新型コロナウイルス(COVID-19)拡大による、クレジットカード不正利用の被害に対する影響や変遷に関する調査

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~高まるキャッシュレス決済におけるセキュリティ対策の必要性~

株式会社アクル(本社:東京都港区、代表取締役社長:近藤 修 以下、当社)は、オンラインでのクレジットカード不正利用対策の各種ソリューションを展開しています。当社サービスの各種統計から、クレジットカードを主とするオンライン決済・キャッシュレス決済におけるセキュリティソリューションに対するニーズの拡大の実態と、不正な決済取引に対し新型コロナウイルスの感染拡大が与えた影響について、分析と考察を公表します。
クレジットカード不正利用対策ソリューションを提供する当社に対する、ECサイト運営事業者からの相談案件、および当社ソリューション利用を開始するECサイト件数より、カード不正利用のトレンドを調査しました。

【概要】

EC業界におけるセキュリティ対策ニーズの高まり

オンライン決済におけるクレジットカード不正利用被害金額推移
当社への不正対策サービス各種に対する相談件数の推移
当社サービスによるECサイト取引チェック件数の推移

商材・傾向の分析

当社への不正対策に関する相談件数・商材分布
当社の不正対策サービス利用ECサイト数の推移

クレジットカード不正利用 被害の遷移にかかる考察
当社およびクレジットカード不正対策ソリューション『ASUKA』について

1. EC業界におけるセキュリティ対策ニーズの高まり

(1) オンライン決済におけるクレジットカード不正利用被害金額推移

経済産業省は、2020年に向け、国際水準のクレジットカード取引のセキュリティ環境の実現を目標に掲げ、クレジットカード取引に関わる幅広い事業者及び行政が参画した「クレジット取引セキュリティ対策協議会」を2015 年 3 月に設立し、毎年ごとに実行計画を策定し取り組みを推進してきました。

しかし、電子商取引の拡大、キャッシュレス決済の推進などの情勢を背景に、クレジットカード取引における不正利用、およびその被害は拡大傾向にあります。中でも、オンライン決済におけるクレジットカード不正利用の被害は2012年以降、継続的に増加傾向にあります。

日本クレジット協会の発表によると、2019年被害金額を示す番号盗用、およびその他の被害による金額は約256億円にのぼります。2020年も同様に高い水準のまま推移しており、被害金額は第1、第2四半期ともに50億円前後の被害金額です。

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