衛星データの実用化を目指し、衛星データとAI画像認証を活用した駐車場用スペースの自動検出プログラムを共同研究開発

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~駐車場シェアリングサービスで活用へ~

 インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社(代表取締役社長:田中邦裕)、AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う株式会社Ridge-i (リッジアイ、代表取締役社長:柳原尚史)、および駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社(あきっぱ、代表取締役社長 CEO:金谷元気)は共同で、衛星データとAI画像認証を活用し、駐車場用のスペースを自動検出するための初期プログラムを研究開発したことをお知らせします。
 本プログラムを利用したサービスが実用化されれば、akippaがこれまで現地で探していた自動車の駐車場用スペースを衛星データから確認できるようになり、駐車場開拓における営業活動の効率化が期待できます。なお、これらは衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の実用化を目的とした取り組みです。

 akippaは、全国の空いている月極や個人の駐車場、空き地などの遊休地を駐車場として一時利用できるシェアリングサービスで、2020年7月現在、全国に累計37,000拠点の駐車場が登録されています。しかしながら、ドライバーのニーズに対して十分な駐車場数が確保できておらず、新しいスペースを見つける際にも現地に行って開拓をしているため時間がかかるといった課題があります。この課題を解決するため、効率的に新たに駐車場として活用できる遊休地を見つける新しい手法として、衛星データと機械学習・ディープラーニングの技術を活用し、特定エリアの「自動車駐車場用スペースの候補を自動検出するプログラム」を開発しています。

 2020年の開発初期モデルでは、Tellusの開発・利用を促進するさくらインターネットが本プロジェクトの企画および衛星データの提供、Ridge-iが機械学習・ディープラーニングの技術を使い、衛星データだけで駐車場用スペースの候補地を検出できるプログラムを開発しました。2019年10月~2020年2月に福岡・札幌にて実証実験を行ったところ、約75%の精度を実現しております。

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