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タグ 【ゲーマーとダイバーシティ】

女性ストリーマーAnne Munitionさんに聞く:ダイバーシティ、取り組みの現状(7/7)

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(前回からのつづき) GamesBeat: 割と最近、彼女(ESA FoundationのAnastasia Staten氏)とじっくり話したことがあります。ダイバーシティの今について、多くのことを話す必要がありました。ある意味、ゲーム業界にしてもその他の業界にしても、実際に変化が起こるまでにどれだけ長い時間がかかるかと思うと、少し疲れてしまいます。誰もがうなずいて「はい、もっともだと思います。」…

Anne Munitionさんはファーストパーソン・シューティングゲームの熱狂的なファンだ
Image Credit: Anne Munition/Redbull

(前回からのつづき)

GamesBeat: 割と最近、彼女(ESA FoundationのAnastasia Staten氏)とじっくり話したことがあります。ダイバーシティの今について、多くのことを話す必要がありました。ある意味、ゲーム業界にしてもその他の業界にしても、実際に変化が起こるまでにどれだけ長い時間がかかるかと思うと、少し疲れてしまいます。誰もがうなずいて「はい、もっともだと思います。」と言いますが、実際の変化とは大きな食い違いがあるように感じられます

Munition: 一部の大企業には、明らかにパフォーマンスとして行われている活動もあります。プライド月間になると全員がエンブレムをレインボーバージョンに変えます。プライド月間が終わった後、普段はどんなサポートしているでしょうか?舞台裏で起こっていることは必ずしも明らかにはなりません。私たちは企業がどのように運営されているのかを常に把握できるわけではありません。

一般的にゲーム業界では、1歩前進して2歩下がり、2歩進んでは1歩下がる、といった状態です。行きつ戻りつです。全体像を見ると、オンラインでゲームをしてきたこの20年間で、だんだん良くなってきているかもしれません。でも、確かに良くなったと確信できないのです。多くの問題を見てきたこの20年間は、私にとってとても長いものでした。私がマルチプレイヤーゲームをしているときに失礼なことを言う人々は今だにいます。まだ、ジェンダーに関する冗談がウケると思っているのです。彼らが気づくまでにどれほどの時間がかかるのでしょう?

開発者にとっては難しいことです。彼らはボイスチャットを監視することはできません。テキストチャットなら簡単に扱えますが、ボイスチャットは難しいのです。不正なふるまいを罰するための自動システムは作りたくありません。重荷になるものを人は望みません。

GamesBeat: 『Call of Duty』が思い浮かびます。プレイするたび、いつもです。不適切な人をすべて排除すれば、プレイヤーがいなくなってしまうでしょう

Munition: ええ。でも、たとえボイスチャットでの発言を取り扱わないにしても、人を傷つけるようなユーザー名を持つ人が絶えないのはなぜでしょう?そもそも、なぜそんなものを作ることが許されているのでしょうか?単語のスペルをチェックして防ぐことは、システム的に不可能なはずがありません。将来的にその手のツールが改善されることを願っています。

GamesBeat: こうしたことを問題視し、常識的な発言をする人が攻撃されることもよくあり、悲しいですよね。彼らは孤立させられてしまいます

Munition: 周りの反応が怖くなり、面倒を避けたくなるでしょうね。正々堂々と意見を言うことで、オーディエンスを失うことが心配になるのです。

実際にパネルでも触れましたが、私に何ができるのか、何をしているのかとよく聞かれます。自分自身が何をしているのか問うべき人はストリーマーの上位1%に入っているような、最も影響力のある人だと思います。多くは2万人もの視聴者をもつ若い男性です。彼らはもっと多くのことをしているのかもしれません。私の尊敬する、非常に成功している人たちが現実的な問題について発言しているのを見ることはほとんどありません。おそらくそれが、彼らの人気の理由の一つなのです。彼らが人気者でいられるのは、政治的・社会的な立場を主張しないからです。

前にも見たことがあるのですが、第三者として女性やマイノリティなどに肯定的な意見を言うと、こんなコメントが多くの人から返ってきます。「ああ、あなたが社会正義の戦士だとは知らなかったよ」と。ではどうしたら意見を言えるでしょう?他の人のために立ち上がることは難しいですが、何も言わないのは簡単です。将来、より多くの人がこの困難を乗り越えて他者のために立ち上がることを願っています。

私自身、こういった類の会話を直接できるほど親しい友人はいません。すでに立ち上がって正しいことを言っている人とは話したことがありますが。一方、誰かが何もしないからといって非難したくはありません。私を指さして「なぜあなたは何もしないの?」と非難するオーディエンスも一部います。私は何もしない人を責めるつもりはありません。でも、仲間の行動から勇気をもらって、良い影響を受ける人が増えていってほしいです。成功してただ恩恵に預かるのではなく、言葉のもつ影響力を使って、人々をより良い方向へと導いてほしいです。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

女性ストリーマーAnne Munitionさんに聞く:一緒にプレイすること(6/7)

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(前回からのつづき) GamesBeat: 世界で最近起こっていることが原因で、やりたいことに変化はありましたか? Munition: いえ、特に。Tarkovを始める前は、よく『Rainbow Six: Siege』をプレイしていましたが、私にとってかなりソーシャルなものでした。最近はマルチプレイヤーゲームをよくプレイしています。Discordチャンネルの通知が多すぎるとコメントしたり、私にソロ…

オンラインで絶大な人気を誇る『Escape From Tarkov』
Image Credit: Battlestate Games

(前回からのつづき)

GamesBeat: 世界で最近起こっていることが原因で、やりたいことに変化はありましたか?

Munition: いえ、特に。Tarkovを始める前は、よく『Rainbow Six: Siege』をプレイしていましたが、私にとってかなりソーシャルなものでした。最近はマルチプレイヤーゲームをよくプレイしています。Discordチャンネルの通知が多すぎるとコメントしたり、私にソロゲームだけをプレイして欲しいと言ってきたりする人も時にはいます。特にTarkovで。

中には、誰もが一人でプレイして苦しむべきだという考えでTarkovをやっている人もいます。彼らはチームの人数が多いほどゲームが簡単になると考えています。でも私にとっては、友達と一緒に過ごすようなものなのです。ハードすぎるゲームを苦労してまでしたいとは思いませんし、一人ぼっちでプレイすることもしたくありません。それよりも、同僚のように話したり、一緒にいたりすることのできる人がほしいです。

GamesBeat: では、普段、一緒にプレイするようなフレンドのサークルを持っていますか?

Munition: ゲームによります。Tarkovは始めるのがとても難しいです。私の知る限りでは、定期的にプレイしている人の数は、SiegeやMinecraftをしている人よりもはるかに少ないです。でも私はTarkovで6〜7人のグループをもっています。今のところ、少なくとも毎日、同じ3人とプレイしています。

GamesBeat: たとえば、10年くらい経ったときに、VRのメタバースのようなものをプレイするとしたら、どんなものがいいと思いますか?あるいは、どんなものはやりたくないと思いますか?

Munition: 社会的な不安からどうなるかわかりません。誰かとリアルに会うふりをするために正装しなければいけませんか?極端ですが。同年代の多くは、電話で話すことすらあまり好きではないように感じます。もしも、メタバースの中で会うためにヘッドセットを着けなければならないとしたらーーどんな風に感じるでしょうか。

でも今や、Twitchではそんなことがたくさん起こっています。VTuberと呼ばれる人がいますが、彼らは実際にカメラに映りはしませんが、何らかの方法でモデル化したキャラクターを持っており、彼ら自身の感情を再現しています。

GamesBeat: 先日の「Chicago Ideas」というパネルについて詳しく教えてもらえますか?

Munition: 本当にかっこよかったです。もう一人の講演者はESA FoundationのAnastasia Staten氏でした。彼女は奨学金や取り組んでいるプログラムについて詳しく語っていました。インポスター症候群かのように感じ始めてしまうような経験でした。彼女は非常にプロフェッショナルな女性で、多くの学者と協力していて、財団が行っている取り組みはクールなものばかりです。一方私はと言えば「はい、私はゲームをプレイしています。提供できる奨学金はありません」。ですがとても素晴らしい経験でした。ファイナルパネルを楽しみにしています。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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女性ストリーマーAnne Munitionさんに聞く:ストリーマーが学ぶ方法(5/7)

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(前回からのつづき) GamesBeat:確かに。音楽の状況は最悪ですね。YouTubeに自分の小さな動画をアップロードしても、アップする前に傍受されてしまう。ところであなたにとってこの先に長い未来が待っていると感じていますか?それとも、これが自身のキャリアとなるかどうかを決める段階にいると思いますか? Munition:  6年半もやっているのであれば、少なくとも私のキャリアとしてカウントされる…

Image Credit: Anne Munition/Redbull

(前回からのつづき)

GamesBeat:確かに。音楽の状況は最悪ですね。YouTubeに自分の小さな動画をアップロードしても、アップする前に傍受されてしまう。ところであなたにとってこの先に長い未来が待っていると感じていますか?それとも、これが自身のキャリアとなるかどうかを決める段階にいると思いますか?

Munition:  6年半もやっているのであれば、少なくとも私のキャリアとしてカウントされると思います。少なくとも今後数年はやっていくつもりです。毎年、ストリーミングでは何か違うことや新しいことが起こるような気がしてるんです。ただそれを予測するのは難しい。10年後に自分がこの仕事をしているかどうかは分かりません。でも、企業やゲーム開発者とのつながりを築くチャンスだと思っています。もしかしたら、ずっとカメラに向かっているのに飽きて、ゲーム業界から足を踏み出すのではなく、横に移動してゲーム業界に入る日がくるかもしれませんね。

GamesBeat:esportsを専門的にやろうと思ったことはありますか?

Munition: いや、特にありません。ストリーマーになる前にHaloの小さな大会に何度か出場したことがありますが、大したことはありませんでした。ゲームをするのは好きだし、自分の得意なことをやるのも好きなんですが、実際の競技になるとストレスが溜まりすぎてしまうんですよね。Twitch Rivalsのイベントとかもやっているんですが、負けた時とか、ベストなパフォーマンスができていない時、自分に厳しくなりすぎてしまうんです。精神的にも良くないですね。

GamesBeat:自分を前面に出してまだ得意ではないゲームを始めたとき、どうやってそのチャレンジを乗り越えますか?スキル不足の自分を見せることがTwitchに出るのを止めてしまう原因になっているようです

Munition: 誰もがすぐに専門家になれるわけではないことを 受け入れなければなりません。初めて何かをするときには、苦労することもあるでしょう。学校の授業と同じです。まだわからないからといって、質問しても恥ずかしいと思うことはないのです。学ぶ唯一の方法は質問して、実践して、練習して、上達することです。成功する前に失敗することを受け入れるしかないのです。

GamesBeat:その場で維持するのは難しいレベルの成熟度のようですね。反応する前に考えないといけません。『ああ、私は今2万人の前にいる』、と。

Munition: 確かにライブストリーミングは視聴者を楽しませてくれるものです。なんといってもライブですからね。編集されたコンテンツではないですから。しかし、私にとっては全ての出来事を覚えていることは、やりがいのあることでもあるんです。というのも、Twitchの技術の進歩により、人々は何かが起こってから1秒以内に反応をみることができますから。振り返ってるヒマはないですね。

GamesBeat:新しいコンソールについてどう思いますか?どれかをプレイすることができましたか?

Munition: MicrosoftからXboxが送られてきたのですが設定する機会がないんです。この一週間はとても忙しかったので。ほとんどのゲームはPCでプレイしています。ただ、私はかなりの数のコンソール・独自のゲームが好きなので、コンソール自体は好きですよ。

GamesBeat:Cold Warはもうやりましたか

Munition: アクセスはしてるのですが、Tarkovにハマってしまってまだやれてません。ただ毎日のようにプレイしていると、「他のゲームをプレイしようかな」と思ってしまいます。でも、どうしてもTarkovがやりたいんですよ。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

女性ストリーマーAnne Munitionさんに聞く:ゲームでお金を稼ぐ「レジャーエコノミー」とは(4/7)

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(前回からのつづき) GamesBeat: ブランドとの提携はどうですか?まずは心から好きでなければならないのでは? Munition: 私はいつも視聴者に、私にとって大事なことは、自分が本心からこのプロダクトを宣伝できると感じていることだと伝えています。個人的に使わないようなプロダクトを宣伝したり、スポンサーシップを結んだりすることはしません。真摯であることが大切です。でなければ、どうでもいい人…

Anne Munitionさんはイベントや旅行に行ける日々を失った
Image Credit: Anne Munition/Redbull

(前回からのつづき)

GamesBeat: ブランドとの提携はどうですか?まずは心から好きでなければならないのでは?

Munition: 私はいつも視聴者に、私にとって大事なことは、自分が本心からこのプロダクトを宣伝できると感じていることだと伝えています。個人的に使わないようなプロダクトを宣伝したり、スポンサーシップを結んだりすることはしません。真摯であることが大切です。でなければ、どうでもいい人々にプロダクトを勧めているような気持ちになってしまいます。それは気分の悪いものです。

GamesBeat: 人々が収入を得る方法が変わってきています。大きなものの一つとして、ゲームをプレイすることによって収入を得る「レジャー・エコノミー」という考え方があります。私たちはまだその域に達してはいませんが、そこに辿り着ける人が増えてくるとよいと思います。それには、人々にお金を支払う方法、人々が収入を得る方法において、何らかの改革が必要となるでしょう。

Munition: 前にも触れたようにTwitchに関しては、数百万とまではいかなくても、数十万人のストリーマーが存在していて、ストリーミングで収入も得ようとしています。ただ人々が消費できるコンテンツには限りがあります。私はTwitchにはまだまだ成長の余地があると考えています。しかし、多くの人はTwitchとは何かを知りません。提供されるコンテンツの種類は大幅に拡大しています。Twitchの初期、justin.tvの時代は、ゲーミングばかりでしたが、今やIRL(InRealLife)コンテンツにまで広がっています。料理から木工まで、あらゆる種類のストリーミングがあります。Twitchにまだ未体験のストリーミングがあるという視聴者は大勢いるでしょう。

GamesBeat: ストリーミングはTwitchだけですか?他のプラットフォームはいかがですか?

Munition: YouTubeにもチャンネルを持っています。私は毎日ライブストリーミングをしていて、そのハイライトをYouTubeに載せています。ですが私はTwitchと契約を結んでいます。他に「Cameo」(訳注:著名人への動画リクエストサービス)のような種類のサービスも知っていますが、おそらく仕事としてはうまくいかない気がします。私に何か頼むためにお金を払わせるのは奇妙に感じます。よく分かりませんが、ちょっとおかしい気がするのです。

そうではなく、視聴者と遊ぶような時間を持ちたいです。行列ができていて人々はただぐるぐる回っているだけ、そんな感じです。否定するわけではありませんが、個人的に奇妙に感じるだけです。多くのストリーマーは本当にクールなコンテンツを作ることができます。たとえば、「Patreon」(訳注:クリエイター支援サービス)で人々がしていることはとてもかっこいいと思います。私のためではありませんが。

GamesBeat: 最もうまくいった動画、あなたのベスト・パフォーマンスを一つ挙げるとしたら何ですか?

Munition: ブログや、なんでも聞いてくださいといったタイプの動画になると思います。

GamesBeat: チャリティストリームもいくつかやっていますよね。どうでしたか?

Munition: チャリティストリームは大好きです。GCXのTwitchチャリティストリームに参加しましたが、かなり大きな額になりました。4時間で約5万ドルを調達しました。すごいことです。私は時折、自分のストリームで、大学生のころ食べ物を買う余裕がほとんどなかった話をしています。私は母に電話して、食べ物を買うために20ドルをお願いしました。やりくりに苦労した経験を通して、いま自分が持っているものにとても感謝できるようになりました。できる限り自分が持っているものを使って他の人の助けになりたいと思うようになりました。

GamesBeat: もし、ストリーマーになっていなかったら、何になっていたと思いますか?

Munition: 私はグラフィックデザインの学校に通い、ストリーミングを始めたころはデザインの仕事をしていました。その業界のどこかで働いていたと思います。ずっとゲームに興味を持っていたので、ゲーム開発会社でUIデザインをしていたかもしれません。そうなればクールでしたね。

GamesBeat: コンテンツクリエイターとしても役立つスキルですね。

Munition: ええ、チャンネルではそういったアートワークもたくさん作っています。

GamesBeat: ストリーミングを進化させるにはどんな方法があるでしょう?将来的なロードマップはありますか?

Munition: IRLコンテンツの進化が楽しみです。IRLは本当に面白いです。今のところ、もちろん、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)の懸念があります。ゲームストリーミングが進化して、ゲームのサウンドトラックをミュートする必要がなくなるといいのですが。音楽業界がゲームやTwitchのような企業と連携し、音楽をオフにすることなく完全な体験としてゲームを楽しむことができればすばらしいと思います。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

女性ストリーマーAnne Munitionさんに聞く:メンタルヘルスの大切さ(3/7)

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(前回からのつづき) GamesBeat:もしストリーマーとして疲弊し悩んでいる人たちにアドバイスがあれば。あなたは何を学びましたか? Munition: もしあなたがフリーランスや業務委託あるいは自分の時間を切り売りして仕事をしているなら、周囲の人たちはパソコンの前にいる時間だけ仕事していると考えますが、実際には心の充電をする時間も仕事の一部だと捉えることが重要です。 自分自身をケアすることもあ…

ファンとの交流会でのAnne Munition/Image Credit: Anne Munition/Redbull

(前回からのつづき)

GamesBeat:もしストリーマーとして疲弊し悩んでいる人たちにアドバイスがあれば。あなたは何を学びましたか?

Munition: もしあなたがフリーランスや業務委託あるいは自分の時間を切り売りして仕事をしているなら、周囲の人たちはパソコンの前にいる時間だけ仕事していると考えますが、実際には心の充電をする時間も仕事の一部だと捉えることが重要です。

自分自身をケアすることもあなたの仕事です。ストレスがたまって疲れていて幸せでないなら、ストリーミングでみんなを楽しませるのは難しいでしょう。人を楽しませる、それが私たちの仕事です。気分良くストリーミングができるよう、メンタルの状態に気を遣う必要があります。

GamesBeat:メンタルのケアには苦労していますか、それとも画面の前ではいつも好調ですか?

Munition:目に見えてそうと分かる瞬間がありました。そうなんです、私は今疲弊しています。私が気が短いです。最近はストリーミングすることにわくわくしていません。本格的に疲弊しきってしまう前に、一歩引いて以前のような気持ちに戻る方法を見つけなければならない時期です。

お伝えしたように今年は挑戦的な年でした。今年はどの大会にも行けなかったので、ストリーミングだけの単調さが身に染みました。通常であれば、4つか5つ位の大会に参加したり、それ以外にも様々な仕事をしてましたから。今年は非常にタフな年でした。

GamesBeat:ゲーム会社や業界関係の人たちとはたくさん知り合いになりましたか?

Munition: 開発者や出版社、さまざまな周辺企業といった人たちとの接点は確かにあります。

GamesBeat:このままで続けていきたいと思っていますか?自身をソロストリーマーだと考えていますか、もっと大人数のグループに加わるのを考えたことはありますか?

Munition: ええあります、100Thieves(訳注:eスポーツ業界の有名企業)とかですね。彼らの組織には6〜7人のコンテンツクリエーターがいます。でも今は正直いってよくわかりません。以前は考えていました。だからといってもう考えなくなったという訳でもありません。これまで私がしてこなかったというだけのことです。これから先どうなるかは誰にも分かりません。

GamesBeat:どのようにしてRed Bullを見つけましたか?それとも彼らがあなたを見つけましたか?

Munition: ストリーマーになる前、子供の頃からRed Bullは一緒に仕事をしたいと思っていた会社でした。私はいつもRed Bullがエクストリームスポーツの限界を超えるようなことをやっているのに憧れていました。私は彼らとの関係を築く機会に恵まれてとても興奮しました。私の代理店であるLoadedは、Red Bullといくつかのつながり(Red BullはLoadedのNinjaとも仕事をしている)を作りました。その後私たちは時間をかけて関係を築き上げ、遂に契約を結ぶことができたのです。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

女性ゲーマーAnne Munitionさんに聞く:60万人のオーディエンスが熱狂するもの(2/7)

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(前回からのつづき) GamesBeat: そうなると視聴者ベースは大きく変わりますか?人々はあなたを見たいのか、それともゲームを見たいのでしょうか? Munition: 両方です。何をプレイするかに関係なく固定したコアオーディエンスもいますし、特定のゲームをフォローしている人々もいます。たとえば、私がTarkovをプレイするのを見ている人々の中には、私が他のゲームをプレイするのを見るのは好きでは…

エアホッケーをプレイするAnne Munitionさん
Image Credit: Anne Munition/Redbull

(前回からのつづき)

GamesBeat: そうなると視聴者ベースは大きく変わりますか?人々はあなたを見たいのか、それともゲームを見たいのでしょうか?

Munition: 両方です。何をプレイするかに関係なく固定したコアオーディエンスもいますし、特定のゲームをフォローしている人々もいます。たとえば、私がTarkovをプレイするのを見ている人々の中には、私が他のゲームをプレイするのを見るのは好きではなく、Tarkovをプレイするのを見るのが好きな人と、私がTarkovをプレイするのを見た上で、他のゲームをプレイするのも見続ける人がいます。実にさまざまなタイプの人々がいるのです。

GamesBeat: 今、あなたのモチベーションになっているものは何ですか?何のためにあなたは続けているのですか?

Munition: 今年はモチベーションを保つのにかなり苦労しました。新型コロナウイルスのおかげで、私だけでなく多くの人々がそうでした。個人的には、私はコンベンションや実際にファンに会う時間を楽しみました。とても励みになりました。彼らは本当に心の温かい人々です。

彼らは、コンテンツを楽しんでいることを伝えたがっています。ストリーミングをしている間は、肯定的なコメントも否定的なコメントもたくさんあるので、難しいかもしれません。私にとってTwitchConとE3は一種の充電のようなものです。「大丈夫、人々は私のコンテンツを本当に気に入ってくれている」と。モチベーションを保つことは確かに難しいかもしれません。ストリーミングはマラソンであり、短距離走ではありません。長く続けている私にとっては、特にそうだと思います。

GamesBeat: 直接会う人は、より礼儀正しい傾向がありませんか?

Munition: ええ、インターネットの匿名性をもっていませんから。ネット上で誰かに対して否定的なことを言うのは簡単です。しかし、対面で言うためにTwitchConに駆けつける人はいないでしょう。交流イベントに来て列に並んで待つ人は、ポジティブなことを言いたい人です。それがやる気を起こさせてくれます。

GamesBeat: 態度の悪い人にはどのように対処していますか?いつでも禁じることはできますが、普段どうしているのでしょう?

Munition: それは脇に置いておきます。ネガティブなことを脇へやることを学ぶ必要があります。少数派の声に耳を傾け、何十万人もの人々がコンテンツを見て楽しんでくれているという事実に焦点を当てるのです。彼らはいつも声を上げているわけではありません。思うに、レストランのレビューとよく似ています。

人々はたいてい、いい時は何も言いません。「おいしいです。望んだ通りです」とは言わないです。よくなかった時、人々は声を上げて何か悪いことを言うものなのです。ストリーミングも同じです。ストリーミングが楽しい時は他のことの影に隠れ、チャットを打つ必要性を感じません。ネガティブな人々はリアクションを起こしたくなるのです。

GamesBeat: どうやって、チャットとゲームに同時に注意を払うことができるようになったのですか?とてもバランスを取るのが難しいように思えますが。

Munition: 今では私にとって自然なことになっています。ごくたまにオフストリームでゲームをプレイした時、私はカメラ目線になっている自分に気づきます。ストリーミングしていないのに、起こったことに対するチャットのリアクションを見ようとしたりもします。私にとってはもうゲームの一部になっています。

中には、あまり頻繁すぎるチャットを期待していないチャネルもいくつかあります。視聴者が2万人くらいいると追いつくことは不可能でしょう。しかし、私と同じくらいの人数のチャネルなら、チャットで行われている会話のいくつかには少なくとも追いつけるでしょうし、そうあるべきです。これが、私が人々と人間的なつながりを築く方法です。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

女性ストリーマーAnne Munitionさんに聞く:ゲームの世界でダイバーシティが重要である理由(1/7)

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時代の寵児、それがAnne Munition(アン・ムニッション)さんだ。彼女は6年半ほど前からTwitchでストリーミングを開始している。その間、彼女はTwitchで約62万9000人のフォロワーを獲得し、Red Bullがスポンサーにもなっている。 Munitionさんはストリーマーやゲーマーの中では夢の人だ。レジャー・エコノミーの一員であり、彼女はいつの日かゲームをでお金を稼げる日がやってき…

Anne Munition has 628,000 followers on Twitch.Image Credit: Twitch

時代の寵児、それがAnne Munition(アン・ムニッション)さんだ。彼女は6年半ほど前からTwitchでストリーミングを開始している。その間、彼女はTwitchで約62万9000人のフォロワーを獲得し、Red Bullがスポンサーにもなっている。

Munitionさんはストリーマーやゲーマーの中では夢の人だ。レジャー・エコノミーの一員であり、彼女はいつの日かゲームをでお金を稼げる日がやってきてくれることを示してくれた。

Anneさんの好きなゲームはRainbow SixやEscape from Tarkovのような一人称視点(FPS)のシューティングゲームだが、何でも試したいと考えている。彼女はTwitchで最も人気のあるプレイヤーではない。しかし、常にオンラインであることを気にしないでいられる生活を自ら切り開いてきた。

Munitionさんはまた多様性の問題についても発言していて、より多くの(より多くのフォロワーを持つ人を含む)仲間たちが同じような行動を示してくれることを願っている。彼女は頻繁にチャリティーイベントを開催し、メンタルヘルスに対する意識についても率直に語っている。

Munitionは先日、Chicago Ideasのゲーム業界に関するパネルに登場したので、その直前に彼女に話を聞いた。下記はインタビューの書き起こしになる。

Image Credit: Anne Munition/Redbull

GamesBeat: すでに長いキャリアをお持ちですね。何年くらいやっておられるんですか?

Anne Munition:ストリーミングを始めたのは6年半前からです。でも、プロのeスポーツ・プレイヤーという意味では、競技的にプレイしているわけではなくてただのストリーマーです。ストリーミングしている人は当時はもっと少なかったですね。FPSゲームはたくさんプレイしていますがもっとうまくなりたいです。

ストリーミングを始めた当初は、実はマインクラフトをフルタイムでプレイしていました。その時点ではスキルというよりはエンターテイメントを追い求める面が強かったかな。マインクラフトは素早い反応よりも創造性を重視するじゃないですか。当時はストリーミングをやっている人が本当に少なくて、開始当初はかなり夢中になっていました。私はもともと真面目なタイプなのでかなりの時間を使ってましたね。それにこだわってました。

ちなみにいつもその質問に答えるの変な感じがするんですよね。『すごい楽しんでます!』とか言うのはちょっと気が引ける。自画自賛したいわけじゃないし、ただ、それもまたストリーマーとしては重要な側面であることも確かだし。

GamesBeat: 早い時期に始めたことが、これだけのオーディエンスを集めることにつながったと思いますか?

Anne Munition:わからないです。ここ数年でスターダムに急上昇したストリーマーの中にはもっと最近に始めた人もたくさんいますよ。ただ、ストリーミング全般が飽和状態にあるとはいえ、今の時点で成功するのは不可能ですね。TwitchはGlitchConのイベントを開催したばかりで、今年だけで8,500人の新しいパートナーがやってきてました。しかもパートナーだけじゃありません。なんだかんだ約50万人の関係者もいるんです。多くの人がストリーミングでなんかやろうとしていて、飽和状態。今始めるのは難しいんじゃないかな。

GamesBeat: はじめた頃よりも競争は激しい?それとも持続的なポジショニングはできてる?

Anne Munition:ストリーミングには浮き沈みがあるんです。成功している期間には視聴者数が増加し、その後、視聴者数の減少が同じようにやってくる。浮き沈みするんです。同じ数字を維持するのは難しいし、Twitchのトレンドは常に変化しています。『Fall Guys』が大ヒットしたかと思ったら次は『Inoming Us』が大ヒットしました。物事は常に進化し、変化し続けるんです。

GamesBeat: ゲームを切り替えることはよくありますか?

Anne Munition:バラエティゲームをやっている人ほどゲームを切り替えることは少ないと思いますよ。というのも、さっきの話のような一人称視点のシューティングゲームにハマってしまうんですよ。上手くなりたければコミットしないといけないし、週に一度プレイして上達するものではありません。例えば『Rainbow Six: Siege and Escape from Tarkov』みたいなのは何カ月も続けてプレイします。もちろん、たまには違うゲームにも挑戦していますね。『Assassin’s Creed: Valhalla』とか、シングルプレイヤーのストーリーゲームも楽しんでいます。ただ他の人に比べれば、あまり飛び回らないかもしれないです。

特にSiegeは何年もプレイしていて、今でもたまにプレイしていますがちょっと燃え尽きつつあります。今はTarkovにハマっててかなり毎日プレイしていますが、いつかはまたこのゲームに飽きてしまうでしょうし、その時はまた何か違うことに挑戦することになると思います。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】