ガントリークレーンのAI予知保全へ、ファンリードとアルカイックが共同でログデータ解析を実施

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株式会社ファンリード(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:小林 慶一、以下「ファンリード」)は、株式会社Archaic(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:横山 淳、以下「Archaic」)と共同し、AIによるガントリークレーンの予知保全を目的として、クレーンの運転ログデータ解析に取り組んでいます。

■ガントリークレーンの維持管理の重要性
港湾におけるガントリークレーンの維持管理は、国際物流を支えるうえでの重要な課題です。現状では定期的な保守点検を行い、異常の有無を判定していますが、定期点検終了後次回までの定期点検の合間に発生する故障の兆候発見の遅れなどにより、突発的な故障が発生する懸念があります。

■ファンリードとArchaicによる取り組み
ファンリードとArchaicは、2022年度に運転ログデータ・探索的データ分析作業に基づく「異常検知・異常発生予測」手法を選択し、AIプロトタイプ(試作モデル)を構築しデータ解析を実施しました。その結果、以下のように“AIよる予知保全”の実現可能性を確認することができました。
<AIによる予知保全の実現可能性を確認>
・30分前に約90%の精度で何らかの異常発生を予測
・24時間前に約71%以上の精度で重大故障発生を予測

ファンリードとArchaicは2023年度に第二ステージとして、故障個所分類可能性の実証を行っています。AIが予知する故障はどのような故障なのか、どのような分類・特定が必要かなどを精査していきます。

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