あらゆる健康データをスマホに集めて多用途活用する「miParu<R> パーソナル・データ・ストア(PDS)」のオープン化始動

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-札幌本社に最先端センサ/システムが集結。リモート/対面で実機を見ながら新サービスを創出。

 北海道大学発認定ベンチャーの株式会社ミルウスは、昨年10月より、食事・睡眠・運動等の生活データをスマホ・アプリで取得・保管・安全に活用するミパル・プラットフォーム「miParu<R> 1.0」の受注を開始し、健康支援付勤怠管理サービスや自治体の健康支援等への導入を進めていますが、最先端センサやAI解析などを用いた、より広範・高度なサービスに対応するため、本年より「miParu<R>2.0: miParu<R> PDS オープン・プラットフォーム」の開発・整備・事業化を多様な企業・機関と連携して推進することとしました。その第一歩として、札幌の本社に最先端センサやシステムを集結した展示コーナーを開設し、実機を見ながら参画企業/機関によるソリューション/サービス開発協議の場を提供します。また、ライブラリ、SDK、特許などを多様なパートナー各社に技術供与・ライセンス提供します。
[背景]
センサ/IoT技術/AI技術の進展により、日常生活の中で負担なく、自身の健康状態を把握し、診断、予防に繋げる事が可能になるだけでなく、感情、性格も無意識かつ連続に把握し、その人の状態・人物像を把握できる時代が、すぐそこまで来ています。また、コネクテッド・カーのようにネットにつながり、疲労などの運転者の状態に合わせた自動車の制御を行う等、人に寄り添う機器の開発も進んでいます。 これらの技術進展を現実のものにするには、プライバシー保護と責任の明確化は避けては通れない課題です。例えばコネクテッド・カーで事故が発生した場合、車・ネットワーク・サーバ(AI)・人の、どこに原因があったのか? 事故が起きてからではなく、日ごろから信頼性の高い記録を残す必要がありますが、日常の運転者の健康状態や位置情報を常にネットに送ろうとするとプライバシーを、どう守るかといった課題をクリヤする必要があります。

[「miParu<R>2.0 : ミパルPDS オープン・プラットフォーム」]
 日米(欧州は審査中)で基本特許※1.が成立したミパルは「人と物の健康データをデジタル署名を付けてスマホやクラウド内のパーソナル・データ・ストアに保管するとともに、保管したデータに匿名再利用可否等のデータ制御情報を付与して閲覧・活用者に提供する」ところに特徴があり、下図1に示すように、生活・健康・医療だけでなく環境や自動車などの機器データにも応用できます。また、弊社も参画している共同研究では、生体センサとAIを用いた喜怒哀楽の感情推定※2やリストバンドによる高精度な無意識連続血圧推定を可能にする技術※3 が実用化に近づきつつあります。以上より、2022年の活動目標として多様な企業・機関の参画を求め、ミパルPDSをオープン化することにより、規模および適用範囲の拡大を推進することとしました((図1)。

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