ZOZO 、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」 の稼働環境に Fastly を採用

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Fastly によるパス単位のルーティング採用により、オンプレミスからクラウドへの移行を実現し、サービス拡大に寄与

世界最速のグローバル・エッジ・クラウド・ネットワークを提供する Fastly, Inc. (NYSE: FSLY、https://www.fastly.com/ ) は、ファッション通販サイト『ZOZOTOWN』を運営する株式会社 ZOZO(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長兼CEO:澤田宏太郎、以下 ZOZO)がFastlyを導入し、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」のシステムの一部を、オンプレミスからクラウドへの移行を実現した事例を発表しました。

導入の経緯および導入効果について、ZOZO は以下のように述べています。
ファッションコーディネートアプリ「WEAR」は2013年にリリースされたサービスですが、2004年にリリースされた「ZOZOTOWN」のアーキテクチャでシステムを構築しており、オンプレミス環境をデータセンターで運用する設計となっています。今後のサービスの成長を加速させるためには、開発スピードの向上、コストの削減、人材の増強の 3 つの実現をするため、オンプレミスからクラウドへの移行を検討していました。

オンプレミス環境をクラウド環境に移行するには、システム全体を一気に移行するビッグバンアプローチは困難と判断し、パス単位でクラウド側に機能を作成し、利用者からのリクエストをオンプレミス、またはクラウドにルーティングする機能(パスベースのルーティング)を用いて移行する手段として、Fastly の採用を決定しました。

パスベースのルーティングは、例えば「ヘルプ機能」をクラウド上に構築しておき、利用者から「https://wear.jp/help/」というリクエストが来た場合のみ処理をクラウドに振り分け、それ以外の処理は従来どおりオンプレミスに振り分ける仕組みです。

Fastly の採用理由について、ZOZO は以下のように述べています。「パスベースでのルーティングが可能なことはもちろん、 Anycast Address が払い出され、ネイキッドドメイン( www などのホスト名がつかないドメイン)でも利用しやすいこと、コード管理ができてログの管理が細かくできることなどの条件がクリアできる点を評価して採用を決めました。設定が容易で柔軟に変更でき、設定変更の反映が高速なことも Fastly を採用した理由の 1 つです。設定変更が簡単で高速なら、もし何か問題が発生した場合でも迅速に切り戻すことができるので安心です」

今後、引き続きオンプレミスからクラウドへの移行作業を進めながら、セキュリティの強化やキャッシュによるパフォーマンスの改善などにも Fastly を活用していく予定です。さらに、Fastly の導入により、課題である開発スピードの向上、コストの削減に加えて、今後は人材の増強にも積極的に取り組んでいく方針です。

詳細はこちら ( https://www.fastly.com/jp/customers/zozo ) をご覧ください。

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