AIに「タクシー呼んで」と頼めば自動運転のタクシーが迎えに来る

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~ 平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ社会実験 ~

◆平城宮跡歴史公園で「音声によるマイクロ・ロボットタクシーMopiの呼び出し」の社会実験
◆PerceptIn Japanとマクニカ、そしてコトバデザインの三社が共同して実施
◆呼出しの音声対話には、対話システムAI実行環境COTOBA Agentを活用

 株式会社コトバデザイン(本社:東京都渋谷区、取締役会長CEO 栄藤稔)は、平城宮跡歴史公園(奈良県奈良市)で取り組まれている「スマートチャレンジ」において、PerceptIn Japan合同会社(本社所在地:東京都千代田区、代表社員:刘少山 以下、パーセプティン)および株式会社マクニカ(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将)と共同で、「音声によるマイクロ・ロボットタクシー Mopiの呼び出し」の社会実験を実施します。
 平城宮跡歴史公園スマートチャレンジは、スマートシティの取組の一環として、AIやIoTなどの新技術を活用し、公園の抱える課題の抜本的な解決や、公園利用者サービスの創出などによる一層の魅力向上を目指す取組で、公園管理者である国土交通省や関係機関、有識者、民間事業者が連携して進めています。
 この社会実験の結果等を踏まえ、自動運転時代の公共交通システムにおける、音声対話による利用者インターフェースの実用化を目指すとともに、具体的な社会実装に取り組んで参ります。

【 COTOBA Agent】
 音声対話にはコトバデザインのCOTOBA Agentサービスを用います。COTOBA Agent は産業分野向けに対話AI実行環境を提供するクラウドAPIサービスです。従来の対話システムと異なり、IoTからのセンサー情報を取り込んだ対話制御や、自由なシナリオ作成、意図解釈モデル のカスタマイズも可能な、高い自由度と運用の容易さを両立させた対話システムの基盤サービスです。AI業界標準言語のAIMLとPythonをサポートし、充実した開発支援ツールや運用支援ツール、高い信頼性、と言った特徴を備えています。
 このサービスのコアとなる対話エンジンはOSSとして公開されており、高い透明性が確保されます。また、COTOBA AgentとOSS環境間で開発したコードのポータビリティが確保されるため、OSS利用拡大に伴って開発コード資産の利用価値が増すと言う利点があります。
 なお、COTOBA Agentには総務省からの委託研究テーマ「高度対話エージェント技術の研究開発・実証」の成果が活用されています。
 詳細は https://www.cotoba.net/ をご覧ください。

【 マイクロ・ロボットタクシー Mopi 】
 パーセプティンの超低コストの自動運転ソリューションを活用したマイクロ・ロボットタクシー Mopi(以下、Mopi)は、地方の地域住民の生活交通や観光スポット間の移動手段としての、まったく新しいコンセプトのマイクロモビリティ(短距離の移動手段)です。

【 背景 】
 昨年度の「平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ」でパーセプティンとマクニカと共同で実施した実証実験において、「Mopiのメインターゲットである高齢者にとってはスマートフォンのアプリでの呼び出し操作が難しい」という課題が明らかになりました。
 そこで今回の実証実験ではコトバデザインの対話エージェントを用いて、自然な会話で誰でもが簡単に呼び出しができる仕組みを開発しました。スポットに設置した会話端末から呼び出されたMopiは、自動的にユーザーが待つ場所に向かいます。
呼び出しの仕組

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