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中国のソーシャルEC「Pinduoduo(拼多多)」、コンバーチブルノートで61億米ドル調達へ

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中国の EC プラットフォーム「Pinduoduo(拼多多)」は、転換社債の募集と株式による最大61億米ドルの資金調達を計画している。 重要視すべき理由:今年第3四半期(7月〜9月)に報告された同社史上初の単期黒字転換を受け投資家からの信頼感が高まる中で、Pinduoduo は、資金調達を検討している。急成長中の Pinduoduo は、新しいビジネスチャネルに資金を供給し、経費の増加をカバーする…

Image credit: Pinduoduo(拼多多)

中国の EC プラットフォーム「Pinduoduo(拼多多)」は、転換社債の募集と株式による最大61億米ドルの資金調達を計画している。

重要視すべき理由:今年第3四半期(7月〜9月)に報告された同社史上初の単期黒字転換を受け投資家からの信頼感が高まる中で、Pinduoduo は、資金調達を検討している。急成長中の Pinduoduo は、新しいビジネスチャネルに資金を供給し、経費の増加をカバーする計画だ。

  • 好調な第3四半期の結果により、Pinduoduo の株価は11月12日に20%超上昇した。

詳細情報:同社は、2025年を期限とする17.5億米ドルの転換可能なシニアノート(シニア債)と、1株あたり125ドルの米国預託証券(ADS)を2,870万株供給する。また、グリーンシューオプション(引受証券会社が株式を取得することができる権利)として、2億5,000万米ドルの社債と430万株のADSが用意されており、総額で61億米ドルの募集となる可能性がある。Pinduoduo によると、今回の募集には応募が殺到したという。

  • 同社は25日の声明で、「調達 した資金じはバランスシートの強化、インフラへの戦略的投資、事業運営の拡大、将来の買収、パートナーシップへの参入を行うために使用される」と述べている。
  • Pinduoduo の経営陣は先週開かれた決算説明会で、同社が注力している2つのポイントとして、「消費者をメーカーに直接つなぐ」ビジネスモデルのもと、プラットフォームが事業者やメーカーを支援する「ニューブランド」の取り組みと、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウン後に動き出した青果物や食料品のピックアップサービスを挙げた。

新型コロナウイルス感染拡大の結果として消費者の習慣に大規模な変化が起きており、さまざまな分野でデジタルトランスフォーメーションを加速させている。我々は資本と資源を投入してプラットフォームを改善し、重要な機会を獲得するためのインフラを構築する準備ができている。(Pinduoduo CEO Lei Chen=陳磊氏)

背景:Pinduoduo は IPO 前にすでに18億米ドル近くの資金を得ており、2018年に16億米ドルの NASDAQ デビューを果たした後も積極的な資金調達を続けている。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

マーケから宅配までノーコードで、レストランをデジタル化する「Lunchbox」

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ピックアップ:Lunchbox raises $20M to help restaurants build their own ordering experiences ニュースサマリー:レストラン向け配達プラットフォーム「Lunchbox」は10月、シリーズAにて2,000万ドルの資金調達を発表している。リード投資家にはCoatueが参加し、著名シェフのTom Colicchio氏、Bryan …

Image Credit : Lunchbox

ピックアップ:Lunchbox raises $20M to help restaurants build their own ordering experiences

ニュースサマリー:レストラン向け配達プラットフォーム「Lunchbox」は10月、シリーズAにて2,000万ドルの資金調達を発表している。リード投資家にはCoatueが参加し、著名シェフのTom Colicchio氏、Bryan Ciambella氏やRobert Earl氏も同ラウンドに参加している。

話題のポイント:Luchboxは創業1年半ほどしか経過していませんが、今回の調達で合計2,300万ドルの資金の調達に成功しています。同社の特徴はレストラン事業者が自社でフード配達用のウェブサイトおよびアプリをノーコードで開発することができる点です。Lunchboxを利用すれば、レストランをウェブ・SNS・テキストメッセージ・アプリ注文などあらゆるデジタルオーダーに対応させることができます。

Lunchbox

もちろん、UberEatsでもレストランのデジタル注文対応は可能になりますが、多額の手数料であったりオンラインに特化したメニューの作成など、いくつか店舗側がプラットフォームに合わせる必要がありました。

その点においてLunchboxの最大の強みは、上述したデジタル注文プラットフォームを手軽に開発できることに加え、DoordashやPostmatesなど、30以上の外部サービスとの連携が手軽にできる点にあります。Stripeは決済市場で銀行と事業者を結びつける連携プラットフォームとして高い価値を発揮しましたが、Lunchboxは配達事業者とレストランを結びつけることで、フード市場版Stripeとしてのポジションを取ろうとしています。

また、Lunchboxではプラットフォームの提供に加え、例えばアプリを通したプッシュ通知などのマーケティングツールもセットで提供しており、店舗側は半永久的にLunchboxのサポートを受けることができるようになります。

UberEatsの登場や感染症拡大でデリバリーは一気に加速しましたが、レストランのデジタル化もこういった依存型のものから独自での手法に移りつつあり、今後はローカルなレストラン・カフェであればあるほどLunchboxのようなモデルを通したデジタル対応が進むことになりそうな予感がします。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆

Nestle、ミールキットのFreshlyを9億5000万ドルで買収

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ピックアップ:Nestlé To Acquire Subscription Meal Service Freshly For $950M ニュースサマリー:食品大手「Nestle」がミールキットサービス「Freshly」を9億5000万ドルで買収したことを発表している。リリースによれば、将来的に事業成長が見られた場合は買収額に最大で5億5000万ドルが上乗せされるという。 話題のポイント:Fres…

Image Credit : Fleshly

ピックアップ:Nestlé To Acquire Subscription Meal Service Freshly For $950M

ニュースサマリー:食品大手「Nestle」がミールキットサービス「Freshly」を9億5000万ドルで買収したことを発表している。リリースによれば、将来的に事業成長が見られた場合は買収額に最大で5億5000万ドルが上乗せされるという。

話題のポイント:Freshlyは1週間分の健康的かつ調理不要な食事をデリバリーしてくれるサービスです。Nestleは以前からFreshlyに出資をしていて、高いシナジー効果が見込めることから今回の買収に至ったのでしょう。Freshlyのミールプランは至ってシンプルで、1週間分の食事プランを個数に合わせオーダーすることができます。オーダーする数によって1食分の値段は異なりますが、最も安くて1食につき8.49ドル、最大で11.49ドルの価格帯となっています。

メニューも現段階で、30〜40個とバラエティー多く、またひとつ一つの料理にはカロリー表記やグルテンフリーなのかなど健康意識高いユーザーに配慮した見せ方をしています。こうした健康意識高いミールキットの販売は、実店舗でいえばWhole FoodsやTrader’s Joeとコンセプトやターゲット層が似ていると思います。

Image Credit : Freshly

Nestleとしては食品顧客体験が自宅で手軽に調理するミールキットへ変わったことから、非上場のFreshlyを買収し、自社製品をリーチさせるネットワークを手に入れたかったのだと考えられます。つまり、今回の買収は自社商品流通のサブスクライバーを買ったとも言えますね。そのため今後は、Nestle商品や食材がミールキットに導入されていくことが予想されます。

ミールキットは「Hellofresh」と「BlueApron」の2社が市場を寡占している状態で、いずれも既に上場しています。ミールキット事業はメディア事業と似ており、いかに先にプロダクトを完成させ、広告経由で顧客を先に囲い込んだ方が勝つかのゲームです。もちろんサプライチェーンなどのとても複雑な工程が必要となりますが、最終的には資本力が勝負となります。この点、上場した2社は先行して逃げ切りました。

食品顧客体験が自宅で手軽に調理するミールキットのネットワークは、今後Nestleを含む商品会社にとって重要なポイントになりそうです。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆

未来のスーパー「Amazon Fresh」:スーパーのデータって本当に役に立つの?(5/5)

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データは未来の小売業の差別化要因となるか? (前回からのつづき)現在非常にごたごたしているため、この小売体験の重要な要素ーーAmazon.comとAmazonFreshの接点ーーは見落とされがちだ。しかしこれは、今後Amazonが実店舗運営への挑戦を続けていく中での他社との重要な差別化要因になる可能性がある。 Amazonは初めてAmazon Freshストアを体験する上でのガイダンスの一環として…

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

データは未来の小売業の差別化要因となるか?

(前回からのつづき)現在非常にごたごたしているため、この小売体験の重要な要素ーーAmazon.comとAmazonFreshの接点ーーは見落とされがちだ。しかしこれは、今後Amazonが実店舗運営への挑戦を続けていく中での他社との重要な差別化要因になる可能性がある。

Amazonは初めてAmazon Freshストアを体験する上でのガイダンスの一環として、Dash Cartのユーザーに対しカートに入れる買い物リストをデジタルで管理することと、スマートフォンを使って店頭での特典をウェブから確認することを公然と奨励している。

これは2つの理由で混乱を招く。カートに何を入れるかまで一元的に管理できる買い物リストのアプリは非常に限られており、買い物中に1つだけでなく2つのタッチスクリーンを確認することをユーザーに求めるというアイデアは単刀直入にいってクレイジーだ。

棚や冷凍ケースの前で買い物リストや店頭特典の案内をスマートフォンで見ている人に邪魔され、その後ろで身動きが取れなくなることを望む人などどこにいるだろうか。もしコメディアン俳優のLarry DavidがAmazon Freshを訪れたらどんな反応をするだろう、彼が主演するCurb Your Enthusiasmの一幕を見れば十分わかるだろう。

それでも、インターネットと顧客のショッピングカートをダイレクトに、そしてより慎重に結び付けることには明らかな価値がある。Amazon Fresh店舗への最初の来店は、店の通路を歩く最後の来店ともなり得る。Amazonは以前に購入した商品のリストを表示して再注文を提案し、すぐに集荷・配達が行える。これによりInstacar(と現在課金しているプレミアム会員)の必要性はなくなるかもしれない。また、将来的にAmazon Freshの店舗内へ入店する人の数を減らし、多くの顧客がドライブスルー同様の形式を利用して取引が完了できるようにすることもあり得る。

Amazonはこれらほとんどではないにしても、いくつかについては既に技術的な対応を行っているが、エンドツーエンドの顧客体験を直感的で違和感のないものにするためには、スマートフォンと買い物カートを管理するアプリを改善する必要がある。皮肉なことにそれが成功したといえるようになるのはFreshの店舗に人があまり訪れなくても高い収益が上げられるようになった時、つまり人気のあるスーパーマーケットにはつきものの長い待ち行列がなくとも、大量の在庫が動くようになった時だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

未来のスーパー「Amazon Fresh」:ベータテスト版スーパーマーケット(4/5)

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その他の良点+クーポン (前回からのつづき)Amazon Freshで私たちが気に入ったのは、「カスタマーサービス、返品 & 受け取り」という名前が付いたエリアだ。 こういった場所は通常、スーパーマーケットの入り口のすぐ近くにあるが、Amazon Freshでは店の奥側にある。店舗在庫の保管や荷物の積み下ろしを行う場所の近くで、Amazonロッカーから商品を受け取ったり返品ができるようにと…

Image Credit : Jeremy Horwitz VentureBeat

その他の良点+クーポン

(前回からのつづき)Amazon Freshで私たちが気に入ったのは、「カスタマーサービス、返品 & 受け取り」という名前が付いたエリアだ。 こういった場所は通常、スーパーマーケットの入り口のすぐ近くにあるが、Amazon Freshでは店の奥側にある。店舗在庫の保管や荷物の積み下ろしを行う場所の近くで、Amazonロッカーから商品を受け取ったり返品ができるようにと、おそらくこの場所になったのだろうーーこれは非常に便利で、食料品の買い物をするのと同時に、Amazonの配送・返品のためだけに特定の場所へ出向かなくて済むというインセンティブを与えてくれる。

Amazon Freshには、オンラインで小売業者が販売している人気ガジェットや書籍の限定セレクションコーナーも置かれている。 私たちはFireタブレットとEchoスピーカーからほんの少し離れた棚で、スーパーマーケットで購入することなど考えたことのないような、JoséAndrésの料理本「VegetablesUnleashed」やDeath&Coのカクテルガイドといった書籍を見かけたりもした。ーーもとより、その一部は既にオンラインで購入済みのものだったが。やがて新しいアイテムに取って代われば、AmazonFreshで食料品以外の商品も購入を検討する理由になるのかもしれない。

現段階では、AmazonFreshを実店舗で営業する小売業にとっての確固たる未来の形として説明するのは難しいだろう。 現在の体験は、洗練された形の完璧なビジネスというよりも、パブリックベータテストに近いと感じている。 来店者は確かに店内で通常の体験に加えてユニークな体験もすることができるが、実のところそれはスムーズな運用を行っていくための壮大な実験用モルモットみたいなものーーもちろん実験が成功するまではーーだ 。

Amazonの名誉のためにいうと、躍進のスピードを妨げる要因はそれほど脅威的なものではない。 その上Amazonは技術的な問題に対して謝罪するクーポンを配ったりと、積極的に問題への対応に取り組んでおり、来店した2回のうちの1回は、店内にいるすべての人に対して缶の炭酸水と冷蔵庫用マグネットを無料で配っていた。 問題点はあるにもかかわらず怒って店を出ていく人は見当たらなかったし、実際に私たちはクーポンと数少なくなったショッピングバッグを置いて店を出ると、車に向かって歩きながら既に次に店へと遊びにいく計画を練り始めていた。

Image Credit : Jeremy Horwitz VentureBeat

賛否両論ありながらもポジティブな印象をもたれることで「使命を果たした」とみなすのか、それともAmazonが小売業界を完全に支配する大規模な取り組みを、初期のAmazon Freshの顧客たちが後押ししているのか、その答えを知っているのはAmazonだけだ。

拡大する規模と疑う余地のない野心によって、Amazon Freshの店舗は、従来のスーパーマーケットに対しての非常に現実的な競争相手にもなりえるが、店舗の利益にほとんど影響を与えない程度の実験として失敗に終わる可能性もある。

Amazon Freshを自分の目で確かめたければ、カリフォルニアのアーバイン ジャンボリーロード 13672 にできた新店舗か、もしくはウッドランドヒルズ トパンガキャニオンブールバード 6245にある1号店舗(といっても一般客向けに店をオープンしたのは今年の9月)にアクセスできる。 どちらの店舗も午前7時から午後10時まで年中無休で営業している。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

中国「独身の日」セール、11月11日単体でのEC各社売上高合計は5.3兆円超と昨年比2割減

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Alibaba(阿里巴巴)や JD.com(京東)など中国の EC 大手各社は、11日の深夜に終了した11日間のショッピングフェスティバル「独身の日(光棍節)」の新しい記録的売上高を発表した。 重要視すべき理由:独身の日は通常24時間のイベントであるが、数週間に及ぶショッピングフェスティバルへと進化した。このプロモーションの普及で評価の高い Alibaba は、今年は11月1日から11日まで、2つ…

今年の「独身の日」の Alibaba(阿里巴巴)売上は、4,982億人民元(約7.9兆円)に達した。
Image credit: (阿里巴巴)

Alibaba(阿里巴巴)や JD.com(京東)など中国の EC 大手各社は、11日の深夜に終了した11日間のショッピングフェスティバル「独身の日(光棍節)」の新しい記録的売上高を発表した。

重要視すべき理由:独身の日は通常24時間のイベントであるが、数週間に及ぶショッピングフェスティバルへと進化した。このプロモーションの普及で評価の高い Alibaba は、今年は11月1日から11日まで、2つのショッピングウィンドウを作ることでイベントを拡張した。

  • 独身の日は世界最大の販売イベントであり、中国経済の健全性を示す非公式の指標と考えられている。
  • 2つのチェックアウト期間を設けたことで、例年のように実際の11月11日に記録された流通取引総額(GMV)は、このプロモーションのすべての売上を合計したものではない。

詳細情報:Alibaba によると、11月1日から11月11日までの独身の日プロモーション期間中の GMV は4,982億人民元(約7.9兆円)を計上し、2019年の同期間と比較して26%増加したという。

  • この11日間の数字を常時公開している JD.com は、同期間の GMV が2,715億人民元(約4.3兆円)を記録し、今年の前年比(2019年→2020年)は33%増となった。昨年の GMV は2,044億人民元(約3.2兆円)で、前年比(2019年→2020年)28%増だった。
  • 中国のデータサービス会社 Syntun(星図数据)のデータによると、11月11日単体の中国の EC プラットフォーム全体(22社)の EC 売上高は、昨年の4,101億人民元(約6.5兆円)から3,328.7億人民元(約5.3兆円)に減少した。この数字には、11日間の全 EC プラットフォームの総売上高は含まれていない。
  • Alibaba はショッピング期間を11日間に延長し、消費者がより多くの情報を閲覧したり、お得な情報を手に入れたりできるようにする一方で、物流インフラへの圧力を緩和し、より良いショッピング体験を提供できるようにしたと、Alibaba CEO の Daniel Zhang(張勇)氏は11月5日に開催された9月四半期の決算会見で述べた。
  • Alibaba は11月1日から3日までの最初のチェックアウトウィンドウで売上を分割していたにもかかわらず、今年も独身の日の最大手であり続け、EC 各社の総売上高の中で59%を占めた。昨年は66%だった。JD.com は売上高の26%を占め、昨年は17%だったが、Pinduoduo(拼多多)のシェアは6%と横ばいで、Suning(蘇寧)は前年の5%から3%へとわずかに減少した。
  • 国家郵政局のデータによると、中国の宅配業者は11日間の時間帯に39億個の小包を処理した。11月11日には6億7,500万個以上の小包が処理され、前年比26%増となった。11月11日から16日までのイベント終了後の期間の小包数は、昨年比28%増の29億個となり、1日平均の2倍になると予想されている。
  • ブランド各社は引き続き、新製品のプロモーションにショッピングイベントを活用している。Syntun のデータによると、11月11日に販売された在庫保管単位(SKU)3,100万個のうち6.4%が新製品で、昨年の5.4%から増加した。
  • 家電、スマートフォン、アパレル、化粧品が上位を占めた。

強化された監視体制:今回のイベントでは、強制的な独占や価格差別などの反競争的行為を抑制すべく、当局がインターネット企業に対する規制を強化した

  • この新しい規則は、中国のテック企業に重くのしかかっている。ニューヨーク証取での Alibaba の株価は、規則案が北京時間の10日に発表されて以来、11日に約9%下げて引けた。JD.com の株価は、同期間中に2%超下げた.
  • 政府の監視に加えて、Alibaba はフィンテック関連会社 Ant Group(螞蟻集団)の IPO 中止の影響を受けている。

背景:2009年に Alibaba が初めた独身の日は、中国最大の全国ショッピングプロモーションデーとなっている。

  • 中国は今年の独身の日の前から、国全体でアフターコロナの国内消費を促進することに焦点を当てている。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

東南アジアのフリマアプリ「Carousell」、独身の日のセールをボイコットした理由とは

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Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


シンガポールを拠点とするオンラインマーケットプレイス「Carousell」は、リコマース企業としてのアイデンティティをさらに強固なものにするために、11月11日の「独身の日」のセールイベントの開催を見送ることを決定した。

Image credit: Carousell

この取り組みの一環として、Carousell はシンガポールの街頭に社員を派遣し、イベントのボイコットを宣伝した。Carousell はボイコットの理由について、同プラットフォーム上で毎日、独身の日のようなお得な情報を提供しているからだ、声明の中で述べている。

Carousell 地域ブランド責任者 Cassandra Leong 氏は Tech Asia に次のように語った。

我々の運動の中には、中古品が最初の選択肢となるようなライフスタイルを鼓舞することを目的としているところがある。昨年は、新しいものを買うというサイクルを永続させる「unbox(商品の開封)」というバイラルなトレンドに対抗し、「rebox(再び箱に入れる)」といったキャンペーンを率先して実施した。

独身の日は、元々は中国発祥の非公式な祝日で、オンラインショッピングの大規模なセールに合わせて行われる。中国の e コマース大手 Alibaba は今年のショッピング祭の間になされた注文が、11日の朝までに560億米ドルを超えたことを明らかにした。

Carousell はまた、過去に似たようなイベントを実施したことがある。去年の独身の日には、フィリピンで「11.11 FOMO フラッシュセール」を実施した。しかし、同社は、これらのイベントがどのように財務的に成功したかについて詳細を明らかにしなかった。

11月11日は、ほとんどの e コマースサイトにとって重要な日だが、クラシファイド・マーケットプレイスとして、リコマース・プラットフォームとして記憶に残る日にしたいと考えている。(Leong 氏)

今後、Carousell は、東南アジア人の長期的な消費パターンの変化に火をつけるため、同プラットフォームを使用し続けたいと考えている、Leong 氏 は付け加えた。

2012年に設立された Carousell のプラットフォームでは、自動車、ガジェット、ファッションアクセサリなど、さまざまなカテゴリの商品を売買することができる。昨年末、Carousell はマレーシアの Mudah、ベトナムの Cho Tot、ミャンマーの OneKyat などのマーケットプレイスを運営していた 701Search と合併した。

9月には、韓国の Naver Corporation が率いるコンソーシアムから総額8,000万米ドルの資金調達を行ったことを発表し、同社の評価額は9億米ドルを超えた。

同社はまた、セカンダリセールを実施し、初期の投資家が株式の一部を現金化し大きなリターンを得た。Sequoia Capital、楽天キャピタル、Golden Gate Ventures、Quest Ventures、500 Durians などの投資家や、99.co の創業者兼 CEO の Darius Cheung 氏などのエンジェル投資家が参加している。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

パンデミックにより利用者が急増したベトナムeコマース事情と4大プラットフォーム

ピックアップ:Vietnam targets e-commerce turnover reaching $35 billion by 2025 ニュースサマリ:ベトナムは2020年始め、毎年25%ずつの成長を目指す国家電子商取引開発計画を発表している。同国によれば、2025年までに国内約9,600万人に当たる50%以上のeコマース利用者を目指し、350億ドル規模の市場創出を目指す戦略としている。新…

ピックアップ:Vietnam targets e-commerce turnover reaching $35 billion by 2025

詳細な情報:新型コロナウイルスの流行によりロックダウンなどの行動制限が課せられた多くの国で、キャッシュレス決済とeコマースの普及が進むといわれている。中でも顕著だったのがベトナムで、特に生鮮食品のオンライン販売のトラフィックは2020年前半に42%も増加した。同国内では東南アジア諸国でサービスを展開するShopeeLazada、ベトナム国内企業のTikiSendoが4大eコマースプラットフォームとなっている。各プラットフォーマーの特徴は下記の通り。

  • Shopee:シンガポール拠点でマレーシア、タイ、台湾、インドネシア、ベトナム、フィリピン、ブラジルでサービスを展開している。東南アジアで最も人気のあるeコマースプラットフォームといわれ、ベトナムでも2019年から現在まで訪問者数トップを誇る。
  • Lazada:シンガポール拠点でインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムでサービスを展開している。東南アジア各国でShopeeと人気を二分しており、現在はAlibaba(阿里馬場)傘下。ベトナム国内での人気はShopeeの方が優勢で、2019年から現在までLazadaの訪問者数は3位~5位を位置している
  • Sendo:2014年にサービスを開始したベトナムのソフトウェアコングロマリットFPT Corporationの子会社が運営するプラットフォーム。SBIグループや大和PIパートナーズなどがこれまでに資金提供を行っている。訪問者数は2019年第3四半期にShopeeに次ぐ2位となった。
  • Tiki:12のカテゴリ30万アイテム以上の商品を扱うB2Cプラットフォーム。サイバーエージェント・キャピタルや住友商事、中国のJD.com(京東商城)がこれまでに資金提供を行っている。2020年前半期の訪問者数第3位

ロックダウン中の利用者に生鮮食品の需要が高いことが判明している。そのため、4月中旬ごろにLazadaは注文から2時間以内に生鮮食品を配達するサービスを開始し、その1カ月後にはTikiも3時間以内での食料品配達サービスを開始した。ユーザーの需要に素早く対応できたことが周辺他国より利用者が急増した理由の一つと考えられる。

これらB2C向けプラットフォームに加え、小売業者の市場参入を支援する国内スタートアップ企業が以前から徐々に成長を続けていることで、ベトナム独自の大きなコマース・エコシステムが築かれつつある。

  • KiotViet:在庫・売り上げ管理、マーケティングツールやモバイルPOSなどクラウドベースのソフトウェアをレストラン、食料品店、ドラッグストア、スーパーマーケットなどに提供し、中小企業のデジタル化を支援する。ベトナム国内63省7万を超える中小企業に利用されている。
  • Buy2Sell:輸入製品のサプライチェーンで、12万以上のベトナムの卸売業者と小売業者に輸入製品を提供する物流プラットフォームを運営している。
  • Loship:2017年、ベトナムに設立されたLoshipはフードデリバリーや生鮮食品・医薬品の配達や配車サービスを4都市約150万人の顧客に提供している。今後はeウォレットの開発なども予定しており、東南アジアのGrabやインドネシアのGojekのような企業を目指している。これらの企業とLoshipが異なる点は、Lo-supplyというB2B向けの小売サプライチェーンも行っているところにある。ラストマイル配送に力を入れ5万人を超えるドライバーを抱えており、2019年にLo-supply加盟店は9万店を超え、Loshipの純利益の30%をLo-supplyの収益が占めるまでとなり、本事業が同社の中核をなしている。

背景:こういったB2B業者の存在が小規模小売業者のオンライン市場への参入ハードルを下げることで、ベトナムのB2Cコマース市場は今後さらに活況となっていく事が予想される。iPrice Groupと分析会社App Annieによるレポートによると、ベトナムでのショッピングアプリへの総訪問数は、第2四半期で過去最大の127億人に達し、成長率は43%、多くの東南アジア諸国を上回る数字となっている。

執筆:椛澤かおり/編集:岩切絹代・増渕大志

東南アジア版「価格コム」iPrice、EC急成長中のフィリピンで拡大目指すーーLINE Venturesなどが出資

ピックアップ:PH-based JG Digital invests in e-commerce aggregator iPrice Group ニュースサマリ:東南アジア7カ国で事業を展開するeコマースアグリゲーターiPriceグループは9月、今年3月に実施したシリーズBの追加ラウンドとして新たに資金調達を実施したと発表した。具体的な調達額は発表されていない。リード投資家にはJG Summit …

iPriceウェブサイト

ピックアップ:PH-based JG Digital invests in e-commerce aggregator iPrice Group

ニュースサマリ:東南アジア7カ国で事業を展開するeコマースアグリゲーターiPriceグループは9月、今年3月に実施したシリーズBの追加ラウンドとして新たに資金調達を実施したと発表した。具体的な調達額は発表されていない。リード投資家にはJG Summit Holdings, Inc. 傘下のベンチャーキャピタル JGDEV(JG Digital Equity Ventures)が参加している。

前回のACA Investmentsがリードした調達ではLINE Venturesや大和PIパートナーズが参加しており、1,000万ドル規模の資金を調達していた。同社の資金調達総額は、前回のシリーズBラウンドまでで約1,980万ドルに達している。同社は調達した資金を用いてキャッシュレス決済とともにeコマース利用が急速に普及するフィリピンでの事業拡大を目指す。

詳細な情報:2014年にマレーシアのクアラルンプールを拠点に設立されたiPriceの主要なサービスとなっているのはeコマース向け価格比較プラットフォームだ。欲しい商品を検索すると国内の提携ECサイトそれぞれでの販売価格を一覧で確認することが可能。その後ユーザーがiPriceから各サイトに飛び決済を完了することで当該サイトから収益を得る仕組みとなっている。

  • これまで、フィリピンにおけるEC利用率は2%程度に過ぎず、東南アジア諸国の中でも普及率は下位の方に位置していた。しかし、新型コロナウイルスの流行により同国政府が長期間に及ぶ厳格なロックダウン政策を実施したことで、キャッシュレス決済の急速な普及が進むとともにECの利用者も急増した。
  • BusinessWorldによれば、フィリピンのインターネットユーザーの91%がロックダウン期間中にオンラインで販売されている商品やサービスを検索し、そのうちの76%が実際に購入に至ったとしている。
  • 今回の資金調達によりiPriceはJGDEVの支援を受け、Robinsons Rewards(フィリピンでチェーン展開を行なうスーパーマーケットのRobinsonグループが提供するポイントカードアプリ)や同グループのウェブメディアPEP.ph といった地元企業とのパートナーシップをすでに締結済み。 今後もJG Summitグループのエコシステムとのさらなるパートナーシップ締結の機会を模索していく予定。

背景:iPriceは現在マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、香港で事業を展開している。プラットフォーム全体には、50億点にものぼる商品が登録され、毎月約3,000万人以上のユーザーが利用、新型コロナウイルスの流行以降には利用者が急増し、トラフィックは最大で60%増加した。

執筆:椛澤かおり/編集:岩切絹代・増渕大志

未来のスーパー「Amazon Fresh」:Dash Cartは便利だけど…(3/5)

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Dash Cartの利便性 (前回からのつづき)色々と紹介してきたが、やはりAmazon Freshの最大の特徴はセンサーとスマートフォン技術を掛け合わせ、レジの概念を取り払ったDash Cartだろう。もちろん、Amazon FreshではDash Cartを利用する必要はなく、かつ現在であればDash Cartを利用するためには行列に並ぶ必要がある。 Dash Cartを手にすると、まずは3分…

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

Dash Cartの利便性

(前回からのつづき)色々と紹介してきたが、やはりAmazon Freshの最大の特徴はセンサーとスマートフォン技術を掛け合わせ、レジの概念を取り払ったDash Cartだろう。もちろん、Amazon FreshではDash Cartを利用する必要はなく、かつ現在であればDash Cartを利用するためには行列に並ぶ必要がある。

Dash Cartを手にすると、まずは3分間のチュートリアル説明が店員より実施される。チュートリアルでは、QRコードを使ってAmazon AppとDash Cartをリンクさせることから始まり、Dash Cartに付属する紙袋に商品を入れスキャンしたり、カートのスクリーンへ4桁の番号を入力することで生鮮食品を追加するインストラクションがある。

このステップを踏むことで、Dash Cartに付属するカメラが利用者の行動を追跡し、レジを通ることなくチェックアウトすることが可能となる。代金は利用者のAmazonアカウントに自動的に請求され、これはAmazonが数年前から実施しているAmazon Goと同じコンセプトであることが分かる。

Dash Cartはまだまだ改善点が多く残されているものの、例えばカメラとソフトウェアの機能は充分に機能していた。カートの袋へ商品を入れると、正確に商品を認識し、取り除くと自動的に商品をリストから外してくれる。また、タッチスクリーンも十分に機能しており、それに応じたカートの計量器も速くはないものの問題なく機能していた。

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

しかし、Dash Cartには解決すべき幾つかの制限を抱えているのも確かだ。まず、そもそもDash Cartの袋は2つに制限されているので、購入できる商品の数自体が絞られてしまうのだ。現状、追加で袋を入れることはできず、これはカートに付属するカメラが商品を追えなくなることを防ぐためだ。

また、AmazonはDash Cartの破損や盗難を懸念し、店舗を離れるタイミングで利用者のDash Cartと普通のカートを交換している。これは、非常にDash Cartそのものの実用性を下げていると言わざるを得ないだろう。

また、今回Dash Cartを利用していて実際にあった体験として、途中でバッグの一つが破損してしまい交換が必要になった。そのため、カート内蔵のカメラがスキャンに対してエラーを起こし、結局レジに並んで再びスキャンするはめになったのだ。スタッフによれば今回のような問題は度々発生しているとのことだった。

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

他には、青果物を追加する際の4桁のPLUコードの入力方法や、計量の仕方を理解するのに時間を要している様子が店内各所で見受けられた。Dash Cart利用者は道を大きく使うため、立ち止まっているとDash Cart利用者以外にとって物理的に邪魔になっているのは明らかだった。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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