KIIがエクソソーム創薬ベンチャーのEXORPHIAに出資

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独自の精製・解析プラットフォーム技術「INPACT-EV(TM)」を活用し新規パイプラインの拡充へ

慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、精製・解析プラットフォーム技術「INPACT-EV(TM)」を活用し、エクソソーム医薬品の開発を行う創薬ベンチャーのEXORPHIAに対して出資をいたしました。EXORPHIAは今回の増資により総額6億円の資金調達を実施し、先行パイプラインである骨髄MSC由来エクソソーム製剤EXP01の前臨床試験を進めるとともに、新規パイプラインの拡充を加速させて参ります。
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下KII)は、弊社が運営するファンドより、エクソソーム創薬ベンチャーの株式会社EXORPHIA(エクソーフィア、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 口石幸治、以下EXORPHIA)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。今回の第三者割当増資によりEXORPHIAの調達額は総額6億円となります。

◆精製・解析プラットフォーム技術「INPACT-EV™」を活用し新規パイプラインの拡充へ
EXORPHIAは、細胞を用いない次世代の治療手段としてのエクソソームの可能性に着目した創薬ベンチャーです。細胞から分泌されるエクソソームは、細胞由来の様々な分子(RNA等の核酸、タンパク質等)を標的細胞に効率的にデリバリーすることから、低分子医薬や抗体医薬等の従来の医薬品にはないマルチな作用による高い薬効と安全性を期待でき、細胞を用いない次世代の治療手段(ニューモダリティー)として注目を集めています。一方で、これまでエクソソームを医薬品で求められる品質で分離・精製する技術や特性解析する手法は確立されていませんでした。EXORPHIAはエクソソームの活性を失うことなく高純度に濃縮・精製し、特性解析するプラットフォーム技術「INPACT-EV™」を開発し、エクソソームの医薬品利用を可能としています。
今回調達した資金を用いて、既存のパイプラインラインである骨髄間葉系幹細胞(MSC)由来エクソソーム製剤EXP01の米国における臨床入りを進めるとともに、創薬プラットフォーム企業としての価値向上に向けて新規パイプライン拡大を進めることで、将来の巨大なエクソソーム医薬品市場において確固たる地位を築くことを目指します。

■会社概要
会社名 :株式会社EXORPHIA (EXORPHIA, Inc.)
所在地 :東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル6階 Inspired.Lab 668区
代表者 :代表取締役社長 口石 幸治
設立  :2019年5月7日
事業内容:ヒト細胞由来エクソソーム医薬品の研究開発、製造及び販売
U R L  :https://exorphia.com/

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