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ガジェット・ハード

Razerが本気を出して次世代のスマートマスク開発【CES 2021(3/5)】

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(前回からのつづき)スマートマスクの「Project Hazel」は、使い捨てマスクによる廃棄物を減らすために、交換可能・再充電可能なディスク型のベンチレーターを使用している。ワイヤレス高速充電器はデュアルパーパスで、UVライトによってこのベンチレーターの細菌やウイルスを殺菌・消毒する。 充電レベルを示す照明インジケーターもあり、バッテリーはフル充電で終日使用できるほど長持ちだ。防水性・耐傷性に優…

Razerのスマートマスク
Image Credit: Razer

(前回からのつづき)スマートマスクの「Project Hazel」は、使い捨てマスクによる廃棄物を減らすために、交換可能・再充電可能なディスク型のベンチレーターを使用している。ワイヤレス高速充電器はデュアルパーパスで、UVライトによってこのベンチレーターの細菌やウイルスを殺菌・消毒する。

充電レベルを示す照明インジケーターもあり、バッテリーはフル充電で終日使用できるほど長持ちだ。防水性・耐傷性に優れ、リサイクル可能なプラスチックで作られているため使い捨てマスクによって生じる廃棄物を抑えることができる。

内側はシリコンで裏打ちされており、アクティブな空冷・空調により新鮮な空気を取り込み、二酸化炭素を排出する。耳にかけるループの部分は長さ調整が可能で、気密性が高く、口を塞ぐことなくぴったりと顔にフィットさせることができる。

エンターテインメント性を高めスタイリッシュに着用するために、2つのRazer Chromaが搭載されており、ユーザーはこれらをカスタマイズして1,680万色の光の色とダイナミックな照明効果を楽しむことができる。Razerはこれからも取り組みを続ける計画だ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Razerが本気を出して次世代のスマートマスク開発【CES 2021(2/5)】

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Project Hazel (前回からのつづき)パンデミックの初期から、Razerは新型コロナウイルスとの戦いに前向きな姿勢を取りつづけてきた。製造施設の一つを認定医療用マスクの生産拠点に変え、Razer Healthイニシアチブのもと、数百万点のマスクを医療最前線へ寄付した。 このイニシアチブから自然な流れとして進化したのがスマートマスク「Project Hazel」だ。Razerのこのマスクは…

Razerのスマートマスク「Project Hazel」
Image Credit: Razer

Project Hazel

(前回からのつづき)パンデミックの初期から、Razerは新型コロナウイルスとの戦いに前向きな姿勢を取りつづけてきた。製造施設の一つを認定医療用マスクの生産拠点に変え、Razer Healthイニシアチブのもと、数百万点のマスクを医療最前線へ寄付した。

このイニシアチブから自然な流れとして進化したのがスマートマスク「Project Hazel」だ。Razerのこのマスクは、予期しない健康リスクへの衛生面での予防がますます重要となっている現在の状況に対応するだけでなく、使い捨てマスクによる環境問題にも対処する。

マスクのコンセプトデザインでは、取り外しおよび充電が可能なアクティブベンチレーターと「Smart Pods」を使用して、最適な通気性を確保し気流を調整するN95医療グレードの保護マスクとなっている。「Smart Pods」の細菌ろ過効率(BFE)は高く、空中に浮遊する粒子の95%以上を捕集し、高い流体抵抗を備えるとRazerは述べている。

社会的なやりとりの質を向上させるために、Project Hazelは透明なデザインとなっており、周囲の人は微笑か笑顔かといった表情の違いを見ることができる。また、聴覚の不自由な人が読唇術によって話していることを読み取ることもできる。暗い場所では内蔵の照明が自動的に点灯するため、着用者は照明条件に左右されずにはっきりを表情を見せることができる。

さらに、マスクだと声が届かなくなる可能性もあるため、新しい「Razer VoiceAmp Technology(特許出願中)」が内蔵のマイクとアンプを使ってユーザの話し声を増幅し、社会的に安全な状況下で明瞭なコミュニケーションを可能にする。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Razerが新作ゲーミングチェアやラップトップなどを公表【CES 2021(1/5)】

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Razerはスマートマスク、新型ゲーミングチェア、NvidiaのGPU「GeForce RTX 30」シリーズを搭載した2タイプの新型Razer Bladeノートパソコンを発表した。ゲーマー向けブランドである同社は、バーチャル開催されたテクノロジー見本市「CES 2021」で発表を行なった。ゲーミングチェアは「Project Brooklyn」、スマートマスクは「Project Hazel」と呼ば…

Razerの新型ゲーミングチェアのコンセプトアート
Image Credit: Razer

Razerはスマートマスク、新型ゲーミングチェア、NvidiaのGPU「GeForce RTX 30」シリーズを搭載した2タイプの新型Razer Bladeノートパソコンを発表した。ゲーマー向けブランドである同社は、バーチャル開催されたテクノロジー見本市「CES 2021」で発表を行なった。ゲーミングチェアは「Project Brooklyn」、スマートマスクは「Project Hazel」と呼ばれている。

Razerの設計・エンジニアリングチームはコンセプトデザインに対するコミュニティからのフィードバックを評価し、Razerの今後の製品ポートフォリオに生かす。初期のコンセプトデザインは市場に出ないとしても一部の要素が製品に反映される。

スマートマスクは新しい社会的課題として日常的に身につける上での利便性を上げることを目指している。新型のゲーミングチェアは変形可能で、フレキシブルなフォームファクタで提供する触覚、グラフィックス、照明により本格的な没入感をもたらす。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

紛失トラッカー「Tile」がAR活用報道、より精細な紛失場所を確認可能に

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忘れ物トラッキングタグ「Tile」が、新製品の開発を進めていると報道されました。新製品は従来型のBluetoothを通じたものではなく、UWB(ウルトラワイドバンド)を採用したものになるそうです。加えて拡張現実機能を使い、紛失物の位置まで誘導する機能を実装すると予想されています。 UWBの強みは空間と方向データも取得できる点です。例えばビルやマンションの具体的にどの階で失くしてしまったのかを確認で…

Image Credit:Tile

忘れ物トラッキングタグ「Tile」が、新製品の開発を進めていると報道されました。新製品は従来型のBluetoothを通じたものではなく、UWB(ウルトラワイドバンド)を採用したものになるそうです。加えて拡張現実機能を使い、紛失物の位置まで誘導する機能を実装すると予想されています。

UWBの強みは空間と方向データも取得できる点です。例えばビルやマンションの具体的にどの階で失くしてしまったのかを確認できるようになります。これまで2Dマップ上から紛失トラッカーを検索する体験から、3Dマップや空間から検索する体験へと変わるでしょう。ARを活用した空間機能の開発は、Appleが社運を賭けて進めている領域でもあります。事実、Appleは昨年のkeynoteイベントで空間オーディオ機能を発表しました。同社のAirPodsシリーズへの応用が可能です。

なにより、AppleはTileライクな紛失トラッカー「AirTag」の開発を進めているとも言われています。本当にAirTagのリリースが近くされるのであれば、AirPodsとAirTagのコンボ利用は強力なユースケースとなるでしょう。わざわざアプリを開かずとも、Siriを介して伝えられる紛失トラッカーの方向を、AirPods経由で立体的に聴けるといったシーンが考えられるためです。音声だけで完結するガイド機能の実装ができます。

さらに、AppleはARグラスの開発を水面下で進めているとされています。上記は音声を中心としたケースでしたが、次世代グラス端末が普及した時代では、画面上にぱっと紛失物の方向が表示される機能実装も考えられます。これはTileの新製品にあるAR機能をリプレイスするものとなるはずです。中長期的にTileはビッグテックの一角と競合する可能性が高まっていますが、ブランドと市場シェアをどのように守っていくのかに注目が集まります。

Appleが突然のAirPods Max発表、オーバーイヤー型でお値段もMaxな61,800円

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ニュースサマリ:Appleは12月9日、オーバーイヤー型のヘッドホン「AirPods Max」を公表した。AirPods Proに搭載されているアダプティブイコライゼーションやアクティブノイズキャンセリング、空間オーディオといった音響体験はそのままに、オーバーイヤー型のカップにはコントロール用のDigital Crownとノイズコントロールボタンが新たに加わった。 Digital Crownでは音…

AirPods Max/Image Credit Apple

ニュースサマリ:Appleは12月9日、オーバーイヤー型のヘッドホン「AirPods Max」を公表した。AirPods Proに搭載されているアダプティブイコライゼーションやアクティブノイズキャンセリング、空間オーディオといった音響体験はそのままに、オーバーイヤー型のカップにはコントロール用のDigital Crownとノイズコントロールボタンが新たに加わった。

Digital Crownでは音量調節や音楽の再生と一時停止、曲のスキップ、電話への応答・終了、Siriの起動が操作できるほか、ノイズコントロールボタンでアクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替えることができる。また、バッテリーについてはアクティブノイズキャンセリングと空間オーディオを有効にした状態で、連続20時間の連続利用が可能。

カラーバリエーションはスペースグレイ、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンクの5色で今日から予約受付を開始し、販売開始は12月15日から。価格は税別で61,800円となっている。

新たに搭載されたDigital Crownとノイズコントロールボタン

話題のポイント:秋の発表会を終えたAppleが遅れての「One More Thing」を出してきました。Appleのヘッドホン環境といえば、AirPodsシリーズとBeatsブランドがあるのですが、オーバーイヤー型のものは「Beats Studio3 Wireless」以降リリースされていませんでした。Beats Studio3は旧型のW1チップが搭載されており、ノイズキャンセリングはできるものの、AirPods Proで感動的だった外部音取り込みができません。

Beats Solo ProはAirPods Proと同様のH1チップ搭載でノイキャンと外部音取り込みができるもののオンイヤー型で、長時間付けていると独特の締め付け感があります。ということで「長時間付けてても痛くないオーバーイヤー型で、かつ、AirPods Proと同等の音響体験が欲しい」という方には朗報になるわけです。

そう、価格以外は。6万超えってなんやねん。

筆者はリリースされてからずっとAirPods Proを使い続けており、おそらくこのコロナ禍に入ってからさらにその利用時間は増え続けていたと思います。イベントや外出時での騒がしい場所でのお仕事、オンラインになったことで視聴が増えた動画関連、そして毎日のようにあるZoom取材やミーティング。全てAirPods Proの出番です。

特に外部音取り込みは感動レベルで、ノイキャンしてZoomミーティングなどをしていると気が付かないうちに声がデカくなって周囲に迷惑をかけることがあるのですが、外部音が入るとうまくコントロールできたりするので本当に忘れたら取りに戻るレベルのガジェットになってます。

AirPods Maxに付属するSmart Case。超低電力状態に入る

だからこその問題がバッテリーなんですね。数件のZoomミーティングなどが続くともう持たない。ワイヤレスなので途中で充電することもできませんから、大切な会議の途中とかでアラート音が聞こえたりすると変な汗が出てくるわけです。

AirPods Proのバッテリーは公式には1回の充電で最大4.5時間の再生時間となっていますが、Maxではこれが20時間に跳ね上がっております。まあ、体感でもう少し短い感じはあるにしても、Maxであれば日常利用でほぼ心配ないレベルになるでしょう。ちなみに付属しているSmart caseはAir Podsシリーズのような充電の機能はなさそうで、単にしまうと省電力になる仕組みのようです(多分)。

Beats Studio3が34,800円で、AirPods Proが27,800円(共に税別)なので、4〜5万円のレンジだったらもうボタンを押してこの記事を書いていたと思うのですが、さすがAppleです。更なるお布施を要求してきました。AirPods Proを2個買ってさらにまだ足りない6万円超えは予想外でした。

このAppleが出してきた踏み絵を踏むのかまたぐのか、数日考えてみたいと思います。

人の目解像度のVRヘッドセット「Varjo」:色精度にアイトラッキング、テクニカルスペックについて(3/3)

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テクニカルスペック (前からのつづき)Varjoによると、フルフレームの「バイオニックディスプレイ」は人間の目と同等の解像度を備えているという。フォーカスエリアの解像度は片目あたり1,920×1,920ピクセルで、周辺エリアは2,880×2,720ピクセルだ。画像のリフレッシュレートは90tps、つまり90ヘルツの速度で更新され、視野角は115度だ。 同社はこの数年で進歩を遂げた。2019年初頭に…

VarjoのXR-3/VR-3の視野角は115度だ
Image Credit: Varjo

テクニカルスペック

(前からのつづき)Varjoによると、フルフレームの「バイオニックディスプレイ」は人間の目と同等の解像度を備えているという。フォーカスエリアの解像度は片目あたり1,920×1,920ピクセルで、周辺エリアは2,880×2,720ピクセルだ。画像のリフレッシュレートは90tps、つまり90ヘルツの速度で更新され、視野角は115度だ。

同社はこの数年で進歩を遂げた。2019年初頭に発売された第1世代の「XR-1」は価格が1万ドル、片目あたりの解像度は1,920×1,080ピクセル、視野角87度だった。比較すると、Facebookの400ドルの「Oculus Quest 2」は片目あたりの解像度が1,832×1,920ピクセル、視野角92度だ。第2世代のVarjoヘッドセットは2019年秋に発売された。

「XR-3」はインサイドアウト方式のトラッキングを備えている(ヘッドセットそのものにカメラがついており、環境を感知し、外部センサーを必要としない)。ヘッドセットは90ヘルツ以上の速さで動作可能だが、これは人間が快適と感じるほぼ極限に近いとKonttori氏は言う。Varjoによると、同社のヘッドセットは現在、フレーム全体が超高解像度であると同時に色の精度も現実世界を反映しているという。

さらに、このヘッドセットは最大200ヘルツの正確なアイトラッキング機能を備えており、レンダリングを通してユーザーに最適化されたリアルな視覚体験を提供する(能動的に見ていない周辺視野がぼやけることで、ディスプレイが高速に動作する)。

両デバイスはUltraleapハンドトラッキング(Leap Motionからライセンス供与)を統合していて、ユーザーの指の動きのトラッキングを含め自然なインタラクションを提供する。

また、新ヘッドセットは3点式の正確にフィットするヘッドバンド、40%軽量化、冷却機能、超広角設計により目の疲れや画面酔いを防ぐなど、快適性と実用性が向上している。

「顧客のユースケースでは、私たちのヘッドセットは一回あたり数時間ほど使用されることが多いようです」。(Konttori氏)

アプリ、パートナー、顧客

KiaはVarjoのヘッドセットを利用して車を設計している
Image Credit: Varjo

ソフトウェアは「Unity」、「Unreal Engine」、「OpenXR 1.0(2021年初頭)」で構築されたアプリや、「Autodesk VRED」、「Lockheed Martin Prepar3d」、「VBS BlueIG」、「FlightSafety Vital」などの数百種類の産業用3Dエンジンやアプリと互換性がある。SteamVR 2.0トラッキングシステムを使用している。

XR-3(AR機能ももっている)はライダーセンサーによる深度認識機能とステレオRGBビデオパススルーを備えているため、ユーザーはスイッチを押すだけで外部世界を正確に見ることができる。光学カウンターウェイトを除いたヘッドセット自体の重さは1.3ポンド(約590グラム)だ。

「XR-3」と「VR-3」はどちらも、varjo.comあるいは同社のリセラーを通じてすぐに注文可能だ。出荷開始は2021年初めを予定している。

既存パートナーおよび顧客には、Lockheed Martin、Laerdal、Kia Motors Europe、Epic Games、Unity、Bohemia Interactive Simulations、Autodesk、Boeing、Lenovo、Ultraleap、Cole Engineering Servicesがある。

「現時点で私たちの最大の市場は、トレーニング、シミュレーション、設計、エンジニアリング業界です。しかし最近、医療業界の画像処理や研究分野でも非常に良い市場を見つけました」。(Mäkinen氏)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

iPad ProでMac OS「Big Sur」を使ってみた

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先月お披露目となったM1 Mac、話題になってますね。個人的にはM1チップを体験したいと思いつつ、Big Surの方で試したいことがあったのでそちらをやってみました。 タッチパネルでの擬似体験です。 参考記事 macOS「Big Sur」公開:iOSとの融合進む(1/2) Sillicon Mac:石橋を叩いて渡るApple、初の「M1」チップ搭載Macを振り返る(1/4) 特集:新型MacとBi…

通知センターはiOSとほぼ同じインターフェース、体験になりました

先月お披露目となったM1 Mac、話題になってますね。個人的にはM1チップを体験したいと思いつつ、Big Surの方で試したいことがあったのでそちらをやってみました。

タッチパネルでの擬似体験です。

参考記事

本誌の翻訳パートナーメディア、VentureBeatの辛口コラムニストでガチのApple信者、Jeremy Horwitz記者がレポートしている記事にもありましたが、今回のBig SurではiOSとの融合がかなり進んでいます。例えばメニューバーのコントロールパネルのデザインがiOS側に寄せられていたり、M1チップでは実際にiOSアプリの一部を動かすこともできるので、いよいよMac OSとiOSの差が縮まってきている印象です。

で、Jeremy記者が記事中で残念としているものに「タッチパネル」がありました。そう、今回の新たなMacファミリーには強力なM1チップが載ったものの、筐体はほぼ同じ(一部ポートが減って同時接続するディスプレイの数が減った分マイナス)で終わったのですね。まあ、現時点でM1チップへのネイティブ対応がまだまだの状況で、いきなりハードにまで手を入れるというのは今の時代のAppleはやらないかなと。逆に言えばスティーブ・ジョブズ時代だったらかなり斜め上のハードが登場していたかもしれません(苦笑。

さておき、Big SurがiOSに近くなったのであれば、間違いなくタッチ操作は必要になってきます。

実はiPadでMac OSを簡単に動かす方法があります。そう、Sidecar機能です。正しくはワイヤレス(BluetoothとWifiがONになってる必要あり)経由でMacの表示をiPad側に転送しているだけなので、ここで動いているわけではないのですが遅延もほぼなく、実際にMacbookを扱っているような感覚で操作できます。実際、私は執筆時のメインマシンとしても使っていたりするので間違いはないです(ただし、同じローカルネットワーク内にいる必要があります。それと全てのタッチ操作ができるわけではありません)。

iPad上で直接画像を指で拡大したりスクロールするのは便利

新たにデザインが変更となった通知センターやポップアップは、確かに指で触りたくなるアイコンになっているので、大きさの問題はあるものの、無意識に指が動きそうになります。そして現時点で便利なのが拡大縮小、二本指でのスクロールですね。プレビューアプリなどで指のピンチが使えるのですが、画像処理する時に直感的で現時点NOW、便利に使ってます。スクロールも指でやれるので左手でスクロール、右手でマウス操作、という両刀使いができます。

インターフェース的にはまだMac OSのデザインがちょっとiOSに近いた感じだけなので、マウスは必須ですしキーボードも普通に使いますが、それでも境目がなくなっていくことでMac側で使えるアプリが一気に拡大するなど、期待できる点は多いです。

あともうひとつ。バッテリーと通信ですね。

実は筆者は以前、Macbook Airを使っていました。グラフィックがかなり弱く、例えばAdobe製品や映像・音声関連を動かすと非力感は否めず、また、何よりもバッテリーが全然持たなかったです。ウェブブラウザとエディタアプリを使う程度で2時間持つかどうか。Work From Homeが始まったこともあって、持ち運びの機会が減った今年最初に据え置き(場合によって持ち運んでもOK)のMac miniにしました。

今回新たに登場したM1 Macbook Air/Proは多くのYouTuberたちがレビューしている通り、バッテリーの持ちがすこぶるよくなったようです。友人も使っているので聞いてみたところ、体感的にはiPadと同じような減り方になったとウキウキ声だったのを記憶しています。

iPad Pro(12インチ)経由でBig Surを使ってみた(筆者撮影)

iPadはバッテリーの持ちはもちろん、同時にLTE通信が可能です。そう、ずっと夢にまでみたSIM内臓Macbookの擬似体験です。Sidecarでは同じローカル環境にいないと本体のMac miniと接続できないので、外出する際はリモートデスクトップ(筆者はSplashtopというアプリを使ってます)なのですが、擬似的とは言え、やはりすぐに繋がる環境を一度手に入れるとテザリングする気が失せてしまいます。Macbookは現在の筐体だとタッチ操作やモバイル通信を前提にしていないので、もしかしたら今回試したiPadによる擬似Mac環境の方が現実に近いかもしれません。

それ以外に今回導入が期待されていたファンクションとしてFace IDもありました。ラップトップやデスクトップは室内での利用が多いので、マスク問題も解決されますし、何より便利です。今もまだ、パスワードでキーを叩く必要があるのは主にMac環境ですから、数年内にこちらに移行していただきたいところです。

補足:Sidecarでマウスを使う場合、iPad側にBluetooth接続したものは使えません。ややこしいですが本体のMacに繋がってるマウスを操作する必要があります。個人的にもハマったので補足までに。

AppleのM1チップ製造をめぐる旅:結局、AppleとTSMCの関係はどうなる(3/3)

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(前回からのつづき)ただ、Appleの様々な製品ラインの規模を考えれば、MacがTSMCの生産能力を圧迫する可能性は低い。Macの年間販売台数(~2000万台)は、iPhone(~2億台)の約10分の1だ。TSMCはM1の強化期間中に、iPad AirとiPhone 12向けの5ナノメートルチップ1億個に加えてさらに1,000万個のMacチップを追加することになるかもしれない。 さらに、Apple…

Image Credit : Apple

(前回からのつづき)ただ、Appleの様々な製品ラインの規模を考えれば、MacがTSMCの生産能力を圧迫する可能性は低い。Macの年間販売台数(~2000万台)は、iPhone(~2億台)の約10分の1だ。TSMCはM1の強化期間中に、iPad AirとiPhone 12向けの5ナノメートルチップ1億個に加えてさらに1,000万個のMacチップを追加することになるかもしれない。

さらに、Appleは立ち上がりのペースをコントロールしており、MacをTSMC製のチップに完全に移行させるため、自らに2年の猶予を与えている。後にTSMCがAppleのMac用チップの需要全体を供給し、その需要が劇的に伸びたと仮定しても、チップの総数はまだ年間2000万~3000万個の範囲内に留まることになる。これは、TSMC製のAシリーズとSシリーズのプロセッサを毎年使用しているiPhone、iPad、Apple TV、Apple Watchの数に比べれば、はるかに少ない。

ということで韓国の報道はあったものの、TSMCは実際には問題ないのかもしれない。

Appleの支援を受けて、TSMCは歴史的に、需要の増加に対応するために製造能力を拡大するという堅実な仕事をしてきた。そして状況は動き続けている。チップ製造は常に進化しており、TSMCはすでに複数世代に渡ってより小さなチップの製造技術に取り組んでいる。5ナノメートルプロセスは最先端のように思えるかもしれないが、来年にはしっかりと確立して改良され、TSMCとAppleは2022年に3ナノメートルチップの販売を開始するとしている。

AppleとTSMCは今後も複数の製造プロセスにまたがってチップやデバイスのバランスを取りながら、古いものをフェードアウトさせながら新たなものを投入することになるだろう。

ということで、AppleはTSMCの成功に対して非常に多くの投資をしてきたため、チップ製造のトップパートナーとの間に問題が生じさせることは考えにくい。

彼らの協力関係はすでにiPhoneやiPadのチップで数え切れないほどの成果を上げており、エントリーレベルのMacの性能を底上げしようとしている。そして、来年の今頃には、よりハイエンドのコンピュータでも同様のことが発生するだろうと予想されている。

つまりTSMCがAppleとの間で、結果的にIntelとIBMとの間に起こったような問題を抱えることになるとは考えにくいのだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

AppleのM1チップ製造をめぐる旅:TSMCの生産能力に付けられた疑問符(2/3)

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(前回からのつづき)TSMCがAppleの強力なパートナーであることは疑いの余地がない。クパチーノの巨額の予算に支えられ、TSMCはAppleの最新チップをプロセッサ技術を最先端に保つため、製造能力を何度もアップグレードしてきた。TSMCは現在、文字通り毎年何億個ものAシリーズプロセッサを供給しており、最近ではIntelの支援もするほどで、誰もが認める世界トップのチップ製造会社となった。 しかし、…

Image Credit : Apple

(前回からのつづき)TSMCがAppleの強力なパートナーであることは疑いの余地がない。クパチーノの巨額の予算に支えられ、TSMCはAppleの最新チップをプロセッサ技術を最先端に保つため、製造能力を何度もアップグレードしてきた。TSMCは現在、文字通り毎年何億個ものAシリーズプロセッサを供給しており、最近ではIntelの支援もするほどで、誰もが認める世界トップのチップ製造会社となった。

しかし、韓国のビジネスレポートが伝えるところによれば、TSMCがAppleの成長するニーズを満たすのに十分な5ナノメートルチップの生産能力を持っていない可能性があることを指摘していた。

Qualcommなどのライバルが5ナノメートル技術に自社チップを移行し始めたように、AppleはTSMCの5ナノメートル生産施設のすべてを最新のAとMシリーズのプロセッサのために確保したという。

ではもし、TSMCの生産能力が不足している場合どうなるか。Appleはもうひとつの5ナノメートルチップメーカーであるSamsungがMacチップの供給をすることになるかもしれないというのだ。確かにあり得る話ではあるが、それは希望的観測かもしれない。AppleとSamsungの関係が悪くなった時、韓国ではそういったことが多々発生していた。

もしTSMCが制約を受けた場合、5ナノメートルチップに依存するiPhoneやiPad、Macの短期的な供給に問題がでる可能性がある。それでも, Appleには代替案が多くある。Samsungに供給契約を申し入れることも解決策の一つだし、TSMCにさらに予算を追加して生産能力を迅速に増強してもらう、という手もある。

短期的な問題であればAppleは一定期間、他のデバイスよりもiPhoneのチップの注文を優先させ、重要性が低いと思われるM1のMacやiPad Airの売上を「圧倒的な需要」を優先するとして一時的に減少させることも考えられる。あるいは、iPhone、Mac、iPadの価格を調整して、特定のモデルに需要を移動させたりすることも可能だ。

ただ、それより大きな懸念は、TSMCの限られた5ナノメートルチップ生産能力がAppleの野心を尻すぼみにさせてしまうことだ。将来のMac、iPad、Apple Watches、およびApple TVが古い生産技術に基づいたチップで立ち往生するかもしれない。

最初のM1ベースのMacは5ナノメートルのリソグラフィを使用しているが、Appleは今後のiMacファミリーやMac Proファミリーのためのチップを製造する際、ステップバックして7ナノメートルのプロセスに戻らざるを得なくなるかもしれないのだ。これはまさにAppleがかつてIBMやIntelとの関係で嫌味を言っていた、あれと同じような「みっともない」戦略と同じ道を辿ることになる。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

 

AppleのM1チップ製造をめぐる旅:IBMからIntel、そして台湾のTSMCへ(1/3)

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世界で最も野心的なモバイルチップの設計者が、唯一となるチップ製造パートナーの生産能力の制約を受けた場合、何が起こるのだろうかーー。AppleがMac用のM1チップを発表したことでこの疑問の答えがすぐに分かるかもしれない。だがそのチップ製造を一手に引き受けるトップ企業のTSMCは、どうやら非難を受ける立場になさそうだ。 Appleがモバイルチップ業界全体を押し上げてきたと言っても過言ではないだろう。…

Image Credit: TSMC

世界で最も野心的なモバイルチップの設計者が、唯一となるチップ製造パートナーの生産能力の制約を受けた場合、何が起こるのだろうかーー。AppleがMac用のM1チップを発表したことでこの疑問の答えがすぐに分かるかもしれない。だがそのチップ製造を一手に引き受けるトップ企業のTSMCは、どうやら非難を受ける立場になさそうだ。

Appleがモバイルチップ業界全体を押し上げてきたと言っても過言ではないだろう。

今ではPCチップでも同じことが起ころうとしている。2013年、Appleは世界初の64ビットのモバイルCPUであるA7を発表し、iPhoneをローエンドPCと同等の処理能力に近づけることでライバルのチップ設計者に衝撃を与えた。その5年後、A12X BionicはiPadタブレットを、より高価なIntel Core i7 MacBookの性能に匹敵させることを可能にし、AppleがIntelチップを必要とする時代の終焉を予感させた。

そして今、M1が登場したのだ。

画期的な5ナノメートルの製造プロセスのおかげで、この小さなチップはデスクトップPCとラップトップPCの両方に十分な力を与える数のトランジスタを搭載することができた。

Appleはこれまで業界トレンドについていけなかったり、超越に失敗する度、CPUメーカーのパートナーを非難してきた過去がある。これは言い換えれば、誰かが作ったより新しくより電力効率のよいパーツを使って、Macを進化させることしかできなかったことを示唆している。

それが、だ。Appleは今、Macの運命を完全に自らの手中に収めた。一方、そのチップ製造については長期のパートナーであるTSMCに依存している。

両社は、Macをライバルのパソコンと差別化するために、最先端の5ナノメートルの製造技術に賭けてきた。Appleがこれまでのように、今後のMacの進化の失敗を台湾の製造業者のせいにする可能性は低く、良くも悪くもAppleは今、全ての采配をふるう立場となったのだ。

以前のチップメーカーとAppleの関係は嵐のように、そして伝説的なものだった。

Appleが正式にPowerPC CPUについてのIBMとの関係を終了したのは2005年のことだった。2010年代半ばには、モバイルプロセッサのサプライチェーンからSamsungを排除し、Intelからの移行も開始している。最初はモデムからそしてCPUにーー1年以上かけて実施した。IBMやIntelについて、Appleはよりチップに環境への配慮を求めて去ることにしたのだが、Samsungについては、AppleはモバイルやPCで「ド競合」にあたる同社からの製品購入を取りやめた、という経緯がある。

TSMCはこうやって徐々に他社が失うチップビジネスのピースをちょっとずつ勝ち取っていったのだ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】