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特集:iPhone12 vs Pixel 5

特集:iPhone12 vs Pixel 5

Googleが5G対応のフラッグシップモデルのPixel 5を公表した。最新モデルの狙いは「ミッドレンジ」。前作より150ドルから最大で300ドルの値下げを実現した。迎え撃つiPhone人気は依然高く、10月に公表が期待されるシリーズ12の価格にも注目が集まる。5G対応スマートフォンをめぐる戦いの勝者はどちらに

 

 

MUGENLABO Magazine

特集:iPhone12 vs Pixel 5の話題

MagSafeの活用:iPhone 12をプロカメラに進化させるMomentのプロダクトたち

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AppleがiPhone 12の発売と同時に再登場させた「MagSafe」は、誰もがその磁気ワイヤレス充電に注目した。しかし、MagSafeが持っている機能はなにもワイヤレス電源、というだけのものではない。Momentはこの「磁石」の方を活用した、プロの写真家やビデオグラファーのためのMagSafeプロダクトを発表した。摩擦のないシンプルな安定化マウント、照明マウント、オーディオマウントがそれで、…

Image Credit: Moment

AppleがiPhone 12の発売と同時に再登場させた「MagSafe」は、誰もがその磁気ワイヤレス充電に注目した。しかし、MagSafeが持っている機能はなにもワイヤレス電源、というだけのものではない。Momentはこの「磁石」の方を活用した、プロの写真家やビデオグラファーのためのMagSafeプロダクトを発表した。摩擦のないシンプルな安定化マウント、照明マウント、オーディオマウントがそれで、iPhone 12ファミリーがプロクラスのスタンドアロンカメラに取って代わるのに役立つものとなっている。

Moment社はこれまで、スマートフォンのレンズの性能向上を中心にケースやレンズ、アプリを開発し、デバイスの光学ズーム範囲を2倍に拡大したり、映画品質のアナモフィックビデオ録画を可能にしたりしている。

同社のMagSafeを活用した新製品は、機能性のあるマイクや照明アクセサリーをすぐに装着できるもので、スマートフォンとデジタル一眼レフの間を埋めるためのものとなっている。

コールドシューマウント(30ドル)、コールドシューと1/4インチ三脚穴の両方を備えたプロ三脚マウント(50ドル)、ビデオグラファーのマジックアーム、リグマウント、ボール雲台に使用できる3つの1/4インチと2つの3/8インチのメス穴を備えたのマルチマウント(30ドル)などがラインナップされた。

またMomentは、20~30ドルのMagSafeウォールマウント、カーマウント、ベーシックな三脚マウントを発売する。一見すると基本的なものに見えるかもしれないが、これらはすべて、カメラやビデオカメラを急激に進化したスマホに置き換えるという大きな目標を推進するものとなっている。

主要なカメラセンサーと目まぐるしいほどのプロセッサの進歩により、過去1年間で従来のカメラとのギャップは急激に縮まりつつある。そしてそれはiPhone 12 Proで最高潮に達した。

これが電話かどうかは置いておいて、リアルタイムのドルビービジョン4K HDRビデオ録画機能を備えた初のカメラを搭載したProモデルの推進にあたり、AppleはiPhoneを大型機材のコンパクトな代替品と位置づけ、どこでも使えるアタッチメントへの関心を高めてきた。

Momentは簡単にマグネットで着脱できるMagSafeの機能を活用しているが、今のところ、電源機能を備えたものは提供していない。コールドシューのアタッチメントを使用すると、当然ながらユーザーは自分のバッテリーやLightningコネクタを使ってサードパーティ製のLED照明やマイクを追加することになるので、iPhone自体の電力(極めて限られているが)を消費することはない。

ただ、最近のAppleがFCC(連邦通信委員会)に提出した書類から、iPhone 12シリーズはMagSafeを使って自身のバッテリーを共有することが可能であることが明らかになっている。これは将来的なホットシュースタイル(給電可能な)のアクセサリーへの扉を開くものだ。

新しいMagSafe対応マウントのラインナップは、裸のiPhone 12とMagSafeを装着したモデルに対応する。Momentによると、すべてのマウントには強力なマグネットが使用されているため、誤って外れたり、落下したりするのを防ぐことができるとのことだ。

Momentでは、MagSafeに対応していない標準の40ドルのケースに加え、Appleの標準的な円形のアタッチメントリングを使用した50ドルのMagSafeケースをラインナップしている。

すべてのケースには新しい「ドロップインレンズマウント」が搭載されていて、これにより、同社の従来のMシリーズの魚眼レンズ、ズームレンズ、マクロレンズ、アナモフィックレンズをiPhone 12モデルにも装着することができる。現在、Momentでは予約注文を受け付けており、11月から12月にかけて、アイテムに応じた出荷を開始する予定だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12:5G対応なのにバッテリーの小さい「mini」は賢い選択とはいえないかも(4/4)

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(前回からのつづき)製造上の課題が報告されたため、5GがiPhone 12 miniにどの位の時間の短縮をもたらすのか、iPhone 12 Proよりも大きいiPhone 12 Maxにはどのような利点があるのか、といったことが明らかになるのは最初のテストから3週間先のことになるだろう。 既に述べたように、移動通信システムの新世代黎明期には、バッテリーの寿命は特に懸念される。ーー過去10年の「4G…

AppleのiPhone用MagSafe充電器とApple Watchのマグネット充電ケーブル、MagSafe対応クリアケース/Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

(前回からのつづき)製造上の課題が報告されたため、5GがiPhone 12 miniにどの位の時間の短縮をもたらすのか、iPhone 12 Proよりも大きいiPhone 12 Maxにはどのような利点があるのか、といったことが明らかになるのは最初のテストから3週間先のことになるだろう。

既に述べたように、移動通信システムの新世代黎明期には、バッテリーの寿命は特に懸念される。ーー過去10年の「4Gをオフに」、これからやってくる10年の「5Gをオフに」ーーなどという“バッテリーを消耗させないための”屁理屈ともいえる提案では、新しいハードウェアを買う意味がなくなってしまう。人々は、新品のiPhoneが完全に使えるものであり、売られている時の性能がそのまま発揮されることを期待する権利がある。それどころか、5G網の迅速な構築というキャリアの約束がある以上、時間の経過とともにさらに優れたパフォーマンスを期待することになるだろう。

現在のスマートフォンへの投資で一般的であるように今後3年間使用するつもりでiPhoneを購入する場合、私なら長期的な使用が前提であればこそ4Gと5Gによるバッテリー性能を絶対に知りたいと思う。

さらには長年の経験からすると、通常どおり使用していてもバッテリーの寿命は2年間で最初の頃の80%に低下し、パフォーマンスも低下することが証明されている。言い換えれば、通話可能時間が当初8時間であったiPhoneは使用している半ばで6時間程度の電力しか供給されなくなり、デバイス自体はまだ利用可能で性能が落ちていなかったとしても、ユーザーは高価なバッテリーやデバイス全体の交換を検討する可能性があり得る。

バッテリーがより大きい(これまでの最大ではないが)という点で、サイズの大きいiPhone 12 Pro Maxを今年購入するのは、以前のPlusを買うより賢い選択かもしれない。Maxサイズの前機種が発売されたのは数年前のことだが、バッテリーが小さいiPhone 12 miniを購入するのはたとえ可愛くても実際には賢い選択とはいえないかもしれない。

いずれにせよ適切なテストだけがユーザーに確かなことを教えてくれる。今年4Gと5Gのテストを実行(もしくは再実行)している皆さんが、今後数週間のうちに我々が注目をするような神がかった速さを出すことを祈っている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12 Pro実機レビュー:2年待った、5G iPhoneの結論(7/7)

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結論 (前回からのつづき)最初の5G対応のiPhoneが出るのを2年間待ち望んでいたーーそしてそれは魅力的な5G対応のAndroid機をたくさん見た2年間でもあったーーため、AppleがiPhone 12 Pro で提供されたものに完全に興奮しているわけではない。5Gについては誇大宣伝に包まれているし、それ以外に提供されたユーザー向けの機能はそれほど多くない。 価値のある新しいソフトウェアやサービ…

iPhone 12 Pro / Image Credit : VentureBeat

結論

(前回からのつづき)最初の5G対応のiPhoneが出るのを2年間待ち望んでいたーーそしてそれは魅力的な5G対応のAndroid機をたくさん見た2年間でもあったーーため、AppleがiPhone 12 Pro で提供されたものに完全に興奮しているわけではない。5Gについては誇大宣伝に包まれているし、それ以外に提供されたユーザー向けの機能はそれほど多くない。

価値のある新しいソフトウェアやサービスを提供できるまで、新しいハードウェアの採用を控えているというAppleの主張を既に一度受け入れている私たちにとって、iPhone 12 Proは、実用的なメリットではなく潜在的なメリットで販売されたAppleデバイスという、また何か違った例のようにも感じる。

長年のiPhoneファンにとってのさらなる大きな懸念点は、Appleがかつての「チック・タック戦略」や「チック・タック・タック戦略」から何か異なる戦略へと移行しているように見えることで、例えこれが「飛躍の年」のiPhoneだったとしても、新しいSamsungのSシリーズのフラッグシップ機ほどの先見の明や破壊力が感じられないということだ。

新しいiPhoneはそれぞれ、以前に最高にヒットした製品を踏襲したもののように見えるが、Appleはそのように単に焼き直しを繰り返せばうまくいくだけでなく、技術的には、毎年数千万台のiPhoneを販売し続けるために大規模な再設計を行う必要もない。それどころか、表面的な形にこだわると内部のハードウェア本来の性能が悪くなる。

5Gネットワーク、Dolby VISION TV、およびLidarスキャナに依存するアプリケーションが進化すれば、iPhone 12 Proはそれらに対応する準備はできているし、ラップトップクラスのアプリについても同様に、6.1インチの画面に効果的に凝縮できるに違いないだろう。 Appleの膨大なユーザーと収益性の高いアプリによるエコシステムは、開発者が素晴らしいアイデアを携え、iOSとこれらの新しいデバイスに群がることを保証している。

iPhone 12 Proの将来の可能性に感謝するだけでは、今回のiPhoneになんとなく失望してしまう気持ちを補うことはできない。手のひらの中、ドック、そしてポケットの中で、私はまだiPhoneをアップグレードする価値があるとは思えていない。

それどころか、より大きなiPhone 12 Pro Maxのために今年の主要なカメラの改良点のいくつかーーセンサーサイズ、ズームレンズ、光学式手ブレ補正のアップグレードーーを先送りするというAppleの決定によって、その思いはさらに悪化した。多くの人と同じように、これらの機能を追加するために、物理的に大きくて高価なiPhoneを受け入れなくてはいけないことには興奮しない。今年は他の多くのスマートフォンでカメラ機能が大きく進化したためなおさらだ。

Appleのビジネスモデルとしてコンスタントな焼き直しは有効かもしれないが、私はiPhoneが新しくリリースされるたびに、Appleがかつてそういう会社として知られていたような破壊的で大きな飛躍により前進するのを切望している。iPhone 12 Proが高性能であるにもかかわらず、あれはもう過ぎ去りし日々なのか、それともAppleよりも飢えて愚かな会社の手中にあるのかと疑いたくなってしまう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12 Pro実機レビュー:寿命は2年、なぜ5Gなのにバッテリーを小型化したのか?(6/7)

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バッテリー:妥協が次のアップグレードを強要するしくみ (前回からのつづき)毎日使えばiPhoneが2年ほどでうまく機能しなくなることを数百万人のユーザーは経験的に知っている。バッテリーの自然劣化とそれに伴うプロセッサの速度低下により、初日には調子の良かったiPhoneが700日目には限界に達する可能性がある。観念的には、購入当初のバッテリー寿命が「良好」以上なら、日が経つにつれて寿命が短くなっても…

iPhone 12 Pro / Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

バッテリー:妥協が次のアップグレードを強要するしくみ

(前回からのつづき)毎日使えばiPhoneが2年ほどでうまく機能しなくなることを数百万人のユーザーは経験的に知っている。バッテリーの自然劣化とそれに伴うプロセッサの速度低下により、初日には調子の良かったiPhoneが700日目には限界に達する可能性がある。観念的には、購入当初のバッテリー寿命が「良好」以上なら、日が経つにつれて寿命が短くなっても受け入れることはできるだろう。

5Gによるバッテリーの消耗が大きくなることを予想して、多くのAndroidスマートフォンメーカーは前代の4Gモデルよりも大きなバッテリーを採用した。だがAppleはまたしても逆行し、iPhone 11モデルよりも小さなバッテリーを採用してiPhone 12をより小さくした。独自のテストの結果、当然ながら、iPhone 12シリーズは5Gネットワークを使用した時に駆動時間が短くなっている。だが4G使用時には、A14チップの向上により、小型のバッテリーでも少なくとも同じくらい長持ちさせることができた。

ちなみに、iPhone 12 Proは筆者がこれまでに持っていた2、3台のフラッグシップモデルに比べると、日中に充電することが多い。iPhoneの寿命に多少なりとも慣れた今となっては、iPhone 12 Proのバッテリーの小ささにはいささか不安になる。そのために、このモデルを以前のiPhone XSや11 Proのユーザーに広く薦めてよいものかどうか戸惑っている。これまでAppleが行ってきたバッテリーとデバイスサイズにおける妥協策を見れば、ーー加えて、デバイスをもっと厚く、長持ちするようにしてほしいという長年のユーザーの願いを無視し続けていることからーー同社は気にしていないだろうことを筆者はほぼ100%確信している。

疑わしく思っているのは、AppleがすでにiPhone 12ファミリー用MagSafeの外部バッテリーパックに取り組んでいて、今年のバッテリーを縮小したことによって生じた問題を「修正」することだ。そして、ユーザーがiPhoneのパフォーマンスを気にし始めるであろう2〜3年後に、嬉々として99ドルの交換用内蔵バッテリーを売るか、999ドルの代替スマートフォンを提供する。それがAppleのやり方だ。

その他の細かいあれこれ

  • watch OS 7とiOS 14をもって、AppleはApple WatchをアップグレードしたiPhoneに変えるプロセスをひそかに整備した。ユーザーは、Watchのペアリングをあるデバイスから別のデバイスへと変更することを自動的に求められる。スイッチを認証する以外に多くのことを行う必要はない。これはバックグラウンドで最小限度の手間だけで行える。
  • iPhone 12 Proのステンレスフレームや飛散防止加工の前面ガラス「Ceramic Shield」は「指紋がつきやすい」などと言われている。筆者がグラファイトモデルで行った個人的なテストでは、指紋のつき方はiPhone 11 Proのスペースグレイほどひどくはない。スクリーンの自然な弾力性が前より良くなっていることは自信をもって言える。常にケースを使うつもりでいるが、iPhone 12 Proの耐久性は初期モデルと比べると格段に上がっている。
  • Appleは環境上の理由で、iPhone 12ファミリーからACアダプタとイヤホンを排除したと主張しているが、せいぜい部分的にしか真実ではなく、疑わしいものだ。電磁波の害を軽減させるためにイヤホンを付属させることが法的に義務付けられているフランスを除いた全ての国で、同社はアクセサリの提供に60ドルの追加費用を要求し、それらを必要とする消費者に無料の代替品を与えない。5G電波に対する懸念が膨らみつつあることを考えると、今後の動向は興味深い。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12 Pro実機レビュー:MagSafeは「買い」なのか(5/7)

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MagSafe:厄介だがよく考えられたワイヤレス充電 (前回からのつづき)iPhone 12ファミリーのヒットを支えるもう一本の柱、新しい磁気ワイヤレス充電について、無視したりスキップしたりするのは簡単だ。というのもAppleのMagSafeはいささか混乱を招いているし、飛び抜けて印象深いものでもないからだ。真新しいMagSafe充電器は39ドルで、直径2インチ以上もある充電パックと3フィートのU…

AppleのiPhone用MagSafe充電器とApple Watchのマグネット充電ケーブル、MagSafe対応クリアケース。Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

MagSafe:厄介だがよく考えられたワイヤレス充電

(前回からのつづき)iPhone 12ファミリーのヒットを支えるもう一本の柱、新しい磁気ワイヤレス充電について、無視したりスキップしたりするのは簡単だ。というのもAppleのMagSafeはいささか混乱を招いているし、飛び抜けて印象深いものでもないからだ。真新しいMagSafe充電器は39ドルで、直径2インチ以上もある充電パックと3フィートのUSB-Cケーブルを組み合わせたものになる。MagSafeのフル「15ワット」の速さで充電するためには、新しい20ワットのACアダプタを購入しなければならない。

充電速度がとても大事だと考えるのなら、MagSafeは避け、付属のLightningケーブルを使ってiPhone 12 ProをダイレクトにACアダプタにつなぐことをお勧めする。そうすればiPhoneのバッテリーを30分で50%まで回復させることができる。ACアダプタでMagSafeを使うと、30分で23%までしか充電できない。また、筆者が2020年型のMacBook ProとMagSafeを使用して行ったテストでは、iPhone 12 Proは30分でたったの16%しか充電できなかった。

その速度とサイズにもかかわらず、MagSafeはそこそこの充電エクスペリエンスしか提供してくれない。以前のデバイスを選ばないQiワイヤレス充電器よりは速いが、これらの充電器には巨大なエコシステムがあり、現状でワイヤレスも有線の高速充電も手ごろな価格で入手できるし、車載Qi充電器もある。便利さに違いはほぼなく、足りないのはAppleの丸くて巨大なマグネットだけだ。

現時点でiPhone 12 ProにはUSB-C-Lightningケーブル(写真を参照)1本しか付属しない。ユーザーはACアダプターやヘッドフォンなどのアクセサリを別途購入しなければならない。Aukeyの有線・無線ソリューションはAppleよりもずっと手頃な価格となっている。Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

MagSafeをテストした結果、真に説得力のある理由が得られるまでは、この充電器とAppleの醜くて高すぎるiPhone 12 MagSafeクリアケースを返品することを決心した。iPhone 12 Pro以前に使っていた既存のQiベースのドックとLightningケーブルはすべて、このモデルでも正常に動作する。Appleが来年あたり、MagSafeでより大きな賭けに出るのかどうかは見ものだ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12 Pro実機レビュー:ラップトップ級の「A14 Bionic」、でもこれ何に使う?(4/7)

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A14 Bionic: ラップトップクラスのパワーをポケットに、その目的は? (前回からのつづき)すべてのiPhone 12モデルにA14 BionicのCPUとGPUが搭載されたのは必然のことだった。これは長年にわたる世界的な半導体製造ファウンドリTSMCと、最先端の5ナノメートル製造技術を搭載した初のコンシューマーチップによる取り組みだ。 A14は過度に技術的になることなく、最新のラップトップ…

Image Credit : VentureBeat

A14 Bionic: ラップトップクラスのパワーをポケットに、その目的は?

(前回からのつづき)すべてのiPhone 12モデルにA14 BionicのCPUとGPUが搭載されたのは必然のことだった。これは長年にわたる世界的な半導体製造ファウンドリTSMCと、最先端の5ナノメートル製造技術を搭載した初のコンシューマーチップによる取り組みだ。 A14は過度に技術的になることなく、最新のラップトップのコンピューティングパフォーマンスをポケットサイズにまでほぼ縮小し、Appleの最新のiPad Proタブレットに搭載されたA14よりも大きいA12 Zチップの速度にほぼ匹敵する。ほとんどのiPhoneアプリでその馬力をフルで使用することはなく、もし使用した場合には通常の2〜3倍の速度でバッテリーを消費するが、必要に応じてそれだけのキャパシティがあるともいえる。

Geekbench5.2.5を使用してiPhone 12 Proのベンチマークを行ったところ、シングル/マルチコアのスコアは 1583/3688を取得した。これは同じアプリのiPhone 11 Proのスコア1336/3484と比較すると約6〜18%増加している。一方最新のiPad Proとの比較スコアでは数字の増減が混合し、シングルコア(1125)では41%速く、マルチコア(4444)では20%遅い。同様に、メタルGPUのテストスコアはiPhone 11 Proの7525から9079に急上昇し、iPhone 12 Proで21%近く改善されているが、A12Z搭載のiPad ProのメタルGPUスコア12023よりも32%低くなっている。

数字的にも実際にも、iPhone 12 Proは一般的なタスク処理については旧モデルや最新のiPad Proよりも少し速く感じるが、最も高スペックを要求するアプリケーション向けの主力なAppleタブレットと比べるとそうではない。ただそれを気にする人がいるかどうかは疑問である。

何年も前にSamsungやその他の企業は、スマートフォンをデスクトップまたはラップトップコンピューターのように使用できるドックを提供し、ポケットサイズのデバイスの速度、ストレージ、ネットワーク機能の向上をより有効に活用した。残念なことにAppleがこの流れのイニシアチブを取ることに興味を示さなかった結果、画面のサイズに縛られた手のひらサイズのスーパーコンピューターファミリーが誕生した。

Appleがこのデバイスファミリー向けにiPhone 12アプリを発表していないことにも注意が必要だ。今年機能が強化されたアプリはほとんどない。新しくなったiPhoneを見せびらかすためにできることは、新機能として忘れられがちなMeasure(計測)アプリや新機能が使えるごくわずかなサードパーティ製アプリをより速くより的確にアップデートすること位だ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12 Pro実機レビュー:夜にしか気付かないカメラとLidarスキャナの相違点(3/7)

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カメラとLidarスキャナ:多くの人が夜にしか気付かない相違点(現時点では) (前回からのつづき)ほぼすべての主要なAndroidのスマートフォンメーカーは、2020年を通してより高画素でより高倍率なズーム機能を持つカメラを導入した。Samsungはすでに複数のモデルで108メガピクセルのカメラを採用しており、200メガピクセルのセンサーも間もなく登場する。一方でAppleはその流れに逆らうように…

iPhone 12 Proのカメラブロック(左)は、新しく搭載されたLidarスキャナーを除くと、iPhone 11Proと同じように見える。 Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

カメラとLidarスキャナ:多くの人が夜にしか気付かない相違点(現時点では)

(前回からのつづき)ほぼすべての主要なAndroidのスマートフォンメーカーは、2020年を通してより高画素でより高倍率なズーム機能を持つカメラを導入した。Samsungはすでに複数のモデルで108メガピクセルのカメラを採用しており、200メガピクセルのセンサーも間もなく登場する。一方でAppleはその流れに逆らうように、iPhone 12 Proのカメラを12メガピクセルの解像度に保ち、ズーム倍率も0.5倍から2倍を維持した。

その結果、暗い場所以外では、新しいモデルで撮影した画像とiPhone 11 Proで撮影した画像の違いはほとんど分からないだろう。iPhone 12 Proはレンズとソフトウェアの改善により以前よりも光を集めて処理することに優れているため、夜間や薄暗い室内で取った写真は、真っ暗闇ではなく夕暮れ時に撮影されたかのように非常にきれいでカラフルな仕上がりになる。

iPhone 12 Proので撮影した夜の写真(左)は、11 Pro(右)よりもかなり鮮明で細かいところまではっきりと写っている。 Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

プロのクリエイター、少なくともハイエンドのカメラのみにこだわらず、iPhoneでも撮影をする人たち向けに、AppleはDolby Vision HDR録画とApple ProRAW機能も追加した。これにより、カメラに記録されるビジュアルデータの量は最終的に向上する。また、サポートされているディスプレイで最適な色と明るさを実現するため、後から画像を編集することも可能だ。

一部のビデオグラファーはこれらの機能を使い始めるだろうが、機能を完全にサポートしているのはDolby Vision Profiles 8.4以降を搭載したテレビのみで、ProRAW用のツールは利用できるようになって間もないため、この2つの機能の影響を多くのユーザーが受けるようになるまでには、まだ当分時間がかかるだろう。

iPhone 12 Proには背面にLidar 3Dスキャナーも追加されている。これは、今年初めにiPad Pro 2020で導入された機能だ。リアカメラと並んで配置されているiPhoneのLidarスキャナのサイズはiPadよりも小さいが、機能は概ね同じである。目に見えないレーザーを使用して、指定したものすべての動的な3Dマップを作成する。今のところ、これらの3Dマップマップを使用することで、リアカメラを使ってリアルタイムにARを描画する速度や精度、暗い場所での優れたオートフォーカス機能を向上させることができる。

Polycamを使用すると、実際のオブジェクトと環境を3Dスキャンし、デジタルモデルに変換できる。 Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

Lidarは競合他社に対するiPhone 12Proの最大の利点になる可能性がある。今のところ、Appleは自社アプリのほとんどでこの機能をサポートしていないが、Polycamと呼ばれるサードパーティのアプリは、Lidarとカメラを組み合わせて、物体や空間を3Dスキャンする方法を公開している。私は今週末にPolycamを使用し、スキャンと処理の時間合わせてトータル3分未満で、デジタル空間に部屋全体をインポートしてドラッグやピンチアウトのジェスチャーで3Dデータを回転したりズームしたりしてみた。

スマートフォンでほぼ瞬時に3Dスキャンを行うという目新しさにもかかわらず、私がPolycamで作成した3Dモデルを見た人たちは口を揃えて「素晴らしいですが、この3Dモデルを使って何ができるんですか?」と言う。確かに、新しいハードウェアが追加されるのは素晴らしいことだが、ほとんどの人は実用的なソフトウェアとその使用例を望んでいる。Apple、今こそ出番だ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12 Pro実機レビュー:5G通信速度の実際(2/7)

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5G:今の混乱が収まる望みはある? (前からのつづき)「5G」と略されている次世代移動通信規格は混乱を招く可能性がある。詳しくは、筆者が以前行った定義やローバンド・ミッドバンド・ハイバンドのガイドを参照されたい。これからの10年間で、5Gは過去10年間を支配していた4Gよりも10倍から100倍速い高速データ通信を提供するだろう。以前は600秒(10分)かかっていたものが、近くの5Gタワーの速度にも…

Image Credit : VentureBeat

5G:今の混乱が収まる望みはある?

(前からのつづき)「5G」と略されている次世代移動通信規格は混乱を招く可能性がある。詳しくは、筆者が以前行った定義ローバンド・ミッドバンド・ハイバンドのガイドを参照されたい。これからの10年間で、5Gは過去10年間を支配していた4Gよりも10倍から100倍速い高速データ通信を提供するだろう。以前は600秒(10分)かかっていたものが、近くの5Gタワーの速度にもよるが、わずか60秒、あるいは6秒でダウンロードできるようになる。これは4K動画のストリーミング、複合現実、さらにはまだ見ぬ未来のアプリを可能にする第一歩だ。

全てのiPhone 12モデルは国ごとに同じ基本的な5Gハードウェアが搭載されている。Qualcommのモデム「Snapdragon X55」は2019年に発売され、間もなくより速く電力効率の高い「X60」へと進化する予定だ。結果、全てのiPhone 12がローバンドおよびミッドバンド(Sub6)5Gをサポートする。米国モデルはハイバンド(ミリ波)5Gもサポートする。今年のモデルは単一のバンドでマルチギガビット/秒(Gbps)を実現する。来年のモデルはSub-6とミリ波5Gを同時に使用し、さらに高速になる。Appleがどれほど5Gを待ち望んでいたかを考えると、iPhone 12がX60の登場を待たずX55で発売されたことは不運だった。

Verizonは2年前に世界初の5Gネットワークを立ち上げた。以来多くのAndroid 5G端末で1Gbps(2019年4月)から2Gbps(2019年6月)、さらには4Gbps(2020年4月)のダウンロード速度を謳ってきた。先週筆者が行ったVerizon 5Gネットワークのテストと今週のT-Mobile 5Gテストによると、現在、5Gネットワークで1Gbpsの標準速度を実現できるユーザーはほとんどいないことは明らかだ。

Speedcheck.orgの「iPhone 12の最初の週末」の速度チャートによると、米国のiPhone 12ユーザーは5G信号を得られる場所での平均的な5Gの速度を100Mbps近辺と見込んでおくべきだという結果が示されている。筆者のテストでは、4Gエリアでの速度は概して40Mbps以下に落ち、約1Gbpsとなったのはごく限られた主要都市だけだった。新しいiPhoneでは、実際に4Gネットワークを使用しているときでも5Gアイコンが表示され、ウォーキングや車での移動中にはブロックごとにダウンロード速度が上下するものと見ておくべきだ。宣伝では5Gが強調されているが、「ピーク」と「平均」とのパフォーマンスの差を理解しておくこともとても大切だ。

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筆者の環境では、iPhone 12 ProはT-Mobileのネットワーク上でピーク時に下り132Mbps、上り50Mbpsだった。これは筆者のiPhone 11 Proで1年前にT-Mobileの4Gネットワークでテストした時と比べて、ダウンロードで約30%の向上であり、アップロードは変化なしだった。筆者はiPhone 12が登場する前の数年間にも、この「5G」パフォーマンスに似た4G速度を断続的に経験している。

簡単に言うと、iPhone 12は成功するために必要な5G機能を備えて入るが、5G規格の約束が果たされるかどうかはキャリアにかかっている。それまでは、100Mbpsよりも速い通信速度を得られる回数の割合がユーザーにとって最も大きな変化となるだろう。実際にうまくいくかどうかを見守っていく必要がある。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12 Pro実機レビュー:ラインナップのおさらい(1/7)

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初代モデルが発売されてから13年。何億人ものアクティブユーザー、数十億単位の販売台数、そして広大に広がり続けるアプリ経済圏が指し示す明らかな兆候など、iPhoneの大成功は疑う余地がない。以前のモデルからどれだけ変わったかにかかわらず、すべての新しいiPhoneは何百万人ものオーディエンスの関心事であり、自動的に注目に値するようになる。 Appleは「leap year(飛躍の年)」を言葉として使…

iPhone 12 / Image Credit : VentureBeat

初代モデルが発売されてから13年。何億人ものアクティブユーザー、数十億単位の販売台数、そして広大に広がり続けるアプリ経済圏が指し示す明らかな兆候など、iPhoneの大成功は疑う余地がない。以前のモデルからどれだけ変わったかにかかわらず、すべての新しいiPhoneは何百万人ものオーディエンスの関心事であり、自動的に注目に値するようになる。

Appleは「leap year(飛躍の年)」を言葉として使い、大きな一歩として、あるいはアップグレードのチクタク戦略のマイルストーンとして、これまでのiPhoneに続くiPhone 12ファミリーを登場させた。マーケティング上のフォーカスは「メチャ速い」5Gセルラー機能であり、その次の強調ポイントは新しいチップと改良されたカメラとなっていた。

一方、4つのやや異なる構成の中でも代表的なモデルであるフラッグシップのiPhone 12 Proを使うとするならば、999ドルから1,299ドルのこのスマートフォンは昨年のiPhone 11 Proとの違いを正当化するにはちょっと苦しいかもしれない。たとえ、違いがわかったとしても、だ。

ということで、これから今年のモデルに手をつけるかどうかに関わらず、結論的には結構簡単だと思う。外から眺めるに、最新のAppleのフラッグシップフォンは破壊的というよりは、安牌を取りに行った感がある。しかし、iPhone 12 Proに搭載されているテクノロジーは、開発者、企業、経営者であれば、すぐに理解しなければならないものであり、Appleやライバルたちは早々に次のイノベーションの波を掴むためにこれらを活用することになるだろう。

では実際のレビューをお届けしよう。

iPhone 12 Pro:3万フィートの写真

Appleは2020年10月に4つの異なるiPhoneモデルを発表し、10月下旬に2つ、11月中旬に2つを出荷する。それらは次の通りだ。

  • iPhone 12 mini(699ドルから)。アルミニウムフレーム、5.4インチスクリーン、2,227ミリアンペアバッテリー、および2つのリアカメラ
  • iPhone 12(799ドルから)。アルミニウムフレーム、 6.1インチスクリーン、2,815ミリアンペアバッテリー、および2つの背面カメラ
  • iPhone 12 Pro(999ドルから)。スチールフレーム、6.1インチスクリーン、2,815ミリアンペアバッテリー、3つのリアカメラとLidar(ライダー)3Dスキャナー
  • iPhone 12 Pro Max($1,099ドルから)。スチールフレーム、6.7インチスクリーン、3,687ミリアンペアバッテリー、3つのリアカメラとLidar(ライダー)3Dスキャナー

これらのスマートフォンはものすごくよく似ている。それぞれが450以上のピクセル/インチの解像度とHDRビデオ再生のための最大輝度で1200ニトの有機ELスクリーンを持っている。金属の種類、カメラ、Lidarセンサーの違いは一旦置いておいて、最初の2機種は普段使いでは気にならない程度、画面がちょっとだけ暗い。

しかし、それ以外の場合はすべて同じチップと5G機能を持っている。なので、一般的に言えばよいカメラを使いたい場合はiPhone Proを、より小さな画面および価格をこなれたものにしたい場合はProじゃない方を選べばいい。各モデルは3つのストレージ容量と複数のカラーバリエーションが用意されている。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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iPhone 12:4Gと5G、前モデルとのバッテリー比較テスト結果(3/4)

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(前からのつづき)Appleは3つのバッテリーサイズをもつ4種類のデバイスを提供することによって問題を解決しようとした。バッテリーのパフォーマンスをどのくらい妥協できるかを顧客の判断に委ねたのだ。 Tom’s Guideが実施した初期のバッテリーテストでは、ミッドレンジのiPhone 12とiPhone 12 Proのみが対象だった。これらは同じバッテリーを搭載し、同じ5Gハードウェア…

発表会で示されたiPhoneとWatchを同時に充電できるステーション/Image Credit : Apple

前からのつづき)Appleは3つのバッテリーサイズをもつ4種類のデバイスを提供することによって問題を解決しようとした。バッテリーのパフォーマンスをどのくらい妥協できるかを顧客の判断に委ねたのだ。

Tom’s Guideが実施した初期のバッテリーテストでは、ミッドレンジのiPhone 12とiPhone 12 Proのみが対象だった。これらは同じバッテリーを搭載し、同じ5Gハードウェアを備えている。それぞれ時間数は異なるものの、5Gを使用した場合の駆動時間は4Gを使用した場合に比べて2時間短くなった。

通信キャリアによっても異なる。T-MobileのネットワークのiPhone 12 Proは、AT&TネットワークのiPhone 12よりも5Gで40分以上、4Gで1時間長く駆動した。これが4G接続の併用に頼らないT-Mobileの5Gスタンドアロンを使用したからかどうかは分からないし、複雑な問題だが、なぜAppleが国際的な顧客基盤に対して5Gバッテリーの保証を行わなかったのかのヒントではある。

たとえそうでも、規定文書からこのモデルの一般的な意味でのバッテリー特性を理解することができる。iPhone 12とiPhone 12 Proのバッテリーは2,815ミリアンペアであり、iPhone 11の3,110ミリアンペアおよびiPhone 11 Proの3,046ミリアンペアと比較してエネルギー容量はおよそ7.5%から10%低下している。

来月のリリースでは、iPhone 12 miniのバッテリーは2,227ミリアンペア(iPhone 11よりも28%小さく、iPhone 12よりも21%小さい)なのに対し、iPhone 12 Pro Maxは3,687ミリアンペアのセルを持ち、iPhone 11 Pro Maxの3,969ミリアンペアよりも容量が7%ほど小さい。

記者の質問に対し、Appleは一般的に新しいCPU、スクリーンの向上、ソフトウェアのアップデートなど他に効率の改善が見込まれる可能性があるため、iPhoneシリーズでは毎年のバッテリー容量の低下は問題ではないと述べている。

しかしTom’s Guideのテストによると、4Gに関してはiPhone 11よりもiPhone 12の方が53分低下し、一方、iPhone 11 ProよりもiPhone 12 Proの方が1時間向上した。この差異の原因はネットワークの違いかもしれないが、別の要因かもしれない。テスターを混乱させる要因は他にもたくさんあることは疑いないだろう。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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