いつから私たちは、介護記録に後ろ向きになったのでしょうか

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未来につながる介護記録、それでいてたわいもなく、楽しく、おしゃべりをするように介護記録はできるのでしょうか。

介護記録AIアプリが、おしゃべり入力機能を搭載しました。1週間無料でスマホを貸し出します。
介護記録はやら「なければならない」だけなのか

介護保険制度では、「サービスの提供の記録」が義務付けられています。
一人一人の利用者に対して、綿密に介護内容を記述することが、法的に求められていることは、介護従事者であれば改めて聞くまでもないことでしょう。

しかし、その介護記録は、どれだけ生かされているのでしょうか。

長期にわたる記録を分析して、その利用者にとってのよりよいケアの試行錯誤に、つなげられているのでしょうか。
次の日のスタッフへと、適切に申し送りされているのでしょうか。お互いにミスを指摘するような、ギスギスしたものになっていないでしょうか?
そして、利用者のことを誰よりも思っているであろうご家族に、効果的に共有されているのでしょうか。

いったい、誰のための介護記録なのでしょうか・・・。

そして、その介護記録のために、スタッフは膨大な時間を使っています。私たちが調べた有料老人ホームでは、一人のスタッフが一日あたり約57.6分介護記録に時間をかけていました。また、あるグループホームでは、30分に一度の記録を、24時間ずっと続けていました。おそらく、一人の利用者のために使う時間よりも、記録時間の方が多いはずです・・・。そしてその記録は、上記のように生かされていないのかもしれないのです。

・・・もう一度聞きます。いったい、何のための介護記録なのでしょうか・・・。

●交換日記を楽しんだ、あのころのように・・・

先日、実家の整理をしていた時、ふと、いろんな人の文字が書かれたノートを見つけました。
クラスの友達とやりとりした、交換日記でした。

自分の趣味や先生のこと、友人のこと、好みの人のこと、部活のこと、勉強のこと、家族のこと、将来のこと、いろんなことが書いてあります。

ページをめくりながら、青春のひとときを、昨日のように思い出すことができる自分に、気づいたのでした。もしこの交換日記が見つからなければ、もう思い出すことはなかったかもしれない出来事。そのときはたわいもないことだったかもしれない。でも、いま思い返すと、あのころの日々の気持ちや悩んでいたこと、不安だったことが一緒に思い起こされるのです。

あのころの自分に伝えたい。今の自分はこう生きているよと。

でも、当たり前のことですが、そんなことはできないのです。過去の自分に伝えることなんて。
できることは、未来の自分に伝えることだけなのです。

私たちは考えます。これが、記録というものの本質だと。
そのときにはたわいもないことでも、後で意味を持ってくる。後でその人の生きた証となってくる。

介護記録もそうです。
介護記録は、たわいもないことでも、後で意味を持ってくる。後でその人の生きた証となる。

そのためには、

介護記録は、たわいもなく、楽しく記録できなければいけない、

私たち大学発ベンチャーAUTOCAREは、そのように考えます。

●おしゃべりで記録できる、介護記録AI

このような思いをもとに、今回、介護記録AIアプリFonLogに、おしゃべりで介護記録ができる機能が搭載されました。

昨今のスマートフォンは、どの機種も音声での文章入力機能が搭載されています。しかし、その文章から、自動的に特定の利用者の介護記録帳票を作ったり、バイタルの時系列のグラフを作ったりすることはできません。文章だけでは、このように帳票やグラフに活用できる「構造化」されたデータを作ることができないのです。

介護記録AIアプリFonLogでは、次のように、しゃべりかけることで記録する行動と相手を選択できます。

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