Rescale、新日本空調の空調シミュレーションを高速化し、より持続可能な環境の促進へ

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新日本空調株式会社は、RescaleのクラウドHPCプラットフォームを活用して、重要な空調技術の計算工学をクラウドに移行することにより、新たな効果を達成

サステナブルな社会を実現する空調エンジニアリングをリードする新日本空調株式会社(本社:東京都中央区 以下「新日本空調」)は、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)のリーダーであるRescale, Inc.(本社:米国サンフランシスコ 以下Rescale)のクラウドHPCプラットフォームを活用して、重要な空調技術の計算工学をクラウドに移行することにより、地球規模の持続可能性を促進するための新たな効果を達成したと発表しました。Rescaleと新日本空調は、環境・社会・ガバナンス(ESG)目標へのコミットメントの一環として、このシミュレーションの高速化により、資源消費と排出の削減を目指す新しいソリューションの研究開発の効率性を高めることに貢献します。クラウドHPCを活用した空調の分野におけるイノベーションを加速させることで、大規模データセンターに対する高効率化ニーズの高まりと、世界の温室効果ガス排出量の約2%を占めるデータセンターの冷却に必要な多大な資源に対応します。
近年、コンピューティングの進展に伴い、空調運用の効率化と高品質化に対する世界的な需要が高まっており、そのエネルギー消費量と二酸化炭素排出量の削減が望まれています。新日本空調は、コンサルティングサービスにおけるさらなるイノベーションを求めるお客様の要望に応えるため、ニーズに合わせて拡張可能な新しいHPCプラットフォームへの投資に目を向け、最新のHPCテクノロジー上で高度な研究開発ワークフローを自動化する柔軟なクラウドベースソリューションであるRescaleを選択しました。Rescaleは、新日本空調のほか、世界の自動車メーカー上位10社のうち7社、世界の航空宇宙企業上位10社のうち7社などの大手イノベーターと連携し、コスト、パフォーマンス、二酸化炭素排出量を最適化する特殊なクラウドインフラストラクチャーを用いてESG目標を達成するための支援を行っています。

Rescaleが提供する主要なHPCシミュレーション向けに強化されたコンピューティング能力により、新日本空調のエンジニアリングの俊敏性が劇的に加速され、新日本空調のコンサルティングサービスの技術力がRescaleプラットフォーム上で強化されます。この取り組みによって、データセンター事業者、新日本空調のエンジニアとIT担当者に加えて、消費者や環境にとって良い結果をもたらします。Rescale上の最新かつ最適なクラウド技術で計算効率の向上に注力することで、企業は従来のオンプレミス環境よりも高いリソース利用率と最適なパフォーマンスを実現し、計算ハードウェアと冷却インフラの両方の電力消費量を削減することができます。

Rescaleを導入した後、新日本空調の限られたコンピューティングリソースのオンプレミス環境は、計算流体力学(CFD)のような空調製品の設計最適化に必要な専用ハードウェアやソフトウェアに実質無制限にアクセスできる、クラウド型の分析環境に完全に生まれ変わりました。研究開発の初期段階からCFDシミュレーションへのアクセス、柔軟性、性能を高めることで、より良い空調ソリューションの決定を迅速に行い、状況の変化に迅速に対応することが可能になります。

新日本空調のCFDエンジニアは、Rescaleの柔軟性とインテリジェンスを活用して、ハードウェアとソフトウェアの構成を最適化しました。以下は、Rescaleを使用してCFDシミュレーションを最適化し、高速化した例です。

◆解析事例:データセンターにおけるサーバ室内の温熱環境CFDシミュレーション

● 空調停止及び復旧時のサーバー室内温度変化解析.
オンプレミスで25日かかったものを4日に短縮

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