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特集:独身の日

特集:独身の日

2009年、Alibaba(阿里巴巴)が「独身の日(光棍節)」である11月11日(ダブルイレブン、または、双十一)に EC サイトの大型販促イベントを始めたのをきっかけに、この日は毎年、中国の全ての EC サイトがお祭り騒ぎとなる。中国ではこの日、アメリカのブラックフライデーを上回る売上を打ち出すのが常態化しており、この高いトラフィックの買い物リクエストを滞りなく捌くことが、中国のテック大手にとって腕の見せどころとなっている。この時期になると、新製品や新事業が発表されることが多い。

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特集:独身の日の話題

中国「独身の日」セール、11月11日単体でのEC各社売上高合計は5.3兆円超と昨年比2割減

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Alibaba(阿里巴巴)や JD.com(京東)など中国の EC 大手各社は、11日の深夜に終了した11日間のショッピングフェスティバル「独身の日(光棍節)」の新しい記録的売上高を発表した。 重要視すべき理由:独身の日は通常24時間のイベントであるが、数週間に及ぶショッピングフェスティバルへと進化した。このプロモーションの普及で評価の高い Alibaba は、今年は11月1日から11日まで、2つ…

今年の「独身の日」の Alibaba(阿里巴巴)売上は、4,982億人民元(約7.9兆円)に達した。
Image credit: (阿里巴巴)

Alibaba(阿里巴巴)や JD.com(京東)など中国の EC 大手各社は、11日の深夜に終了した11日間のショッピングフェスティバル「独身の日(光棍節)」の新しい記録的売上高を発表した。

重要視すべき理由:独身の日は通常24時間のイベントであるが、数週間に及ぶショッピングフェスティバルへと進化した。このプロモーションの普及で評価の高い Alibaba は、今年は11月1日から11日まで、2つのショッピングウィンドウを作ることでイベントを拡張した。

  • 独身の日は世界最大の販売イベントであり、中国経済の健全性を示す非公式の指標と考えられている。
  • 2つのチェックアウト期間を設けたことで、例年のように実際の11月11日に記録された流通取引総額(GMV)は、このプロモーションのすべての売上を合計したものではない。

詳細情報:Alibaba によると、11月1日から11月11日までの独身の日プロモーション期間中の GMV は4,982億人民元(約7.9兆円)を計上し、2019年の同期間と比較して26%増加したという。

  • この11日間の数字を常時公開している JD.com は、同期間の GMV が2,715億人民元(約4.3兆円)を記録し、今年の前年比(2019年→2020年)は33%増となった。昨年の GMV は2,044億人民元(約3.2兆円)で、前年比(2019年→2020年)28%増だった。
  • 中国のデータサービス会社 Syntun(星図数据)のデータによると、11月11日単体の中国の EC プラットフォーム全体(22社)の EC 売上高は、昨年の4,101億人民元(約6.5兆円)から3,328.7億人民元(約5.3兆円)に減少した。この数字には、11日間の全 EC プラットフォームの総売上高は含まれていない。
  • Alibaba はショッピング期間を11日間に延長し、消費者がより多くの情報を閲覧したり、お得な情報を手に入れたりできるようにする一方で、物流インフラへの圧力を緩和し、より良いショッピング体験を提供できるようにしたと、Alibaba CEO の Daniel Zhang(張勇)氏は11月5日に開催された9月四半期の決算会見で述べた。
  • Alibaba は11月1日から3日までの最初のチェックアウトウィンドウで売上を分割していたにもかかわらず、今年も独身の日の最大手であり続け、EC 各社の総売上高の中で59%を占めた。昨年は66%だった。JD.com は売上高の26%を占め、昨年は17%だったが、Pinduoduo(拼多多)のシェアは6%と横ばいで、Suning(蘇寧)は前年の5%から3%へとわずかに減少した。
  • 国家郵政局のデータによると、中国の宅配業者は11日間の時間帯に39億個の小包を処理した。11月11日には6億7,500万個以上の小包が処理され、前年比26%増となった。11月11日から16日までのイベント終了後の期間の小包数は、昨年比28%増の29億個となり、1日平均の2倍になると予想されている。
  • ブランド各社は引き続き、新製品のプロモーションにショッピングイベントを活用している。Syntun のデータによると、11月11日に販売された在庫保管単位(SKU)3,100万個のうち6.4%が新製品で、昨年の5.4%から増加した。
  • 家電、スマートフォン、アパレル、化粧品が上位を占めた。

強化された監視体制:今回のイベントでは、強制的な独占や価格差別などの反競争的行為を抑制すべく、当局がインターネット企業に対する規制を強化した

  • この新しい規則は、中国のテック企業に重くのしかかっている。ニューヨーク証取での Alibaba の株価は、規則案が北京時間の10日に発表されて以来、11日に約9%下げて引けた。JD.com の株価は、同期間中に2%超下げた.
  • 政府の監視に加えて、Alibaba はフィンテック関連会社 Ant Group(螞蟻集団)の IPO 中止の影響を受けている。

背景:2009年に Alibaba が初めた独身の日は、中国最大の全国ショッピングプロモーションデーとなっている。

  • 中国は今年の独身の日の前から、国全体でアフターコロナの国内消費を促進することに焦点を当てている。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

トップインフルエンサーが神格化しつつある中国EC界——「独身の日」がもたらす光と影

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「今年の独身の日の新しい動きや戦術は何か?」 事業者や EC プラットフォームに質問すると、寄せられた回答の半分以上が「ライブコマース」になると思う。 巨額の特典に魅了され誰もがそれに群がり、11月11日を待たずにピークを迎えた。企業データによると、2019年のライブコマースの新規登録数は681件、2020年のライブコマースの新規登録数(10月時点)は2,364件に達し、過去10年間のライブコマー…

今年の「独身の日」の Alibaba(阿里巴巴)売上は、4,982億人民元(約7.9兆円)に達した。
Image credit: (阿里巴巴)

「今年の独身の日の新しい動きや戦術は何か?」

事業者や EC プラットフォームに質問すると、寄せられた回答の半分以上が「ライブコマース」になると思う。

巨額の特典に魅了され誰もがそれに群がり、11月11日を待たずにピークを迎えた。企業データによると、2019年のライブコマースの新規登録数は681件、2020年のライブコマースの新規登録数(10月時点)は2,364件に達し、過去10年間のライブコマースの総登録数を上回った。

誰もがこの人的に作られた「ダブルイレブン」の買い物騒ぎ、生配信のごちそうを見逃すわけにはいかない。ダブルイレブンのライバー達のスタートは思っていたより早かった。トップライバーともなればなおさらだ。Taobao Live(淘宝直播)」で3,300万人のフォロワーを持つ「口紅王」こと Li Jiaqi(李佳琦)氏は10月11日から生配信を始め、すべての女性の財布に何度も何度も底を突かせるかのごとく、1日おきに一つの商品を前宣伝・プレセールを展開し売り切れを続出させ続けた。

ライブ配信データプラットフォーム 「Zhigua(知瓜数据)」の統計によると、独身の日のプレセールが始まった10月21日だけで、トップライバー Wei Ya(薇姫)氏の総売上高は53.2億人民元(約846億円)、Li Jiaqi 氏は 38.7億人民元(約615億円)に達した。しかし、ライブコマース業界は一線を画しており、それは誰もが知っていることだ。 ダブルイレブンの戦場では、業界発展の偏りが顕著になりつつある。

Taobao 系のライバーである Li Jiaqi 氏と Wei Ya 氏を筆頭に繰り返し販売記録を破られ、他の EC プラットフォームはそれを止めることができず好成績を明け渡すこととなった。JD Live(京東直播)は、11月1日0時0分10秒に受注額1億人民元(約15.9億円)を突破、Suning(蘇寧)のさまざまなライブコマースは大小あわせて5万回を超え、11月8日には百億人民元相当の特典を用意し、ディスカウントとセレブリティが紹介するダブル効果で、スマートスピーカー「Xiaodu(小度)」の1日の売上を前年比4倍に押し上げた。ライバーから事業者、プラットフォームからユーザ、その誰もがダブルイレブンを使って消費者をエンゲージし魅了する方法を変えつつある。

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トップライバーは神様

Taobao Live(淘宝直播)」で3,300万人のフォロワーを持つ「口紅王」こと Li Jiaqi(李佳琦)氏

今回のダブルイレブンは1ヶ月前から始まったといえ、Li Jiaqi 氏と Wei Ya 氏の生配信の頻度・長さは大幅に増えたが、企業の需要にはまだまだ足りない。

「ダブルイレブンを逃したら下半期が終わってしまう」と言うブランド運営者は、15万人民元の予算を持ってトップライバーに相談に行ったが、トップライバーのダブルイレブンの配信は2ヶ月前に交渉が始まっていて、料金は通常の2~3倍にまで跳ね上がっていたことを知らされたと言う。

ライブコマースの頂点に君臨するトップライバーは、熱烈なファン層とプラットフォームのトラフィックをサポートしているが、より重要なのは、巨大な売上高を作ることだ。 この現状から、頂点を極めたライバーは経済界の「信仰」にまでなっていて、それは権威の証明を得ることに相当し、さらには製品にとって「生涯のセールスポイント」になっている。

ダブルイレブンは、トップライバーの魅力をより一層際立たせている。 ダブルイレブンの参加基準を満たした店舗を見逃す人は少なく、最前線の生配信は話題のプロモーションチャンネルとなっている。 複雑なクーポンや100%割引ルールに比べ、多くの消費者がライブコマースでは低価格で販売されていると考えている。「〝アタマ〟に入るか入らないか」を、ダブルイレブンでは多くの企業が選択するようになった。

中堅どころのライバーやセレブリティは、比較的バツが悪いことになっている。頻繁にニュースやライブの告知をするため、彼らの信頼が急落してしまったのだ。複数の記者によると、Taobao の多くの中堅どころのライバーは、Li Jiaqi 氏と Wei Ya 氏と協業する事業者に連絡し商品を売りたいと掛け合ったが、その結果の多くは事業者から拒絶されている。

この背後には、Taobao ライバーの深刻な欠点がある。Wei Ya の会社に所属する Lin Yilun(林依輪)氏や Haiqing(海清)氏の名前があっても、商品を持ってくる力があるとは言えないのだ。仮にが数十万人民元の商品を持ってこれるライバーが多くいたとしても、Wei Ya 氏や Li Jiaqi 氏のオーラの下で他の Taobao ライバーが Tmall(天猫)上で数百万人民元を持ってこれるからだ。

Taobao Live は中小のライバーにリソースを開放して成長させることを重視してきたが、Wei Ya 氏や Li Jiaqi 氏以外の新しいライバーがなかなか育たないのが現状だ。 Alibaba もこの問題には気付いていて、今年は事業者に自らライブ配信することを推奨している。強制ではないものの、Taobao 上でのさまざまなマーケティング活動に事業者が参加している以上、ライブ配信をやらないわけにはいかない。代わりに事業者自らのライブ配信が増えたことで、Taobao のライブトラフィックの希少性が高まった。

中堅どころのライバーが苦境に立たされているだけでなく、中小企業のブランドも「ダブルイレブン混戦」に苦悩している。ライブスタジオの頭に行列ができるということは、高い手数料、限りなく落ち込んだ価格、高額なリベート、そして最終的に手に入れることができるのは、ちょうど勝利の上での売り上げの数字かもしれない。

それにもかかわらず、企業が急に退くことができないトレンドの潮目の中で、ライブコマースは続けざるを得ない道と言える。

砲撃戦と隠密戦、それぞれが街を守る

今年6月に6,000店を突破した、Suning(蘇寧)の EC ブランド「蘇寧易購」のリアル店舗
Image credit: Suning(蘇寧)

突然撤退することができない大手 EC プラットフォームもライブコマースをやるのか? 答えはイエスだ。

中国2位の EC プラットフォーム「JD(京東)」は今年、ライブコマースをグループ全体の戦略的事業と位置づけるための努力を惜しまなかった。 今日 Taobao(淘宝)と Kuaishou(快手)が業界を二分して支配する中、JD Live は差別化のためにエンターテイメント路線を取り、ライブ配信をマーケティング施策と位置づけて事業者を後押ししている。

JD によると、2021年にはライブ配信は事業者の自己配信によるものが増し、より多くの自前ユーザを集め、ライブ配信が事業者の営業の日課となり、革新的でより多くのマーケティングシナリオに基づいて、プラットフォームのコンテンツマーケティング力を高めるだろう。JD のライブコマースに対する公式の立場は、「グループ全体の戦略的事業で長期的事業であり、グループの位置付けや価値は当面変わらないだろう」としている。

また、積極的な戦いに挑む Suning は、618(Alibaba に対抗し、JD が設定した6月18日のセール日)のナイトパーティーとダブルイレブンライブパーティーで、OMO(Online merges with Offline)に焦点を当てている、トラフィック達成、確実な顧客獲得、効率的なコンバージョンのために、大規模パーティーのインタラクティブな雰囲気の中、商品マトリックス毎に最適化されたライブ配信がなされる。

新進気鋭の Pinduoduo(拼多多)は絶好調ではないが、11月8日にライブコマースで数百億人民元の特典に加え、割引とセレブリティ紹介のダブル効果で、スマートスピーカー Xiaodu の1日の売上高を前年比4倍にまで引き上げた。この強さは過小評価されるべきではない。煙が出て、戦いが再燃した。声の大きさ、発言権、ユーザの心の攻防を狙う巨人同士の戦いがまもなく封切られる。

EC プラットフォームのライブ配信合戦の話をするなら、注目度が高く、徐々にスケールアップしてきた Kuaishou と Douyin(抖音)のことを取り上げなくてはならない。彼らは多くのファンと短編動画を集め、ライブ配信業界で熾烈な争いを続けてきた。

しかし、Douyin のライブコマースが開始されて以来、同社は競合は Kuaishou ではなく Taobao をターゲットに捉えているようだ。特に Douyin が10月9日にサードーパーティサービスへの外部リンクの禁止を発表した後、Taobao と Douyin の関係は悪い方向に急転し、多くの売り手が Kuaishou を離れてライブ配信することにつながった。今年の各社の売上高は、Kuaishou EC が2,500億人民元(約4兆円)、Douyin EC が2,000億人民元(約3.2兆円)に対し、Taobao Live が4,500億人民元(約7.2兆円)。Taobao Live の売上は Kuaishou と Douyin の合計額に相当する。

業界関係者によると、ライブコマースの「ボーナス期間」はまだまだ終わらない。EC はまだ成長段階にあり、どのプラットフォームも成長スペースをつかみ、ユーザの習慣を鍛えているという。 Taobao、JD、Douyin、Kuaishou などのプラットフォームは、それそれ独自のスタイルを持っている、それぞれに異なる層の視聴者グループがあり、重要なのはケーキを切るときと同じくユーザを配分する割合だけだ。ライブ配信業界は今後も、秩序と制度化された方向へと向かっていくだろう。

ライバーであれ、ブランド EC であれ、煙の出ないこの戦争で彼らは街を攻めることに全力を尽くしている。ライブコマース業界には深刻な分裂、資源の偏在、システムの混乱などの問題はあるが、活気に満ちた経済情勢が現れている。最後に、ダブルイレブンではまだ、皆が喜ぶ状況を見ることができる。消費者は受け取る商品のリストを見て満足しているし、トップライバーは大きな収益を上げることができ、ブランドの下半期の業績は低迷しつつも、EC プラットフォームは忙しく成績表を公表している。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

東南アジアのフリマアプリ「Carousell」、独身の日のセールをボイコットした理由とは

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Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


シンガポールを拠点とするオンラインマーケットプレイス「Carousell」は、リコマース企業としてのアイデンティティをさらに強固なものにするために、11月11日の「独身の日」のセールイベントの開催を見送ることを決定した。

Image credit: Carousell

この取り組みの一環として、Carousell はシンガポールの街頭に社員を派遣し、イベントのボイコットを宣伝した。Carousell はボイコットの理由について、同プラットフォーム上で毎日、独身の日のようなお得な情報を提供しているからだ、声明の中で述べている。

Carousell 地域ブランド責任者 Cassandra Leong 氏は Tech Asia に次のように語った。

我々の運動の中には、中古品が最初の選択肢となるようなライフスタイルを鼓舞することを目的としているところがある。昨年は、新しいものを買うというサイクルを永続させる「unbox(商品の開封)」というバイラルなトレンドに対抗し、「rebox(再び箱に入れる)」といったキャンペーンを率先して実施した。

独身の日は、元々は中国発祥の非公式な祝日で、オンラインショッピングの大規模なセールに合わせて行われる。中国の e コマース大手 Alibaba は今年のショッピング祭の間になされた注文が、11日の朝までに560億米ドルを超えたことを明らかにした。

Carousell はまた、過去に似たようなイベントを実施したことがある。去年の独身の日には、フィリピンで「11.11 FOMO フラッシュセール」を実施した。しかし、同社は、これらのイベントがどのように財務的に成功したかについて詳細を明らかにしなかった。

11月11日は、ほとんどの e コマースサイトにとって重要な日だが、クラシファイド・マーケットプレイスとして、リコマース・プラットフォームとして記憶に残る日にしたいと考えている。(Leong 氏)

今後、Carousell は、東南アジア人の長期的な消費パターンの変化に火をつけるため、同プラットフォームを使用し続けたいと考えている、Leong 氏 は付け加えた。

2012年に設立された Carousell のプラットフォームでは、自動車、ガジェット、ファッションアクセサリなど、さまざまなカテゴリの商品を売買することができる。昨年末、Carousell はマレーシアの Mudah、ベトナムの Cho Tot、ミャンマーの OneKyat などのマーケットプレイスを運営していた 701Search と合併した。

9月には、韓国の Naver Corporation が率いるコンソーシアムから総額8,000万米ドルの資金調達を行ったことを発表し、同社の評価額は9億米ドルを超えた。

同社はまた、セカンダリセールを実施し、初期の投資家が株式の一部を現金化し大きなリターンを得た。Sequoia Capital、楽天キャピタル、Golden Gate Ventures、Quest Ventures、500 Durians などの投資家や、99.co の創業者兼 CEO の Darius Cheung 氏などのエンジェル投資家が参加している。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

「独身の日」を前に当局がEC各社に規制強化など——10月後半の中国ニューリテール界を振り返る

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中国のフードデリバリ大手 Meituan(美団)が、中国本土での二次上場を検討している。Alibaba(阿里巴巴)は、中国市場で積極的に拡大しているイギリスのオンライン高級小売 Farfetch に3億米ドルの投資を計画している。「独身の日(光棍節)」は、規制当局が市場の秩序強化に向け踏み込もうとする中、好調なスタートを切った。 中国の EC および小売市場では、商品、選択肢、ビジネスモデル、急速…

注文品をピックアップする Meituan(美団)のドライバ
Image credit: TechNode/Coco Gao

中国のフードデリバリ大手 Meituan(美団)が、中国本土での二次上場を検討している。Alibaba(阿里巴巴)は、中国市場で積極的に拡大しているイギリスのオンライン高級小売 Farfetch に3億米ドルの投資を計画している。「独身の日(光棍節)」は、規制当局が市場の秩序強化に向け踏み込もうとする中、好調なスタートを切った。

中国の EC および小売市場では、商品、選択肢、ビジネスモデル、急速に変化するコンテンツなどが氾濫している。本稿では、10月22日〜11月4日までの中国のオンライン小売市場について知っておくべきことを紹介する。

Meituan(美団)の二次上場

  • 中国のフードデリバリサービスプラットフォーム Meituan が、中国本土市場への二次上場を検討していると、ブルームバーグがこの件に詳しい関係者を引用して報じた。関係者によると、上場は早ければ来年になる可能性があるという。中国メディア「Caixin(財新)」は、同社が CITIC 証券、華泰証券、華京証券など複数の証券会社と予備的な協議を行っていると報じた。Caixin の情報筋によると、Meituan は上海証取のテック株特化市場「STAR Market(科創板)」と深圳の新興企業向け市場「ChiNext(創業板)」のどちらかを検討しているという。この情報筋によると、どちらを選ぶかは上場企業の収益性要件に対する寛大さに左右されるという。(ブルームバーグ)
  • 中国のオンラインファースト化粧品ブランド「Perfect Diary(完美日記)」の親会社 Yatsen Holding(逸仙控股)は30日、ニューヨークでの上場を申請した。創業4年目の同社は、カラー化粧品やスキンケアブランドLittle Ondine(小奥汀)」や「Abby’s Choice(完子心選)」も運営している。3つのブランドを合わせると、2019年には2,340万人の消費者に商品を販売した。(米 SEC への IPO 申請内容から)
  • 中国の短編動画ライブストリーミングアプリ「Kuaishou(快手)」は、早ければ今週中にも香港で上場目論見書を提出する準備をしていると報じられている。Tencent(騰訊)と Alibaba 双方の関連会社が出資参加する見込み。(新京報

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EC の M&A

  • Alibaba は、ロンドンを拠点とする高級品のオンライン小売「Farfetch」に3億米ドル近くを投資するための協議を行っていると報じられている。両社は中国に合弁会社を設立する予定だ。Alibaba の競合である JD.com(京東)と Tencent は共に Farfetch に出資している。(The Information)
  • e コマースのライブ配信で再び台頭した中国のスマートフォンメーカー Smartisun(錘子)の創業者で破産した Luo Yonghao(羅永浩)氏が、同社のライブ配信会社の35%〜51%の株式をケーブルメーカー Sunway(四川明星電纜)に売却することで予備合意に入った。中国の債務ブラックリストに載ったままの Luo 氏は9月、6億人民元以上(約94億円以上)の借金のうち4億人民元(約62.7億円)近くを返還したという。(中国新聞

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「独身の日(光棍節)」に向けた動き

  • 「独身の日」に向けたショッピングフェスティバル初日の11月2日、JD の終日売上高は前年比90%増となった。乳製品、シャンプー、米が売れ筋商品のトップを占め、電化製品ではスマートフォン、洗濯機、テレビがトップ3のベストセラーとなった。(網易新聞
  • 2日の午前0時には、数億人の消費者が Taobao(淘宝)や Tmall(天猫)に殺到し、1,400万点の割引商品を注文したり、チェックアウトしたりした。同社の声明によると、プレセール初日の10月21日、Tmall Global(天猫国際)の総商品量は前年同期比で90%以上増加したという。

規制当局が動く

  • 北京市市場監督管理局や北京市公安局など北京市の5つの市場規制当局は、JD.com、Tmall、Meituan など9つの中国の主要 EC プラットフォームを召喚した。当局はこれらのサイトに対し、 独身の日期間中のさまざまなプロモーションキャンペーンの管理を強化するよう促した。この動きは、虚偽広告、ブラッシング、詐欺のような行為の取締が目的だ。(新京報
  • 中国の銀行・保険規制当局は10月28日に発表した通知の中で、ライブストリームを通じて仮想通貨や外貨などの金融商品を購入する際の潜在的なリスクについて投資家に警告した。ライブストリーム運営者の中には、金融商品を販売する資格を持たない者もおり、詐欺や誤解を招くような行為を行う可能性があるとしている。(新華社

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

「独身の日」を前に宅配業者がスト、東南アジアから参入の配送業者排除の動きなど——中国テックシーン・アップデート

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中国の物流業界にとっては、「光棍節(独身の日)」に向けて業界が盛り上がっている矢先に厄介な一週間となった。全国各地で配送ドライバーのストライキが発生したとの報道があったからだ。Alibaba(阿里巴巴)の支援を受ける Yunda Express(韻達快逓)は、中国市場に急速に進出しつつある東南アジアのライバル企業に対するボイコットに参加した。一方で、Alibaba 傘下の生鮮食品小売 Yiguo(…

Image credit: TechNode/Cassidy McDonald

中国の物流業界にとっては、「光棍節(独身の日)」に向けて業界が盛り上がっている矢先に厄介な一週間となった。全国各地で配送ドライバーのストライキが発生したとの報道があったからだ。Alibaba(阿里巴巴)の支援を受ける Yunda Express(韻達快逓)は、中国市場に急速に進出しつつある東南アジアのライバル企業に対するボイコットに参加した。一方で、Alibaba 傘下の生鮮食品小売 Yiguo(易果)は倒産した。

中国の EC 小売市場は、商品、選択肢、ビジネスモデル、急速に変化するコンテンツなどが氾濫している。本稿では、10月22日〜28日までの一週間に起きた中国のオンライン小売市場について知っておくべきことを紹介する。

独身の日を前に、宅配業者が抗議デモ

中国の物流会社は先週、ソーシャルメディア上で労働争議の報告が広く伝えられる中、配送業者からの反発に直面している。ストライキは、STO Express(申通快逓)、YTO Express(円通速逓)、ZTO Express(中通快逓)、Best Express(百世快逓)、Yunda Express など、国内の主要な宅配業者数社に影響を与えたと報じられている。報道によると、これらの配送業者の社名の2文字目にちなんで「四通一達」と呼ばれている5社の業務は、二級都市や三級都市で大幅に妨げられているという。

中国のマイクロブログプラットフォーム「Weibo(微博)」のハッシュタグ「#快逓罷工#(配達人ストライキ)」は1,300万ビューを記録し、13,000人以上の Weibo ユーザーが議論に参加した。顧客はまた、Douban(豆瓣)や Baidu Tieba(百度貼吧)のような他のソーシャルプラットフォームにも殺到し、小包配達の遅延に対する不満を表明した。

中国の労働 NGO である China Labour Bulletin(中国労工通訊)のストライキマップによると、福建省東部の福州と上海で2回の配送ドライバーのストライキが10月19日に行われた。マップによると、今年は少なくとも25回の宅配便のストライキがあった。労働者は、賃金の引き下げや賃金の遅延に抗議している。

ストライキによってもたらされた不確実性は、EC 業界が11月11日の独身の日のプロモーション前、今年の最も忙しいショッピングシーズンに時期を合わせるように、EC プラットフォームの注文処理能力に対する懸念を提起した。複数の宅配業者はストライキの噂を否定し、地元メディアによると、オフラインの流通センターは「通常通りに営業している」という。(Lieyunwang.com=猪雲

東南アジア参入者へのボイコット

中国の物流会社 Yunda Express は、オフラインのフランチャイズ加盟店のすべてが、東南アジアから新規参入した J&T Express(極兎速逓)に協業することを禁止した。10月19日に公開された声明によると、J&T Express に代わって小包を受け取ることも配送することも禁止されていると、地元メディアが報じた。処理中の注文は、送信者に返却されるか、受信者に受取を要求される。ルールに違反したフランチャイズ加盟店には5,000人民元(約78,000円)以下の罰金が科せられる。YTO Express や STO Express のような地元競合が同様の規則を制定した直後、Yunda Express もその動きに追随した。

中国の物流の広大さを考えると、ほとんどの中国の宅配便会社は、規模の経済を実現するためにフランチャイズベースのモデルで運営されている。フランチャイズ・パートナーシップは、技術的にはフランチャイズ代理店が他の宅配業者と協力することを禁止する独占契約であるが、フランチャイズ加盟店が複数の物流ブランドと同時に協業することは一般的な慣行である。

Yunda は、独占的な運営ルールを再設定することで、3月から中国で積極的に営業展開している J&T Express との競合を防いでいる。J&T Express は補助金を出したり、競合の既存の流通網を活用したりしてシェアを奪い、「Network Squatting(ネットワーク居座り)」と呼ばれている。

J&T Express は2015年、Oppo Indonesia 創業者 の Li Jie(李杰氏)が、スマートフォンブランド「OPPO」や「VIVO」を手掛ける中国の億万長者起業家で Pinduoduo の主要投資家でもある Duan Yongping(段永平)氏からの資金援助を受けて設立した。中国では、J&T Express は Pinduoduo(拼多多)、Suning.com(蘇寧)、Douyin(抖音)などの EC プレイヤーと協業している。(Southern Metropolis Daily=南都日報

新たな生鮮食品プロバイダの犠牲者

かつて中国の著名な生鮮食品 EC プラットフォームであった Yiguo は、破産と組織再編の手続きを進めており、この分野の著名なプレーヤーがまた一人倒れたことを示している。地元メディアによると、今年6月の時点で、同社は23億人民元(約358.3億円)の負債を抱え、純資産は11億人民元(約171.3億円)を保有しているという。

Yiguo は Alibaba 傘下の生鮮食品ブランドで、関連会社を通じて35%以上の株式を保有している。Yiguo の直近ラウンドでの3億米ドルの資金調達は、2017年に Alibaba 傘下の Tmall(天猫)からもたらされた。

Alibaba との提携は、Tmall の生鮮食品事業である「Tmall Supermarket Fresh(天猫生鮮超市)」からのトラフィック支援のおかげで、Yiguo の総合的商品価値を倍増させるのに役立った。しかし、Alibaba の支援に過度に依存したことで、同社は外部の変化に弱くなっていた。2018年、Alibaba は Tmall Supermarket Fresh の 運営を Yiguo から自社の小売店チェーンFreshippo(盒馬鮮生)に引き渡すことを発表した。このシフトは、2017年に Tmall からの注文の90%以上を引き出していた Yiguo の事業に大きな打撃を与えた。それ以来、Yiguo は混乱状況にあった。

競合の Taojiji(淘集集)の破産からわずか10ヶ月後、Yiguo は今年、コロナ禍のロックダウン期間からの再起にもかかわらず、生鮮食品のEC プラットフォームにとって、新たな教訓となった。(Tencent=騰訊)

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【via TechNode】 @technodechina

【原文】

「独身の日」の前哨戦開始、エドテックユニコーン2社の大型調達、淘宝台湾の閉鎖——中国テックシーン・アップデート

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中国はすでに、国内最大のショッピングイベント「光棍節(独身の日)」に向けて準備を進めているが、その名の由来となった反バレンタインデーの11月11日はまだ3週間先である。一方、新型コロナウイルス感染拡大がオンライン教育の需要を加速させたことで、中国最大のエドテック企業 Yuanfudao(猿輔導)と Zuoyebang(作業帮)は、それぞれ数億米ドルを調達したと報じられている。Taobao Taiw…

Tmall の Singles Day イベント(天猫双11)でディスプレイに灯りをつける女性
Image credit: TechNode / Cassidy McDonald

中国はすでに、国内最大のショッピングイベント「光棍節(独身の日)」に向けて準備を進めているが、その名の由来となった反バレンタインデーの11月11日はまだ3週間先である。一方、新型コロナウイルス感染拡大がオンライン教育の需要を加速させたことで、中国最大のエドテック企業 Yuanfudao(猿輔導)と Zuoyebang(作業帮)は、それぞれ数億米ドルを調達したと報じられている。Taobao Taiwan(淘宝台湾)は、わずか1年の運営の後、この島に別れを告げる。

「独身の日」に向けて早めのスタート

通常11月11日に1日だけ開催されるショッピングフェスティバルが開催される独身の日だが、今年は2回にわけて販売機会を持つことになると、Alibaba は20日 TechNode(動点科技)に送った声明で伝えた。まず、11月11日に加え、11月1日〜3日にかけ開催される。まず、今年のイベント開始を示すべく、11月1日〜3日の販売のプレセールを21日に開始する。プレセールでは、正式なセールが始まった際に価格を割り引いてもらうため、ユーザは事前にデポジット金(手付金)を支払う必要がある。

独身の日のイベントは数も期間も拡大しており、特に中国政府が新型コロナ後の回復のために国内消費を促進すべく額の投資を行っている時期には、その数も期間も拡大している。

昨年のイベントで急増したライブストリーミングは、今年の中心的な舞台になると予想される。「Taobao Live(淘宝直播)」で3,300万人のフォロワーを持つ「口紅王」こと Li Jiaqi(李佳琦)氏は、主に化粧品を売り歩く姿を中心に、20の夜に7時間のライブストリームセッションで1億6,000万人以上の視聴者を引き寄せた。

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エドテックユニコーンが大金をつかむ

中国のオンライン教育のユニコーン Yuanfudao は、DST Global がリードしたシリーズ G2 で10億米ドルを調達し、他に7~8社の投資会社が参加したと中国メディアの Late Post(晩点)が報じた。このラウンドは、4月に行われた同規模の G ラウンドに続くものだ。このラウンドでの評価額は155億米ドルで、半年前の78億米ドルの2倍近くになったと報じられている。

また、Late Post は、Yuanfudao の競合 Zuoyebang が7億〜8億米ドルの調達ラウンドのクローズ段階にあると、この件に詳しい関係者の話を引用して報じている。報道されたラウンドの投資家には、Fountainvest Partners(方源資本)、ソフトバンク、Sequoia Capital China(紅杉資本)、Tiger Global Management などが含まれる。同様に、このラウンドは、同社が今年6月に7億5,000万米ドルを調達したシリーズ E ラウンドに続くものだ。

投資家は中国のオンライン教育市場、特により有利な K-12 教育業界に群がっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、学生はロックダウン中に自宅で勉強することを余儀なくされた。

——LatePost(晩点)

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Taobao Taiwan がシャットダウン

イギリス登記の会社 Claddagh Venture Investment(克雷達投資)が運営する EC プラットフォーム「Taobao Taiwan」は、中国をバックにした事業体としての再登記が拒否されたため、2020年末までに閉鎖されることになった。

Claddaghは、「市場における複数の不確実性」を理由に決定したと述べている。同プラットフォームは10月15日に注文の受付を停止し、決済や配送などのサポートサービスを順次終了するという。同社は、これまでに受けた注文を購入者に届けるために、加盟店を支援することを約束した。

台湾当局は、Claddagh が実際には中国本土のテック大手 Alibaba(阿里巴巴)によって支配されていたと述べ、8月に Claddagh に最後通牒を出し、中国資本の会社として再登記するか、台湾を離れるかの判断を求めていた。

Claddagh は、ブランド認証を通じ Alibaba と提携している。Alibaba は Claddagh の株式28.8%を保有する。Alibaba の Claddagh への出資比率は、台湾で事業展開する企業が中国からの投資先とみなされる基準の30%よりも低い。台湾当局は現在も Claddagh を中国からの投資先と見なしており、Taiwan Taobao の運営にあたり、Alibaba に大きく依存しているという。

中国のテック企業は、台湾やそれ以外の国々と高まる政治的緊張の影響をますます感じるようになりつつある。台湾では、iQiyi(愛奇芸)や Tencent(騰訊)といった中国企業が運営する動画配信サービスの販売は8月に禁止された。

——The Paper(澎湃)

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

24時間で4.2兆円の注文処理ーー「独身の日」を支えたAlibaba(阿里巴巴)テクノロジーの凄さ

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「Alibaba Cloud(阿里雲)」が、11月11日に開催された独身の日のショッピングイベントを支えるコア技術の詳細およびサードパーティに提供している技術情報を公開した。同社が企業向けサービス事業をさらに拡大させるための施策として公開している。 重要視すべき理由:世界第2位の経済圏の消費者需要を支える新たな技術やアプリケーションをAlibaba(阿里巴巴)は開発し続けてきた。同社はこうした技術…

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Image credit: Alibaba

「Alibaba Cloud(阿里雲)」が、11月11日に開催された独身の日のショッピングイベントを支えるコア技術の詳細およびサードパーティに提供している技術情報を公開した。同社が企業向けサービス事業をさらに拡大させるための施策として公開している。

重要視すべき理由:世界第2位の経済圏の消費者需要を支える新たな技術やアプリケーションをAlibaba(阿里巴巴)は開発し続けてきた。同社はこうした技術をサードパーティ、特に中小企業に向けて2Bサービスとして販売している。

  • 2019年初頭、Alibaba は企業向けビジネスへと焦点を移し始め、クラウドコンピューティングや人工知能(AI)、ロジスティクスサポートといったサービスの提供を通じて、自社ビジネスユニットのために開発した技術の外販マネタイズを行っている。
  • 競合 E コマース企業「JD.com(京東)」もまた、金融機関向けのデジタル化ソリューションをローンチし、より多くのパートナー企業に自社技術を開放している。

詳細情報:TechNode(動点科技)に届いた声明によれば、第3世代のX-Dragonアーキテクチャを備えたAlibaba Cloudは、24時間で総額384億米ドルに上る注文を停止時間なしで処理した。

  • Alibaba Cloud のデータベース「POLARDB」は、ピーク時も含めて1秒間に8,700万件を処理した。
  • 11言語で利用可能なカスタマーサービスのチャットボット「Alime Shop Assistant(阿里小蜜)」は、11月11日、Alibaba 傘下のEコマースプラットフォーム「Taobao(淘宝)」と「Tmall(天猫)」で顧客からの問い合わせの97%に対応した。
  • 「Alibaba DAMO Academy(阿里巴巴達摩院)」は国際 E コマースプラットフォーム「AliExpress(全球速売通)」に機械翻訳機能を提供し、店舗や商品ページをヨーロッパやアジア、アメリカ大陸、中東のバイヤーに向けて、ロシア語やスペイン語、トルコ語、フランス語、アラビア語を含む21の言語に翻訳した。
  • 「Taobao Live(淘宝直播)」のライブストリームは独身の日に200億人民元(3,180億円)を売り上げたが、これは最近ローンチされたAlibaba Cloud上の音声と動画用のリアルタイム・コミュニケーションフレームワークによって実現した。
  • 独身の日イベント期間中、A.I. Lab(阿里巴巴人工知能実験室)のスマートスピーカー「Tmall Genie(天猫精灵)」を使った音声コマンドを通じて、100万件以上の注文がされた。

背景:クラウドコンピューティングは Alibaba の成長の土台である。

  • 同社のクラウドコンピューティングの収益は、9月30日までの四半期において、前年比で64%上昇して92億9,000万人民元(約1,480億円)となった。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

競合も参加、Alibaba(阿里巴巴)独身の日「9時間・220億ドル購買」の衝撃

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11月11日、中国のEコマース企業「Alibaba(阿里巴巴)」は“独身の日”を祝うために大規模オンラインショッピング・キャンペーンを開催。消費者は開催たった9時間で226億ドルにも及ぶ購買をしたことがわかった。家電製品から自動車に至るまで、あらゆる商品が売れたという。この数字は、昨年の最終集計である308億ドルの3分の2に相当する。

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Image Credit: Alibaba

毎年11月11日に開催されるAlibabaのショッピングフェスティバルは世界最大の規模のキャンペーンである。 米中貿易戦争や中国経済の減速の中、消費者心理のバロメーターとして注目されていた。今年度はAlibabaが運営するマーケットプレイス「Tmall」と「Taobao」だけでなく、東南アジアのEコマース事業の子会社「AliExpress」や「Lazada」などのB2B向けEコマースプラットフォームもキャンペーンを盛り上げた。

オープニングセールは好調で、30分弱で100億ドルの売上を達成。これは前年の約半分の時間。Alibabaの他に「JD.com」や「Pinduoduo」などの競合企業も独身の日キャンペーンを開催した。

Alibabaはプロモーションキャンペーンとして2009年に最初の独身の日ショッピングイベントを開催した。しかし最近では中国消費者の購買力を計測する一大イベントの立ち位置にまで成長。昨年、消費者は初めてのキャンペーンで費やした金額の4,000倍を費やしたことから爆発的にEコマースが浸透しており、購買が発生していることがわかる。

本年度はApple、Dyson、L’Orealを含む64のブランドが事前予約で1,430万ドルの売上を達成していた。今回のキャンペーンの買い物客60%は、米中貿易戦争の影響を受ける輸入製品を購入する予定があると回答しており、あまり影響を感じさせていない。

Alibabaの物流関連会社「Cainiao」は5億トンにも及ぶ商品在庫を発送する準備を整えているという。同社はクラウドコンピューティングシステムを軸に物流網の体制を年々整えており、今年もその成果を発揮した。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

中国で独身の日、Alibaba(阿里巴巴)の売上は2,684億人民元(約4.2兆円)を記録——米中貿易摩擦をものともせず、昨年比25%増

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11日、EC 大手 Alibaba(阿里巴巴)が開いた光棍節(独身の日)イベントで、中国の消費者が買い物に使った金額合計は最初の64分間で1,000億人民元(約1.6兆円)を突破したと、同社は明らかにした。昨年1,000億人民元の突破に要した107分間の記録を破るものだ。 重要視すべき理由:2009年に独身消費者をターゲットにしたキャンペーンとして始まった独身の日のイベントは、すべてのネチズンに向…

Image credit: Alibaba(阿里巴巴)

11日、EC 大手 Alibaba(阿里巴巴)が開いた光棍節(独身の日)イベントで、中国の消費者が買い物に使った金額合計は最初の64分間で1,000億人民元(約1.6兆円)を突破したと、同社は明らかにした。昨年1,000億人民元の突破に要した107分間の記録を破るものだ。

重要視すべき理由:2009年に独身消費者をターゲットにしたキャンペーンとして始まった独身の日のイベントは、すべてのネチズンに向けた大規模な興行と中国の莫大な消費力を広く見せるものに進化した。

詳細情報:Alibaba の11月11日のイベントは深夜0時に始まり、同日の正午には合計売上263億8,000万米ドル(約2.9兆円)を記録した。

  • Alibaba の EC プラットフォーム横断で、売上が100億人民元(約1,550億円)に達するのに要したのは96秒。
  • ピークアワーには、1秒あたり54万4,000件の注文を受け付けた。
  • Alibaba は、多くの注文を受け付けるため、すべてのコアシステムをクラウドサーバに移動させたという。
  • 11日午前8時現在、Tmall(天猫)の各店舗は、独身の日のイベントからの商品を含め、合計1億以上のパッケージを発送した。
  • Taobao(淘宝)と Tmall の社長を務める Jiang Fan(蒋芳)氏は、今年のイベントがこれまでで最も広く参加を集めたもので、Taobao のモバイルアプリのデイリーアクティブユーザは5億人を超えるだろうと予想していた。
  • 過去には、AliExpress(全球速売通)や Alibaba の東南アジア EC プラットフォームである Lazada もこのイベントに参加していた。
  • 昨年の合計売上は308億米ドル(約3.4兆円)だった

背景:競合の EC プラットフォームである JD(京東)も、自社の11月11日のイベントで売上が記録更新したことを伝えている。

  • 11月1日から11日までに、JD では消費者が166億米ドル(約1.8兆円)を消費した。
  • EC プラットフォームの Pinduoduo は売上の結果を開示していない。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

独身の日、Alibaba(阿里巴巴)のセール売上は3.4兆円相当を突破——ライフスタイルの向上を求める、1990年代生まれの中産階級が消費を牽引

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Alibaba(阿里巴巴)の光棍節(独身の日)は、また新たな記録を作り出した。GMV(総取扱高)は今年、2,135億人民元(約3兆4,910億円)に達した。 昨年の GMV に相当する1,682億人民元(約2兆7,500億円)は今年、セールが始まって16時間未満で突破。 500億人民元(約8,175億円)を26分2秒で突破し、これは2017年に比べ、約15分間早かった。 Alibaba の副会長で…

Image credit: Alibaba(阿里巴巴)

Alibaba(阿里巴巴)の光棍節(独身の日)は、また新たな記録を作り出した。GMV(総取扱高)は今年、2,135億人民元(約3兆4,910億円)に達した。

昨年の GMV に相当する1,682億人民元(約2兆7,500億円)は今年、セールが始まって16時間未満で突破。

500億人民元(約8,175億円)を26分2秒で突破し、これは2017年に比べ、約15分間早かった。

Alibaba の副会長である Joseph Tsai(蔡崇信)氏は、人民元の下落が物価を事実上少し高いものにしたものの、劇的な影響をもたらすほどのものではなかった、と述べた。

人民元下落の影響は実際のところ、ライフスタイル向上の新しい方法を模索している、中国の中産階級消費者の循環的な成長で相殺されています。これは、多くの短期的循環効果を相殺するでしょう。

消費者の年代別分布を見てみると、1990年代に生まれた人が最も活発で、80年代、90年代と続いた。

Alibaba のディレクターで CEO の Daniel Zhang(張勇)氏は、次のように述べた。

1990年代以降に生まれた人々が、主要な消費の力となっている。彼らはインターネットで生まれた世代とは異なるライフスタイルを持っていて、現在ではモバイルインターネットの上にいます

製品を選ぶ方法、ブランドの認知方法が、年上の層とは全く異なっています。

Alibaba が生成したデータは Taobao(淘宝)、Tmall(天猫)、オンライン旅行プラットフォームの Fliggy(飛猪)、Koubei(口碑)や Ele.me(餓了麼)などの O2O サービス、Taobao の農村部向けサービスなど幅広い分野を網羅しており、中国人の消費パターンに広範なインサイトを提供してくれる。

省や市別での消費を見てみると、広東省がトップを走り、北京市・江蘇省・山東省・四川省・河南省・湖北省・福建省の順に続いた。

これらの地域では、ビタミンからサプリメントまで健康食品が、輸入製品の最も人気のあるカテゴリを占めた。個人の健康の重要性に対する認識が高まっていることの表れだろう。輸入製品のトップ売上には、粉ミルク、化粧品、オムツなどもランクインした。

中国で提供されるオフラインサービスでは、エンターテイメント、カラオケ、ファミリーアクティビティ、マニキュアサービスなどが消費者に最も人気が高かった。

【原文】

【via Technode】