大企業の管理職500人へDX調査

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「成果に十分満足」はわずか6% 「ユーザー理解」「アジャイル」に格差

株式会社GNUS(本社:東京都港区、社長:文分 邦彦、以下当社)は、事業領域であるデジタルプロダクト企画・開発によるデジタルトランスフォーメーション(DX)支援に関連して、DXに取り組む大企業の管理職(主任以上)500人を対象に調査を実施しました。企業が取り組むDXの現状を把握し、成功要因や課題を明らかにすることで、より多くの企業のDX推進に寄与することを目的としています。
◆ 調査サマリー(主要なトピックス)

1. DXの成果に十分に満足している管理職はわずか6%
自社のDXの成果について「十分に満足」と回答したのは6%だった(※「成果を図る段階にない」と回答した113名を除いた割合)。「やや満足」(21%) と合わせても、DXの成果を感じている回答者は27%となり、3割に満たないことが分かった。

2. 成果に満足している回答者は、プロダクト / サービスを具体化を重視
DXの成果に「十分に満足」と回答した6%のうち、58%がスマートフォンアプリやwebサービスに代表される「デジタルプロダクトやサービスを具体化することが重要」と答えた。これに対して、DXの成果に「やや満足」「やや不足」「明らかに不足」の層が、デジタルプロダクトやサービスの具体化を「重要」だと回答したのは25%にとどまった。

3. ユーザー理解の深さにより、DXの取り組みの成果に差
DXの成果に「十分に満足」している層のうち、「ユーザー理解のための施策で予想もしていなかった示唆が得られた」とする回答者が73%。成果に「やや満足」~「明らかに不足」の層(12%)と比較し、大きな差があることが分かった。

4. アジャイルを推進することは重要な一方で、DXを企画・推進することのできるDXプロデューサー/プロダクトマネージャーの不足が明白に
DXの成果に「十分に満足」している層は、「プロダクト / サービスの開発手法でアジャイルを採用した」(58%)と回答している一方で、アジャイル開発などにおいて重要な「DXプロデューサー/プロダクトマネージャー」が不足していると回答した人が45%と多くなっていることがわかった。

◆ 調査結果 詳細

本調査における、主要な設問と回答は次のとおりです(全28問、スクリーニングのための質問は除く)。調査結果の詳細については、本プレスリリース末尾の問い合わせ先までご連絡ください。

なお、今回の調査結果を踏まえたファインディングスについては、別途レポートとして当社webサイトにて配布中です。DX推進を成功させるための一助として、ぜひご活用ください。
https://www.gnus-inc.com/insights

DXの成果・取り組み内容

Q. DXの取り組みの成果として、最も近いものはどれですか?(n=384)※「まだ成果を測れる段階にない」と回答した回答者を除く

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