MaaSとスマートシティ

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モビリティーと街の住みやすさは常にどこかでリンクしている。それは、「人」が常に関わるからだろう。例えば「空飛ぶタクシー」と呼ばれるUber Airは、渋滞緩和の課題解決に動いていたメルボルンと共同してパイロットプログラムを組んだ。空という新しい「道」を使うことで、渋滞状況の最適化を図ろうとするという取り組みだ。そんなモビリティーに関わる課題をテクノロジーの力で解決を目指すのがMaaS(Mobility as a Service)。MaaS分野のプレーヤーは主に2つに分類される。例えばSwiftlyやThe Routing Companyは、ビッグデータとAIを活用しプラットフォーム型でシステムを提供するタイプ。主に彼らのターゲットは公共交通機関や市町村が中心となり協業する形で、街に渋滞が生じる理由を根本から解決することを目指す。実例でいえば、バス停の間隔を最適化することで無駄な渋滞要因を取り除くことに成功している。

逆にMaaSと聞いて思い浮かぶのが、UberAirを始めフィンランドのWhimなどが挙げられるだろう。C向けにモビリティーサービスを提供し、マスの移動手段と行動をダイナミックに変化させることを目指している。例えばWhimは、国内のあらゆる移動手段をサブスクリプション型で提供することで、利用者は金額の上限を気にすることなく、最適な公共交通機関やタクシーを選択できるようになった。これが、フィンランドはMaaS大国と呼ばれるようになった所以だ。

このように、大きく分けてMaaSの中でも大きく2種類のプレーヤーがいるが、両者が共に組み合わさり、「住みやすい街」が生まれることに繋がっている。また、スマートシティーの構築においてもMaaSは外せない文脈であり、市場として今後も注目が集まる。

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