組織・従業員のウェルビーイングと栄養状態の相関に関してWellとシルタスが共同調査を発表。ビタミンB1が仕事のコンディションに影響を与える可能性を調査

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組織・従業員の心身の健康がテレワーク下で見えづらい状況が続いています。日々の栄養観点からウェルビーイングな働き方に貢献するために共同調査に至りました。

エンプロイーサクセスプラットフォーム「Well」を開発、運営する株式会社Boulder(本社:東京都港区、代表取締役:牟田 吉昌  以下「当社」)と、キャッシュレス連動型の栄養管理アプリ「SIRU+」を開発、運営するシルタス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小原一樹  以下「シルタス社」)は、組織・社員のウェルビーイングと栄養状態との相関に関する調査を発表いたします。

調査の背景
新型コロナウイルス感染防止策として、テレワークを取り入れる企業が増えつつあり、栄養面含め、従業員の健康管理やメンタルヘルスを危惧する企業が増えています。働き方のパラダイムシフトが起こる中、従来のリアルコミュニケーションが基盤となる職場環境の変化により、従業員が抱える心身の課題も発生しつつあります。テレワーク下で、約7割が「部下の心身の健康を見逃すのが不安」だと感じ(※1)、実際にストレスを抱えている従業員は約6割というデータもあります。とも言われています(※2)。

2021年1月14日に1都2府8県に緊急事態宣言が再度発令されたことも受け、今後もテレワークをうまく活用することが求められています。個人で自身の健康管理をするだけでなく、企業として従業員の健康リスクを低減するための取り組みの重要性が高まっています。

調査の概要
このような状況のなか、従業員の健康リスクを低減するためにできることはないか模索するため、「SIRU+」と「Well」を利用したところ、両サービスを使って得られたデータに相関が見られました。

調査方法:「SIRU+」と「Well」両サービスを1ヶ月利用して得られたデータを分析しました。
調査期間:2020年11月2日~12月1日
調査対象者:シルタス社の職員

・「SIRU+」で得られるデータ:
SIRU+はキャッシュレス決済と連動した栄養管理アプリ。スーパーのポイントカードをアプリに登録すると、普段の買い物における栄養バランスが分かります。21種類の栄養素の過不足ならびに、食品カテゴリーごとの購入数が分かります。

・「Well」で得られるデータ:
「Well」は、組織・従業員の状態の共通指標となる、ウェルビーイング・スコアを基に、対象となるキーパーソンのネガティブ離職や生産性低下の予兆を見つけ、解決策提案から改善推進まで行うエンプロイーサクセスプラットフォーム。
従業員それぞれの、ウェルビーイング・スコアならびに、構成要素となる「ポジティブ感情」「エンゲージ」「達成」「良好な人間関係」「意義」5つの指標のスコアが分かります。

調査結果
今回の調査で、いくつかの栄養素でポジティブ感情と相関が見られることが分かりました。ポジティブ感情は、喜び、関心、誇り等を指し、職場での思考・行動を広げたり増やしたりすることに影響します(※3)。この指標が向上することで、非生産的な職務行動(組織の利益に反するような行動)の減少や(※4)、人助けやサポート行動の増加(※5)に繋がることが期待できます。

栄養素とポジティブ感情の相関係数(※6)を求めたところ、下記のような結果となりました。一般的に相関係数0.5以上だと相関があるとみなすことができ、1.0に近いほど相関が高いとされています。

相関係数が高い栄養素:ビタミンB1、カルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウム
栄養素とポジティブ感情の相関係数

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