Buzzreach新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン 接種者追跡・安全性情報収集アプリの提供を開始

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製薬企業と患者を直接つなぐ治験支援クラウドサービスおよび治験情報インフラを展開している株式会社Buzzreach(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:猪川 崇輝、以下Buzzreach)は、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種者追跡・安全性情報収集アプリ「VOICE powered by ミライク」(仮称)の提供を開始することをお知らせいたします。
新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンは国内においても早期実用化に向け、各製薬企業を中心に早急に開発が進められておりますが、一方で接種者における安全性・副作用(副反応)情報などの追跡が一元的な流れで機能していない、かつ接種者(または患者)が主体で健康状態の相談や登録ができるプラットフォームがないという現状があります。通常、ワクチン接種者に副作用などがあった場合、接種者本人が接種を受けた医療機関もしくは自治体へ報告し、医療機関もしくは自治体から対象ワクチンの製薬企業へ報告されます。そして製薬企業は厚労省管轄のPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)へ報告し記録されることになっておりますが、その安全性・副作用情報が患者主体(今回はワクチン接種者)で正確に集められ記録される流れにはなっておりません。

以前より、副作用報告遅延などで多くの製薬企業が当局から指摘や改善命令受けている現状があり、エンドユーザー(接種者や患者)から医療機関、製薬企業、当局までスムーズに安全性情報があがる環境は常に課題としてあります。
これらの報告業務を行う中枢である医師(医療機関)自体も通常診療で多忙な中、安全性・副作用情報をリアルタイムにレポートできない、そしてこのコロナ禍で情報を収集する業務を担うことがある製薬企業のMR(医薬情報担当者)も医療機関への訪問に制限がかかり、思うように情報収集ができないなどの課題もあります。

このたびBuzzreachが提供を開始する新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種者追跡・安全性情報収集アプリ「VOICE powered by ミライク」(仮称)は、製薬企業別にワクチン接種者を確実に追跡し、すべてのレイヤーでの情報収集・報告が簡便におこなえることにより、これまで正確に収集できなかった安全性・副作用情報がリアルタイムに更新され、すべてのレイヤーでの共有が可能となり、今後の新薬開発および安全性担保に活かされます。
そして、接種者からの情報収集を元に課題となっている医療機関、自治体含む行政、製薬企業サイドでの報告業務も簡便に進められるようになります。

ある専門家の一説によると、ワクチンによる抗体の効果は3か月程度で半減するという研究や「新型ワクチンなのだから、発がん性などを確認するため5年以上は追跡調査をするべき」という意見も出ております。
当社の提供するアプリはこれらの懸念を接種者からのリアルな声を集め、より良い新薬開発、より安全で安心な生活を送れるような世の中を維持するために利用者の許諾を得て、製薬企業や行政への共有、共に作り上げていくことを目的とし、今後は関連団体の管理するレジストリーとの連携や新型コロナ以外の全薬剤においても同様に患者主体の声を集める環境作りを推進してまいります。

【アプリケーションイメージ画像】

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