がハマったわけですね

吉田:そうですね。あとはトップとの相性ですね。

大柴:それは重要ですよね

吉田:優先順位一番かもしれないなぁ。自分が入った時にパキっとハマるかが大事で、そうじゃないとバリューを発揮できない。会社ができつつあり、プロフェッショナルが揃っている時期ではバリューを発揮できないと当時は思っていて、その頃のトレタがその前の時期でした。ただそれ以上にトップとの相性が重要だと思っていて事業面、トップとの相性の両輪がハマった。

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大柴:なるほどなるほど。ところで社長の中村さんはどんな方なんですか?初対面の印象は?

吉田:なんていうか…かわいいというか…。

大柴:「かわいい」(笑)。

吉田:なんていうか、チャーミングだなぁと。そのオファーもらった後の食事の場でワインをこぼしてた(笑)。おっちょこちょいなところがあるんです。まぁそういう一面もあるというか。一方でその時に事業の説明をされたんですけど、言葉にすごく説得力があって、さらには資料がめっちゃきれいで。「デザインがわかる人だ。ものを作れる人だ」って思ったのを覚えています。

大柴:なるほど

吉田:家入さんにわりと近いタイプだなって感じました。いや、家入さんよりよっぽどちゃんとしてるけど(笑)。直感が鋭くて、いろんな情報から直感的に動く。ゼロイチタイプだし、思い込み力がすごい。なんだかんだ言って家入さんタイプは自分とは相性が良いと思ってるし、中村とも相性の良さを感じましたね。小笠原さん(さくらインターネットフェロー、小笠原治氏)から「身勝手なアントレプレナーと相性が良い」とも言われました(笑)。

大柴:なるほど(笑)。社内では中村さんはどんな感じなのですか

吉田:さみしがりやでせっかち。喜怒哀楽はわりとある方で独り言が多いですね(笑)。あと、シャイかな。でも言わないといけない場面ではきちんと言える人です。

大柴:一方けんごち(吉田)さんの役割としては

吉田:入った頃は中村がやらない「社長業」を巻き取りました。プロダクトに関しては口を出さず、管理系やセールスマーケティング部門を見てました。

大柴:リアルなセールスってのはペパボにはあまり無いじゃないですか

吉田:そうですね。実際やってみてすごく面白いです。営業同行することもあるんですが、リアルな反応というか。セールスが実際に店舗に行ってデモをしたら「おぉー」ってお店の人達から拍手をもらったり。とても新鮮だし、嬉しいなぁって思いましたね。

大柴:最後にこれからの目標みたいのを教えてください

吉田:今はとても良い感じの状況。良い感じでまわってるんですが、作りたいもの、やりたいことが戦線拡大してるので人が足りないですよね。今の良い感じを保ちながら組織を拡大していきたいので、その辺をやっていきたいですね。

大柴:なるほど

吉田:人を増やすこと自体にはあまり興味ないんですけど、10年、20年続く会社にしていくために組織の成長も必要だし、それを担う人達は必要なんですよね。そんな人達とちゃんと続いていく事業を作っていきたいです。

大柴:良いですね

吉田:「トレタ」は飲食店におけるアナリティクスになりうると思ってるんです。トレタを使うとお店が繁盛していく。それくらいのポテンシャルはあると思ってます。インターネットとリアルの接点でエキスパートを目指していこうと思います。

大柴:今日はいろいろお伺いできました。ありがとうございました

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失敗の中からスマホ広告「nend」が生まれたんですーー隠れたキーマンを調べるお・ファンコミ二宮氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 インターネット黎明期より「A8.net」等の成果報酬型広告扱い、広告業界を牽引するファンコミュニケーションズ。また最近ではアドネットワーク「nend」が高い評価を得て…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

インターネット黎明期より「A8.net」等の成果報酬型広告扱い、広告業界を牽引するファンコミュニケーションズ。また最近ではアドネットワーク「nend」が高い評価を得ています。今回はファンコミュニケーションズで「nend」を管掌する取締役の二宮幸司氏にインタビューしてみました。Twitter等で人気の柳澤安慶社長(ヤナティ)のエピソードも。

大柴:はじめまして、今日はよろしくお願いします。

二宮:よろしくお願いします。大柴さん、金髪じゃないですね。

大柴:あ、そうなんです。1カ月前くらいに黒髪にしまして。また金髪にするかもしれませんが・・・。

二宮:なるほど。よろしくお願いします。

大柴:二宮さんは今おいくつですか?

二宮:36歳です。この会社に入って12年目になりますかね。

大柴:新卒ですか?

二宮:まぁ新卒といえば新卒ですね。弊社でも昨年から本格的に新卒採用を始めたのですが、それまでも「新卒」は何人かいまして。

大柴:ほう。

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二宮:僕は大学卒業してアルバイトとして入社しました。そういう人が他にも何人かいまして。僕は新規クライアント営業だったのですが、目標件数にいったら正社員採用という条件で入りました。すぐにコツをつかんだので、2ヶ月目には目標達成し、正社員となりました。

大柴:へぇ、すごい。ところでなぜファンコミでバイトしようと思ったのですか?

二宮:大学時代から広告系で働きたいなと思っていました。CM制作のADのアルバイトなんかもやっていて、そこにいわゆる大手広告代理店の人も出入りしていたのですが、やっぱりこれからはインターネット広告の時代かなと思って。

大柴:なるほど。

二宮:それでYahoo!で「インターネット 広告代理店」で検索したんですよ。その時、ファンコミが3位にいて。1位から見ていったのですが、何となくファンコミが面白そうだし、アルバイト募集しているようだったので応募してみたんです。

大柴:なるほど。

二宮:ちょっと強面の人が面接官で(笑)。その人が「アフィリエイトをやりたいか?」と聞くので、当時アフィリエイトって言葉を知らなかったのですが「やりたいです!」って答えて(笑)。それが2004年春です。

大柴:そして入社して、すぐに社員契約になったわけですね。

二宮:そうですね。まだ40名くらいの規模で、このビルの1フロアだけでした。今は6フロア使ってます。

大柴:その頃ってまだ上場する前ですかね?

二宮:はい。上場目指して急激に拡大している時です。当時アフィリエイト業界でも1位じゃなくて「トップ目指そうぜ」みたいな空気が社内にあって、ガツガツした感じでしたね。

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大柴:ところで二宮さんは「nend」の立ち上げをやられたわけですが、その時の話を少しお聞かせいただければと。

二宮:当時は「A8」しか軸がなくて、新規事業の立ち上げが課題でした。そこで僕もA8から新規事業開発の部門に異動して、新しいことをやっていこうと。最初はその部門では、いろいろなメディアなどをやったりしてたのですが、あまり上手くいかなくて。苦しい状況が続いていました。

大柴:なるほど。

二宮:完全にコストセンター化してたのですが、チャレンジを続けさせてもらえたんです。会社としてはチャレンジを推奨してくれてたし、待ってくれてた。でもやっぱり「早く新規事業を作らないと」みたいなプレッシャーもありました。

大柴:そうですよね。

二宮:でも失敗の中で学んだんです。チャレンジして失敗し、でもその失敗から反省点をみつけてそれを次のチャレンジに活かしていく。そんな中で「nend」が産まれました。

大柴:「nend」は最初から順調だったんですか?

二宮:いやいや、最初は苦戦しました。競合に習ってimp売りだったんですよね。クライアント営業する中でも「せめてクリックじゃないと」と断られ続けて。でもメディアのimpは在庫として仕入れている。

大柴:あぁ、なるほど。

二宮:そんな中、「nend」立ち上げて3か月もせずに競合がクリック単価で売り出したんです。自分達も「imp販売は厳しい」と実感していたので、「nend」でもクリック保証をメインに変更することにしました。そこから収益は改善していったのですが、それでも厳しい状況は続いていました。単月でも赤字が1年くらい続いたのかな。

大柴:そうなんですね。転機はいつ頃だったのでしょうか?

二宮:2011年にいきなり大企業による競合の買収やら大手企業参入やらで業界再編がおきたんです。危機感を覚えました。彼らと同じ路線では勝てない。一気に食われてしまう。そこでファンコミが創業以来追い続けていたことに立ち戻ってみることにしました。

大柴:ほう。

二宮:「nend」もこれまでの成果報酬サービスに近い形で運用していこうと。パフォーマンス重視の運用型モデルに変更したんです。広告主さんには費用対効果を高く、メディアには効果が良ければ最大限の報酬を支払う。メディアも規模の大きさで区別することなく、平等にパフォーマンス重視で。こういうサービスならばこれまでファンコミが「A8」でやってきたノウハウも活かせるし、広告主、メディア、消費者がwin-win-winになる広告プラットフォームを目指せるんじゃないかと。

大柴:一気にパフォーマンス型に舵をきったのですね。

二宮:はい。そこからですね。広告主さんからもメディアさんからも高く評価していただいて。「nend」のプロダクト機能も運用型に特化したものや個人法人関係なくメディアに使いやすい機能を優先度高く開発していきました。仕組みとして上手くできたなぁと。「A8」の時と同じでクチコミで拡大していきました。「A8」の時と違ってSNSが普及していたので、拡大スピードは飛躍的に速かったですね。

大柴:今後アドネットワークはどうなっていくんですかね。

二宮:スマホが主戦場であるのは間違いなく、スマホの特性的に海外にでやすい。もちろん国内も頑張って行くけど、来年以降は海外も攻めていきたいと思っています。ここ1年、水面下で準備もしてきましたし、日本のスマホアドネットワークのトレンドやスタンダードは、「nend」が生み出してきたので、それをかついで世界にチャレンジしたいと思っています。ハードルはあるけど、チャレンジしがいがあるかなって思います。

大柴:たしかにそうですね。

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二宮:あとは新卒採用を強化したのもそうですが、これからのサービスはデジタルネイティブのコ達が作っていくと思ってます。創業メンバーも50歳を超えてきましたし、20代前半の才能が新たな世界を切り開いていくのは間違いない。そういう期待感を持って新卒採用を去年から強化しました。

大柴:どのくらい採用してるのですか?

二宮:今年4月入社の第一期が11名、来年が15名ですかね。再来年はもっと採用したいですね。楽しみです。とがった人がいるといいなって思ってます。ちなみに僕は履歴書に「広告業界の坂本龍馬になる!」って書いたんです。面接でスルーされましたが(笑)。

大柴:ファンコミと言えば柳澤社長、通称ヤナティさんが最近話題ですね。

二宮:そうですね。一昨年くらいから突然Twitterの投稿を活発化させまして。最近面接でも「ヤナティさんのファンです」と言ってくれる人が増えてきました(笑)。

※柳澤社長のTwitter

大柴:僕もヤナティさんには仲良くさせてもらってるのですが、二宮さんにとってのヤナティさんってどんな方ですか?

二宮:そうですね、最初の印象は「どん兵衛」を食べてる人・・・。

大柴:「どん兵衛」(笑)

二宮:社長室に決裁をしに行くと「どん兵衛」をよく食べてましたね、あの頃。あとは今でも宮益坂の「富士そば」でもよく見かけます。

大柴:行ったら会えるかもしれませんね(笑)。

二宮:先ほども話したのですが、新しいチャレンジには寛容な人だと思います。一度任せたら細かいことは言ってこないし、信頼してくれます。たまに相談や説明をすることがあるんです。アドテクやそれ以外の事など、細かい説明をする時もあるのですが、それを聞いた後に本質的な事を一言で突っ込んでくるんですよね。それはすごいなぁと。

大柴:なるほど。

二宮:Twitterやブログなどで投稿されているのを見たりもするのですが、やっぱり本質的な事を言ってるので、直接話すのとはまた違って良いです。

大柴:文章になってまとまってると理解しやすい時はありますよね。

二宮:はい。あ、あとこんな事も言ってましたね。「既存の広告業界からはいろいろ言われたり馬鹿にされたりするけどさ、僕達はたくさんの広告主、法人メディアから個人メディアまで幅広いメディアの縁の下の力持ちとして価値を出し続けてるのは素晴らしいじゃない」って。僕もそう思ってますし、ファンコミグループで働くメンバーもこういう価値観、理念について誇りを持って取り組んでると思います。

大柴:素晴らしいと思います。いや、今日は興味深いお話をたくさん伺えました。ありがとうございました。

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MERY創業を支えた若き「文系」技術者ーー隠れたキーマンを調べるお・ペロリ河合氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 多くの若い女性に評価されているキュレーションプラットフォーム「MERY」。2014年10月にディー・エヌ・エーグループ入りし、順調に成長しているこのサービスを運営する…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

多くの若い女性に評価されているキュレーションプラットフォーム「MERY」。2014年10月にディー・エヌ・エーグループ入りし、順調に成長しているこのサービスを運営するペロリを中川綾太郎氏とともに創業したエンジニアの河合真吾氏。取締役として技術だけではなくプロダクト全般を牽引する河合氏にインタビューしてみました。

大柴:何度かお見かけしていましたが、話すのは初めてですね。よろしくお願いします。

河合:よろしくお願いします。

大柴:河合さんって今おいくつ何ですか?

河合:23歳です。今年24歳になります。

大柴:あ、そんなに若かったんですね。じゃあ綾太郎さんよりも若いんですね。

河合:そうですね、3歳かな?下です。

大柴:なるほど。河合さんはペロリの創業メンバーですが、その前はアトコレにいらっしゃったんですよね?

河合:はい。最近ニュースにもなっていましたが(笑)。

大柴:大学は早稲田ですかね?

河合:はい。子供の頃から本が好きで、たくさん読んでいました。純文学とかそういった類の小説などを。大学も文学系行こうかなって思ってたのですが、もう少しビジネス寄りの方がいろいろ良いかなと思い、最終的に商学部にしました。ちなみに綾太郎さんもアリコーさん(ペロリ初期メンバーの有川鴻哉氏)も同じです。ただ彼らとは大学で交流持っていたわけではなく、たまたま大学が一緒という感じです。

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大柴:なるほど。

河合:大学に入ったものの、勉強などはあまりせず、ダラダラと過ごしていたんです。でも徐々に危機感が芽生えたというか。それでちょうどTwitter見てたら石田さん(旧・アトコレ、現・マイナースタジオ代表取締役の石田健氏)が面白そうなプロジェクトを企画していたので「話をきかせてください!」とアプローチしたんです。

大柴:ほうほう。それが「アトコレ」ですか?

河合:いや、違います。スタディツアーとグルーポンを組み合わせたようなサービスを石田さんが考えていて、それに興味を持ちました。

大柴:へー。

河合:けど上手くいかなくて。そのあと石田さんが成田さん(現クラウドワークス取締役の成田修造氏)と会社をやるということになり、誘われてジョインしました。

大柴:それがアトコレですね。

河合:はい。最初はインターンとして入ったのですが、気合いを入れて頑張っていたら、最終的に取締役になることができました(笑)

大柴:「アトコレ」のシステムは河合さんが作られたんですか?

河合:そうですね。ただそれまでプログラムを書いたことなくて・・・。

大柴:えっ、そうなんですか?

河合:はい。「アトコレ」を作ろうとなって本を読んだり、周囲に聞いたりして3ヶ月で作りました。文系だけど、頑張ればできるもんだなぁって思いました。

大柴:それは凄いですね。

河合:アトコレはVOYAGEさんのBOATにオフィスを借りてたんです。なので周りに聞ける人が多かったのも大きいですね。

大柴:BOATにいらしたんですね。

河合:はい。隣にはtrippieceさんがいました。そこに綾太郎さんがよく遊びに来てて。ちょくちょく話すようになりました。

大柴:なるほどー。その後、その綾太郎さんもアトコレに参画しますね。

河合:はい。しばらくして、色々あり、アトコレからは抜けまして。

MERY__メリー_|女の子の毎日をかわいく。
ペロリが運営するMERY

大柴:そしてペロリ創業ですね。

河合:はい。最初はイベント系サービスを始めたんです。ユーザーはそれなりに集まったんですが、営業面が難しくて。僕と綾太郎さんなんで(笑)。やっぱりC向けサービスが良いね、って。それで始めたのが「MERY」です。

大柴:その頃って会社はどんな感じだったのですか?

河合:「MERY」はグロースの仮説が良かったので、あとはやるだけというか、サービス規模を大きくしてくだけという感じで。当時、北参道のマンションでやってたのですが、13畳くらいかな?そこに10人以上いてカオスでした(笑)。

大柴:その後は順調にサービスも伸び、ちょうど一年前にディー・エヌ・エーグループ入りしました。

河合:開発も事業開発もとにかくリソースが足りなかったんです。サービスは成長していてやりたいことがたくさんあったけど、リソースがなくてできない。そんな状況でディー・エヌ・エーグループになり、色々な経験を持ったメンバーが入ってくれて、これまでできなかったこともできるようになったのが大きいです。MERY独自のカルチャーともうまく溶け込んで、形態は関係なく全員でサービスに向き合えています。結果として、環境はすごくよくなりましたね。

大柴:ペロリってハードワークの印象ありますが、変わってないですよね。

河合:そうですね(笑)。個人的には、やればやるだけ伸びていくし、つらいとかそういうのは無く、ただ楽しいです。仕事以外のことはあまり考えてないですし、休日も結局仕事のことばかり考えてるので。でも、もちろん、全員にそういった働き方を強制しているとかは全くなくて。サービスを楽しんで作れるメンバーが集まったが故のハードワーク、みたいなイメージですね。もちろんオンとオフにメリハリをつけるのも意識していますよ。こんな言い方するとちょっとブラックっぽいですが(笑)。

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大柴:社内における河合さんの役割というのはどういうものですか?

河合:技術面だけでなく、サービスまで含めてみています。意識しているのは、サービスとマーケティングを絡めてプロダクト設計すること。プロダクトは何かと何かを組み合わせるとレバレッジが効いてくると考えていて。最近の好きな言葉は「マーケティングを実装する」というもの。いろんなサービスを横串で見て、プロダクトとして勝てる仕組みを作っていきたい。とにかく数字を作れる人になりたいんです。

大柴:「マーケティングを実装する」って良い言葉ですね。確かにその通りというか、正しいですね。ではそのあたりは綾太郎さんとも認識が同じ、という感じですか?

河合:そうですね。直近の施策のオペレーションやグロースの部分は同じ認識だと思います。でも中川は、基本的に何でも自分でできてしまうタイプで。彼は仕事の範囲が圧倒的に広いんですよ。一個一個のプロダクトも見てるし、採用、人事やマーケティング、など。僕個人の考え方としては、いけるとこまでは社長が見るのは正しいのかなって思っているので。ビジョンや戦略などの大枠は彼が中心となって進めつつ、実行部分をうまくサポートしていければと思ってます。

大柴:なるほど。そういえば綾太郎さんの第一印象ってどんな感じでしたか?

河合:髪が長いなと(笑)。あの頃はちょんまげみたいに髪を結んでて。「綾太郎」って本名なのかな?って思ったり(笑)。でも圧倒的にネットに詳しかった。いろんな人がいたけど、ずば抜けてネットに詳しくて。それがすごく印象深いです。

大柴:なるほど。それから数年一緒に会社を運営してどうですか?

河合:さっきも少し話しましたが、仕事の範囲が広い。あと変なキャラじゃないですか。あれが逆に良いというか、謎の説得力を生むんですよね。ロジック以上の説得力。もちろんロジックもあるのですが。

大柴:確かに。わかる気がします。最後に河合さんの今後の展望をお聞かせいただければ。

河合:今後ですか・・・仕事以外考えられないですね・・・。あ、今度アトコレ創業メンバー4人で飲むんです。石田さんのお祝いということで。みんなで楽しいお酒が飲めると思います。とても楽しみです。

大柴:なんか良い話ですね・・・。今日は貴重なお話をありがとうございました。

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BASE創業期を支えた若手開発者たちとその理由ーー隠れたキーマンを調べるお・BASE結城氏、藤田氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 無料で簡単にネットショップを作ることができるサービス「BASE」。代表取締役の鶴岡裕太氏、共同創業者の家入一真氏など界隈を代表するメンバーによって運営されるBASEで…

編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

無料で簡単にネットショップを作ることができるサービス「BASE」。代表取締役の鶴岡裕太氏、共同創業者の家入一真氏など界隈を代表するメンバーによって運営されるBASEですが、創業時から影で支える若手開発者、リードエンジニアの結城一生(いっせい)氏とデザイナーの藤田健太郎(ふじけん)氏に今回はスポットを当て、インタビューしてみました。(※情報開示:筆者の所属するEastVenturesはBASEと出資関係にあります)

大柴:いつも会ってるので何か変な感じしますが、今日はよろしくお願いします。ていううか一生さん、黒過ぎないっすか?(笑)

結城:連休中にチームしゃちほこのライブに行って日焼けしました。

大柴:なるほど(笑)。まぁとりあえずそれはいいとして、早速いろいろ聞いてみたいと思いますが、一生さんがBASEに入ったのはいつですか?

結城:2013年1月です。その頃は関西の大学生だったのですが、自分でWebサービスを作りたくて大学を休学していたんです。ちょうど東京のとあるVCが起業家支援プロジェクトみたいのをやってるのを知って、友達と一緒に応募してみたんです。

大柴:なるほど。

結城:2012年の12月だったかな。それで滋賀から上京してきて、自分達のアイデアをプレゼンしたんですが、フルボッコにされまして(笑)。

大柴:そうなんですね。

結城:もうこれはプロジェクトに落ちたなってしょんぼりして六本木をふらふら歩いてたんです。でもせっかく東京に来たし、そのまま帰るのもアレだなって。「そうだ、家入さんに会おう。会いたい!」って思ってTwitterにツイートしたら、家入さんが反応してくれて、すぐに六本木で会うことになったんです。

大柴:すごい!

結城:その時に家入さんと一緒に鶴岡さんもいたんですよ。BASEがリリースした直後くらいで、凄い伸びてるサービスというのは知っていて。

大柴:なるほど。

結城:それで、家入さんが「とりあえず東京に来ちゃえばいいじゃん」って(笑)。「BASE手伝ってよ」って。

大柴:いきなりですね。

結城:いきなりだったんで、とりあえず一度滋賀に戻って、考えたんです。お金も無かったんで悩んだんですが、BASEはイケてたし、やってみようかなって。半月後くらいに友達と一緒に東京に向かいました。部屋も借りてなかったんで、最初はホテル住まいでした。

大柴:そんないきさつだったんですね。それが2013年1月頃。ちなみにBASEリリースが2012年11月で、会社設立が12月ですね。

結城:はい。まだ会社感無くて、六本木のシェアオフィスに鶴岡さん始め5人くらいが何となく集結してやっていた感じでした。僕も最初は社員ではなく、業務委託みたいな扱いでしたね。

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大柴:創業時のバタバタ感が伝わってきますね。一方ふじけんさんは。

藤田:2013年2月からです。

大柴:その頃は何をしてたんですか?

藤田:新卒で入った会社を辞めて、デザインの専門学校に通っていました。学校に通いながら自分でWebサービスを作ったりしてたんです。ちょうどBASEがリリースされて話題になっていたんですよ。それで商品をスクレイピングしてキュレーションみたいにしたら面白そうだなって思ったので、そういうサービスを作って公開したんです。

大柴:ほうほう。

藤田:そうしたらそのサービスを鳥居さん(元East Venturesの鳥居佑輝氏)が見つけたみたいで。

結城:そうそう。鳥居さんが見つけて、社内にすぐに共有されたんだよね。

藤田:サイトの上部と下部に「お仕事募集中」みたいなバナーを貼っていたんですよ。それで鶴岡さんからTwitterのDMが届いたんです。いやー僕としては怒られるかなーってかなりビビったんですよね。

大柴:DMには何て書いてあったんですか?

藤田:「面白いサービスですね。一度オフィスに遊びに来ませんか?」って。こっちとしては「ごめんなさいごめんなさい、すぐに行きます」って(笑)。その日のうちに六本木のオフィスに行きました。

大柴:早い(笑)。

藤田:オフィスに行って、鶴岡さん、鳥居さんとかと会って、「BASE興味ありませんか?働きませんか?」って言われて働くことになったんです。

結城:サービス見て「それなりにコード書けそうだし、良さそうな人かも」みたいな話だったんですよ。

藤田:それで2月からBASEに通うようになって、4月に正式に入社しました。一応BASEの社員第一号なんです。

大柴:そうなんですね。一生さんが社員になったのは?

結城:僕は11月くらいかな。9月に大学を辞めて。

大柴:そうなんですね。

藤田:その頃って一番大変だったんじゃない?

結城:そうだね・・・。BASE Appsマーケットのリリースの時期で。その辺の開発全般をやっていたんだけど、いろんな葛藤があって・・・。いろいろ辛いこともあったんだけど、リリースできて。

藤田:リリース後に一生さん一週間くらい休んでたよね(笑)。

結城:あれは単に風邪こじらせただけだから(笑)。

大柴:その頃って資金調達もありましたね。

結城:サイバーエージェントと資金調達の話をしているってのは何となく知っていて、多少社内もざわざわしてたかも。

大柴:へえ。

結城:正式に決まって、毎週金曜日にやってる全社定例で鶴岡さんから「サイバーエージェントからの出資が決まりました」と発表があった時は拍手が起こったよね。

藤田:そうだそうだ。

結城:正直感動しました。

大柴:その後グローバル・ブレインからの出資も決まるなど急激に成長が加速していき、2014年3月には念願の独立オフィスに移転します。

結城:ずっと狭くて(笑)。とにかく新オフィスの広さに感動しました。

藤田:六本木シェアオフィスの時は一つの机を二人で利用するような感じだったからね。

大柴:最初は一部をEast Venturesが使っていましたが、すぐに追い出されて(笑)。人も増えたからね。進さん(取締役COOの進浩人氏)、えふしんさん(取締役CTOの藤川真一氏)が加わったりして。それまで若い人だけでやってきたわけだけど「大人」の人達が加わったのはどうでした?

結城:そうですね、僕としては「やっと大人がきたな」って思いました。自分達のような若い世代だけでやってきて、それなりに自信みたいのもあったんだけど、でも先のことを考えるとちょっと不安な部分もあったりして。

藤田:まぁそれはあるよね。

結城:経験豊富な人が入って、自分達がわからない部分を教えてくれたり、補ってくれるのは心強いなって。えふしんさんが入社した時に「こういう想いで入った」というのをプレゼンしてくれたんだけど、あれは結構良かった。

藤田:「コードを書かない」ってのはちょっとざわついたけどね(笑)。

結城:結局書いてるからね(笑)。

大柴:さてこの流れで鶴岡さんについて聞いてみたいんですが、どうですか?

結城:初対面の印象は「デカいな」って(笑)。いや、まぁそれは置いといて、面接みたいな時に「自分は決済をやりたい」って言ってて。今ECやってるけど、決済やりたいんだなって思ったのを覚えてるんです。

それで今年PAY.JPを発表して「あ、ついに鶴岡さんの夢に近づいたな」って思いました。最初っから先のことを明確に考えていて、その通りに進めている。ビジョンがはっきりしてる人だなって。

大柴:ふじけんさんはどうですか?

藤田:特にないです。

大柴:そういうのいいから(笑)。ほんとはあるくせに。

藤田:あるんですよ。鶴岡さんを一言で表す良い言葉を考えてきたんですよ。

大柴:ほう。

藤田:鶴岡さんは「ちょうどいい人」だと思うんですよ。

大柴:ちょっとわからないんで、説明してもらってもいいですか。

藤田:開発でもマーケでも人間関係でも、ちょうどいいんですよね。バランスがいいっていうか。全てわかっていて、でもちょうどいい立ち位置にいて、それぞれに寄り過ぎないで判断できる。そういうことです。

大柴:なるほどなるほど。いろんな見識を持ち、かつBASEとしてこうしたいという軸があるから、ちょうどいい判断ができるのかもしれないですね。

藤田:それです。

大柴:では、せっかく二人いるので、それぞれがそれぞれのことをどう思っているのかも聞いてみようかな。

結城:恥ずかしいな。

大柴:では一生さんから見て、ふじけんさんはどういう人ですか?

結城:新卒で企業に勤めた経験もあるし、バックエンドの理解もある。フロントも一通りできる。初期BASEに必要なものを持っていたなって。ふじけんさんじゃなかったらもっと開発スピード落ちてたと思う。

大柴:なるほど。スキル面以外のとこはどうですか?

結城:最近特に変わったなって思います。チームを意識するようになった。端から見てて「上手にやってるなぁ。コミュニケーション力なのかな?」と。尊敬しつつ、吸収していけたらなって思ってます。

藤田:ずっとデザインチームは一人だったし、同じチームに人が入ってきて喜びあった。学びたかったし。

大柴:ふじけんさんから見て一生さんはどうですか?

藤田:考えたんですけど、思いつかないんですよね。

結城:ちょっと!

藤田:責任感強いなって思いますね。自分で背負いすぎて、苦しんでるなって思うんですよね。相談してくれればいいのに。

結城:うーん、じゃあ相談するようにするよ。

大柴:初の独立オフィス移転から1年ちょっと経ち、今月から新しいオフィスに移転しました。

結城:感動だよね。

藤田:特にトイレがきれいで感動したね。

大柴:新オフィスに移転して意気込みとかありますか?

結城:意気込みというか、怖さはありますね。プレッシャーは増しました。でもやるだけだし、向かっていかないと沈むだけだし。まだまだ攻めていかないといけないので、ガンガンいきたいです。

藤田:なんかカッコイイこと言いましたね。

大柴:なんかカッコイイこと言いましたね。

結城:なにそれ(笑)。

大柴:じゃあそろそろ終わりたいので、最後に今後の展望みたいのを聞かせてください。

藤田:人も増えてきたし、社内の活性化、コミュニケーションを活発にしていきたいです。そこはある意味使命感持ってやっていこうかと。変える所は変えていく必要があるけど、BASEの醸し出す雰囲気みたいのは残していきたいし。

大柴:なるほど。一生さんは?

結城:社外から見て「いいな」って思ってもらえるエンジニアチームにしていきたいです。あと、やっぱり自分のサービスもいつかは作ってみたいですね(笑)。まぁ、開発チーム全体もそうだけど、自分でサービスを作れるくらいのスキルがあるといいですね。そういうチームにしていきたいです。

大柴:なるほど。普段聞けない話が聞けたんじゃないかと思います。今日はありがとうございました。

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サービスの面白さを伝える「サポート」もあるーー隠れたキーマンを調べるお・ミクシィ奥田氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 「モンスト」の爆発的ヒットで大注目のミクシィ。躍進を続けるミクシィにおいてユーザーサポート部門を統括し、影ながら「モンスト」を支え続けているミクシィMS本部長奥田匡彦…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

「モンスト」の爆発的ヒットで大注目のミクシィ。躍進を続けるミクシィにおいてユーザーサポート部門を統括し、影ながら「モンスト」を支え続けているミクシィMS本部長奥田匡彦氏にお話を伺ってきました。

大柴:今回はモンストのユーザーサポートなどを統括するミクシィの奥田匡彦さんにお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします!

奥田:よろしくお願いします!

大柴:奥田さんは現在37歳とのことですが、ミクシィに入社されたのはいつですか?

奥田:2年ほど前で、2013年4月入社です。

大柴:モンストのリリース(2013年10月)の前なんですね。それではミクシィ入社後の話は後ほど聞くとして、まずは経歴の方をざっと伺いたいと思います。

奥田:はい。大学に入ってすぐに光通信でアルバイトを始めたんです。98年ですかね。

大柴:98年というともうイケイケの時ですね。

奥田:そうですね。時給が良くて光通信を選んだんですよね。それなりに結果を出していたので、居心地がよかったんです。

大柴:凄いですね。

奥田:ただ、大学にはあまり行かなくなってしまい(笑)。結局大学は中退しました。当時、新卒教育なども含めて現場の育成を任されていたので、そちらに注力していましたね。完全に間違った判断です(笑)。

大柴:おぉ。

奥田:かれこれ5年ちょっと働いて、子会社の立ち上げなどにも参画したりしていたので、最終的に立ち上げた子会社では、もう役員の次に古いメンバーがバイトの僕ということになってしまいまして….。

大柴:それだけ働いて、成績も良くて、大学も辞めていたのならば、「社員にならないか」と誘われたんじゃないですか?

奥田:ああ、はい…そうですね。結構何度も誘われました。その都度断っていたんですが、ついに断れなくなって、その会社を辞めました。

大柴:え(笑)。

奥田:社員にはなりたくなかったんですよね。朝礼とか絶対出ない!とかよくわからんことを貫き通してたので(笑)。

大柴:なるほど。

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奥田:それで光通信を辞めて次のアルバイトを探そうと思ってヤフーで検索しようとしたんですよ。そしたらトップページの右下に「ヤフーで働きませんか?」みたいなバナーが表示されてて、「おお!受けてみよう!」って直感的にそのバナーをポチッと。それでヤフーで働くことになりました。

大柴:偶然表示されたバナーから(笑)。

奥田:はい。アルバイトじゃなくて正社員だったのですが。まぁ色々事情も重なって真面目に働こう!と思いました。

大柴:なるほど。

奥田:入社が2004年の2月だったので、会社が六本木ヒルズに移転したタイミングで、しかも夜勤がはじまり…。六本木で働くのも初めてで、光通信があった池袋とはこれまた違った何かを感じまして。夜勤もあり寒いし・・・。そんな最初でした(笑)。

大柴:ヤフーではどんな業務をなさっていたのですか?

奥田:基本的にヤフオクの担当でした。ヤフオクのユーザーサポート部門です。そこから不正対策をずっとやってまして、最後の2年間は全サービスの、対応に苦慮する案件だけを担当していました。で、サポートに関して一通りやったなあと思い2008年に退職を決めました。ヤフーのサポートではいろんなことをやらせてもらえたし、外へ出てみようと思って。

大柴:そうなんですね。

奥田:はい。退職後半年くらいですかね、ぷらぷらしてたんです。友達のベンチャーの立ち上げを手伝ったり。そんな時にピットクルーというインターネット監視事業の創業者の方と久しぶりにごはん食べてまして、「うちにどうですか?」とお誘いいただいたので、ピットクルーに入社することにしました。

大柴:なるほど。奥田さんはどんな業務を?

奥田:最初は営業をやらせてもらいました。当時の社長からは何ができるんだみたいなことを言われたので、とりあえず営業が一番結果としては分かりやすいかなと思いまして。運よくそれなりに営業結果を出せたので、1年経って部長になって、2年経って執行役員にあげてもらって事業全体を統括するようになり、3年経って取締役副社長に就任しました。

たまたま、これまでやってきたことが運よく噛み合ったんですよね。営業もやってきたし、サポートや監視のオペレーションも経験してきたし。

ピットクルーは2011年に持ち株会社ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスを設立して、その年の10月にマザーズに上場しました。翌年には東証一部に鞍替えしたんですが、その頃、ミクシィに誘われたんです。

大柴:なるほど。

奥田:かねてから取引もあって、ユーザーサポート業務の相談を受けたりしていたんです。その流れで誘われたんですが、タイミング的にちょっと難しくて、断っていたんです。でも笠原さん(現ミクシィ取締役会長の笠原健治氏)とお話しする機会をいただいて。それで心が動いて、ミクシィに行くことに決めました。

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大柴:ミクシィに転職されたのは2013年4月ですよね。

奥田:そうですね。最初はmixiの健全化を担当していましたが、モンストの急速な伸びがあって、健全化だけでなくサポート全般に携わりました。サポート体制の拡大を担当して、内部のマネージメントや外部のサポート企業のコントロールなど全般的にやりました。サポートにおいてはちょっと意識して取り組んでいることがあるんですよ。

大柴:ほう。それはどんなことですか?

奥田:マニュアルやテンプレだけじゃない、一人一人、その人に必要なサポートをしてみたいなって。例えば、モンストってみんなでわいわい遊ぶマルチプレイが特徴なんです。病気や怪我で入院しているお子さんや、離島に住んでいるお子さんなど、ひとりでしかプレイできないストレスをぶつけてきてくれる方もいらっしゃいます。なので、弊社までお問い合わせをくれた人と一緒にマルチプレイしたりもしています。

もちろんそれはマニュアルにはない例外的な対応です。ユーザーが増えるにしたがってマニュアル的に対応しないといけない部分が増えるのももちろんんですが、その反面特殊な事情を抱えたユーザーも一定比率いらっしゃいます。そういった方には可能な限りその方が抱える事情に寄り添ってサービスの面白さを伝える「サポート」なんかもしていきたいなと。

大柴:たしかにそういうサポートはマニュアル一辺倒では難しいですよね。

奥田:問題を解決するのもサポートですし、サービスの面白さを伝えるのもサポートだと考えています。

大柴:すばらしいですね。こういったサポートの皆さんの地道な活動もモンスト人気の一端を担ってるんですね。

奥田:すんません、なんかやっとまともな事を話した気がします。これからもよりよいサポート方法を考えながら、ユーザーの皆さんに楽しんでもらえるようなサポートをしていきたいです!

大柴:さて、ミクシィは現在森田さんが代表取締役社長ですが、森田さんはどんな方なのですか?

奥田:先ほどお話ししたような「踏み込んだ対応」なんかも許容してくれる寛大さがあります。そういう意味ではこれまでもそうでしたが、チャレンジに対しては、すごく後押ししてくれます。社長ではありますが、フラットな感じで、僕らと同じような席に横並びで座ってますね。

大柴:なるほど。笠原さんのデスクもそんな感じなんですよね?

奥田:そうですね。笠原さんはさらに現場に意識的に関わってらっしゃる印象がありますね。現在は「家族アルバム『みてね』」という家族間で子供の写真や動画を共有するアプリのプロデューサーをしています。なので、ユーザーサポートに関する相談なんかをされたり、ふらっと席まで来られることもあり、こちらが恐縮してしまいますね。

大柴:最後に奥田さんの将来の夢みたいなものをお伺いできればと。

奥田:夢ですか・・・そうですね、ユーザーサポート、カスタマーサポートは一通りやってきたし、そのノウハウを形にしたいなと思ってます。コールセンター業務のノウハウに関する本はたくさんありますが、メールやチャット、CGMなどを使ったユーザーサポートに関する疑問を解決するようなものはあまりないんです。本じゃなくてもいいけど、共有していきたいなって思います。

大柴:良いですね!ぜひいつの日か!今日はありがとうございます。

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会社のためなら何でもやる「アイスタイルのスペシャリスト」ーー隠れたキーマンを調べるお・アイスタイル勝並さんインタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 日本最大のコスメ・美容の総合サイト「@cosme」で有名なアイスタイル。女性も数多く働き活躍をしている同社において、様々なプロジェクトに携わり、現在はユーザーサービス…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

日本最大のコスメ・美容の総合サイト「@cosme」で有名なアイスタイル。女性も数多く働き活躍をしている同社において、様々なプロジェクトに携わり、現在はユーザーサービス本部マネージャーとして、また母として多忙の日々を送っている勝並明子さんにインタビューしました。

大柴:今日はよろしくお願いします。これまでこの「隠れたキーマン」を20社くらい取材してきましたが、初の女性キーマンです!

勝並:そうなんですか。よろしくお願いします。

大柴:勝並さんはアイスタイルにいつ頃入社されたのですか?

勝並:「入社」となると2003年です。ただアイスタイル設立前から「@cosme」のアイデアを吉松(代表取締役社長兼CEOの吉松徹郎氏)から聞いていて、手伝ったりしていたんですよ。

大柴:おぉ、そうなんですね!!

勝並:99年の夏頃、とある友人と食事をしてたんです。その最中に友人の電話が鳴ってその友人は電話に出て話し出したんです。会話を漏れ聞いていると何だかすごく面白そうな話で。

大柴:なるほど。

勝並:友人が今度その電話の主を訪問するというので「私も連れて行って欲しい」とお願いして、その週末に一緒に行くことになりました。そこで初めて会ったのが吉松で、「@cosme」のアイデアを聞いて「これは面白いな」と。でも当時既に社会人だったので、週末だけ「@cosme」を手伝うことになりました。

大柴:なるほど。その頃はどこの会社で働いていたのですか?ベンチャーですか?

勝並:いえ、IHIです。新卒で入社しました。

大柴:少し意外な会社ですね(笑)。

勝並:家族や親戚などがゼネコンなど堅い会社で働いている人が多くて。自分としてはそんなに違和感なく就職したんですよね。入ってみるとやっぱりとても良い会社で楽しかったんです。でも学生時代に周囲にいた人達と全然違うんです。それで「私、ここでやっていけるんだろうか」と少し不安を感じていました。その頃にさっき話した出来事があって、週末だけだけどベンチャーに関わるようになったんです。

大柴:なるほど。ということは学生時代もベンチャーに関わっていたのですか?

勝並:はい。大学の時、電脳隊を少し手伝ってました。川邊さん(現ヤフー取締役副社長の川邊健太郎氏)が大学の先輩だったので。

大柴:あの伝説のベンチャー、電脳隊!!

勝並:学生が集まるオフィスがあって、遊びにいったり、少しだけライティングや、企画などを手伝っていました。

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大柴:そうだったんですね…。アイスタイルを手伝い始めて、そのまま入社という感じですか?

勝並:いや、違うんです。最初にアイスタイルに行った時に一緒に行った友人が起業したんです。インターネットリサーチなどWebマーケティングの会社です。その友人に誘われたのでIHIを辞めて、創業メンバーとしてジョインしました。

大柴:そうなんですね。

勝並:その会社のクライアントとしてアイスタイルがいて、私が担当をしました。ドコモ公式サイトなど「@cosme」に関する企画やリサーチなどをやっていました。もちろん他にもクライアントはいましたが、アイスタイルはがっつり取り組んでいたクライアントでした。

大柴:なるほど。

勝並:2003年頃に社長が「本当は人材教育の事業をやりたいんだよね」と事業をピボットすることになったんです。それで一つのタイミングかなと会社を辞めることにしました。吉松にも「辞めるんですよ」と挨拶したんです。そしたら「じゃあアイスタイルに来ればいいよ」って。他にも何社か誘われていたので悩んでたんですよね。

大柴:なるほど。

勝並:数日後、アイスタイルにいる友人から「ウチに入ることにしたんだね」って言われたんです。「え?なになに?」って聞いたら「もう座席表に書いてあったよ」と。

大柴:あるあるですね(笑)。

勝並:「これも縁かな」ってアイスタイルに入社することに決めました。

大柴:アイスタイル入社後はどのような業務につかれたのですか?

勝並:「@cosme」ユーザーを活用した商品開発などですね。これまで外部から関わっていたリサーチ事業を今度は内部から携わるという感じです。美容事業をやっていきたい家電メーカーと一緒に商品開発をするようなものです。最初はそんな業務をしていたのですが、2005年にいきなりイベント担当に任命されまして・・・。

大柴:イベントですか?

勝並:@cosmeエキスポというイベントを開催することになりまして、最初は「○○人収容できる会場を調べて」などのリサーチをするくらいの関わりだったのですが、気がついたら担当に任命されまして。イベント運営は未経験で、いきなりの1万人規模のイベントを任されたのですごい大変でした。

大柴:うわぁ、大変ですね。イベントは成功しましたか?

勝並:はい。大盛況で。

大柴:さすがです。

勝並:イベントも終わってホッとしてたんですよ。その頃アイスタイルは子会社を設立したんです。そのうちの一つでデータ活用やBtoBソリューションを事業とするアイスタイルマーケティングソリューションズという会社ができたのですが、そこのバックオフィスを全て見ることになったんです。管理業務を基本的に一人でやりました。管理だけでなく、営業もやったのですごく大変で。

大柴:そうですよね・・・。

勝並:あまりに忙しくなったので、事務の人を一人採用し、管理全般を任せました。その人、経理業務自体は未経験だったのですが、今では経理マネージャーとなっています。

大柴:アイスタイル入社後、激動の毎日を送っていますね。

勝並:そうですね。ただ2007年から2008年まで産休育休を取って会社を休んでいたんです。

大柴:そうなんですね。

勝並:育休明けて復帰したらアイスタイルマーケティングソリューションズという会社は無くなっていまして(笑)。

それで営業部門にいき、ブランドファンクラブというサービスの事務局管理などをやったりしていました。やっていくうちに改善点も見つかり、また営業の声も聞いたりといろいろやっていたんです。気づいたら営業部門のマネージャーになっていました(笑)。5年ちょっとですかね。半分管理、半分営業みたいな感じでした。去年くらいにモノを作る側に回りたいなと思って、モノ作りのサービスプロデューサーになりました。

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大柴:ちょっと吉松社長のことも聞いてみたいと思います。99年に初めて会った時の印象は?

勝並:当時吉松は26歳で、すっごい楽しそうに事業モデルの話をしてくれたんです。一点の曇りも無く、キラキラとしてた。こんなにビジネスモデルやビジョンを楽しそうに嬉しそうに話す人は見たことないなって。なんでこんなに楽しそうに語れるんだろう?って不思議でした。

でも聞いてるうちに「なんかこの人の言ってる夢は叶いそうな気がする」って思ってきたんです。叶いそうだし、その夢が実現できたらいいなって。

大柴:なるほど。

勝並:あれから15年以上経ちますが、基本的に今も変わっていないんです。考え方や想いが全くブレてないし、言ってることも変わらない。それが凄いなって。今でもほんと楽しそうに事業モデルやビジョンを語るんです。想いがすごく強い。

大柴:すごいですね。

勝並:普段はすごく自然体で、みんなともフラットに接する社長です。一部上場企業の社長には見えない(笑)。とても素直でピュアです。

大柴:天真爛漫な感じですかね。

勝並:そうですね。少年のようです(笑)。

大柴:そんな吉松社長とともにずっとやってきたわけですが、勝並さんの今後についてお伺いできればと。

勝並:この会社はどこまでいくんだろう?というのにとても興味があるんです。その成長を会社の中で見ていたいなって思うんです。私はアイスタイルでいろんな業務をやってきて、遊軍部隊って言われるんです。アイスタイルの中ならどこの部門でも力を発揮できる「アイスタイルのスペシャリスト」だと思ってます。

会社の成長のためには何でもやるし、一番自分の力を発揮できる場所だと思っています。それが可能なのは、やはり最初に吉松から聞いたビジョンが全くブレてないからだと思います。軸がブレないからどこに問題があるかすぐにわかるし、解決できる。そう思ってます。

大柴:「アイスタイルのスペシャリスト」ってすごくよくわかります。

勝並:家庭もありますし、やっぱり時間的制約は出てきます。そんな中、短時間で最高のパフォーマンスを出すにはいまはアイスタイルしかないかなと思うんです。それも、会社の人や外の人の協力に支えられながらやっていっています。ほんと感謝です。

大柴:とても楽しく興味深いお話を伺えたと思います。今日はありがとうございました!

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「他の会社に行っていた意味を証明したい」ーー隠れたキーマンを調べるお・ベーシック有賀氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 2004年に創業し、Webマーケティングポータル「ferret」などで知られているベーシック。最近ではゲーム特化CPI広告「GAME FEAT」やゲームアプリ「マッチ…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

2004年に創業し、Webマーケティングポータル「ferret」などで知られているベーシック。最近ではゲーム特化CPI広告「GAME FEAT」やゲームアプリ「マッチに火をつけろ」などスマホアプリ領域のサービスを拡大しています。その中心人物がベーシック取締役の有賀之和氏。今日はその有賀氏に話を伺ってきました。

大柴:今日はベーシック取締役、フルセイル代表取締役の有賀さんにお話を伺いたいと思います。初めまして。よろしくお願いします!

有賀:よろしくお願いします。

大柴:有賀さんはベーシックにいつ入社されたのですか?

有賀:2011年7月です。実は以前にもベーシックで働いておりまして・・・2008年12月から1年4カ月ほど在籍していました。その後、楽天に転職し、再び復帰という形で2011年7月にベーシックに戻ってきました。

大柴:そうなんですね!それではその辺も含めて有賀さんの経歴を伺いたいと思います。

有賀:はい。新卒ではアスキーに入社しました。就職活動のタイミングで骨折しまして。骨折が癒えた頃には各社の選考が終わってしまっていて・・・。焦って悶々としているその頃に「100台のコンピュータ」という本を読んだんです。とても感銘を受けまして、インターネットに興味を持ち、ネット系企業を受けてみようと思いました。

大柴:ほうほう。

有賀:ゼミの友達がネット系企業に就職が決まったんです。その友達がデジハリに通っていたので、自分も通うことにしました。そんなことをしている時に偶然アスキーが求人を出しているのを発見しまして、「これは俺のための求人だ!」と思ったんです。そしてめでたくアスキーに就職が決まりました。

大柴:おぉすごい!

有賀:アスキーではECを担当していました。しかしその後わりとすぐに部署ごとライブドアに売却されまして・・・。当時はまだオン・ザ・エッヂという社名でしたが、移籍直後にライブドア買収などがあり、社名もライブドアに。

大柴:激動の時代ですね。

有賀:そうですね。入社後しばらくしてポータルの事業が立ち上がり、ブログのサービスなどを担当していました。そこでブログを書籍化しようというような動きがあって、その事業に就いていました。

大柴:ブログの書籍化、ありましたね。有賀さんは、いつまでライブドアにいらしたんですか?

有賀:2007年3月です。

大柴:あ、じゃあ事件の頃も・・・。

有賀:そうですそうです。その後しばらくライブドアにいましたが、知り合いがアパレル関係の会社を始めて、その会社に誘われて転職しました。そこには2年くらいいました。

いろいろあってその会社を辞めた頃、ライブドア時代の知り合いを介して秋山(ベーシック代表取締役の秋山勝氏)に会ったんです。

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大柴:秋山さんとは初対面ですよね。どんな印象でした?

有賀:そうですねー、なんというか「まとも」だなぁって(笑)。

大柴:まとも(笑)。

有賀:いや、その頃に会ったベンチャーやアパレル系の社長の中には変わった人もいたりして(笑)。秋山は一緒にちゃんと仕事ができそうな感じがしました。言っていることも理にかなってるし、会社の業績も堅実に成長してる。

大柴:なるほど。その頃のベーシックのコーポレートサイトって創業ストーリーのマンガが掲載されてましたよね(笑)。

有賀:よく知ってますね(笑)。僕もそれを読んで「この会社は良さそうだ」って感じて入社しました(笑)。

大柴:入社当時のベーシックは何人くらいでしたか?

有賀:30人いないくらいですかね。事業部もなくて、プロジェクトごとに集まるみたいな。僕は多い時で5サイトくらいを担当していました。比較サイトとWebマーケティングツール「ferret」などです。「ferret」が始まった頃でしたね。今のオフィスにも移転したのもこの頃で、すごく成長していました。

大柴:会社も成長しているし、充実した日々を送っていたと思いますが、転職してしまいます。

有賀:はい・・・楽天に転職しました。ちょうど「楽天24」という新プロジェクトが準備されている時期で、その立ち上げ担当として誘われたんです。「大きなことができそうだ」と思って転職を決めました。自前倉庫を持ち、日用品などを早く届けるというサービス。

大柴:なるほど。

有賀:すごく良い会社だったし、充実感もあったのですが、もう少し自分には小さな組織の方が向いてるのかも・・・って少し考えたり。たまに食事に行っていた秋山にも無意識にそういう話をしていたのかもしれません。

それを受けてか秋山も「戻ってくる?」と言ってくれたり。でも当時は自分も「いやー」みたいな感じで。でもどうしようかなって次第に真剣に考えるようになっていきました。そんな時に東日本大震災が起きました。

大柴:2011年3月11日ですね。

有賀:はい。自分たちのサービスは日用品を早く届けるものです。毎日少しずつ配送ルートが回復していき、被災地に日用品を届ける。存在意義も増し、使命感も帯びてきました。僕達ががんばらないといけない!と。その後、徐々に落ち着きも取り戻してきたので、一つの機会だと楽天を辞め、ベーシックに復帰することにしました。

大柴:復帰して感じた印象って何かありますか?

有賀:オフィスは増床してたし、社員も倍くらいになっていました。雰囲気などは変わってなかったし、すんなり復帰できたかなと。ただなんていうか、他の会社に行っていた意味を証明しないといけないというか。単なる復帰ではなく、成長したところを見せないといけないなと強く思っていました。少し気負っていたかもしれません(笑)。

大柴:なるほど。復帰した後はどういう職務をおっていたのですか?

有賀:事業責任者として、既存事業の強化もしましたが、主に新規事業をメインにやりました。新たなサービスをいろいろやってみようという雰囲気でしたね。

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大柴:その中で「マッチに火をつけろ」ができたんですね。

有賀:いろいろやっていく中でアプリ事業者向けのサービスが良いなって思っていくつかサービスを作りました。でもこういうサービスやっているわりに自分達ではアプリ作ってないなって思って。やるならゲームかなぁということで初めて作ったのが「マッチに火をつけろ」でした。

大柴:すごく話題になりましたよね。その後の広告効果測定の記事もバズってた記憶があります。

有賀:アプリ広告って安いらしいと言われてたのですが、いろいろ最適化すれば結構稼げる。そういうのをまとめた記事ですね。「マッチ」のあとにもいくつかリリースして、それぞれそこそこダウンロードされ、ゲームを作れる体制ができてきました。

大柴:そして2014年、アプリ領域事業を行う子会社フルセイルが設立され、代表に就かれますね。

有賀:アプリ以外にもいろいろな事業をやっていたのですが、徐々に自分達のやる事が絞られてきて。やはり自分達はWebマーケティングで問題解決するのが得意だし、そこに集中するのが良いと。その中でアプリのマーケティングなどに特化した子会社を設立しました。

ベーシックは去年ジャフコさんから資金調達もしましたし、自分達のやるべき事業を成長させるフェーズかなって思います。スピードを失わずにこれからもやっていこうと思います。

大柴:最後にいくつか質問を。秋山さんの第一印象は「まとも」だったと仰っていましたが、それから長い年月を共にして、わかった人物像などお聞かせください。

有賀:そうですね。僕もそうですけど、秋山もアイデアが多く出てきて、いろんなことをやりたがる性格といいますか。ただ秋山は今やるべきことにフォーカスできる能力がある気がします。バランス感覚が優れているというか。でも「いいからやってみようよ」というのはありますね。僕はだいたいそれに乗って「いいですね、やりましょう」って(笑)。

大柴:なるほど。有賀さんの今後の目標をお聞かせください。

有賀:ベーシックは創業から10年。これまではいろんな事業をやってきましたが、大きな成長をのぞめる分野に集中してきたところです。改めて大きな目標に向かいだしたところ。この変化の時期を楽しみながら、会社全体として一体感を出していきたい。現場へのマインドの浸透が僕の役目の一つかなって思ってます。当面の目標はそこですね。

大柴:なるほどです。今日はありがとうございました!

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南場さんの話が凄くて内定辞退しベンチャーへーー隠れたキーマンを調べるお・セカイラボ大熊氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 Webサービスやアプリ開発などで知られるモンスター・ラボ。その子会社として昨年設立されたグローバルクラウドソーシング「セカイラボ」を率いる代表取締役COOの大熊一慶氏…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

Webサービスやアプリ開発などで知られるモンスター・ラボ。その子会社として昨年設立されたグローバルクラウドソーシング「セカイラボ」を率いる代表取締役COOの大熊一慶氏に話をうかがってきました。大手の内定を貰っていながらもベンチャーに目覚め、新卒でモンスター・ラボに入社した経緯やセカイラボの今後の展開などなど。ぜひご覧ください。

大柴:今日はセカイラボの大熊さんにお話を伺いたいと思います。僕はセカイラボ運営のメディアに2回くらい寄稿したんですが、最近滞っててスミマセン…。頑張ります。

大熊:もろもろよろしくお願いします。

大柴:大熊さんがモンスター・ラボに入社されたのはいつですが?

大熊:2011年4月です。新卒で入社しました。

大柴:新卒入社なんですね。モンスター・ラボに入社することを決めた理由って何ですか?

大熊:実は就職活動の時に一社内定貰ってたんですよ。ベンチャーではなくて大きな会社です。ベンチャーにはあまり興味無かったし、というか知らなかった。

大柴:なるほど。

大熊:内定も決まったし、ぼんやりしてた時に偶然テレビでディー・エヌ・エーの南場さん(南場智子氏)が出演している番組を見たんです。南場さんの話が凄くて、見入ってしまいました。そこで南場さんが「ベンチャーに行くべきだ」と言っていたんです。それで「そうか、ベンチャーか。ベンチャーしかないな!」って思って、内定を蹴ってしまったんです。

大柴:わぁ、凄い。

大熊:そこからいろんなベンチャーを調べたりして、面接を受けました。

大柴:その中にモンスター・ラボがあったわけですね。

大熊:そうです。とある採用メディアで鮄川の動画が公開されていて。募集期限は過ぎていたんですが、ぜひ会いたいと思って、連絡してみたら「会おう」となったんです。

大柴:なるほど。

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大熊:会った経営者の中で一番面白かった。ビジョンが良かったんです。まだその頃のモンスター・ラボは20人いるかいないかくらいの頃。その内、外国人が7、8人いて。小さい会社ながら「世界で戦うぞ」という気概みたいなものがあったんです。

大柴:大熊さんは海外志向だったのですか?

大熊:そうですね。世界には興味がありました。鮄川(モンスター・ラボ代表取締役の鮄川宏樹氏)の話を聞いて「この会社で働こう」と決めました。

大柴:入社後はどんなことをされていたのですか?

大熊:最初は制作です。その後営業の部門に異動しました。二人しかいなくて大変でした。そんな中、世の中でクラウドソーシングが盛り上がりを見せていて、モンスター・ラボでもクラウドソーシング事業をやろうと企画し始めました。2012年末くらいですかね。実際にサービスインしたのは2014年になってからです。ちょっと時間かけ過ぎたなぁと反省しています。

大柴:満を持してスタートしたセカイラボですが、モンスター・ラボの子会社としてやられていますが、それは何か意図があってですか?

大熊:アジアを中心にまずはサービスを展開しようとなり、だったらシンガポール法人にした方がいいかもと。子会社化してやった方が良さそうだとサービスインの直前に鮄川から言われて、代表に指名されました。

大柴:結構いきなりの展開だったんですね。

大熊:そうですね。でも自分としてもセカイラボにかけていましたし、やるならそれくらいでもいいかなって。迷いはなかったです。

大柴:なるほど。鮄川さんとの役割分担はどんな感じですか?

大熊:鮄川が現地パートナーとのアライアンスなどをやって、自分はその他ですね。国内のマーケティングや組織、販売などです。

大柴:セカイラボだけで何人くらいの組織なんですか?

大熊:20人くらいです。

大柴:結構いるんですね!組織作りで意識してることってありますか?

大熊:そうですね。間違いや失敗をすぐに言える環境を意識しています。ミスはミスで早く言ってすぐに修正しないといけないので、萎縮しないで意見を言える環境を作れるように意識してやってます。

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大柴:なるほど。ところで大熊さんは中国古典が好きだと聞いたのですが。

大熊:あぁ(笑)。そうですね。中学の時の校長が論語好きで。その影響です。「貞観政要」なども好きです。

大柴:僕は「三国志」とか「項羽と劉邦」とかしか見たことないです。しかもマンガで(笑)。

大熊:「項羽と劉邦」は小説読みました。

大柴:登場人物で誰が好きですか?

大熊:韓信ですかね。

大柴:国士無双ですね(笑)。ところで中学の時から中国古典が好きということですが、子供の頃はどんな子供だったのですか?

大熊:特に普通の子供だった気がします。宇宙飛行士になりたかったかも。その後、高校の頃には料理人になろうと思ってました。結局大学に行きましたが。

大柴:なかなか個性的な感じもしますが…。では逆に将来のことを聞かせてください。どんなことをしたいですか?

大熊:事業としてはもっと世界中でセカイラボを利用してくれるようにしていきたいです。日本と海外というものではなく、海外同士でやり取りが普通に行われるような。スキルや実績ベースで活発にコミュニケーションできるような世界を実現できるサービスに成長させていきたいです。

大柴:プライベートではどうですか?

大熊:うーん、教育の分野には昔から興味があるんです。教育を受けられない人達にチャンスを与えられるような仕掛けをしていきたいですね。

大柴:素晴らしいですね。今日はいろいろありがとうございました。頑張ってください!

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「元榮には自信があったんです。絶対に成功すると」ーー隠れたキーマンを調べるお・弁護士ドットコム杉山氏インタビュー

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 昨年12月に東証マザーズに上場を果たした弁護士ドットコム(東証:6027)。弁護士である代表取締役の元榮太一郎氏の強みを活かしたビジネスが注目されるが、その元榮氏をC…

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

昨年12月に東証マザーズに上場を果たした弁護士ドットコム(東証:6027)。弁護士である代表取締役の元榮太一郎氏の強みを活かしたビジネスが注目されるが、その元榮氏をCFOとして支え、弁護士ドットコムを上場企業に育てた隠れたキーマンが、今回取材した取締役CFOの杉山慎一郎氏。元東証一部上場企業のCFOとしてのキャリアを持つスペシャリスト、杉山氏にいろいろお話を伺いました。

大柴:今日はよろしくお願いします。

杉山:お願いします。

大柴:弁護士ドットコムは去年12月に上場されました。おめでとうございます!

杉山:ありがとうございます。

大柴:杉山さんが弁護士ドットコムに入られたのは?

杉山:2013年7月です。当時は経理担当が一人いたくらいの管理部で。規程類もそろってないし、まぁ何も無いような状態でした。

大柴:そこから一気に用意した感じなんですかね?

杉山:そうですね。代表の元榮は「上場したいんだよね」と言っていたのですが、正直「しばらくは無理かなぁ」って思ってました。でも私が入るちょっと前に出した新サービスが立ち上がり良かったので、このサービスが計画通りいけばリアリティ出てくるな、と。

大柴:なるほど。

杉山:サービスは順調に伸びて「これはいけそうだ」となってきて。ちょうど私と同じ日に現在取締役COOの水木も入社したんです。チームアップもしたし、チャレンジしようとなりました。

大柴:業績的にはどうだったんですか?

杉山:創業以来ずっと赤字だったのですが、2014年3月期に黒転したんです。業績的にも軌道に乗ったし、あとは準備を進めるだけでした。結果12月に上場することができました。

大柴:杉山さんにとっては3社目の上場となるんですね。

杉山:パシフィックマネジメントという会社と前職のエスクリという会社で上場を経験させてもらいました。

大柴:上場請負人ですね!

杉山:いやいや(笑)。パシフィックマネジメントで上場経験して、大変さとか実感してたので、もう上場はいいやって思ってました。そう思ってエスクリに転職したんです。ただ、入社初日にいきなり上場に向けたキックオフミーティングに参加させられて、社長から「上場担当の杉山です」ってそこで紹介されちゃって(笑)。「えぇ、聞いてた話と違うな・・・」って思ったのですが、もうこうなったらやるしかないと。

大柴:すごいですね(笑)。

杉山:エスクリも弁護士ドットコムと同じで入社した時は管理の人がほとんどいなくて。まずは管理部門の構築からやりました。2008年に入社して2010年にマザーズ上場、2012年に東証一部とやりとげたので退任することに。

大柴:なんで退任されたんですか?

杉山:一部指定替までやったし、小さな会社でしびれる勝負をしたくなったというか。自分にはそういうのが向いてるなぁって思って。

大柴:なるほど。そして弁護士ドットコムに移るわけですね。

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大柴:弁護士ドットコムに転職される経緯はどうな感じだったのですか?

杉山:友達に元榮を紹介されてご飯を食べる機会があったんです。

大柴:元榮さんのその時の印象ってどうでした?

杉山:眼力がすごいんですよ(笑)。目をガッと見て話すんです。なんか目を反らしたら負けかなって思ってこちらも元榮の目をガッと見るわけです。結果見つめ合うわけです(笑)。

大柴:恋に落ちたわけですね(笑)。

杉山:いやいや、そういうんじゃないですけど(笑)。でもおもしろそうな人だなって。変わってる人だし、普通じゃない。そこがおもしろいなぁって。

大柴:なるほど。一緒に働くようになって、より元榮さんを知ることになると思いますが、どうですか?

杉山:ぶっとんでますよね、やっぱり。でかい夢を持っているし、自信があるというか。8年間も赤字だったんですよ、弁護士ドットコムは。でも元榮には自信があったんです。絶対に成功すると。なので続けた。結果今があるし、弁護士初のIPOを実現しました。達成する人、実現する人です。

大柴:すごい・・・。

杉山:社長が弁護士というのが最大の強みになってます。弁護士ならではの感覚がとても重要なんです。法律事務所経営の経験、肌感覚。そこが重要なんです。今や弊社は弁護士さんの中では「ドットコム」と呼ばれています。もはやインターネットと同じと言える存在になることができました。弁護士としての活動、事業を継続した力、業界への啓蒙など元榮の存在が非常に大きい。

大柴:そうですよね。弁護士でないと弁護士ドットコムは経営できないかもしれませんね。

杉山:社内には元榮の他にも弁護士資格を持つ社員を増やしていきます。必要なことですね。

大柴:いきなりですが、これからどんな仕事をしていきたいですか?

杉山:そうですね、仕事って人生に影響するなって思うんですよ。やっぱり楽しいと思う仕事をしていきたいですね。

大柴:今は楽しいですか?

杉山:楽しいですよ!(即答)

大柴:そうですよね(笑)。

杉山:面白く生きたいんです。文化に共感できて、面白い人と一緒に仕事したいです。

大柴:僕も面白く楽しく生きていきたいです!今日はありがとうございました。

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