奈良県磯城郡田原本町(たわらもとちょう)は奈良盆地の中央に位置し、弥生時代を代表する大規模な環濠集落遺跡「唐古・鍵遺跡」があることや能発祥の地としても知られており、歴史とともに発展したまち。町域の40%以上が農地であることから、農産業が盛んに行われている、人口3万人強の大阪のベッドタウン。この地で、マンゴー栽培をきっかけに、町の新たな産業を作ろうと地元の有志が新会社を設立し奮闘している。
◆■きっかけは、田原本町の森章浩町長との出会いから
2021年7月、大阪の社労士先生から田原本町の森章浩町長をご紹介いただいた。
Doooxは会社を立ち上げたばかりで地方活性化案件としては初めての話だった。
紹介いただいたその翌日に森町長が奈良から東京へDoooxを訪ねて来てくださった。
会社の自己紹介として、当社の事業の柱である、
経営者と現場の間に立ち、決断と実行を支援することで
クライアントの実行力・自走力強化を共に目指す社外社長室サービス「特命社長室」のお話をした。
すると、森町長から
「行政にも『特命社長室』ならぬ、『特命町長室』みたいなのがあったら、課題をもっと前に進められますよね!田原本町でもできたりしますか?」
と相談いただいた。
「もちろんです!ぜひ『特命町長室』やりましょう!」
その時点では具体的な話は出ていなかったものの、森町長とタッグを組んで、前に進めていくことを内諾いただいた。
後日再訪すると、具体的な課題とそれに対する解決策の提案をしてもらいたいと正式な依頼をいただいた。
その課題とは
・耕作放棄地対策
・若い人の流入促進(居住者・観光)
だった。
◆■包括連携協定を締結
まずは、課題解決を進めるにあたって、10月に包括連携協定を締結することになった。
【株式会社Dooox】奈良県磯城郡田原本町との地域活性化の推進に関する包括連携協定書締結のお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000085708.html
Doooxの代表、久保寺はまず、町中のあらゆる場所を見て回った。その中でこれだと思えたところが、道の駅「レスティ唐古・鍵」だった。
施設も立派で、隣にはとても大きな公園があり、イベントも数多くやっている。
週末には、ペット連れの家族が、県内県外問わず数多くやってくる。