美作市 鳥獣被害対策にICTを導入、4月から運用開始フォレストシー社の捕獲通知システム「オリワナ通信」を採用3月20日に親機1台を大原総合支所屋上、子機49台を山間部などに設置

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3月25日 9:00より 捕獲センサーシステム運用説明会

美作市(所在地:岡山県美作市、市長:萩原誠司)と ICTによる地方インフラ構築⽀援の株式会社フォレストシー(本社:東京都中央区、代表取締役:時田 義明)は、市内における鳥獣被害対策の一環としてフォレストシーが開発した野生動物の捕獲を通知するシステム「オリワナ通信」を導入、2018年4月から運用を開始することを本日発表します。
■野生鳥獣による農作物被害は200億円前後

農林水産省の発表(2018年1月)によると全国1741市町村のうち、鳥獣による農作物被害が認められる市町村数は約1500と、9割弱に上るほどです。被害は近年減少傾向にあるものの200億円前後と深刻な状況が続き、シカとイノシシの生息数は2011年で412万頭を数えます。同省は2023年までに約205万頭に半減することを目指しています。

■わな捕獲における見回り軽減が喫緊の課題

美作市内でのニホンジカ、イノシシの捕獲実績を見ると8割以上がわなでの捕獲です。猟師は毎朝見回りし、掛かっていれば自己処理、あるいは獣肉処理施設に搬入しています。しかし、処理施設搬入後に他のわなでの捕獲が判明する場合もあり、1日2回搬送が必要になるなど、見回りには多大な労力を費やしていました。わなの設置場所は見回るのが困難な場所が多く、猟師の作業負担が軽減され、ジビエ利活用が可能となるICT機器を探していました。

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