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Echelon韓国予選:旅行者と地元ガイドをつなぐMyRealTripが審査員賞、翻訳クラウドソーシングのFlittoが聴衆賞を獲得

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500 Startups のコミュニティ部門ディレクターの Jess Erickson氏は、「韓国では世界には多くの市場に先駆けて見ることのできるユニークな機会があり、韓国の起業家はグローバルな市場機会になっていくであろう機会を最初に解決するチャンスを掴むだろう。」とブログで述べた。 韓国では、スタートアップのエコシステムが急成長しており、ソウルが今後3~5年以内にアジアにおけるテックスタートアッ…

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500 Startups のコミュニティ部門ディレクターの Jess Erickson氏は、「韓国では世界には多くの市場に先駆けて見ることのできるユニークな機会があり、韓国の起業家はグローバルな市場機会になっていくであろう機会を最初に解決するチャンスを掴むだろう。」とブログで述べた

韓国では、スタートアップのエコシステムが急成長しており、ソウルが今後3~5年以内にアジアにおけるテックスタートアップ活動の中枢となるよう準備が進められている。政府は起業家活動を奨励しており、企業当たりの支援が韓国の政府ほどに及ぶ政府は他にない。Wall Street Journal によると、2年以内に韓国政府は37億USドルを、補助金やその他構想費としてスタートアップに投資する予定だという。

この新興市場の動向を探るため、e27はEchelon トップ100社の予選をソウルで主催することで韓国発のテクノロジースタートアップで勢いのある会社を発掘することにした。このイニシアチブは、韓国のスタートアップ企業が、2015年6月23日~6月24日にかけてシンガポールで開催される Echelon Asia Summit に出展するトップ100社うちの1つになるチャンスをもたらすものだ。

旅行者をローカルのガイドや目的地に詳しい専門家と繋ぐプラットフォーム MyRealTrip は審査員賞を攫い、また、モバイル端末を通してボイス、テキスト、画像の的確で低コストな翻訳を提供する翻訳クラウドソーシングサービス Flitto は、予選で聴衆賞を獲得した。

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センサーで食品の鮮度と栄養を確認し、リアルタイムでユーザのモバイルアプリに情報を伝えるスマート IoT製品であるPi、ユーザがネット上の動画をクリップして編集するのを支援して楽しくインターアクティブシステム Swizzle 、などを含む計4つのスタートアップが参加した。

MyRealTripのCEOであり創始者であるDonggun Le 氏は次のように語った。

韓国で最終審査へと進んだ会社は、全て名が通っていて、ビジネスも非常にうまくやっています。我が社にはグローバルなサービスを始めるという計画しかありませんが、他のチームには既に製品がありました。明らかに私たちにとっては困難な状況だったので、このイベントのチケットを手に入れたときは非常に興奮しました。

私たちは、3年の間は韓国の旅行者だけに向けてツアー/アクティビティを提供してきました。そして、今年の6月にやっと英語圏、さらに中国語圏の旅行者をサポートする新しいサービスを立ち上げます。Echelon Asia Summit は、新しいmyRealTrip を紹介することになる最初の公的な場所になります。そしてさらに、私たちには資本金を調達する計画があるので、このイベントが私たちにとって重要であることは間違いありません。

審査員には、銀行青年創業財団(은행권청년창업재단、通称 DreamBank)のシニア投資マネージャー Siwam Kim氏、K Cube Ventures のパートナー Shina Chung 氏、FuturePlay のパートナー兼CEO である Jung Hee Ryu 氏が在席した。

Chung氏は、次のようにコメントした。

MyRealtripはトラベルサービス向けの2面性を有するプラットフォームです。各都市のローカルガイド・エキスパートの案内するコースがまとめられており、ユーザは一般の旅行代理店からは異なる、多様なコースを詳細に選択することができます。運営開始から3年、MyRealTrip は規模を拡大してきており、現在は10都市以上に渡って910コースを有しています。

その歳月を通して、MyRealTrip は、他の類似サービスにとっては大きな壁となっていた独自のコンテンツ、そしてローカルガイドとのネットワークも築いてきました。このサービスは、今では韓国のユーザだけでなく、グローバルユーザーを受け入れる準備が整っています。私は、e27がMyRealTripを真にグローバルなトラベルサービスになるための強力な後押しとなってくれると思います。

専門家たちはまた、韓国ではスマホの普及率が80パーセント超であるため、投資家や起業家にとって韓国におけるモバイルマーケットはたいへん大きなものであると述べた。

Ryu 氏は、次のようにも付け加えた。

韓国でのスタートアップエコシステムの大きなトレンドは、O2O(オンラインからオフライン)です。MyRealTrip はオンラインのトラベルサービスとオフラインのガイドの経験をシームレスに繋げ、良好なマーケットパフォーマンスを見せている。そこで、この韓国発グローバル展開途上のスタートアップを審査員賞に選択しました。

スタートアップの質の向上について Ryu 氏は、次のようにもアドバイスした。

参加者は韓国でのトッププレーヤーではないかもしれないが、それぞれグローバルにアピールしたいと言う強い意思をもっているため、スケーラビリティやマネタイゼーションの方針に関してアドバイスすることで、韓国や他の国での経験に基づいて、より高いレベルに到達できるよう手助けが出来ると確信しています。

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(THE BRIDGE の読者は、Echelon Asia Summit への参加料が10%割引になります。詳細はこちらをご確認ください。)

【via e27】 @E27sg

【原文】

台湾最大のスタートアップ・イベント「#IDEASShow (網路創意展) 2014」が開催、日本からはBrand PitとZenFotomaticが入賞

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7月24日〜25日の2日間、台北市内で台湾最大の年次スタートアップ・イベント「IDEAS Show(網路創意展)」が開催された。これまでの IDEAS Show の模様についてはこちらやあちらにレポートしてあるが、回を重ねる毎にイベントがよい方向に進化しているのは喜ばしいことだ。 例年に比べ、特に目立ったのは韓国スタートアップの存在だ。政府機関の韓国情報通信振興産業院(NIPA)が先導する形で、韓…

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7月24日〜25日の2日間、台北市内で台湾最大の年次スタートアップ・イベント「IDEAS Show(網路創意展)」が開催された。これまでの IDEAS Show の模様についてはこちらあちらにレポートしてあるが、回を重ねる毎にイベントがよい方向に進化しているのは喜ばしいことだ。

例年に比べ、特に目立ったのは韓国スタートアップの存在だ。政府機関の韓国情報通信振興産業院(NIPA)が先導する形で、韓国からは地元・台湾に次ぐ6社のチームが参加していた(ちなみに日本からは4社が参加)。総勢ピッチに挑んだスタートアップは33社、数ある世界のスタートアップ・カンファレンスの中でも群を抜いて数が多いので、審査員も聴衆もそれなりのスタミナを求められる。

もはやライフワークと化している、筆者のピッチのビデオ撮影だが、今回は電源を確保できずにバッテリで撮影したため、22社分しか撮影できなかった。これには言い訳があって、この種のイベントには常々、大量のリチウムイオンバッテリを持ってくるのだが、大容量のバッテリは爆薬の起爆に使える可能性があるためか、一部の空港では機内持ち込みに制限があり、先日、北京空港で没収されてしまったのだ。今後新たな対策を考えたいと思う。

さて、ピッチしたすべてのスタートアップについては、近日改めて紹介することとして、今回は入賞したスタートアップと日本から参加したスタートアップを見ていきたい。ビデオに収録できた22社のピッチについては、ここから見ることができる。


評審獎(審査員賞) 審査員賞を獲得した、Flitto(韓国)、Brand Pit(日本)、VMFive(台湾)の各代表者。
評審獎(審査員賞)を獲得した、Flitto(韓国)、Brand Pit(日本)、VMFive(台湾)の各代表者。

Korea Startup(韓国創業)部門: Flitto(韓国)

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クラウドソーシングによる翻訳プラットフォーム。機械翻訳に頼らない実用的な翻訳結果を返却することが特徴。

Cloud Platform(雲端平台)部門: Brand Pit(日本)

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Instagram で共有された画像を使った分析で、Facebook や Twitter でも同様の分析を行っている。ソーシャル共有された画像の中からブランドのロゴを検知することで、BrandPit を利用する企業は、誰がファンで影響力のある人物かなど貴重な洞察を得られるほか、ブランドのアクティビティに関する地理的分布を見ることもできる。

Samsung Innovation Award:MimiOpen(台湾)

ウェブサイト

若年層向けのサービスで、学生、卒業生、ビジネスマンが、就学、仕事、人生経験に関する情報を共有できる環境を提供する。ユーザそれぞれの経験が登録された情報ライブラリが無料で利用できる。

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Samsung Social Enterprise Award: 衆社会企業(台湾)

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身体に障害があり、移動に不自由な人々のために、情報へアクセスを提供するソーシャル・アントレプレナーシップ。「Smart City Friendly Cloud(智慧城市友善平台)」を提供、2015年に韓国、日本、中国に進出する予定。

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台湾大哥大企業奨 (Taiwan Mobile Award): FlyFit(台湾)

※ 台湾大哥大(Taiwan Mobile)は台湾最大のモバイルキャリア。

ウェブサイト

FlyFit はフィットネス・トラッカー。この分野における一般的なデバイスは手首に装着し手の振動で運動量を計測するため、自転車を使った運動などでは正確な値を取得することができない。FlyFit は足首に装着することで、足の動きを捕捉し、より正確な運動量を計測することができる。

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遠伝企業奨(Far Eastone Award): ZenFotomatic(日本)

※ 遠伝(Far Eastone)は台湾で2つ目に大きい通信会社。

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ファッションEコマース向けの写真補正ツールだ。大阪・堺に拠点を置くグラムスが昨年9月にベータローンチ、これまでに国内で1,200アカウント、海外から600アカウントを集めている。

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CAV 鼓励奨(サイバーエージェント・ベンチャーズ賞): VMFive(台湾)

ウェブサイト

アプリストアやアプリ・デベロッパが利用可能な、アプリのデモ画面紹介機能を提供。ユーザはアプリをダウンロードする前に、そのアプリの動きを簡単に画面で試すことができる。同じ技術を元に、プラットフォーム横断型のモバイル広告を提供することができる。競合は、app.io、Bluestack、Amazon Testdrive など。

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GB Award(グローバル・ブレイン賞): LongGood/龍骨王(台湾)

ウェブサイト

高齢化社会において、センシング・テクノロジーを用いて自宅でリハビリができるプラットフォームを提供。ゲーム感覚で、バーチャル・コーチが運動方法をアドバイスする。テレビモニタに接続して利用、多くの有名医療機関と協力し、運動方法を設計・開発している。パーキンソン病や、他の身体に不自由がある患者で臨床試験を実施している。

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最具中国大陸市場潜力奨(中国での市場可能性を評価):VoiceTube(台湾)

ウェブサイト

オンライン映像を使った、英語学習プラットフォーム。

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最具美國市場潜力奨(アメリカでの市場可能性を評価):MimiOpen(台湾)

前出のため省略。

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最具東南亜市場潜力奨(東南アジアでの市場可能性を評価):LightSpeed(台湾)

ウェブサイト

ネイティブの iOSアプリ、Android アプリ、Windows アプリに簡単にマルチメディア・プッシュ通知機能を実装可能、企業内のコミュニケーション・ツールにも SDK により容易に組込ができる。クラウドでも、企業のオンプレミス環境でも、どちらでも利用ができる。

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経済部商業司 蝴蝶之星(蝴蝶計画)

経済部商業司は、台湾の経済産業省商務部に相当。「蝶のようにはばたく可能性のあるビジネスプランを持っている」スタートアップを評価。選出されたスタートアップ8社のうち、Mimiopen、VMFive、FlyFitについては前出のため省略。

Zuvio(台湾)

ウェブサイト

40 以上の大学や TEDxTaipei などのイベントでも採用されているプラットフォーム。PowerPoint スライド上で、講演者が聴衆と対話するソリューションを提供。聴衆はスマートフォン、タブレット、PC を使って講演者と対話することができる。競合は TopHat、ClickerSchool、SunVote など。

微画/wewha(台湾)

ウェブサイト

画面をタッピングするだけで、簡単にマンガが描けるサービス。描いたマンガは、Facebook、Twitter、電子メールで共有することができる。コミュニティ・マネージャーやブロガー向けのサービス。

Go1buy1(台湾)

ウェブサイト

海外のEコマース・サービスを台湾で利用するための、ユーザ支援プラットフォーム。特に、海外とのC2C取引を支援し、25カ国にいる100人の支援者の働きにより、海外発送が難しい商品の取引などを支援する。

Pass2u(台湾)

ウェブサイト

Apple の Passbook プラットフォームを使い、電子チケットを配布、供給する環境を提供。Android でバイス向けに、世界初の中国対応 Passbook アプリをリリースした。iOS および Android 向けのアプリを提供している。

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FindDog.net/找狗網(台湾)

ウェブサイト

画像認識、テキストマッチング、時間・地理的情報を駆使して、迷子になった犬を探し出すクラウド・コンピューティング・プラットフォーム。動物病院、ペットショップ、政府組織などが参加することで、動物の健康を維持したり、医療を提供したりできるエコシステムの形成を目指す。


見事に入賞したスタートアップは以上の通りだ。また、惜しくも入賞はならなかったものの、日本からは Papelook と KitcheHike も参戦した。

Papelook(日本)

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Papelookは、写真を切り抜いたり、レイアウト、デコ、文字入れなどが出来る無料の画像加工アプリだ。日本では、女子の2人に1人が使っているとされ、アジアでも多くのユーザに受け入れられている。

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KitchHike(日本)

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KitchHikeは、世界中の食卓で料理を提供したい人(COOK)とその料理を食べたい人 (HIKER)をマッチングさせるオンラインプラットフォーム。旅先でその土地の料理を食べてみたいと思ったときに、お店に行くのではなく、その土地の家庭で現地の人と一緒に手料理を食べることができるようにしようというサービスだ。

世界の有名人のつぶやきをアグリゲートし、32カ国語に翻訳するアプリFanda

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グローバルなソーシャルネットワークの誕生により、世界中の有名人のつぶやきをスマートフォン一台で受け取れる時代が来た。しかし、言葉の壁によって、海外のセレブのつぶやきを一目で理解するのは大変だ。 韓国のスタートアップ Lasso & Company(라쏘앤컴퍼니) はこの点に着目し、Twitter、Facebook、Instagram、Weibo(微博)、Me2day などで有名人が利用する…

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グローバルなソーシャルネットワークの誕生により、世界中の有名人のつぶやきをスマートフォン一台で受け取れる時代が来た。しかし、言葉の壁によって、海外のセレブのつぶやきを一目で理解するのは大変だ。

韓国のスタートアップ Lasso & Company(라쏘앤컴퍼니) はこの点に着目し、Twitter、Facebook、Instagram、Weibo(微博)、Me2day などで有名人が利用するソーシャルネットワーク・チャンネルをアグリゲートし、翻訳するサービス Fanda(팬더) をリリースした。世界中のセレブの投稿を、ユーザは自分の言葉でリアルタイムで購読できるようになったのだ。

(訳注:韓国には、同様の試みを展開するスタートアップとして、Flitto が存在する。)

Fanda にサインアップ後、有名人誰かのファンになれば、タイムライン上にその有名人の投稿が表示され、翻訳があわせて表示される。Fanda のサービスは合計32カ国語をサポートしており、基本的には Google 翻訳によるものの、ファンがクラウドソーシング的に翻訳する方法にも対応している。

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Fandaは、世界の有名人のソーシャルネットワーク上のリアルタイム情報を集約し、最もスピーディーに母国語で閲覧できるウェブサービス、アプリと言えるだろう。韓流ブームの主役である K-POPスターを筆頭に、有名政治家、起業家、マスコミ、CEO などのソーシャル・ネットワークを一度に購読することができる。Fanda には、ファンのリクエストに応じて定期的に有名人アカウントが追加される予定だ。

Fanda 上では、ユーザが最適な訳を選べば、それが翻訳結果の最上位に表示され、訳文と原文が同時に表示されるようになっており、外国語の学習にも役立つ。Fanda のユーザは、誰でも翻訳家として活躍することもできるわけだ。

ポイントはどれだけ自然な翻訳ができるかということだが、Fanda はクラウドソーシングにより Google 翻訳の限界を超えようとしている。誰でも翻訳に参加できるが、どれだけの人が翻訳に参加してくれるかは甚だ疑問だ。なぜなら、現時点で翻訳の参加者には、十分なメリットが用意されていないからだ。そのような問題を Lasso & Company はどのように解決していくのか、Fanda がプラットフォームに参加する人々に価値を与えられるようになるのか、注目してみたい。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

【原文】

韓国スタートアップのFlitto、クラウドソーシングでGoogle翻訳に挑戦

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先日、TechCrunchはSan Francisco Disruptカンファレンスを開催し、何百ものスタートアップと何千人もの人々がコンベンションセンターに押し寄せた。 参加者の中には中国、インド、香港、日本、ベトナム、韓国の使節団を含むグループがいくつかあった。その中でも私のお気に入りは断然Flittoだ。Flittoはすでに200万人以上のユーザを獲得しているアプリを開発したスタートアップだ…

flitto_logo-350x226先日、TechCrunchはSan Francisco Disruptカンファレンスを開催し、何百ものスタートアップと何千人もの人々がコンベンションセンターに押し寄せた。

参加者の中には中国、インド、香港、日本、ベトナム、韓国の使節団を含むグループがいくつかあった。その中でも私のお気に入りは断然Flittoだ。Flittoはすでに200万人以上のユーザを獲得しているアプリを開発したスタートアップだ。

<参考記事> ロンドンのスタートアップ・シーンは今—昨年700社から今年1200社に増殖させたテック・コミュニティの力(Flitto インタビュー)

翻訳アプリがどのようにして200万ユーザを獲得したのか?

Flittoの200万人ユーザは全て同プラットフォームのベータ版で集まってきている。Flittoは、TechCrunch Disruptと同時にベータ版を公開した。しかし、未だベータ版であるというこのアプリはどのようにして200万以上ものユーザを獲得したのだろうか?実際に使って試してみてほしい。

Flittoの設立者兼CEOであるSimon Lee氏に、このモバイルアプリについて説明してもらった。

「例えば、韓国語で書かれた案内を英語に翻訳したいとしましょう。その案内の写真を撮ってFlittoにアップロードするだけです。たった1分ほどで他のユーザが英語に翻訳してくれます。」

驚くべきことに、Lee氏が見せてくれたとおり、実際のユーザの翻訳がすぐに5、6件ほど世界中から送信されてきた。そして数分間のうちに、依頼者側は気に入った翻訳を選んで5つ星で評価する。ベストな翻訳が選ばれたらそれ以上の翻訳はシステムが受け付けない。

言い換えれば、どんな時も、文章や写真、音声などどんなものに対してでも1分以内に正確な翻訳が得られるのだ。それがこのプラットフォームの強みだ。

Flittoの翻訳スピードに加え、最も素晴らしいのは同プラットフォームからお金を稼ぐことができるという点だ。インドネシア語から英語、英語からインドネシア語に翻訳するだけで1ヶ月300米ドル稼いだインドネシア人少女がいる。彼女はFlittoで1日にたったの30分しか作業していない。

打倒Google翻訳に向けて

例えば私のようにバイリンガルな人なら、Googleは世界中の本をハックし、機械が言語と文法を学んでGoogle翻訳が少しずつ良くなっているとわかるはずだ。しかし、どんなにGoogleが学習しようと実際の人間には到底かなわない。ロボットより機械仕掛けのトルコ人にお願いした方がいい。どんなに優れたCPUがあろうとも、人間の言語機能の処理は今のところどんなコンピュータよりも緻密なのだ。

Lee氏は、Google翻訳とFlittoを漫画翻訳で対決させて見せてくれた(そうだ、お気に入りの漫画も翻訳できるわけだ!)。すぐに、あるユーザからベトナム語に翻訳された英語のフレーズが送られてきたので、それをGoogle翻訳の結果と比べてみた。Flittoの翻訳のほうが断然良い。それでもなおFlittoには安全装置としてGoogle翻訳が組み込まれている。依頼者が人的要素を信用していない時のためだ。

ポイントの仕組みとお金を稼ぐ方法

現在Flittoはベータ版を世界各国にローンチしており、この先ユーザベースもある程度拡大していくはずである。現在、全てのユーザはポイントシステムを利用している。ユーザはポイントを購入して翻訳依頼に引き換えたり、翻訳の報酬をポイントで受け取ることができるようになっている。時間があり、2か国語に精通している人にとっては、簡単にお金を稼ぐことができる。またFlittoは、評価システムによってユーザベースも管理している。

もし翻訳者のあなたが良い翻訳をして、あなたの翻訳が一番のお気に入りとして依頼者から選ばれた場合に、ポイントを獲得することができる。これらのポイントは、PayPalや銀行口座経由で換金できるだけでなく、自身の総体的な評価も上げてくれる。このようにしてインドネシアの少女は1ヶ月に300米ドル稼ぎ、Flittoもまた、実際の報奨金を出すことで多くのユーザをプラットフォームに取り込んでいる。

ぜひ試してみてほしい。AndroidiOSから翻訳依頼や翻訳をすることができる。

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【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

SXSW2013に韓国スタートアップ7社が集結、11日夜にGeeks from Gangnamを開催

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【原文】 3月8日〜14日、アメリカ・テキサス州のオースティンで開催されている South by South West (SXSW) に、銀行青年創業財団(은행권청년창업재단、理事長:バク・ビョンウォン=박병원)が率いて、韓国から有望スタートアップ7社が参加する。 SXSW は、音楽・映画・ゲームなど、あらゆる文化コンテンツとICT産業を網羅する、世界最大のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル…

【原文】

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3月8日〜14日、アメリカ・テキサス州のオースティンで開催されている South by South West (SXSW) に、銀行青年創業財団(은행권청년창업재단、理事長:バク・ビョンウォン=박병원)が率いて、韓国から有望スタートアップ7社が参加する。

SXSW は、音楽・映画・ゲームなど、あらゆる文化コンテンツとICT産業を網羅する、世界最大のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバルだ。毎年、世界各地から30万人が参加し、Twitter、Foursquare、Pinterest のようなグローバルスタートアップが、ここからスターダムの上り詰めた。SXSWの年間経済波及効果は1億9000万ドル(約182億円、2012年基準)に上る。

銀行青年創業財団は、昨年11月にSXSWの韓国館の参加をサポートするスタートアップを募集した。101社が応募し、書類審査と英語プレゼンテーション、面接審査などを通じ、最終的に7つのスタートアップを選定した。選定基準は、創造性、製品の完成度、世界市場での成功の可能性。SXSW の最終参加者は以下の通りだ。

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Flitto のイ・ジョンス(이정수)代表は、アメリカの世界的インキュベーター TechStars をはじめ、ニューヨークの有力投資会社などとすでに7件のミーティングを済ませ、「今回のSXSW参加で世界市場への進出と資金調達に自信を持った」と語った。

これらに加え、韓国スタートアップ「2GWorks」が参加、最近リリースしたサービス「Jack Planet」の展示ブースを設置しPRに努める予定だ。

一方、今回のツアーを引率する銀行青年創業財団は、オースティンの現地で、世界各国のクリエイティブ・ビジネスの関係者を招き、パーティー「Geeks from Gangnam」を開催する。今回のパーティーには、韓国のインディーズバンド「ギャラクシーエクスプレス(갤럭시익스프레스)」と「グナムグァヨライディングステラ(구남과여라이딩스텔라)」が参加、グローバルなネットワーキングのために、活気のある雰囲気を演出する予定だ。スタートアップ7社も参加し、韓国のスタートアップ熱を伝え、世界進出の機会を模索する。現時点で、イベント情報の公開から4日間で2,000人あまりが参加のサインアップをしており熱気にあふれている。

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Geeks from Gangnam のフライヤー。(クリックで拡大)

銀行青年創業財団でアントレナーシップ・センター長を務めるイ・ナリ(이나리)氏は次のように述べている。

「クリエイティブ経済のエネルギーの源は、創造力あふれるアイデア、国際感覚、それに新しいテクノロジーを持つ若者による起業だ。今回のプロジェクトが、そのような動きを活性化させ、参加したスタートアップの海外進出につながることを期待したい。」

3月27日、銀行青年創業財団は、ソウル・ヨクサンドン(駅三洞)のアントレナーシップ・センター(仮称)の開館式で、SXSW の参加報告会を行う予定だ。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

ロンドンのスタートアップ・シーンは今—昨年700社から今年1200社に増殖させたテック・コミュニティの力

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11月、いくつかのモバイル関連プロジェクトを手がける嶋田敬一郎氏と筆者は、あるプロジェクトに関連して、ヨーロッパのモバイル業界、スタートアップ業界を訪問する機会を得た。ロンドン、パリ、ベルリンと、それぞれ1週間ずつ滞在したが、各都市の業界のコアな人物に多く会い、日本はもとより、アジアやアメリカでも聞いたことの無い興味深い話に、連日連夜打ち拉がれていた。 嶋田氏が自身のブログ(英語)に記事を書いてく…

嶋田敬一郎氏

11月、いくつかのモバイル関連プロジェクトを手がける嶋田敬一郎氏と筆者は、あるプロジェクトに関連して、ヨーロッパのモバイル業界、スタートアップ業界を訪問する機会を得た。ロンドン、パリ、ベルリンと、それぞれ1週間ずつ滞在したが、各都市の業界のコアな人物に多く会い、日本はもとより、アジアやアメリカでも聞いたことの無い興味深い話に、連日連夜打ち拉がれていた。

嶋田氏が自身のブログ(英語)に記事を書いてくれたので、その日本語訳と筆者の記述で、ヨーロッパ三都市のスタートアップ・コミュニティについて、少しまとめてみたいと思う。各都市ごとに、話は数回に分けようと思うが、まずはロンドンからだ。

ロンドンは、東部の Old Street駅周辺を中心に Tech City(または Silicon Roundabout)という、テック・コミュニティが存在する。Tech City はコミュニティの名前であると同時に、イギリス政府の貿易投資総省(UK Trade & Investment)が同地域のスタートアップ振興を行う部隊の呼称でもある。(確か、明星和楽にも Tech City はスポンサーしてくれていた。)

先週来日していた、クラウドソーシング同時通訳サービス「Babelverse」の創業者 Josef DunneMayel de Borniol からも少し話を聞いたのだが、ロンドンの Old Street を中心とした地域では、金融面でも独立性を持って地域経済の運営がなされているらしい。(いわゆる経済特区であり、地方自治体ではなく、株式会社による運営とか。株式会社化されているのは、Josef の話では、世界で唯一であるらしい。)

最初に紹介する Google Campus は、ロンドン地下鉄 Nothern Line の Old Street 駅から徒歩10分、地理的にも役割的にも、前出の Tech City の中心的存在である。

Google Campus (by Kei Shimada)

我々がロンドンに居たとき、ラッキーなことに連れが Google Campus から招待を受けた。我々は Google Campus の長を務める Eze Vidra 氏に会う事ができた。彼は、おそらく非常に多忙なスケジュールであろうにもかかわらず、時間を作り、我々にロンドンの最もホットなコワーキング・スペースの一つを見せてくれた。

Eze Vidra

Google Campus は多くのホットなスタートアップが入居する7階建ての建物で、スタートアップは WiFi や電源のみならず、スタートアップ・コミュニティが Google Campus にもたらす知見の恩恵に預かることができる。(私の記憶するかぎり)Eze は、ロンドンのスタートアップの数は、昨年の700社から今年は1200社程度にまで、ほぼ2倍になったと話していた。

数日前(原文掲載日11月9日)、ちょうどこの Google Campus で、ChinwagSam Michel と、韓国のテック・イノベーション・シーンを担う KISA(韓国インターネット振興院)が共同で主催した、Global K-Startup でピッチが行われていた。我々は少し遅れて到着したためピッチを見ることはできず、それは残念だったが重要なことではなかった。むしろ、重要だったのは、我々の近隣国が、政府の大きな支援を受けたテック・スタートアップ産業を有していて、ロンドンの人々の前で、韓国からのスタートアップ代表団がアイデアをピッチしていたということだ。

残念ながら、私は日本から、そのような政府支援を見聞したことがなく、このようにヨーロッパに乗り込んで来る、勇敢でパワフルな日本のスタートアップに出会ったことが無い。政府から支援を受けている韓国のスタートアップがうらやましくもあり、アジアのスタートアップ・シーンを牽引する彼らに拍手を送りたい。

Google Campus の地下には、国境を超えて集まったデジタル・ノマドでいっぱいだった。ここでは、何かが起きる雰囲気が感じとれる。彼らの一握りはスターダムに上り詰め、次代のインターネットのトレンドを作っていくことだろう。

私は Eze に、Google が Google Campus を運営している理由について聞いてみたところ、彼は非常にシンプルに応えた。「グッドウィル(社会に対する善意)のためだ」。私は彼に賛同し、彼のような人々が、スタートアップが新境地に向かうのを後押ししてくれるだろうと感じた。Eze、ありがとう。

ところで、Google Campus のリンクからサインアップすれば、コワーキング・スペースへの無料パスを手にすることができる。すばらしい環境だ。

ロンドンのコワーキング・スペース (by Kei Shimada)

出張に出ると、まともな仕事場所が見つけられないという問題に出くわし、しばしば、カフェの難民と化す。ヨーロッパの多くのカフェは無料で WiFi を提供しているので、それも悪くはない。しかし、カプチーノを飲み干せる回数にも限界があるし、席が空くのを待つ次のお客が居ることに気づくこともあるだろう。

Leicester Square(ロンドン中心部)近くに、The Soho Collective という、WiFi 環境のよい、すばらしい雰囲気のコワーキング・スペースを見つけた。入って行ったところ、あたたかく迎えてくれ、腰をかけ、インターネットにつなぎ、我々は仕事に没頭した。多くのコワーキング・スペースと同様、初日はトライアルとして利用料はタダだ。通常、1日の利用料は30ポンド、または、5時間までの滞在で25ポンドだ。詳しくは Simon に尋ねてみてほしい。場所が空いていれば、暖かく迎え入れてくれるだろう。

Springboard (by Masaru Ikeda)

ロンドン・ベースの有名なアクセラレータとしては、SpringboardSeedcampWhite Bear YardTech Hubなどが存在する。冒頭2社 Springboard と Seedcamp は Google と非常に近い関係にある(未確認だが、Google から今年資本が入った、という説がある。)

Google Campus Cafe – CC BY 2.0: via Flickr by Bayerberg

Springboard からは、今年の春ごろ、「ロンドンでメンタリング・プログラムをスタートするので、有望な日本のスタートアップが居たら、参加するように紹介してほしい」という依頼を受けたのを思い出した。そのときは、いくらか周りに声をかけてみたものの、日本のスタートアップにとっては、アメリカやアジアと違って、ヨーロッパは遠い存在に思えたようで、「参加したい」という声を聞くことはできなかった。

Springboard はもともとケンブリッジで設立されたアクセラレータだが、その後、本部機能がほぼ移転して Google Campus に入居しているのを記憶していたので、急遽連絡をとったところ、Springboard のコミュニティ・マネージャーを務める Jessica Williamson が会ってくれた。Springboard には、イギリス国外からも多くのスタートアップが来ていたが、アジアからは唯一、韓国の Flitto というスタートアップが参加していた。Flitto はクラウドソーシング翻訳により、外国人スターや海外のブランドのツイートを自国語で利用できるようにするというものだ。CEO の Simon Lee(韓国名:イ・ジョンス=이정수)を始め、開発チーム全員でロンドンに乗り込んでいて、プログラム終了までの数ヶ月は Springboard で開発を続けるとのことだ。


The Next Web による Springboard のインタビュービデオ、Flitto が登場する

Springboard が入居している Google Campus には宿泊施設は無いのだが(前出の Campus Head の Eze にも「宿泊場所は無いよ〜」とは言われたが、建物内にシャワールームとカフェがあるので問題なさそう)、Tech City と呼ばれるロンドン東部周辺は、中心部からは地下鉄で20分位離れているので、家賃はあまり高くなさそう(パブでたまたま立ち話した、ロンドンの住民談。)

次世代クラウドファンディング (by Masaru Ikeda)

The Hub Westminster

ロンドン中心部 Piccadilly Circus から歩くこと10分、ニュージーランド大使館の所有するビルに、コワーキング・スペース「The Hub Westminster」が入居している。ここで、ロンドンでコラボレーション・デザインのスタートアップ「Happiness Architect」を運営する、 Taichi Fujimoto 氏と歓談した。(話はほとんど、〝ハブ〟ではなく〝パブ〟でビール飲みながらになったが…。)

ロンドンで、スタートアップ向け〝マネーの虎〟風イベント「Flagon’s Den」のコオーガナイザーも務める彼によれば、ロンドンは、スタートアップ〝前〟のクラウドファンディングがトレンドなのだそうだ。これは、従来型のクラウドファンディングや投資のメソッドが頭打ちになっていて、スタートアップになる前に、少額の資金調達ができるようにするというものだそうだ。アメリカでさえも、金融法令の制約で実現できていないしくみだが、例えば、ロンドンでは、「クラウドファンディングのコミュニティに資金を供給するしくみ」がいくつか芽を出し始めている。

具体的には、CrowdCubeBank to the FutureCircleUp など。先頃、シンガポールでローンチした Crowdonomic や、本日の Mashable 日本語訳記事にも掲載した Quirky などにも同じような匂いを感じる。

さて、他にもさまざまな情報を得たが、十分に消化しきれておらず、ロンドンの話はここまで。近日中に、パリベルリンのスタートアップ・シーンについても触れてみたい。