スタートアップPRとケーススタディ

スタートアップにまつわる広報・PRテクニックは、その企業成長モデルの特殊な環境から一般的なケースに比べて留意すべき点がやや異なります。このCanvasでは、少ないリソースで効果的に、かつ継続的に企業活動を伝えることに成功しているケーススタディや、ノウハウをまとめることにします。

過去に掲載したスタートアップPRのコラムはもちろん、現在、スタートアップのPRに関わるプロPRや広報の方々をお招きして今、話題になっている手法やケーススタディなど最新事例もまとめていく予定です。

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Canvas 概要:スタートアップに役立つPRノウハウ、ケーススタディまとめ

目次(予定)

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コラム & インタビュー

ストーリーを語る力

本稿はPR TIMES STORYからの転載(原文はこちら) スタートアップが物語を語る理由、それは彼らに空気を変える不思議な力があるからです。 参考記事:旅が復活しても、もう違うものになるーーAirbnb「共同創業者からの手紙」が大切にしたもの 例えば新型コロナウィルスで大打撃を被ったAirbnbの共同創業者、Brian Chesky氏の手紙は一読の価値があります。シェアリング・エコノミーの申し…

小さなストーリーの時代がやってくる

後数時間で2019年、もっと言うと2010年代が終わります。 今年を振り返り、スタートアップシーンを取材する側として気がついたことのひとつに「ストーリーテリングの力」があります。サービスや商品がコモディティ化し、差別化が難しくなった現代において物語による巻き込みは長らく王道のPR手法です。 それがスタートアップシーンにもやってきた、ということは言い換えれば、このイノベーションの最先端においても差別…

スタートアップPRでやったほうがいいたったひとつのこと

久々の釣りタイトルです。ただ、最近、スタートアップの手法やエコシステムも成熟してきているのにPR(パブリック・リレーションズ)についてはまだまだやれること多いなと思うこともありますので、少し整理してみます。 なお、この内容は先日、朝日メディアラボさんで機会いただいてスタートアップ10社ほどの方に共有した「逆算のスタートアップPR手法」というのが好評だったようなのでそちらをベースにしております。 P…

News

無人コンビニから「ストア」へーー600が仕掛ける次の一手は「自販機物流デジタル化」:ナラティブなスタートアップたち

ナラティブなスタートアップたちはスタートアップPRのケーススタディを伝えるシリーズです。毎週金曜日の公開取材の内容を会員向けCanvasにまとめていきます。スタートアップの広報・PRに関わる方で話題をお持ちの方はこちらのDiscordにご参加ください 国内のコンビニ市場はおおよそ11兆円(2019年度・日本フランチャイズチェーン協会調べ)、セブンイレブン(約5兆円※)ファミリーマート(約2.9兆円…

10X

ナラティブなスタートアップたち:10Xの福利厚生とダイバーシティへの取り組み(2/2)

ナラティブなスタートアップたちはスタートアップPRのケーススタディを伝えるシリーズです。毎週金曜日の公開取材の内容を会員向けCanvasにまとめていきます。スタートアップの広報・PRに関わる方で話題をお持ちの方はこちらのDiscordにご参加ください 前回からのつづき 前半ではスタートアップにおけるナラティブについて軽く触れてみました。ナラティブなスタートアップには語りたくなる、応援したくなる、そ…

ナラティブなスタートアップたち:エンパワメントの力(1/2)

ナラティブなスタートアップたちはスタートアップPRのケーススタディを伝えるシリーズです。毎週金曜日の公開取材の内容を会員向けCanvasにまとめていきます。スタートアップの広報・PRに関わる方で話題をお持ちの方はこちらのDiscordにご参加ください スタートアップPRの強い武器「ナラティブ」 ここ2、3年、スタートアップPRの考え方にもナラティブというキーワードを耳にすることが増えました。一方、…

想いを伝える「夢のあるプレスリリース」の書き方と、大切にしたい“3つの視点”

PR TIMESでは、企業・団体・個人の内に秘められた「夢」を発信するプロジェクト「April Dream」を、2020年4月1日のエイプリルフールにスタートします。 4月1日を、嘘(フール)ではなく夢(ドリーム)を語る日に。 ジョークで笑いを誘うエイプリルフールをやめて、大風呂敷を広げて「夢」を語る日にするための本企画。大きな成功や活躍の第一歩は、夢物語から始まるものです。夢のあるプレスリリース…

鍵は「屋外広告」一気に拡大したBrexの #スタートアップPR 戦略を紐解く

ピックアップ: AdQuick raises $6M to conquer an advertising market Google and Facebook won’t ニュースサマリー: OOH(Out-Of-Home)広告のマーケットプレイス「AdQuick」は2月14日、Initialized Capitalがリードを務めたシリーズAラウンド600万ドルの資金調達を行なったと発表した。Wn…

“空気を変えるPR”がスタートアップを躍進させるーー戦略PRの本田氏、ベクトルと新プロジェクト

ニュースサマリ:戦略PRを手掛ける本田事務所と総合PR会社ベクトルグループ(東証:6058)は2月12日、共同でPR人材データベース事業を開始すると発表した。 名称は「SCALE Powered by PR(以下、SCALE)」。多面的にPR(パブリックリレーションズ)戦略を手掛けることのできる、主にフリーランスや副業の人材を育成し、必要な企業とマッチングするサービスを展開する。3月2日より企業向…

スタートアップの「認知変化」を生むストーリーづくり、その方法(後半)

続きです。前回はスタートアップにとって認知変化(パーセプションチェンジ)がPR戦略において重要ということをお伝えしました。世の中の雰囲気が自分たちの思い描くビジョンの方に流れてくれれば、あとは用意した新しい体験の勝負に持っていけるからです。 手法としてプロダクトの磨き込み(体験向上)やイベント(ファン育成)、ストーリー(話題づくり)を挙げました。本稿ではちょっと理解しにくい話題づくりについて整理し…

#スタートアップPR で大切な戦略「認知変化」とは何か(前半)

スタートアップにPRが大切、だけど何から考えればよいか分からない、という方(特に経営者層)が一定数いらっしゃいます。 昨年、BRIDGEではリニューアル時にPOSTというスタートアップのためのストーリー配信のプロジェクトを立ち上げ、パートナー(ジェネシア・ベンチャーズさん、サイバーエージェント・キャピタルさん)の支援先各社と一緒に取り組みを実施してきました。 <参考記事> ニュースレターの購読 注…

広報自ら率先して活動、背中で「らしさ」見せた:#スタートアップPR ベスト事例(5)スマイルズ【リレー】

年末企画としてスタートしたスタートアップのPR事例を称揚する「スタートアップPRベスト」。前回のプレイドで広報を担当されている櫻井友希代さんからご推薦いただいたのは「SoupStock Tokyo」やネクタイ専門店「giraff」などでおなじみのスマイルズさんです。 と、ここで残念なお知らせが。本企画は「外部のリスク資本を受けて積極的に成長を求める」、いわゆるスタートアップが対象だったため、ここで…

ミッションに紐づいた言語化が「全員PR」を促進:#スタートアップPR ベスト事例(4)プレイド(KARTE)【リレー】

年末企画としてスタートしたスタートアップのPR事例を称揚する「スタートアップPRベスト」。前回のピースオブケイクでPRを担当されている森本愛さんからご推薦いただいたのは顧客体験プラットフォーム「KARTE」を展開されているプレイドさんです。森本さんはどの活動に心を動かされたのでしょうか? <参考記事> 感情をぶつけた表現が感動に繋がる: #スタートアップPR ベスト事例(1)ミラティブ【リレー】 …

企業や個人の想いを届ける新しいPRの選択肢:#スタートアップPR ベスト事例(3)ピースオブケイク(note)【リレー】

年末企画としてスタートしたスタートアップのPR事例を称揚する「スタートアップPRベスト」。前回のグッドパッチ経営企画室、高野葉子さんからご推薦いただいたのはnoteが好調なピースオブケイクさんです。高野さんはどの活動に心を動かされたのでしょうか? <参考記事> ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE 主催のイベントに関する情報をお届けします! Sign…

2019年「この採用スライドがすごい」11選+1 #スタートアップPR

今年のスタートアップを「PR」という側面で振り返ると、いよいよ情報戦が激化してきたな、という印象がありました。特に優秀な人材の採用は各社奪い合いの色が濃くなり、入る側も受け入れる側も双方失敗したくない、という思いから、あの手この手でマッチング精度を上げようとされています。 そのひとつのアウトプットが「採用スライド」です。元祖はSmartHRのこちらの採用スライドで、オープン過ぎる情報発信に共感が集…

社内に目を向けた情報発信で強い組織を表現: #スタートアップPR ベスト事例(2)グッドパッチ【リレー】

年末企画としてスタートしたスタートアップのPR事例を称揚する「スタートアップPRベスト」。前回のミラティブ広報担当の新嘉喜りんさんから推薦バトンが渡ったのはグッドパッチさんです。新嘉喜さんはどの活動に心動かされたのでしょうか? <参考記事> 感情をぶつけた表現が感動に繋がる: #スタートアップPR ベスト事例(1)ミラティブ【リレー】 新嘉喜りんさんの推薦理由:グッドパッチさんの組織カルチャー再構…

感情をぶつけた表現が感動に繋がる: #スタートアップPR ベスト事例(1)ミラティブ【リレー】

近年スタートアップの傾向に「PR/広報力による差別化」があります。 スタートアップというのはアップサイドとリスクのバランスが非常に難しい企業体です。収益がしっかりと上がっている経営陣は株主、顧客、従業員、それぞれに対して利益を還元し、それぞれの生活・人生を支える基盤になります。一方、スタートアップはそれがおぼつかない環境なので、経営者はできるだけ隠し事なく関係者に説明する責任があるのですね。 ここ…

ポイントは読者の想像力にありーースタートアップの「オウンドメディアしんどい問題」を解決する方法(後編)

本稿はスタートアップのPRを考える「POST」からの転載記事です 前半からの続き。コーポレート系のオウンドメディアを疲れずに続ける方法について。 特定の対象に期待する行動をしてもらう 社内広聴のフローが上手にできたら次にやるのが「最重要ターゲットに向けた情報提供」です。やり方は同じ、自分たちが最も動かしたい対象(顧客や行政など)を巻き込んでコンテンツを作る方法です。ビジネス向けだったら事例インタビ…

スタートアップの「オウンドメディアしんどい問題」を解決する方法(前編)

本稿はスタートアップのPRを考える「POST」からの転載記事です しばらくぶりのポストです。4月後半からスタートアップPRの勉強会を実施して約3カ月、14団体(ほとんどVCさんでした)約400名の起業家・PR/広報担当の方々にこちらのフレームワークをお話させてもらいました。特にリクエストの多かった「どうすればいいの」的な部分については、シンプルな戦略に経験者・未経験者ともに好評いただけたかなと。 …

透明性のないスタートアップは大きくなれない #スタートアップPR

先日、グローバルで躍進が続く語学プラットフォームのLang-8がサービスのグロースや採用に関する情報を開示していました。SmartHRやミラティブ同様、Speaker Deckでの公開です。LAPRAS(旧Scouty)さんのブログでも紹介されていますが、透明性高く社内の情報を共有する事例がぽつぽつと増えてきています。 短期的な目的は採用なんですが、もう少し大きな視点で見ると、この「透明性」という…

共感を生む記事はどうやって生まれるか、あるいはスタートアップ経営者がそれを寄稿する方法 #スタートアップPR

令和に入ると同時に起業家のみなさんの心動かされたのか、「エモい」記事や発表がいくつかありました。個人的に感動したのはこちらの2本。 光本勇介さんの実験思考に関するツイートやコンテンツ 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷さんのツイート: “実験思考スタート!… “ 中川綾太郎さんの再スタートに関するnote ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタートアップシーンの話題、BRIDGE…

#スタートアップPR でKPI設計に役立つ方程式ひとつと、社内説明に便利なオウンドコンテンツの「擬人化」

広報会議への寄稿きっかけで始まったスタートアップPR、初回の勉強会が来週に迫ってまいりました。広報寺子屋さん主催で、参加される方々の質問などを拝見しているのですが、熱量が高すぎて本当に漏らしそうです。 なお、これに合わせてスタートアップPRをまとめるサイトも用意してみました。今後、各企業のPR事例なども共有しようと思ってます。 さておき、オウンドメディア・コンテンツ配信におけるKPI設定については…

#スタートアップPR におけるKPIの考え方ーー積み上げるべき「企業のPR力」3つのポイント

先日、スタートアップPRの勉強会をやりたいとTweetしたところ、結構リクエストいただきまして、10回ぐらい機会貰えることになりそうです。早速広報寺子屋さんでは22日に登壇させてもらうことになりました。ありがとうございます。 スタートアップPRの勉強会やりたい — kigoyama (@kigoyama) April 5, 2019 ニュースレターの購読 注目すべき記事、世界のスタート…