東北をライフサイエンス産業の集積地に! 「Tohokuライフサイエンス・インパクトファンド」設立

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フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役会長兼社長:澤田 大輔、以下「FVC」)は、FVC Tohoku株式会社(本社︓岩手県盛岡市、代表取締役社長︓小川 淳、以下「FVCT」)が、盛岡市、株式会社岩手銀行、株式会社北日本銀行、株式会社東北銀行、株式会社カガヤ建設と共同で、Tohokuライフサイエンス・インパクト投資事業有限責任組合(以下「Tohokuライフサイエンス・インパクトファンド」)を設立しましたことをお知らせいたします。
◆Tohokuライフサイエンス・インパクトファンド設立の背景
 東北地域から世界へ発信するライフサイエンス機器を生み出すために設立された民間団体TOLIC(Tohoku Life science Instruments Cluster)(※1)は、今年設立10周年を迎えます。また、東北地域では、ここ10年で多くのベンチャー企業が創出され、今後もその伸長が見込まれています。そこでTOLICは、東北地域の今後の10年を見据えた第二ステージとして三本の柱(※2)を構想。その一つとして、新たにファンドを組成することにより、ベンチャーの創出と安定的成長を目指すこととなりました。FVCTはファンドの無限責任組合員としてTOLICとの連携を強化しつつ、東北管内のスタートアップ、ベンチャー企業の創出を果たします。

(※1)TOLIC:2014年設立の民間団体。現在までの企業会員数39社、関係機関85社。
    主な活動は会員企業による共同開発やカンファレンスの開催。
    高校生等への人材育成活動も活発に行っている。(URL:https://tolic.jp/
(※2)三本の柱:TOLICの第二ステージ構想として、
    1.ファンドの設立2.メンター会社の設立(株式会社T-Mentorsの設立)
    3.第二HIH(ヘルステック・イノベーション・ハブ)の設立を目指す。
    今回、1.ファンドの設立と2.メンター会社の設立を果たしました。

◆Tohokuライフサイエンス・インパクトファンドの目指すべきテーマ
・東北管内のライフサイエンス企業への投資を通じて、盛岡での研究開発及びものづくり産業の集積を目指します。
・投資先のライフサイエンス企業を通じて有為な人材の活躍の場を提供し、岩手県外に就職した若手人材の受け皿としての機能を果たします。

 
◆Tohokuライフサイエンス・インパクトファンドの特長
 TOLIC及び今回新たに設立した株式会社T-Mentorsのメンター(以下、「T-Mentors」)との間で投資先企業のソーシング、経営支援を連携して行います。T-Mentorsは起業間もない段階から経営支援(開発、販路、財務・会計等)を担い、ファンドと連携しスタートアップの経営基盤を構築します。これら機能をファンドの座組に組み込んだケースは稀であり、地域の起業支援のモデルに成り得ると考えています。(アメリカのスタートアップエコシステムを指向しています。アメリカではスタートアップ後事業売却等を経たメンターが、新たなスタートアップに対してメンター若しくはエンジェルとして関与する仕組みがあります。)

▼ファンドスキーム図

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