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GMIC 2012: スタートアップ・コンペティション「G-Startup」出場のファイナリストが決定

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これまで 本サイトでもご紹介してきたが、いよいよ来週 5月10日と11日、北京でGMIC(Global Mobile Internet Conference、全球互連網大会)が開催される。Startup Dating は、GMIC のプロモーション・メディア・パートナーを務めており、読者の方々は20%割引で入場チケットを購入できる。(チケッティング・サイトから、Startup Dating 向けデ…

これまで 本サイトでもご紹介してきたが、いよいよ来週 5月10日と11日、北京でGMIC(Global Mobile Internet Conference、全球互連網大会)が開催される。Startup Dating は、GMIC のプロモーション・メディア・パートナーを務めており、読者の方々は20%割引で入場チケットを購入できる。(チケッティング・サイトから、Startup Dating 向けディスカウントコード「GMIC-SUDT」を入力。)

GMIC のアトラクションの一つ、スタートアップ・コンペティション「G-Startup」のファイナリストが決定したので、紹介させていただく。

今年の G-Startup コンペティションは、19カ国から100件もの申し込みがあった。参加者全員が最善のピッチをし、Plug and Play(アメリカ)、China Accelerator(中国加速)、Innovation Works(創新工場)の審査員には、タフな決断を強いることになった。その結果は、最も挑戦的で刺激的なものだったと言っていいだろう。選ばれたファイナリストを以下にご紹介しよう。

ファースト・ピッチ・コンペティション

ファースト・ピッチ・コンペティションでは、次の出場者を予定。このうちの一社が、アーリー・ステージ・コンペティションに進むことができる。

  • Urthecast(カナダ) – Urchest は世界で初めて、地球のストリーム映像をHD画質で提供するビデオプラットフォームの構築を目指す。国際宇宙ステーションのロシアのモジュール部にカメラを配置し、ユーザはリアルタイムで地球のHD映像を見ることができる。
  • Viatun(ロシア) – 特許を取得したVPN技術とトラフィックを優先するサーバを用いて、モバイルユーザに高速のウェブアクセスを廉価で提供する。Symbain、iOS、Android、Windows Mobile など、すべての主要モバイルOSで利用可能。
  • Mugeda(中国)– クラウド上のデータベースを通じ、PC、スマートフォン、タブレット上で HTML5 アニメを共有できるサービス。ソーシャル環境上で、アニメーターやウェブ開発者らが作品を共有することができる。
  • Monaca(日本) – モバイルアプリが人気を博す一方、異なるプラットホームが複数存在するのは、開発者には頭痛の種だ。Monaca は、クラウドベースのモバイル開発環境で、複数のモバイルプラットホーム用に HTML、CSS、JavaScript を生成するワンクリック・エンジンを提供する。複数のOS向けに開発する手間が省けるようになる。(関連記事
  • Guobi(中国・国笔– 手書きで文字が調べられる辞書は、中国人には役に立たないことが多い。Guovi (国笔)は文字を続けて流し書き入力できるので、ユーザに不便を感じさせない。部首入力、筆順入力、簡体字対応、クラウドベースの辞書連動などにより、テキスト入力の技術を革新する。

アーリー・ステージ・コンペティション

  • Between(韓国) – 韓国の VCNC社が開発した iPhone/Android アプリの「Between」。恋人とのプライベートな想い出を、プライベートでソーシャルなスペースに、二人だけが共有できる形で保存できるサービス。チャット履歴、写真、メモを蓄積し、恋人との関係をこれまでになく素晴らしいものにできる。
  • Phewtick(日本) – チャンスを増やすには、人に出会う機会を増やすしかない。ならば、偶然知り合えるような集まりを、もっと日常的に(あるいはもっと偶然ではない形で)知ることはできないだろうか? Phewtick は、時間、場所、雰囲気などユーザが入力した情報に基づいて、同じ分野の新しい人々に出会う機会を提供するプラットフォームだ。
  • Danqoo(中国・短趣) – 毎日の生活で、あなたの興味は何だろう? Danqoo を使えば、興味がある分野について、あなたが見つけたもの、誰かとシェアしたいものを、いつでもどこでも記録することができる。友人をインバイトし、見つけたものを記録し、アイデアや考えを共有しよう。
  • Doudou(中国・兜兜) – 父兄と教師の関係は、家族と同様に重要な人間関係だ。Doudou Mobile は、父兄や教師が写真、カレンダー、メッセージを保存したり、子供を中心とするプライベートなネットワークが構築できるよう、私立学校や塾のためのプラットホームの提供を目指している。
  • Vimention(フィンランド)– グローバルかつローカルに、ユーザが最も熱い状態とつながっていられるように、モバイルアプリを提供する。人通りの多い街の広場に腰かけ、まわりで起きている出来事が見える状況を想像してほしい。Vimention を使えば、世界中からあなたの見たいものを見ることができる。

グロース・ステージ・コンペティション

  • Leiyoo(中国・磊友)– HTML5 は中国市場にとっては、まだ比較的新しい存在だ。Leiyoo は HTML5ゲームの開発だけでなく、ユーザやプログラマ向けにゲームの開発環境を提供している。中国でのモバイルゲームの拡大に伴い、Leiyoo が価値ある存在になることが期待されている。
  • Wandoujia(中国・豌豆荚) – モバイルゲームやアプリのマーケットプレースを構築するのは難しいが、豌豆荚がそれを変えようとしている。モバイルユーザにゲームやアプリを見つけるプラットフォームを提供し、アプリ探しをより簡単で便利なものにしてくれる。(関連記事
  • Mila(スイス) – 中小企業を経営するのは容易ではないが、その企業が世界経済の一端を担っていることはよくあることだ。Mila は、ソーシャルメディア、スマート・アシスタント、モバイル決済システムなどを使い、中小企業にプロダクトやサービスの取引を活性化する手段を提供する。
  • Mokipay(リトアニア)– 携帯電話で決済したいと感じたことはないだろうか? Mokipay は、銀行や小売業者にクラウドベースのモバイル決済サービスを提供する。携帯電話に暗証番号を入力するだけで、便利に決済を完了することができる。
  • Julu Mobile(中国・巨鹿移動)– 中国初のハイエンド・モバイルユーザ向け広告プラットフォームを構築し、モバイル広告体験を改善する。ユーザの興味に合わせて、最適化された広告コンテンツを提供し、ユーザにも広告主にもより付加価値の高い方法でエンゲージメントを提供する。その結果、アクションあたりのコストを下げてROIを向上、モバイルサービスの開発者に対し、他のプラットフォームよりも、より高い広告売上を提供する。

イベント当日は、Tech in Asia や Technode などの記事翻訳に加え、現地からのリアルタイム・レポートもお届けしたいと考えている。乞うご期待。

【ゲスト寄稿】DEMO Asiaレポート:躍進する日本のスタートアップと、アジアとの市場ギャップ

編集部注:このレポートは現在東南アジアでマーケティング活動を実施しているワンオブゼムのメンバー(ちゃど:@chado10)によるものです。2011年1月にスタートアップしたワンオブゼムはAmebaにてフィーチャーフォン向けモバイルゲーム「海の上のカメ農園」を展開し、10月にはグロービス、インフィニティベンチャーズLLPから3億円の調達に成功するなど、そのスピード感ある成長に注目が集まるスタートアッ…

編集部注:このレポートは現在東南アジアでマーケティング活動を実施しているワンオブゼムのメンバー(ちゃど:@chado10)によるものです。2011年1月にスタートアップしたワンオブゼムはAmebaにてフィーチャーフォン向けモバイルゲーム「海の上のカメ農園」を展開し、10月にはグロービス、インフィニティベンチャーズLLPから3億円の調達に成功するなど、そのスピード感ある成長に注目が集まるスタートアップです。


アジア初の DEMO に参加、日本スタートアップの躍進を垣間見る

2月29日〜3月2日の2日間、シンガポールの科学研究拠点の一つ「Biopolis」で、アジアで初めてとなるDEMOイベント「DEMO Asia 2012」が開催された。当初予定されていた昨秋から延期されること約半年、主催者の Singapore Press Holdings のみならず、シンガポールの起業家団体「SG Entrepreneurs」らが運営に協力し、世界14カ国から70社あまりのスタートアップが一同に会する機会となった。

シンガポールにスタートアップが集まるようになった背景には、シンガポール政府が積極的にスタートアップを誘致していることが挙げられるだろう。このことは、基調講演やセッションなどでも強調されていた。

左から、Jeff Clavier(SoftTech VC)、Marc van der Chijs(Tudou.com)、Vinnie Lauria(Lefora)、James Chan(Neoteny Labs)=モデレータ

 

誘致にあたって、シンガポール政府はスタートアップに具体的に何を支援してくれるのだろうか。スピーカーやパネリストらが述べていたことを整理すると、次の4つのポイントになるだろう。

  • 現地パートナーなどを積極的紹介している。
  • 積極的な投資環境を提供している。
  • インキュベーションオフィスなどが多数用意している。
  • Employment Visa(就労ビザ)を取得しやすくしている。

半年前に Tech Venture 2011 に参加したが、そのときと比べて、シンガポールのテックイベントへの日本人の参加率は格段に上がっている。日本からは、Alpha Pitch と Launch をあわせて9つのスタートアップが参加した。

デモブースでPhroniの紹介をする、Studio Ousia のCTO山田育矢氏(右)と平田彩恵氏
  • Alpha Pitch Startup:Coworkify (編注:関連記事)- Startup Weekend Kyoto 2011 Fall 優勝者
  • Launch StartupFilmity(Drempass) – Startup Weekend Tokyo 2011  Fall 優勝者

彼らに、今回シンガポールで開催されたDEMO Asia に参加した理由を尋ねてみたところ、概ね次のような回答が返ってきた。

  1. 【機会】パートナー、VC、エンジェルを探している。
  2. 【時間】サービスのローンチと、DEMO Asia のタイミングが偶然にも重なった。
  3. 【距離】シリコンバレーなど他の場所に比べ、来訪しやすかった。
  4. 【環境】アメリカなどに比べて、シンガポールは就労ビザが取得しやすい。拠点開拓に展望が開ける。
  5. 【調査】シンガポールを拠点に、アジア全域や国際市場のリサーチができると考えた。

日本のスタートアップが体感した、アジア市場との〝ギャップ〟

ところで、日本のスタートアップが日本に居て持つアジアのテック市場に対する印象と、今回のようにシンガポールにやって来て体感する実際の印象には、大きなギャップがあるようだ。そのギャップの多くは、アジアのテック市場が日本で期待感を持って見られているほど、盛り上がるには至っていない、ということだ。

もちろん市場としての可能性は絶大なものがあるが、特にBtoCのサービスに限って述べれば、現時点でマネタイズできるサービスがほとんど存在しない。今回の DEMO Asia で披露されたサービスでも、マネタイズまで熟慮されたものはほとんど存在しなかった。

また、アジア市場でサービスを展開するには、各国で宗教、思考、経済状況などが異なるため、どのようにアプローチするのがよいか市場調査が大変に重要になる。インドやインドネシアではモバイルによるアクセスが多数を占め、他方、ベトナムではPCによるアクセスが多いなどの例は、アジアのテック市場の説明でよく引用される。

日本でスタートアップをしている人ならば、程度はともかく、恒常的に日本の市場に対する分析が出来ているだろうが、同じことがアジアの市場には当てはまらない。テック市場は各国の経済状況と密接にリンクしており、アジアでは、マネタイズが出来ていない状態からBtoCのスタートアップを立ち上げることは非常に困難である。現に、日本のように若い学生が始めるスタートアップは、シンガポールでほとんど見られない。

海外からシンガポールでに来て展開しているBtoCサービスの多くは、

  • 大手企業が数年後の展開に備えて、市場調査のために始める
  • 大手企業が人件費のギャップを使って、開発拠点を作る
  • スタートアップがシリーズで投資を受け、数年後の展開に備える
  • スタートアップが東南アジア以外の市場(北米や中国)に向けてサービスをローンチする

・・・などが一般的である。

もちろん例外もあるが、シンガポールにやってくるスタートアップは、自分達がどのセグメントで勝負するのか考えてみるのもいいかもしれない。今回は惜しくも、DEMO Asia のファイナリストに日本のスタートアップは名を連ねることが出来なかったが、回数を重ねるに連れ、より多くのアントレプレナーがシンガポールに集うだろうし、日本の多くのスタートアップに力量を披露してもらいたい。

最後に今回のDEMO Asiaで最も盛り上がりを見せた、ファイナリストを動画で紹介したい。物体が衝突したときのショックを和らげるパッド「Sofshell」だ。ホームページ(工事中)Facebook ファンページはこちら。(編注:Tech in Asia(旧:Penn Olson)には、Sofshell について Vanessa Tan の寄稿がある。)

いよいよ開幕のDEMO Asia、注目のスタートアップはこれだ

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いよいよ今日から、DEMO Asia が開幕した。DEMO Asia の詳細については、これまでも本サイトで何度かお伝えしてきた。 オーディションを突破した Alpha Pitch を実施するスタートアップが32社、それ以外にこのイベントでサービスローンチを発表するスタートアップが44社。ピッチは明日、3月1日からだ。 DEMO Asia の主催者(シンガポールの主要新聞 The Straits …

いよいよ今日から、DEMO Asia が開幕した。DEMO Asia の詳細については、これまでも本サイトで何度かお伝えしてきた。

オーディションを突破した Alpha Pitch を実施するスタートアップが32社、それ以外にこのイベントでサービスローンチを発表するスタートアップが44社。ピッチは明日、3月1日からだ。

DEMO Asia の主催者(シンガポールの主要新聞 The Straits Times などを発行する、Singapore Press Holdings)の意向により、参加するスタートアップの詳細は、ピッチの直前まで明らかにされないのだが、漏れ伝え聞いているところによると、次の情報が得られている。

ここにも、具体的なスタートアップの名前が公表されていない。では、出場する日本のいくつかのスタートアップについて、お知らせしよう。

2/22のStartup Dating Salon で、Monaca.mobi を披露してくれたアシアル田中社長
  • <日本> Alpha Pitch Startup:Coworkify (昨日、ここに記事を掲載)
  • <日本> Launch Startup:Phroni(以前、ここに記事を掲載)
  • <日本> Launch Startup:EverConnect.Me(以前、Penn Olsonに記事を掲載)
  • <日本> Launch Startup:Monaca.mobi(以前、Penn Olsonに記事を掲載)
  • <日本> Launch StartupHanasake Pictures
  • <日本> Launch StartupEyeland 2.0
  • <日本> Launch StartupReventive

今回の DEMO Asia の模様は、以前シンガポールで開催された TechVenture 2011 の記事を寄せてくれた、ワンオブゼムのちゃど(@chado10)がレポートしてくれる予定だ。

Picture by Neal Silverman, SVP and GM of DEMO

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