MatterportのデジタルツインからCAD図面を生成できるアドオン機能が近日中に登場し、設計や文書化の作業時間を削減できるようになります
カリフォルニア州サニーベール – Matterport, Inc.(Nasdaq: MTTR)は、MatterportのデジタルツインからCADファイルを簡単に作成できる、CAD File Add-Onを発表しました。これにより、Matterportを使用した設計ワークフローを今まで以上に合理化することができます。
建設業界における再作業の約70%は、設計の変更、エラー、または見落としに起因しています。そのため、設計や基準に従って建設されていることを確認するための文書化がプロジェクトにおいて重要な役割を果たします。
多くの設計プロセスはCAD図面から始まりますが、正確な図面の作成は時間がかかり、測量やモデリングに特化したトレーニングを受けた専門家が必要です。
これまでは、MatterportはBIM File Add-Onの一部としてのみCADファイルを提供してきましたが、BIMほどの詳細度を必要としていないプロジェクトにおいては、不要な工数と費用が発生していました。ワンクリックソリューションである、CAD File Add-Onを使用することで、Matterportより取得した点群データから編集可能なCAD図面を生成し、設計および文書化に要する時間を短縮することができます。
CAD File Add-Onパッケージには以下が含まれます:
・.DWG CAD形式の平面図および天井伏図(AutoCAD 2020バージョン)
・.DWGからエクスポートされた.DXF
・すべての平面図と天井伏図のPDF
・.RCS点群ファイル
・印刷スタイルファイル .CTB