~PIMの認知率は38%、導入率は13%、多くの企業が、商品情報の分断がデジタルビジネスの推進を阻害と認識~
商品情報管理(PIM)のリーディングプロバイダーである株式会社Contentserv(本社:東京都港区、代表取締役 渡辺信明)は、商品点数10,000点以上を取り扱う製造業・小売企業を対象に、商品情報管理に関する意識・実態調査を実施しました。調査の結果、1割以上の企業が既にPIMを導入しており、導入を計画している企業は34.3%に至りました。デジタルトランスフォーメーションの進展により、日本でもPIMの認知率が上昇し、導入企業も拡大傾向にあることが分かりました。
https://www.contentserv.com/ja/press/state-of-product-information-management-2023
■ 調査実施の背景
企業が保有する商品情報は、仕様やスペック情報を中心とするマスタ情報と、販売・マーケティングに必要となるプロモーション情報に大別され、企業内の様々なシステムやスプレッドシート等で管理されています。顧客ニーズの多様化や世界的なパンデミックの発生によりビジネスが急速にデジタルへシフトする過程で、マーケティングや営業担当者の業務は、ウェブを通じた情報提供に加えて、マーケットプレイスやeコマースサイト、スマートフォンアプリなど、デジタルタッチポイントで顧客への商品情報の提供が求められています。
今回の調査は、デジタル化が進行する日本の製造・小売業の現場で発生している商品情報管理における課題や問題点を明らかにすることを目的として実施したものです。併せて、欧米で導入が進んでいる「PIM」の導入率についての調査を実施しました。
※商品情報管理 (PIM: Product Information Management) は、企業が保有する各種製品関連情報(マスタ情報)と販売・マーケティングに必要となる情報(プロモーション情報)を一元管理するソリューション。PIMを導入することで、Webサイトやカタログ、ECサイトなどの各種システムとのシームレスな連携ができ、業務の効率性が向上するほか、データガバナンスやコンプライアンスを強化することができる。
■ 調査のハイライト
商品情報管理(PIM)の導入状況は?
「知っている」は38.0%、「導入している」が13.0%
マーケティングや営業での「商品情報」の取り扱いにおいて大切な点は?
「商品情報を正確に伝える」65.0%が最多、次いで「商品の魅力を伝える」が60.3%
自社の取り扱い商品において「商品情報」に該当するものは?
「口コミ」、「SNSでのユーザーによる利用投稿」は、“商品情報に該当していない”と思っている方が8割超え
「商品情報管理」において、日常の業務での悩み・課題に感じていることは?
「情報が複数のシステムやデータベースに分かれている」が最多
商品情報を管理する上で魅力的だと思う機能は?
「商品情報を一元管理できる」76.7%、「さまざまなシステムと連携できる」53.3%が上位
■ 調査のサマリー
1. マーケティングや営業において商品情報を取り扱う上で大切と考える点をお答えください。
(複数回答、n=300)