BIPROGY、経理特化型AI-OCR「Robota(ロボタ)」提供開始

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~ BIPROGYでの導入実績をもとに、顧客の経理業務の効率化を加速 ~

BIPROGYは、ファーストアカウンティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森 啓太郎、以下「ファーストアカウンティング」)が提供する経理業務効率化AI‐OCR(Optical Character Reader)「Robota(ロボタ)」の提供を開始しました。
経理業務の効率化として、紙の請求書や領収書のデータ化にOCRが活用されています。しかし、従来のOCRでは帳票フォーマットの読取箇所の事前定義が必要だったため、多種多様なフォーマットの請求書や領収書などの対応は困難でした。「Robota」は、AIで帳票フォーマットを自動認識して読みとることができるため、大幅な業務効率化を実現します。
BIPROGYの経理部門では、経理清算業務で「Robota」の導入し、証憑画像データの自動読み取りや請求書と申請項目の突合作業、電子スキャナ保存要件の確認作業の軽減などを実現することで、60%の業務効率化に成功しました。今後は自社での導入実績をもとに、ファーストアカウンティングと共に「Robota」を活用して、顧客企業の経理・会計業務の効率化を推進していきます。

背景

経済社会のデジタル化を踏まえ、経理業務の電子化による生産性の向上、テレワークの推進、記帳水準の向上にむけて、2022年1月に電子帳簿保存法の改正が行われました。改正には、請求書・領収書などのスキャナ保存や電子取引データの電子保存要件・保存データの検索要件緩和・電子保存の事前申請不要といった企業の負荷軽減と、2024年1月1日から電子保存の一部義務化が含まれています。企業は義務化対応とともに、デジタル化による業務効率化、ペーパーレスによるコスト削減、環境問題への配慮など、企業にとってのメリットも得られるため、経理業務のデジタル化対応の必要性が高くなっています。

BIPROGYでの導入効果

BIPROGYでは、電子帳簿保存法改正対応と働き方改革の一環として、10年、15年後を見据えた業務負荷の軽減、ペーパーレス化の実現を目的に、「Robota」を導入しました。
これまで、経費支払申請の入力データと証憑の内容を経理担当者が確認していましたが、「Robota」のAIで証憑の画像から確認に必要な項目を自動的に読み取り、入力データとの突合を自動化することで、確認作業の60%削減を実現しました。また、品質を維持しながら電子帳簿保存法への対応とペーパーレス化を推進し、強固な業務基盤を確立することができました。

「Robota」の特徴

「Robota」は、従来の帳票定義型のOCRでは読み取りが難しかった多種多様なフォーマットの請求書や領収書を、読取り箇所の定義をすることなくAIでデータ化するOCRサービスです。特徴は以下の通りです。

■請求書の情報をAIで自動抽出
日本の請求書フォーマットを国産で最初に、AIを使用して読むことに成功した請求書OCR です。
従来型のOCRでは帳票フォーマットごとの読取り箇所の定義が必要でしたが、「Robota」では一切不要です。

■さまざまな基幹系システムと連携可能
「Robota」は、RPA(※1) 連携が可能なAPI(※2)提供のためConcurをはじめ、さまざまな基幹系システムと連携が可能です。

■勘定科目も企業ごとのルールに合わせて自動で対応
BIPROGYの導入実績では、簿記の2級取得者と同程度の作業品質で処理が確認できました。

■自動で進化するAI
SaaSでの提供のため、ベンダーによる学習強化によってAIが進化します。

■インボイス制度対応へのスムーズな移行が可能
今後インボイス制度により、請求書フォーマットが変更されてもスムーズな移行が可能です。

■ スモールスタートが可能な料金体系
領収書、請求書の枚数で課金するため、スモールスタートすることが可能です。

■経理業務に特化したクラウドサービス「Remota」
Webブラウザで利用できる「Remota」で、導入後すぐにAI-OCRの利用が可能です。

※1 ロボティクスプロセスオートメーション
※2 アプリケーションプログラミングインターフェース

今後の取り組み

BIPROGYは、ファーストアカウンティングの認定リセーラーパートナーとして、自社での導入実績と、豊富な業務システム構築実績・技術を組み合わせて展開し、顧客の課題解決を支援します。また、ファーストアカウンティングは、今後も顧客の業務の自動化・効率化を支援するとともに、パートナーによる顧客の課題解決を推進する活動をサポートします。

■BIPROGY株式会社について

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