ノーコードと“Citizen Developers”

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ガートナーの2019年のレポート「The Future of Apps Must Include Citizen Development」によれば、2023年までにエンタープライズにおける「市民」開発者がプロの開発者を4倍近く上回ることになるだろうとの見解を示している。

ノーコード・ローコードが市場として台頭しているのには大きく分けて2つの背景があるだろう。1つは、MVPを超効率的に小さいチームで開発することができる点。スタートアップがどれだけノーコード・ローコードでプラットフォームを作り切れるのかはまさに、Citizen Developer文脈と合致している。2つ目はエンタープライズ企業の部門・子会社でのMVP利用。Reactで1ページサイトを作るトレンドはいま現状もあるものの、それを代替する形でノーコード・ローコードが台頭し始めている。例えば、マーケティングチームのみである特定商品のキャンペーンサイトの構築などが進められるという点でのユースケース事例も増え始めている。

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Photo by luis gomes from Pexels

コラム & インタビュー

ノーコードは何をもたらす:誰もがクリエイターになれる世界(2/2)

(前回からのつづき)Process Streetが目指すのは「ビジネスオペレーションの自動化」ですが、特に特徴的なのが「他社のマニュアルをトレースすることも可能」という点です。 例えばInstagramでマーケティングするマニュアルでは、30以上に渡り、こと細かに手順が書いてあります。また、ウェブサイトをリリースするためのものや、コンテンツプロモーションのチェックリストまで、様々なマニュアルが公開…

ノーコードは何をもたらす:数々のサービスたち(1/2)

ウェブサイトを手軽に作成できる「Wix」や「Strkingly」、ECサイトを構築できる「Shopify」に始まり、最近ノーコードサービスの活躍がこれまで以上に目立つようになりました。ざっと思いつくだけで下記のようなサービスが挙げられます。 「Scapic」:ARコマース機能実装サービス。3D化した商品を掲載でき、ユーザーはその場で商品の大きさや大凡の質感などを確認できる。商品の返品率を29%ほど…

News

ノーコードで現場をデジタル化、「カミナシ」がシリーズAで約11億円調達——ALL STAR SAAS FUND、Coralから

現場改善プラットフォーム「カミナシ(以前は KAMINASHI)」を開発・運営するカミナシは4日、シリーズ A ラウンドで約11億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、ALL STARS SAAS FUND(BEENEXT が運営するファンド)と Coral Capital など。 ALL STARS SAAS FUND と Coral Capital の両者は、共にシードラ…

ローコード・データベースとは何か:それでもやっぱりできないこと(3/3)

(前回からのつづき) Google Formsを含むGoogle G Suiteは、ユーザーからのデータをスプレッドシートに収集する最もシンプルな方法の1つである。GoogleはAppEngineとAppScriptもサポートしているが、これら2つはアプリを作成するプロセスを簡素化するツールではあるもののプログラミング言語を多いに使用するため、非常に使いやすいにもかかわらず「ローコード」とはみなさ…

ローコード・データベースとは何か:具体的なユースケース(1/3)

ローコードデータベースは、ユーザーインターフェイスがシンプルで、プログラミングの経験がなくても問題なく使用できるように設計されている。ローコード開発ブームからその需要は高まっている。巧みに設計されたシンプルなインターフェイスによって、プログラマー以外の人々にも門戸を開く新製品が続々と登場している。 「ローコード」という言葉は、プログラミングをあまり必要とせずにタスクを完了させられることを意味してい…

ノーコードのテスト自動化「Autify」待望のアプリ対応へーー秋には実機テストも

ソフトウェアテスト自動化プラットフォーム「Autify」を開発・運営するオーティファイは1月25日、モバイルアプリのテスト自動化に対応した「Autify for Mobile (β版)」の先行テストを開始すると伝えている。Autifyは開発したプログラムが期待した通りに動作するかを検証するQA(Quality Assurance:品質保証)工程を自動化してくれるもの。ブラウザ上でサービスの検証シナ…

2023年にはノーコードで「市民」開発者がプロを4倍近く上回る(3/3)

Webflowはまだまだこれから (前回からのつづき)Webflowは今回1億4,000万ドルを調達し、新たに製品開発を進めていくことが可能となった。特に、エンタープライズ向けの製品をより充実させることができ、テクノロジー企業が用いるツールが増えている中、Webflowはその地位を揺るぎないものにするだろう。 同市場は、昨年だけでもAmazonのAWSがHoneycodeと呼ばれるノーコードツール…

ノーコードプラットフォーム「Webflow」が1億4000万ドル調達(1/3)

ノーコードプラットフォームのWebflowは、総額1億4,000万ドルの資金調達を実施したと発表した。リード投資家にはAccelとSilversmithが参加し、AlphabetのCapitalGも同ラウンドに参加している。WebflowはAllianz、Rakuten(楽天)、Zendesk、Dellなどエンタープライズでも活用されているツールだ。今回のラウンドにて同社は21億ドルの評価額となっ…

パワポスライドからWebサイトが作れる日本発「Slideflow」、世界ローンチに向けProduct Huntに登場

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから Web サイト構築のためのローコードやノーコードツールをめぐっては、Bubble や Webflow、簡易なページなら WIX やSquarespace といったツールが人気だ。国内では「FRONT-END.AI」を開発する Tsunagu.AI が先週1億円を調達、今年9月に事実上ラクスル(東証:4384)傘下入りし…

学校も“ノーコード”で設立、オンライン授業プラットフォーム「Thinkific」

ピックアップ:Online course platform Thinkific raises $22M ニュースサマリー:オンライン授業立ち上げサービスを運営する「Thinkific」は、2,220万ドルの資金調達を実施したと発表している。リード投資家には既存投資家でもあるRhino Venturesが参加している。同社はSaaS型でオンライン学習プラットフォームを作成できるツールを提供するスター…

ノーコード「Yappli」運営のヤプリ、東証マザーズ上場へーー評価額は345億円規模

プログラミング技術なしにアプリを開発できるプラットフォーム「Yappli」を手掛けるヤプリは11月13日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し承認されたことを発表した。市場区分はマザーズで証券コードは4168。35万株を公募し、449万5,000株を売り出す。なお、オーバーアロットメントは72万6,600株。主幹事はみずほ証券が務め、上場予定日は2020年12月22日。 価格の仮条件は12月2日…

今更聞けないノーコードの基本:開発と運用の実務(4/4)

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です ノーコードによる開発/運用の実務 (前回からのつづき)ここまで、ノーコードの特徴を説明しつつ、どのように既存の開発/検証方法を変え得るか実例を交えてご紹介してきました。 ただ、ノーコードはある程度の制約があるがゆえに、導入/運用時には留意すべき事項も出てきます。本節では、ノーコードプロダクトを企業が導入するにあたり、実務上遭遇する…

今更聞けないノーコードの基本:ビジネスモデルと具体的な事例(3/4)

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です ビジネス上のカテゴライズ (前回からのつづき)こちらも大別すると、BtoC(Customer)、BtoE(Employee)、両方に対応するノーコードプロダクトに分かれます(ここでBtoEとは業務系アプリを指します)。 BtoCはさらに、マーケティング利用に特化したものやEC、メディアに特化したものに分類することができます。マーケ…

今更聞けないノーコードの基本:代表的なプロダクトたち(2/4)

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です (前回からのつづき)ここからは、ノーコードプロダクトに関する基礎知識を網羅的にご紹介していきます。 注目されているノーコードプロダクト Webアプリの制作では、よく振興の注目株としてBubble、Webflowが挙げられます。ドラッグ&ドロップで直感的にコンテンツや地図などを設置することができるためUI/UXの設定に優れています。…

今更聞けないノーコードの基本:ノーコードとはなにか(1/4)

本稿はスタートアップ自身がストーリーを投稿する「POST」記事です ヤプリ・コネクト部(アプリプラットフォームYappliとクライアント様のシステムをつなぐ設計等)に所属している北村康裕(きたむら やすひろ)と申します。今回は、私の本業であり趣味でもあるノーコードについての基本をお伝えしていきたいと思います。 最近、GAFAをはじめとするノーコードプロダクトのM&A、大型調達が目立ってきて…

「アプリ開発を民主化」するAppSheet、Googleが買収

ピックアップ:Google acquires no-code app development platform AppSheet ニュースサマリー:Googleは1月14日、米シアトルをベースとする「AppSheet」を買収したと発表した。買収額は非公表。同社はコーディング要らずでアプリケーション開発可能なプラットフォームを運営するスタートアップ。これまでに1850万ドルの資金調達を完了していた。…