モルゲンロット株式会社が株式会社ユーラスエナジーホールディングスとCGレンダリング事業を開始

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垂水市にCGレンダリング用のコンテナ型データセンターが竣工、クリーンエネルギーでは日本初

2021年4月23日
モルゲンロット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 井上博隆、以下モルゲンロット)株式会社ユーラスエナジーホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長 稲角秀幸、以下ユーラスエナジー)と鹿児島県垂水市において進めていたCGレンダリング用のコンテナサーバーの設置が完了いたしました。クリーンエネルギーでのCGレンダリング事業としては国内初となる事業を同年4月14日より開始しています。
(*脚注参照)

精緻なコンテンツ制作、複雑なシミュレーションを多用する自動車などの産業分野、遠隔での医療診断など多くの分野で必要とされているCGレンダリングの需要は、国を挙げてのデジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みとともに年々急速に高まっています。
この旺盛な需要に応えるためにモルゲンロット社は、5G時代を見据えた新たなクラウドベースの分散型高速レンダリングサービス「Render Pool」を提供しています。今回、ユーラスエナジーとの協業により、「コンピューティングパワーに必要な電力をクリーンエネルギーで賄う」という目的のもと、クリーンエネルギーによるレンダリングサービスが開始されることになりました。

サーバー設置については垂水市の全面的な協力をいただき、遊休施設活用による脱炭素社会へ向けたプロジェクトとして竣工いたしました。
プロジェクトの概要

設置場所は鹿児島県垂水市、中学校跡地を有効利用。ユーラスエナジーが運営。
クリーンエネルギーをベースにした分散電源の有効活用により地方活性化に貢献。
設置する40フィートのリーファーコンテナ内には、日本におけるブロックチェーン分野で実績のあるWoodman社の技術サポートにより、米AMD社製の高性能GPUベースのサーバー40台を搭載。
Woodman社が提供するコンテナ型データセンターは設置要件の自由度において特に優位性があり、他の地方自治体での採用が期待される。

設置場所の提供にご協力いただいた垂水市の尾脇市長からは次のコメントをいただいております。

「垂水市の遊休地活用によって自治体として先駆けて、DX・環境・エネルギーなど国・地域の喫緊の課題に貢献できたことを大変にうれしく思います。これを機にこのような取り組みが更に拡大することに期待いたします。」

モルゲンロットが運営するレンダリングサーバーは米国AMD社の最新の高性能グラフィックプロセッサーAMD Radeon™およびレンダリングソフトウエアAMD Radeon™ ProRender™をベースに、当社独自開発の分散処理アルゴリズムExcaliburをポーティングした高性能システムです。
Render Poolは、来たる5G時代に向けて急速な成長が期待されるクラウドベースのCGレンダリング需要に、ユーザーフレンドリーなサービスを最新のシステム体制にて提供いたします。

(設置されたコンテナ型データセンター)

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