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重大発表解禁!2020年1月24日豊洲PIT「hololive 1st fes.『ノンストップ・ストーリー』」にて、ホロライブ全体の新曲『キラメキライダー☆』『夢見る空へ』お披露目決定!

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VTuber事務所「ホロライブ」初の全体ライブ!リアルチケット完売につきニコニコ公式生放送による有料配信チケット販売中! カバー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:谷郷元昭)は、2020年1月24日(金)豊洲PITにてVTuber事務所「ホロライブ」初の全体ライブ「hololive 1st fes.『ノンストップ・ストーリー』」を開催致します。 今回新たな重大発表として、1月24日(金)ラ…

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ITreview、2万件の口コミ情報を可視化したIT製品の満足度マップを公開!ITreview Grid Award 2019 Fall発表

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過去最大規模!顧客満足度の高いソフトウェア、170カテゴリーから365製品を表彰  クラウドサービス・ソフトウェアのレビュープラットフォーム「ITreview(アイティレビュー)」を運営するアイティクラウド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒野 源太)は、昨年10月のサイトオープンから1年間に集まった2万件の製品レビュー(口コミ)をもとに、顧客満足度の高い365製品を「ITreview …

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Orange Fab Asiaが日韓台などのスタートアップが集結する第2期デモデイを開催、フランス経済相も来訪

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フランスのテレコム会社 Orange が展開する東アジア地域向けのインキューベーション・プログラム「Orange Fab Asia」は25日、東京都内でデモデイイベントを開催した。Orange Fab Asia は日本、韓国、台湾をアジアにしたインキュベーション・プログラムで今回プログラムの第2期を迎えるが、前出の3カ国以外にフランスやポーランドからもスタートアップ22社、Bpifrance(フラ…

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フランスのテレコム会社 Orange が展開する東アジア地域向けのインキューベーション・プログラム「Orange Fab Asia」は25日、東京都内でデモデイイベントを開催した。Orange Fab Asia は日本、韓国、台湾をアジアにしたインキュベーション・プログラムで今回プログラムの第2期を迎えるが、前出の3カ国以外にフランスやポーランドからもスタートアップ22社、Bpifrance(フランス政府主導の投資銀行)/Ubifrance(フランス大使館企業振興部)の推薦による13社が参加した。

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この日は、フランス経済相のEmmanuel Macron 氏や、Orange CEO の Stephane Richard 氏らも会場を訪れていて、第1期のデモデイと比べてみてもわかるように、今回のイベントはかなり鳴り物入りだったようだ。パリのスタートアップ・ハブであるシリコン・サンティエは、インキュベータ NUMA(旧 Le Camping)を中心に民間主導によるエコシステムが形成されているが、Orange Fab 周辺は政府や大企業を中心とした支援体制が組まれているようだ。Orange はグループ内に Iris Capital というVCを保有しており、日本のスタートアップでは、クラウドソーシング翻訳の Gengo が同社から投資を受けている

参加した総勢35社すべてをここで伝えることは難しいため、今回は Tokyo Season 2(第2バッチの東京チャプターからの選出チーム)をピックアップしてお伝えしたい。

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ユークリッドラボ

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ユークリッドラボの Spectee は、ソーシャルメディアからイベントや事件に関する情報を集めるサービスだ。THE BRIDGE では最近、CEO の村上建治郎氏への独占インタビューを実施しているので、詳しくはそちらをチェックしてもらえるとよいだろう。

Eyes, Japan

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読者にとっては、「FUKUSHIMA Wheel」というプロダクト名の方が聞き覚えがあるかもしれない。環境センサー・LED広告を装備した自転車によるIoTだ。車輪のリムの部分にLED広告を表示することで広告料を獲得する。また、GPSとの連動により、自転車走行中の地域の気温、湿度、二酸化炭素量、放射線量などを収集することができる。彼らは、昨年10月の第6回 SF Japan Night にも参加していた。

Ikkyo Technology

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ディープラーニングによる画像検索API「Categorific」を開発。画像レコメンドエンジンにより、UX を改善してコンテンツを探しやすい環境をユーザに提供する。THE BRIDGE では以前取材をしているので、詳細はこの記事を読んでほしい。

Repro

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モバイルアプリ・デベロッパ向けの動画アナリティクスツール。Repro の SDK をアプリに組み込むことで、ユーザが画面をどのように操作したかを記録し、デベロッパはダッシュボード上で動画の形でその動きを確認できる。CTO の三木明氏によれば、動画を動画のままではなく、連続した静止画としてクラウドに送信することで、回線帯域の細い地域でも比較的容易にデータをアップロードできるよう工夫しているとのこと。CEO の平田祐介氏によれば、今後、アメリカなどへの市場展開を検討しているようだ。

Mobilous

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Mobilous の AppExe(「アペックス」と読む)は、プログラマでなくてもデザイナーが GUI で操作でき、Android / iOS / Windows Mobile 向けのモバイルアプリが開発できるクラウドサービス。コードは一切ブラックボックスになっていて、見た目の動きを操作するだけで、Google Play や iTunes AppStore にそのまま登録可能な、コンパイル済のファイルとして出力が提供される。アシアルの Monaca などともコンセプトは似ているが、CEO の宮田明氏によれば、HTML5 を使わないネイティブアプリとして出力されるのが最大の差別化要素ということだ。


今回のデモデイでは、Air Liquide(フランスのガス会社)、EDF(フランスの電気会社)、ソニー、Thales(フランスの航空電機メーカー)、Veolia(フランスのウォータービジネス会社)、電通、大和ハウス、Alcatel-Lucent といった日仏の各種産業分野における大企業が Orange Fab Asia のパートナーとして参画することが発表された。

Orange Fab Asia 第3期のバッチへの参加募集は11月26日から開始され、1月26日で締め切られる予定だ。アジアはもとより、フランスを中心とするヨーロッパ圏への進出を模索するスタートアップは、この機会への参加を検討してみるとよいだろう。

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左から2人目が、起業家らの説明に聞き入るフランス経済相 Emmanuel Macron 氏。
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Orange CEO Stephane Richard 氏が、Orange Fab Asia への期待を講演。

JavaScriptを1行書くだけで、バックエンド専業エンジニアが不要になるAPI「Milkcocoa」

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ウェブ開発のスキルだけでモバイルアプリが作れる Monaca、デザインのスキルだけでモバイルアプリのプロトタイプが作れる Prott など、自分が持ち合わせているスキルで、アウトプットを出せるようにしてくれる開発環境は増えてきた。最近、サムライベンチャーサミットで見かけた ZUGYUUUN! などは、HTML や JavaScript だけで、ネットにつながるハードウェアの構築を可能にし、すべての…

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(左から)Technical Rockstars CEO 部谷修平氏、CMO 川野洋平氏

ウェブ開発のスキルだけでモバイルアプリが作れる Monaca、デザインのスキルだけでモバイルアプリのプロトタイプが作れる Prott など、自分が持ち合わせているスキルで、アウトプットを出せるようにしてくれる開発環境は増えてきた。最近、サムライベンチャーサミットで見かけた ZUGYUUUN! などは、HTML や JavaScript だけで、ネットにつながるハードウェアの構築を可能にし、すべての人にとって可能性を広げる環境として注目される。

今日紹介するのは、バックエンドの操作が不要になるAPI「Milkcocoa」だ。クラウドサービスの普及により、サーバのセットアップやチューニングのために、データセンターに出向く手間はかなり減った。しかし、依然として、サーバのインスタンスを調整し、フロントエンドの機能が正常にサービスを提供し続けられるようにするため、バックエンドの業務が残っている。

小さなスタートアップにおいては、一人のエンジニアがフロントエンドとバックエンドを兼務しているケースは少なくないだろうが、これがなかなか辛い。サービス開発に傾倒してフロントエンドに集中しているときに限って、バックエンドを調整する必要に迫られるケースが少なくないからだ。誰かの手が借りたい、でも、追加要員を雇う余裕が無い。そんなスタートアップには Milkcocoa がお勧めだ。

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ウェブアプリでユーザのログインやユーザ間のメッセージの交換などを実現する場合、オープンソースの環境では、通例これらのデータ(ログインIDやパスワードなど)は、 MySQL や PostgreSQL などのデータベースに格納する必要がある。そのためには最低限データベースの知識が必要であり、データベースとウェブアプリの間でデータの連携をとらなければならない。Milkcocoa を使えば、JavaScript で関数を書くだけで、データベースに関わる部分の処理が不要になる。JavaScript で入出力したログインIDやパスワードなどを、ウェブ経由で管理できるシンプルなダッシュボードも用意されている。おそらく、簡単なアプリなら、Apache などのウェブサーバのコンポーネントだけで実現できてしまうはずだ。

Milkcocoa を開発したのは、2010年度に未踏ユースに採択され、IPA認定のスーパークリエータに選出された部谷修平(ひや・しゅうへい)氏を中心とする Technical Rockstars のチームだ。彼らの多くは九州大学出身のメンバーで構成されており、以前は福岡市を中心に活動していた。これまでにも、直感的な図からソースコードが出力できる 「clooca」(Yahoo Pipes に似ている?)や、データフロー型言語の「FLOWer」といった、コーダーでなくてもコードが書けるようなサービスを複数開発してきたが、今年8月の Milkcocoa ベータ版ローンチを機に、資金調達や他のスタートアップとの関係づくりを意図して、活動の拠点を東京・渋谷周辺に移した。

現在は無料版しか提供していませんが、来年1月〜2月くらいには有料版を提供できるようにしたいと考えています。有料版では、アプリへのトラフィック負荷にあわせて、バックエンドのスケールアウトの自動化を実現します。さらに、Facebook / Twitter / Google アカウントによるユーザ認証を、JavaScript のコード一行で利用できるようにします。(部谷氏)

Milkcocoa 自体のバックエンドは AWS(Amazon Web Services)だが、バックエンドのスケールアウト自動化を実現するには、AWS に払うアクティブ・インスタンス分のコストがかかる。そこで、有料版のサービス実現のため、彼らは資金調達が必要だと彼らは考えている。

「簡単にモノを作れるようにしたい」というのが、我々の企業理念です。Milkcocoa をもっと多くのスタートアップに使ってもらいたい。ですので、投資家には資金よりも、むしろ、スタートアップとのネットワークが強いところを求めています。(川野氏)

この種類のサービスは、おそらくグローバルに需要があるはずだ。Y Combinator が輩出した Firebase や Facebook に買収された Parse は Milkcocoa の競合になり得るが、彼らはアメリカ市場をターゲットに選んでいて、アジア市場のユーザを取り込めていない。このことから、Milkcocoa は有料サービスのローンチ後、アジア市場に積極的に進出していきたいと考えている。サービスのトップページ、チュートリアル(以下のビデオ参照)、ドキュメントも既に英語化済みだ。

来週月曜日の20日の夜、CEO の部谷氏が東京・晴海で開催される HTML5Minutes に登壇するそうだ。Milkcocoa のデモや開発秘話を、自分の目や耳で確かめたい読者には、この機会に足を運んでみることをお勧めしたい。

アシアルが、モバイルアプリ開発者向けのUI生成プラットフォーム「Onsen CSS Components」をローンチ

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 東京のシステム開発会社アシアルは今日、モバイルアプリ開発者向けのコンポーネント・ジェネレータ「Onsen CSS Components」をローンチしたと発表した。英語と日本語で利用できる。 HTML5 は複数のプラットフォーム向けにアプリを開発するのに便利な一方、ネイティブアプリのようなユーザ体験を開発するには難点が…

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京のシステム開発会社アシアルは今日、モバイルアプリ開発者向けのコンポーネント・ジェネレータ「Onsen CSS Components」をローンチしたと発表した。英語と日本語で利用できる。

HTML5 は複数のプラットフォーム向けにアプリを開発するのに便利な一方、ネイティブアプリのようなユーザ体験を開発するには難点が残る。この問題に対応すべく、同社のソリューションを使うことで、モバイルアプリの開発者は容易に UI コンポーネントを作成できるようになり、生成されたコードを無料でダウンロードすることができる。開発者にとっては、HTML5 アプリの開発にあたり、UI を一から開発する必要が無くなる。

このコンポーネント・ジェネレータには20以上のデザインパターンが備わっており、好みのカラースキームを選択することができる。インスペクション機能を用いて、HTML や CSS を検証することも可能だ。開発中のアプリには、生成されたコードをコピーするだけで UI コンポーネントを統合できる。

アシアルは、モバイル開発環境の Monaca を開発したことで知られる企業だ。Monaca は昨年、グローバルブレインのショーケース・イベントのピッチ・コンペティションで2位の座に輝いている。

グローバル・ブレインが年次イベントAlliance Forumを開催——ピッチとパネル・セッションのハイライトから

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 東京を拠点とする投資会社グローバル・ブレインは、先週金曜日、年次のスタートアップ・カンファレンス・イベント「Global Brain Alliance Forum(GBAF)」を開催した。スタートアップ・コンペティションのセッションでは、日本とアジアから9つのスタートアップが参加した。入賞した上位3社のスタートアップ…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京を拠点とする投資会社グローバル・ブレインは、先週金曜日、年次のスタートアップ・カンファレンス・イベント「Global Brain Alliance Forum(GBAF)」を開催した。スタートアップ・コンペティションのセッションでは、日本とアジアから9つのスタートアップが参加した。入賞した上位3社のスタートアップを簡単に見てみよう。

1位:Triibe(シンガポール)

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Triibee は、シンガポールを拠点とするスタートアップ Ascriber が開発した、顧客フィードバック管理ツールだ。主にシンガポールで、レストランチェーンなど300以上の店舗にアプリを導入済だ。一般ユーザは店舗を訪問後、Tribee を使って店舗を評価し、Facebook で共有すると、次回店舗で利用可能な 10% の割引特典がもらえる。

店舗には、顧客の満足度や体験評価を計測できるダッシュボードが提供される。中でも最も主要な機能の一つは、リアルタイム警告システムだ。顧客からよくない評価を受け取ると、すぐさまその内容が店舗責任者に SMS やメールで通知され、顧客のニーズが最速で把握できるしくみだ。

この分野には多くの競合が居るが、Triibe は複数の機能で差別化し、日本やアジアでサービスにも進出したいとしている。

2位:Monaca(日本)

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Monaca は、日本のアシアルが提供する、クロス・プラットフォームのモバイルアプリ開発プラットフォームだ。HTML5、JavaScript、CSS などのウェブ標準の活用により、技術に明るくないユーザが、ネイティブ・アプリを開発するのを支援する。現在は、アプリ開発者コミュニティに提供することで、ユーザをエンゲージすることに注力している。

同社の CEO 田中正裕氏に前回会ったのは、6月にルクセンブルクで開催された ICT Spring のときで、彼は私に、Monaca はライセンス料やインストールが不要で、コンピュータの専門学校が生徒にアプリ開発環境を容易に提供できるため、世界的にも人気を得つつあると話してくれていた。

3位:Whoscall(台湾)

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Whoscall(日本名:だれ電)は、iOS と Android 向けのスパム電話ブロックと発信者探知アプリだ。彼らはデータベースに、電話番号と発信者のプロファイルを6億件以上蓄積しており、電話が着信すると、アプリは誰が電話をしてきたのか教えてくれる。

今月初め、Whoscall を運営する Gogolook は、韓国の検索エンジン企業 Naver から資金調達したと伝えられた。調達金額は不明だ。私は同社の Jeff Kuo(郭建甫)氏と話をする機会があったが、彼はこのことについて、あまり多くを話したがらなかった。Gogolook は Naver 以外との企業との協業にもオープンであるにもかかわらず、今回の Naver からの出資が他社との提携の可能性を狭める、と理解されるのを避けたかったようだ。

Naver との資金調達に先立ち、同社はエンジェル投資家から50万ドル、Trinity Venture Capitalから金額非開示の資金調達を受けている。この分野には、Number GuruTrueCaller など複数の競合が見受けられる。

Techstars が語る、アメリカのトレンドとアジアに見出す可能性

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左から:Techstars 社長 David Brown 氏、マネージングパートナー Mark Solon 氏、グローバル・ブレイン Katsuyuki Hasagawa 氏(モデレータ)

アメリカでのインキュベーションで何がホットかを紹介するセッションでは、グローバル・ブレインの Katsuyuki Hasegawa 氏が、Techstars の社長 David Brown 氏とマネージング・パートナー Mark Solon 氏とのパネルをモデレートした。

Mark は Techstars がコロラド州ボルダーで、2002年にローンチしたと語った。彼によれば、ボルダーは眠い大学の街だっだ。しかし、長年に渡る努力が実を結び、スタートアップ・シティとしては、シリコンバレー、ニューヨーク、ボストンに次ぐ4位の都市となった。

Solon によれば、彼らは投資先にメンターシップを提供する上で多くの大企業と協業しており、その中には、世界的なトップスポーツメーカー Nike のほか、電話会社の Sprint、イギリスの金融会社 Barclays が含まれる。メンターシップ・プログラムにおいては、例えば、Barclays は、参加スタートアップに API に早期にアクセスできる環境を提供し、fin-tech(金融テック)ソリューションの開発を促している。これらの活動の背景にあるのは、多くの企業がオープン・イノベーションを促進する必要があるとわかっていて、つまり、大企業ももはや社内のビジネス開発やエンジニアリング開発だけに頼れない、ということを現している。

David は、Techstars のプレゼンスをアジア地域でも広げたいと語ったが、私は Techstars のグローバル・アライアンス・ネットワークに、日本からはどのアクセラレータもまだ参加していないことを知っていた。アジア全体の話に広げても、シンガポールの JFDI Asia のみだ。私は聴衆の中から、日本のスタートアップ・エコシステムとの恊働に関心があるなら、日本のインキュベータにアライアンスに参加してもらうことに興味は無いのか、と尋ねてみた。David によれば、アライアンスは新規メンバーを承認するにあたって条件があり、どのようなメンターシップ・プログラムを提供しているか、一定期間内にどのくらい卓越したスタートアップを輩出できるか、など厳しい条件があるのだそうだ。しかし、アライアンスのスキームとは別に、日本やそれ以外の国々のアクセラレータやインキュベータとは喜んで協業したいと語った。

グローバル・ブレインにとっての、新しいこと

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左から:グローバル・ブレインCEO 百合本安彦氏、産業革新機構 土田誠行氏、増島雅和氏(森・濱田松本法律事務所)

今回のイベントの開会の辞で、同社の創業者兼CEOの百合本安彦氏は、次のように話した。

今日は大きなニュースがある。我々はスタートアップと起業家のために生まれ変われる。詳細は後ほどのパネルで明らかにする。

その後、百合本氏は産業革新機構 [1] の戦略投資グループ長を務める土田誠行氏や、弁護士の増島雅和氏とパネルディスカッションを行った。

このパネルで、百合本氏はスタートアップ向けの投資契約書から株式の買戻条項を廃止し、デューデリジェンスが1〜2週間で完了するようチームを増強すると発表した。これまでに資金調達したことのある人であれば、買戻条項がビジネスにおいて頭痛の種で、典型的なベンチャーキャピタルは企業価値評価に数ヶ月をかけることは知っているだろう。それに加えて、同社は投資契約書のテンプレートを公開し、起業家が資金調達しやすくなるよう、出来る限り制約を撤廃するよう他の投資会社にも働きかけていきたいと考えている。

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左から:グローバル・ブレインCEO 百合本安彦氏、Golden Gate Ventures パートナー Vinnie Lauria 氏、5rocks CSO ノ・ジョンソク(노정석)氏、TMI台湾創意工場 CEO Mark Hsu氏、アシアル ディレクター 塚田亮一氏、Gogolook(走著瞧股份有限公司)CEO Jeff Kuo(郭建甫)氏、Ascribr 共同創業者 Clark Chun Kiat Chua 氏

  1. 産業革新機構は、日本政府による企業向けの投資組織だ。同社は最近、グローバル・ブレインが運営するスタートアップ特化ファンドに100億円を投資した。

ルクセンブルクで開催された #ICTSpring 2013 から、今年のヨーロッパを賑わすスタートアップを一挙紹介

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世界には起業家を率先して海外から集めている国がある。シンガポール、チリ、カナダ、オーストラリア、そして、ルクセンブルクだ。これらの国々の共通点は、20世紀にタックス・ヘイブン(租税回避地)や天然資源の採掘で世界の富を集めたのに代えて、今後は世界から前途有望なスタートアップを集約し、国の運命を託そうとしていることだ。 ヨーロッパのほぼ中央に位置する小国ルクセンブルクには、多くのインターネット企業(そ…

ict_spring_2013_logo世界には起業家を率先して海外から集めている国がある。シンガポール、チリ、カナダ、オーストラリア、そして、ルクセンブルクだ。これらの国々の共通点は、20世紀にタックス・ヘイブン(租税回避地)や天然資源の採掘で世界の富を集めたのに代えて、今後は世界から前途有望なスタートアップを集約し、国の運命を託そうとしていることだ。

ヨーロッパのほぼ中央に位置する小国ルクセンブルクには、多くのインターネット企業(その昔はスタートアップ)がヨーロッパ進出拠点を置いている。楽天、Nexon、Amazon、NetFlix、Skype(後に Microsoft に買収)など、彼らのヨーロッパ展開はここから始まっているのだ。今月中旬、世界中から投資家や起業家が一堂に会するイベント ICT Spring がルクセンブルクで開催された。年に一度開催される2日間に渡って開催されるこのイベントは、今年で4度目を数える。

イベントは、スタートアップやブース出展、投資家やスタートアップ・コミュニティの人々によるスピーチ、パネル・ディスカッション、ピッチで構成されている。世界で催される他のイベントと少し違うのは、ブース出展しているスタートアップのすべてがピッチできる点だ。この種のイベントにありがちな、ファイナリスト10社の中から優勝者を決める、というようなプロセスが存在しないため、すべてのスタートアップが公平に機会を得て、投資家や他の起業家に対してピッチすることが可能だ。

アジアやヨーロッパを中心に60〜70社程度のスタートアップが集まっていたと思うが、その中でも特に印象に残ったスタートアップを紹介してみたい。(順不同)

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Chatwork(日本)

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http://www.chatwork.com

2011年3月にスタートした、グループチャット、タスク管理、ファイル管理、ビデオ通話などが可能な法人向けのクラウド型ビジネスチャットツール。2013年6月時点でのユーザー数は200,000ユーザを超える。フリーミアム・モデルを採用しているが、有料ユーザ率は 4〜4.5% と高く、毎日5万ユーザー以上がログインする。Sunnyvale の Plug & Play Tech Center にオフィスを開設し、今年初めにはアメリカで営業展開を開始した。今回の ICT Spring 参加を機に、ルクセンブルクにヨーロッパ・オフィスを開設する予定だ。

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Ubook(アメリカ)

http://www.najmstore.com

najmtek_logoタブレット、ラップトップ、Windows 7 の要素を1台の実現したラップトップPC。キーボード部にはマルチタッチ・スクリーンを採用、指やスタイラスで操作が可能だ。筆者の場合、原稿は普段 MacBook Air で書いているが、大きめのシステムやアプリを組んだりするときは Windows のラップトップを使っている。タブレットは携帯に便利だが「さすがにコーディングには辛いよね」という開発者も多いだろう。Ubook はそれらのニーズを1台に集約してくれる。

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SwingMail(日本)

swingmail_logohttp://swingmail.co

日本のスタートアップ BHI から7月にリリースされる予定の、スマートフォンで連絡を効率化してくれるアプリ。Gmail、Twitter、Facebook、かかってきた電話をこのアプリ上に集約、cc やスパム、連絡先に未登録の相手からのメッセージを取り除いて表示し、ユーザはそれらのメッセージに返信することができる。新規のメッセージ送信はできず返信機能に徹することで、優先順位の高い連絡を効率的に処理する機会を提供する。SwingMail で処理できない連絡需要、つまり、優先順位の高くない連絡については、ユーザがオフィスや自宅に戻った後、デスクトップやラップトップに処理するとの考えに基づいている。

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SalesClic(フランス)

salesclic_logo

http://www.salesclic.com/

Google Apps、37signals の CRMツール Highrise、SalesForce.com などと連携して、売上見込を見える化し、売上分析、売上予測を可能にする SaaS アプリケーション。昨年末の SalesForce AppExchange Customer Choice Award では Analytics 部門賞を受賞。営業プロセスの管理をシンプルにし、最適化しやすくする。ベネルクス市場(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)では、現地ITベンダーの Eurosys との提携により提供されている。1ユーザ当たりの月額使用料は15ユーロだ。

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Kidoria(ルクセンブルク)

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http://www.kidoria.com

子供が居る両親向けに、子供の成長を記録し、家族で共有するためのサービス。写真、ビデオ、ポッドキャスト、医療記録、卒業証明書などを集約することができ、子供のそれまでの生い立ちを何度でも再生することができる。従来の写真アルバムの概念をデジタル化することで、子供の頃の記録を無くすリスクが無くなる。将来の自分にメッセージを送信することもできる。

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Dialective(オランダ)

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http://www.dialective.com/

インターネット上で紹介するプレゼンテーションに図や表を簡単に組み込めるようにしたプラットフォーム。Slideshare の図・表版と考えればよい。複数のスタイルが予め用意されており、ユーザは簡単にインタラクティヴな図や表を作成することができ、Slideshare と同様にウェブサイトなどに貼り込むことができる。現在の売上は月間1.5万ユーロで、10万ユーロを資金調達中。さらに今年の年末には30万ユーロの資金調達を目標としている。

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Twelixir(ルクセンブルク)

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http://www.twelixir.com/

Guy Kawasaki はこう言っている

実のところ、Twitter のユーザには2種類しか居ない。より多くのフォロワーを欲しがるユーザと、ウソをつくユーザだ。

Twelixir は、Twitter 体験を改善し、ツイートの影響力を強化するためのソリューションだ。つぶやきのインタラクション、インパクトを、リアルタイムと履歴の両方で分析し、どのような対応をとればよいか、アドバイスや戦略を教えてくれる。プライベート・ベータ版は1ヶ月後、パブリック・ベータ版は9月のリリースを予定。現在は Android 版のみを開発中である。

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Sprawk(スウェーデン)

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http://www.sprawk.com

機械翻訳はまともな翻訳結果が得られない。人による翻訳は信頼できる翻訳結果が得られるが、時間がかかり、費用が高価で、翻訳者によって表現の仕方が異なって来る。機械翻訳と人による翻訳の〝いいとこ取り〟をすることで、人による翻訳に要するコストの30%を削減する。あるウェブサイトを立ち上げたとき、同一の複数言語サイトを構築するのに利用されることを想定しており、ターゲットとなる顧客はEコマースサイトである。先日、SD Japan で紹介した World Jumper にコンセプトが似ている。

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MyScienceWork(ルクセンブルク)

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http://www.mysciencework.com

学術情報を誰もが自由にインターネット経由で閲覧できる状態にする「オープンアクセス」の精神に則り、科学者や学生が、データシート、プロフィール、履歴書、出版物、論文などを公開・共有できる科学者専門SNS。。このSNS上では、科学者同士がイベント情報や求人情報を共有することができる。2013年6月現在、1万人を超えるユーザが登録している。

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AirBoxLab(イギリス)

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http://www.airboxlab.com/

室内の空気品質をモニターするデバイス。空気汚染からはさまざまな身体の不調が誘発される。一酸化炭素、二酸化炭素、温度、湿度、室外の空気汚染状況等をクラウドと連携してモニターし、空気の状態を改善するためのアドバイスをしてくれる。家具がアレルギーに対して安全かどうかについてチェックする機能を持っており、その結果はクラウド上に集積され、他のユーザと共有することができる。

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Monaca(日本)

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http://monaca.mobi

クラウド上で Android や iOS 用のアプリ開発が可能な環境を提供。作成された画面遷移や動作は、コンパイルする前に画面上で確認することが可能。代表の田中氏によれば、世界を見てみても同様な環境を提供するサービスは皆無であり、日本の内外で学校でのアプリ開発授業などに多用されているとのことだ。6月には、スピナー機能、ページ背景や方向指定に対応した。

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Conyac(日本)

conyac_logo.gifhttp://conyac.cc

先頃、サンフランシスコへの進出を果たした Conyac であるが、現在、シンガポールとルクセンブルクへの進出を準備中だ。シンガポールもルクセンブルクのいずれの国もマルチリンガルな国なので、Conyac の翻訳者の確保にはもってこいの環境なのだと言う(山田氏)。スロベニア出身で、普段はサンフランシスコ・オフィス駐在の Una Softic がピッチを担当した。

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Uplike(フランス)

uplike_logohttp://www.uplike.com

個人の関心事をリアルとネット上の両方でブックマークできる。例えば、気に入ったレストランをブックマークしようとすると、リアルでは GPS 上でチェックインと紐付け、写真をブックマークすることで、ありがちなショップカードの紛失等の問題も解消できる。友人がブックマークしたショップ、レストラン、ホテル等を参照することができ、キーワード検索できる。友人が Uplike を使っていなくても、Facebook、Twitter、LinkedIn 等から過去の投稿を検索し、キーワードに合致する情報を表示する。

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TeeBee(ルクセンブルク)

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http://www.teebee.me/

スマートフォンのカメラを投影することで、マーカーの上に購入しようとする商品の画像を合成。例えば、Eコマースで購入しようとしている家具を、実際に部屋に置いたときにどのような見栄え、配置になるかを事前に確認することができる。Eコマースの販売促進につなげるソリューション。

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ここに紹介したのは、ICT Spring で話を聞くことができたスタートアップのごく一部であることをお断りしておく。他にも面白いスタートアップがいくつかあったが、サービス内容がステルスであったり、彼らのマーケティング戦略の都合で紹介できないものがあったりするので、時期を見て改めて紹介したいと思う。

会場で印象的だったのは、多くのブース出展企業がオードブルやビール、シャンパン、ワイン等を振る舞っていたことだ。意外に費用もかかるので、出展者が無尽蔵に食べ物やアルコール類が無料提供されることはどんなカンファレンスでも皆無だが、ルクセンブルクのもてなしの精神の賜物というべきか。

japanese_coolingfans会場に居たスタートアップの多くは、近隣のイギリス、フランス、ベルギー等から来ていたが、参加者全体の10〜20%を日本のスタートアップが占めていたので、日本のプレゼンスは小さいものではなかった。イベント当日となった6月中旬は、ヨーロッパのこの時期に珍しく夏日で、起業家達の熱気も手伝って場内は非常に暑かったのだが、日本の Conyac やネコジャラシがプロモーション用に持ち込んだ、ウチワや扇子が参加者に配られ、非常に重宝していた。会場の随所では、参加者の多くがこのウチワや扇子で暑さをしのいでいて、ヨーロッパの真ん中の国で開催されているイベントに、和の雰囲気を演出しているのが面白かった。

ICT Spring の開催にあわせて、今回、ルクセンブルク国内の複数のスタートアップやインキュベータを巡ることができた。それらについては、近日中に改めてお伝えしたい。

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ICT Spring 2013参加の日本スタートアップ10社が発表、ルクセンブルクでヨーロッパ市場へプロダクトをアピール

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6月19日〜20日の2日間、ヨーロッパのほぼ中心に位置するルクセンブルクでは、年に一度、テックやスタートアップのビッグイベント「ICT Spring 2013」が開催される。ルクセンブルクという地が、テックや起業の分野でどのくらい認知されているかについては、以前この記事で詳細に触れているので、参考にしてほしい。 さて、ICT Spring 2013 のスタートアップ・コンテストには世界から120社…

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6月19日〜20日の2日間、ヨーロッパのほぼ中心に位置するルクセンブルクでは、年に一度、テックやスタートアップのビッグイベント「ICT Spring 2013」が開催される。ルクセンブルクという地が、テックや起業の分野でどのくらい認知されているかについては、以前この記事で詳細に触れているので、参考にしてほしい。

さて、ICT Spring 2013 のスタートアップ・コンテストには世界から120社が参加するが、日本から参加するスタートアップ10社の顔ぶれが発表された。SD Japan のサイト上でも、おなじみのスタートアップが何社か含まれるので、この機会に紹介したい。

  1. Monaca/アシアル株式会社(クロスプラットフォーム・モバイルアプリ開発)
  2. 株式会社AddQuality(モバイル広告会社)
  3. 株式会社エニドア(クラウドソーシング翻訳サービス)
  4. 株式会社ガルチ(ゲームソフトウェア開発・グラフィックデザイン・ゲームソフトウェアデザイン)
  5. 株式会社Skeed(インターネットコンテンツ配信・共有技術)
  6. SnapDish /ヴァズ株式会社 (食品写真・レシピ共有アプリ)
  7. 株式会社supernova (ゲーム・モバイルアプリ開発)
  8. 株式会社ねこじゃらし (クラウドサービスビジネス)
  9. BHI株式会社 (スマートフォンアプリ開発)
  10. NTTアドバンステクノロジ株式会社(通信関連技術・機器)

※ NTTアドバンステクノロジ はスタートアップではないが、ラボ発の新技術を製品化しており、昨年出展した内容の1年後の経過を披露する「One Year After」というカテゴリに出展するとのこと。

ICT Spring は、ヨーロッパのIT/起業先進国を標榜するルクセンブルクが、政府主導の鳴り物入りで4年前からスタート。ヨーロッパでは、Le Web や The Next Web と肩を並べる有名テックイベントに成長し、昨年は60カ国から3,500名に上る起業家、投資家、メディアらが参加したとのことだ。

今年のイベントには、Twitter の共同創業者、EAの創業者、SugerSync のCEO、PayPal のヨーロッパ中東担当CEO等に加え、日本からはALEX社長で前グーグル株式会社社長の辻野晃一郎氏のスピーチが予定されている。日頃からアジアやアメリカでよく姿を見る日本スタートアップが、遥かヨーロッパの地でどのような評価を得られるか、今から楽しみだ。

GMIC 2012: スタートアップ・コンペティション「G-Startup」出場のファイナリストが決定

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これまで 本サイトでもご紹介してきたが、いよいよ来週 5月10日と11日、北京でGMIC(Global Mobile Internet Conference、全球互連網大会)が開催される。Startup Dating は、GMIC のプロモーション・メディア・パートナーを務めており、読者の方々は20%割引で入場チケットを購入できる。(チケッティング・サイトから、Startup Dating 向けデ…

これまで 本サイトでもご紹介してきたが、いよいよ来週 5月10日と11日、北京でGMIC(Global Mobile Internet Conference、全球互連網大会)が開催される。Startup Dating は、GMIC のプロモーション・メディア・パートナーを務めており、読者の方々は20%割引で入場チケットを購入できる。(チケッティング・サイトから、Startup Dating 向けディスカウントコード「GMIC-SUDT」を入力。)

GMIC のアトラクションの一つ、スタートアップ・コンペティション「G-Startup」のファイナリストが決定したので、紹介させていただく。

今年の G-Startup コンペティションは、19カ国から100件もの申し込みがあった。参加者全員が最善のピッチをし、Plug and Play(アメリカ)、China Accelerator(中国加速)、Innovation Works(創新工場)の審査員には、タフな決断を強いることになった。その結果は、最も挑戦的で刺激的なものだったと言っていいだろう。選ばれたファイナリストを以下にご紹介しよう。

ファースト・ピッチ・コンペティション

ファースト・ピッチ・コンペティションでは、次の出場者を予定。このうちの一社が、アーリー・ステージ・コンペティションに進むことができる。

  • Urthecast(カナダ) – Urchest は世界で初めて、地球のストリーム映像をHD画質で提供するビデオプラットフォームの構築を目指す。国際宇宙ステーションのロシアのモジュール部にカメラを配置し、ユーザはリアルタイムで地球のHD映像を見ることができる。
  • Viatun(ロシア) – 特許を取得したVPN技術とトラフィックを優先するサーバを用いて、モバイルユーザに高速のウェブアクセスを廉価で提供する。Symbain、iOS、Android、Windows Mobile など、すべての主要モバイルOSで利用可能。
  • Mugeda(中国)– クラウド上のデータベースを通じ、PC、スマートフォン、タブレット上で HTML5 アニメを共有できるサービス。ソーシャル環境上で、アニメーターやウェブ開発者らが作品を共有することができる。
  • Monaca(日本) – モバイルアプリが人気を博す一方、異なるプラットホームが複数存在するのは、開発者には頭痛の種だ。Monaca は、クラウドベースのモバイル開発環境で、複数のモバイルプラットホーム用に HTML、CSS、JavaScript を生成するワンクリック・エンジンを提供する。複数のOS向けに開発する手間が省けるようになる。(関連記事
  • Guobi(中国・国笔– 手書きで文字が調べられる辞書は、中国人には役に立たないことが多い。Guovi (国笔)は文字を続けて流し書き入力できるので、ユーザに不便を感じさせない。部首入力、筆順入力、簡体字対応、クラウドベースの辞書連動などにより、テキスト入力の技術を革新する。

アーリー・ステージ・コンペティション

  • Between(韓国) – 韓国の VCNC社が開発した iPhone/Android アプリの「Between」。恋人とのプライベートな想い出を、プライベートでソーシャルなスペースに、二人だけが共有できる形で保存できるサービス。チャット履歴、写真、メモを蓄積し、恋人との関係をこれまでになく素晴らしいものにできる。
  • Phewtick(日本) – チャンスを増やすには、人に出会う機会を増やすしかない。ならば、偶然知り合えるような集まりを、もっと日常的に(あるいはもっと偶然ではない形で)知ることはできないだろうか? Phewtick は、時間、場所、雰囲気などユーザが入力した情報に基づいて、同じ分野の新しい人々に出会う機会を提供するプラットフォームだ。
  • Danqoo(中国・短趣) – 毎日の生活で、あなたの興味は何だろう? Danqoo を使えば、興味がある分野について、あなたが見つけたもの、誰かとシェアしたいものを、いつでもどこでも記録することができる。友人をインバイトし、見つけたものを記録し、アイデアや考えを共有しよう。
  • Doudou(中国・兜兜) – 父兄と教師の関係は、家族と同様に重要な人間関係だ。Doudou Mobile は、父兄や教師が写真、カレンダー、メッセージを保存したり、子供を中心とするプライベートなネットワークが構築できるよう、私立学校や塾のためのプラットホームの提供を目指している。
  • Vimention(フィンランド)– グローバルかつローカルに、ユーザが最も熱い状態とつながっていられるように、モバイルアプリを提供する。人通りの多い街の広場に腰かけ、まわりで起きている出来事が見える状況を想像してほしい。Vimention を使えば、世界中からあなたの見たいものを見ることができる。

グロース・ステージ・コンペティション

  • Leiyoo(中国・磊友)– HTML5 は中国市場にとっては、まだ比較的新しい存在だ。Leiyoo は HTML5ゲームの開発だけでなく、ユーザやプログラマ向けにゲームの開発環境を提供している。中国でのモバイルゲームの拡大に伴い、Leiyoo が価値ある存在になることが期待されている。
  • Wandoujia(中国・豌豆荚) – モバイルゲームやアプリのマーケットプレースを構築するのは難しいが、豌豆荚がそれを変えようとしている。モバイルユーザにゲームやアプリを見つけるプラットフォームを提供し、アプリ探しをより簡単で便利なものにしてくれる。(関連記事
  • Mila(スイス) – 中小企業を経営するのは容易ではないが、その企業が世界経済の一端を担っていることはよくあることだ。Mila は、ソーシャルメディア、スマート・アシスタント、モバイル決済システムなどを使い、中小企業にプロダクトやサービスの取引を活性化する手段を提供する。
  • Mokipay(リトアニア)– 携帯電話で決済したいと感じたことはないだろうか? Mokipay は、銀行や小売業者にクラウドベースのモバイル決済サービスを提供する。携帯電話に暗証番号を入力するだけで、便利に決済を完了することができる。
  • Julu Mobile(中国・巨鹿移動)– 中国初のハイエンド・モバイルユーザ向け広告プラットフォームを構築し、モバイル広告体験を改善する。ユーザの興味に合わせて、最適化された広告コンテンツを提供し、ユーザにも広告主にもより付加価値の高い方法でエンゲージメントを提供する。その結果、アクションあたりのコストを下げてROIを向上、モバイルサービスの開発者に対し、他のプラットフォームよりも、より高い広告売上を提供する。

イベント当日は、Tech in Asia や Technode などの記事翻訳に加え、現地からのリアルタイム・レポートもお届けしたいと考えている。乞うご期待。

【ゲスト寄稿】DEMO Asiaレポート:躍進する日本のスタートアップと、アジアとの市場ギャップ

編集部注:このレポートは現在東南アジアでマーケティング活動を実施しているワンオブゼムのメンバー(ちゃど:@chado10)によるものです。2011年1月にスタートアップしたワンオブゼムはAmebaにてフィーチャーフォン向けモバイルゲーム「海の上のカメ農園」を展開し、10月にはグロービス、インフィニティベンチャーズLLPから3億円の調達に成功するなど、そのスピード感ある成長に注目が集まるスタートアッ…

編集部注:このレポートは現在東南アジアでマーケティング活動を実施しているワンオブゼムのメンバー(ちゃど:@chado10)によるものです。2011年1月にスタートアップしたワンオブゼムはAmebaにてフィーチャーフォン向けモバイルゲーム「海の上のカメ農園」を展開し、10月にはグロービス、インフィニティベンチャーズLLPから3億円の調達に成功するなど、そのスピード感ある成長に注目が集まるスタートアップです。


アジア初の DEMO に参加、日本スタートアップの躍進を垣間見る

2月29日〜3月2日の2日間、シンガポールの科学研究拠点の一つ「Biopolis」で、アジアで初めてとなるDEMOイベント「DEMO Asia 2012」が開催された。当初予定されていた昨秋から延期されること約半年、主催者の Singapore Press Holdings のみならず、シンガポールの起業家団体「SG Entrepreneurs」らが運営に協力し、世界14カ国から70社あまりのスタートアップが一同に会する機会となった。

シンガポールにスタートアップが集まるようになった背景には、シンガポール政府が積極的にスタートアップを誘致していることが挙げられるだろう。このことは、基調講演やセッションなどでも強調されていた。

左から、Jeff Clavier(SoftTech VC)、Marc van der Chijs(Tudou.com)、Vinnie Lauria(Lefora)、James Chan(Neoteny Labs)=モデレータ

 

誘致にあたって、シンガポール政府はスタートアップに具体的に何を支援してくれるのだろうか。スピーカーやパネリストらが述べていたことを整理すると、次の4つのポイントになるだろう。

  • 現地パートナーなどを積極的紹介している。
  • 積極的な投資環境を提供している。
  • インキュベーションオフィスなどが多数用意している。
  • Employment Visa(就労ビザ)を取得しやすくしている。

半年前に Tech Venture 2011 に参加したが、そのときと比べて、シンガポールのテックイベントへの日本人の参加率は格段に上がっている。日本からは、Alpha Pitch と Launch をあわせて9つのスタートアップが参加した。

デモブースでPhroniの紹介をする、Studio Ousia のCTO山田育矢氏(右)と平田彩恵氏
  • Alpha Pitch Startup:Coworkify (編注:関連記事)- Startup Weekend Kyoto 2011 Fall 優勝者
  • Launch StartupFilmity(Drempass) – Startup Weekend Tokyo 2011  Fall 優勝者

彼らに、今回シンガポールで開催されたDEMO Asia に参加した理由を尋ねてみたところ、概ね次のような回答が返ってきた。

  1. 【機会】パートナー、VC、エンジェルを探している。
  2. 【時間】サービスのローンチと、DEMO Asia のタイミングが偶然にも重なった。
  3. 【距離】シリコンバレーなど他の場所に比べ、来訪しやすかった。
  4. 【環境】アメリカなどに比べて、シンガポールは就労ビザが取得しやすい。拠点開拓に展望が開ける。
  5. 【調査】シンガポールを拠点に、アジア全域や国際市場のリサーチができると考えた。

日本のスタートアップが体感した、アジア市場との〝ギャップ〟

ところで、日本のスタートアップが日本に居て持つアジアのテック市場に対する印象と、今回のようにシンガポールにやって来て体感する実際の印象には、大きなギャップがあるようだ。そのギャップの多くは、アジアのテック市場が日本で期待感を持って見られているほど、盛り上がるには至っていない、ということだ。

もちろん市場としての可能性は絶大なものがあるが、特にBtoCのサービスに限って述べれば、現時点でマネタイズできるサービスがほとんど存在しない。今回の DEMO Asia で披露されたサービスでも、マネタイズまで熟慮されたものはほとんど存在しなかった。

また、アジア市場でサービスを展開するには、各国で宗教、思考、経済状況などが異なるため、どのようにアプローチするのがよいか市場調査が大変に重要になる。インドやインドネシアではモバイルによるアクセスが多数を占め、他方、ベトナムではPCによるアクセスが多いなどの例は、アジアのテック市場の説明でよく引用される。

日本でスタートアップをしている人ならば、程度はともかく、恒常的に日本の市場に対する分析が出来ているだろうが、同じことがアジアの市場には当てはまらない。テック市場は各国の経済状況と密接にリンクしており、アジアでは、マネタイズが出来ていない状態からBtoCのスタートアップを立ち上げることは非常に困難である。現に、日本のように若い学生が始めるスタートアップは、シンガポールでほとんど見られない。

海外からシンガポールでに来て展開しているBtoCサービスの多くは、

  • 大手企業が数年後の展開に備えて、市場調査のために始める
  • 大手企業が人件費のギャップを使って、開発拠点を作る
  • スタートアップがシリーズで投資を受け、数年後の展開に備える
  • スタートアップが東南アジア以外の市場(北米や中国)に向けてサービスをローンチする

・・・などが一般的である。

もちろん例外もあるが、シンガポールにやってくるスタートアップは、自分達がどのセグメントで勝負するのか考えてみるのもいいかもしれない。今回は惜しくも、DEMO Asia のファイナリストに日本のスタートアップは名を連ねることが出来なかったが、回数を重ねるに連れ、より多くのアントレプレナーがシンガポールに集うだろうし、日本の多くのスタートアップに力量を披露してもらいたい。

最後に今回のDEMO Asiaで最も盛り上がりを見せた、ファイナリストを動画で紹介したい。物体が衝突したときのショックを和らげるパッド「Sofshell」だ。ホームページ(工事中)Facebook ファンページはこちら。(編注:Tech in Asia(旧:Penn Olson)には、Sofshell について Vanessa Tan の寄稿がある。)