ロボットシステムへの適用により食品業界のDXを促進
慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、大学の研究成果に基づいた高度な視触覚センシング技術を実用化して、食品業界のDX化を促進するFingerVisionに対して出資をいたしました。FingerVisionは今回の増資により総額1億円の資金調達を実施し、経営及び開発体制を強化し、食品業界向けソリューションの実用化を加速させて参ります。
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下KII)は、弊社が運営するファンドより、大学の研究成果に基づいた高度な視触覚センシング技術を実用化して、食品業界のDXを促進する株式会社FingerVision(本社:東京都杉並区、代表取締役 濃野 友紀、以下 FingerVision)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。今回の第三者割当増資によるFingerVisionの調達額は総額1億円となります。
◆ロボットシステムへの適用により食品業界のDXを促進
FingerVisionは、同社取締役山口明彦氏が、米国カーネギーメロン大学で、人工知能技術(強化学習、機械学習、推論など)をロボットによる物体操作に応用する研究を推進していく中で生まれた技術コンセプトがベースとなっております。更に、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出プログラム(START)の採択を受け、実用化に向けた研究開発を進めて参りました。FingerVisionの高機能(高分解能・マルチモダリティ)かつ、経済性に優れる実用性の高い視触覚センサーをロボットシステムに適用することで、主に食品業界における特に人手依存度が高いピック&プレース工程の自動化・省人化を目指します。今回の調達により、経営・開発体制を強化し、触覚センシングデバイスやロボットハンド、食品業界向けソリューションの実用化を加速させて参ります。