～ローコードで製造現場のDXを実現するプラットフォーム「TULIP」の販売を開始～
豊田通商グループのエレクトロニクス商社、株式会社ネクスティ エレクトロニクス(本店：東京都港区、代表取締役社長：柿原安博、以下：ネクスティ エレクトロニクス)と、DXプラットフォーム「TULIP（チューリップ）」の販売・サポートを行う株式会社T Project（本社：東京都江東区、代表取締役：荒谷茂伸、以下：T Project）は、10月1日に、代理店契約を締結しました。
製造業をはじめとしたあらゆる現場のDXをローコード（※1）で実現する「TULIP」の導入を加速し、日本における製造現場のDXの実現に貢献していきます。
※1 ローコード：最小限のプログラミングでアプリケーションを開発する手法。
１．背景
製造業をはじめとする各種現場において、DX（デジタルトランスフォーメーション）により新たな価値を創造する潮流が加速しています。
しかし、製造現場ではデジタル人材の不足によりツールを活用しきれないこと、逆にデジタル人材が現場のことを十分に理解できておらず、使いにくいツールになってしまうこと、などの課題が発生しています。導入後に改善を実施する保守や運用のフェーズにおいても、同じようなことが起きています。
ネクスティ エレクトロニクスとT Projectは、「TULIP」の販路拡大による日本の製造業のDXを促進するために、代理店契約を締結しました。
２．サービス内容
Tulip Interfaces Inc.（以下、Tulip）が開発した現場の生産性向上を支援する「TULIP」は、製造現場のあらゆる課題をデジタル化により解決するプラットフォームです。作業手順書や品質管理、機器モニタリングなど多様な機能をデジタル化し、取得したデータを蓄積・可視化することで、品質の向上や工程の改善を実現します。
アプリケーション作成の手法は、プログラミングを最小限に抑えるローコード開発のため、現場主体のツールを作成することが可能です。日本市場における「TULIP」導入後の効果として、不良率削減は59%（※2）、教育時間削減は67％（※3）、生産性向上は18%（※4）となっています。
※2、3、4：Tulip・T Project調べ。導入企業の実例。
3. 今後の展開
ネクスティ エレクトロニクスは、「TULIP」の営業やサポート体制を強化します。さらに、「TULIP」の特徴である、外部システムとのスムーズな連携を活用し、ネクスティ エレクトロニクスの商材である各種ソフトウェアやIoT機器などと「TULIP」を組み合わせて展開します。
例えば、ネクスティ エレクトロニクスが代理店を務める高精度屋内位置測位システム「ZEROKEY」 と組み合わせることで、サブセンチメートルクラス（※5）の位置情報を活用したトレーサビリティの確保や、作業品質の向上を実現します。
活用方法を実際に見ていただけるよう、ネクスティ エレクトロニクスは名古屋市伏見にショールームを開設しており、T Projectは東京都江東区、名古屋市、浜松市、金沢市、仙台市、奈良市にショールーム「TULIP Experience Center」を開設しています。
ネクスティ エレクトロニクスとT Projectは、これまでネクスティ エレクトロニクスが築いてきた販売網と、T Projectが持つ技術への知見を活用し、相乗効果を出すことでTULIP導入を促進すると共に、製造現場のDXを実現し、製造業の効率化と豊かな社会づくりに貢献していきます。
※5：1センチメートルよりも高い精度で測定できること。
【会社概要】
■T Projectについて
会社名：株式会社T Project
所在地：東京都江東区枝川3丁目1番4号 DMG MORI 東京デジタルイノベーションセンタ
株式会社T Projectは、2020年9月の設立以来、米国Tulipが開発したクラウドベースの製造支援アプリケーション作成プラットフォーム「TULIP（チューリップ ）」の日本国内での販売サービスを行っています。
「TULIP」はローコードのためIT技術者に委託せずに開発・運用ができ、また、生産設備や外部システム・サービスなどとの連携も容易で、現場主導での業務効率・品質改善を実現します。
「TULIP」は製造業向けのアプリケーション開発プラットフォームですが、少ない教育時間で利用が可能となること、報告文書の作成、トレーサビリティにも優れていることなどから、製造業にとどまらず、利用できる業種範囲は格段に広がっています。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
T Project HP：https://tprj.co.jp/
■ショールーム：TULIP Experience Center（東京、名古屋、浜松、金沢、仙台、奈良）
