訪問介護事業所のための【移動距離らくらく集計システム】を開発、大手訪問介護事業者にて実証

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~月に638時間かかっている集計時間を限りなく0に!~

介護の分野に、AIとIoTを、学びとともに普及させることをミッションとする国立大学法人 九州工業大学発スタートアップ、合同会社AUTOCAREは、訪問介護事業者がソフトウェアのインストール無しで、手軽に、シンプルに利用できる移動距離らくらく集計システムを開発しました。北九州市で480名以上のヘルパーを抱える北九州福祉サービス株式会社様に試験導入し効果を検証します。
○背景

私たちは、国立大学法人九州工業大学のテクノロジーを社会に役立てる大学発スタートアップです。介護の分野に、AIとIoTを、学びとともに普及させることをミッションとしています。
私たちの研究成果を介護・福祉分野を中心に応用する中で、訪問介護事業所では、交通費の精算に多くの手間ひまをかけていることを知りました。

ヘルパーさんは、高齢者のお宅をはしごすることはもちろん、事業所に始業時と就業時に立ち寄るわけではありません。直行直帰もよくあることです。
このような移動費を精算するのに、施設によっては毎週・毎月、手書きで集計しているところもまだまだ多いようです。例えばヘルパーが20人いる事業所で、1週あたり10分かけて二人がかりで確認するとすると、移動費の計算だけに月に26.6時間、つまり毎月約3.3人分の人件費を使っていることになります。

今回、私たちの経験と技術を生かして、ソフトウェアのインストール無しで、手軽に、訪問介護事業所でシンプルに利用できる移動距離らくらく集計システムを作りました。

○訪問介護移動距離らくらく集計システムの機能

このシステムでは、次のような、シンプルだけど、あると便利な機能を提供します。

☆移動距離らくらく集計機能

・全てのヘルパーの訪問の記録を入力しておくと、ヘルパー名を選択するだけで、ヘルパーや訪問先の住所から移動距離を計算し、そのヘルパーの月の移動距離が集計されます(下図)。

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